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こんにちは、わかまろです。採用支援を行う会社の営業マネージャーで、現在は産休中、3歳・0歳娘の育児をしています。
記憶喪失になりそうなくらい慌ただしい毎日の中で、日々の気づきを忘れないため、そして同じく忙しい日々を送る同志の皆さんと、このドタバタを楽しみたい、そんな目的でこのチャンネルをお送りしております。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?じめじめして過ごしづらい日々が続きますが、体調など崩されていないでしょうか?
雨もあまり降らず、すごく暑いので、もうつや消したのかなと思ってたんですけど、あと2週間くらいあるみたいですね、つや消には。
ちょっと過ごしづらいですが、頑張っていきましょう。
今日はですね、実際に起きた事件をもとに、ファクト、事実が何なのかっていうのを精査することってすごく大事だよなって思ったってことと、その報道に翻弄されるっていうことってすごく恐ろしいよなって思った。
なので、自分の目で自分の耳でできるだけ聞くこと、そして正しい情報は何なのかっていうのを精査する、流れてきている情報を疑うってことはすごく大事だよなって思ったってことをお話ししたいなと思います。
よろしければお付き合いいただけると幸いです。
今日ご紹介するのはですね、でっち上げという本なんですけども、これはですね、平成15年に福岡で実際に起きた事件を取材して書かれたものになります。
じゃあその福岡でどんな事件があったかというと、こんな報道がメディアでされたんですね。
どんな報道かというと、小学校の教師がですね、ある生徒にひどい大罰を行ったと。
で、その子供はPTSDを発症してしまったというものです。
で、その生徒と保護者が厳酷となって、医者料請求っていうのをその教師と、あとその教育委員会に対して起こしたんですね。
で、じゃあどんな大罰が行われたかというと、その子がですね、生徒がアメリカ人、アメリカの方の血が入っているということから、
お前の血は穢れているって言ったりとか、自殺の強要を行ったりとかですね、
あと耳を思いっきり引っ張ってすごく血が出たりとか、あとランドセルを捨てたり、あと頭をぐりぐりして、とにかくひどい暴力と暴言っていうのを繰り返したと。
それも必要にその子にだけ繰り返したと。
で、そのことについて両親が学校に抗議に行った結果ですね、あまり心のない謝罪っていうのがされて、
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ただその後保護者会も開かれて、教師は直接親御さんたちに謝罪を行い、そして担任から外れ、
そして市の教育委員会とその前に校長ですね、校長や教頭もいじめの事実を認め、その後市の教育委員会福岡市もいじめの事実を認めたという事件が報道されました。
で、ここまで聞いて皆さんどう思われますか?なんてひどい教師なんだと思われますでしょうか?
って言いながらは私が冒頭にその報道を疑うのが大事だっていう話をしているので、そうじゃない話なんだろうなって多分気づかれていると思うんですけども、
このですね原告側の教師に対する訴えっていうのが実は全くの嘘だったっていうのが裁判を通していく中でどんどん明らかになっていくんですね。
ただ、その事件の当事者たちからそのマスコミに至るまで、原告側である生徒と両親が圧倒的に正しくて教師が100%悪いっていう態度と報道を繰り返したので、
実際はその担任の教師っていうのは何もやっていないんですけれども、実際にその逮罰したことにされてしまって、その後定職処分まで受けているんですね。
じゃあなんでそんなことになっちゃったのかっていうと、まずその両親が学校に訴えてきた時に、校長と教頭がとりあえず謝ろうと、
保護者が訴えてきたことに全面的にその否定の姿勢は示せない。親と教師って結構上下関係があるというふうにこの本には書かれていて、
学校から否定はできないのでとりあえず謝ろうということで、まずやってもないことをやったかもしれません、すみませんっていうように謝らせてしまったんですね。
両親謝らせてしまったと。それから気を良くした両親がですね、いろんな要求をぶつけてくるわけです。
保護者会を開いてくれとか、全校集会を開いてくれとか、定職処分にしてくれとか。
いちいちその要求をどんどんエスカレートしていく要求を学校側は飲んで、その教師は不服に思うんですけれども、学校側が自分を守ってくれるだろうと。
とりあえず謝っておけば大事になることはないだろうと思って、その教師もちょっと悪かったんですけど、適当にやったかもしれませんっていうのを謝りつつ、
その後で僕は実はやってませんっていうのを言うんですけど、その時は後の祭りでですね、その後新聞でも報道されて、
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テレビでも報道されて、文集で全国に報道されて、しかも実名でも報道されてしまうんですね。
なのでやってもないことなのに、保護者会で謝らされ、そして定職処分になり、そして全国に報道されてしまうという、
その後裁判も起こされてっていう、もう信じられないことになってしまうわけです。
大罰を行った教師、しかもそれを認めている教師と、子ども、生徒と親、か弱いその生徒と親っていうところに対立構造に対してですね、
よく調べもせずに報道機関が、殺人教師みたいな報道をバンバンするので、世論もですね、そちらの方に傾いていって、
ネット上でもすごくこの教師っていうのは抽象をされたようです。
この原告側の生徒のですね、両親っていうのは地元で結構有名なクレーマーだったらしいんですね。
で、そのもともとのトラブルのきっかけとなったのが、その子どもがアメリカ人のクォーターだと、
ただそのアメリカ人で血が入っていることをバカにされて血が穢れてると言われたっていうことを主張してるんですけど、
実はその親戚にアメリカ人、親戚にすらアメリカ人はいなかったとかですね、目に余る虚言癖でかつ相当なクレーマーだったそうなんですけれども、
そのメディアだったり、その報道機関もですね、ちゃんとこう取材をせぬまま、
その、こんだけその教師が悪い、自分のしたことを認めていて、で、弁護士がね、その生徒側にもめちゃくちゃついていて、
一種の教育委員会もいじめの事実を認定しているのだから、
まあ、この教師が悪いに違いないって言って、相当報道、加熱した報道っていうのがされたそうです。
で、事実関係をきちんと確認しなかったのは、メディアやその両親に味方した弁護士だけではなくて、
なんと医師、精神科医もですね、その子供は実際にはそのPTSD発症していないにもかかわらず、
そのずさんな検査でですね、この子はその教師のいじめによりPTSDを発症してますと言い、
その閉鎖病棟に入院をさせたりとか、薬をね、服薬させたりとかしてます。
ここまで聞いてどう思われますか?めちゃくちゃ怖くないですか?
その後、裁判の中でですね、一度認められてしまったそのいじめの事実っていうのはそのまま認められてしまったんだけれども、
ただ原告側が言うよりもだいぶ軽微であったことと、原告側の両親の主張があまりにも信憑性がないということで、
ほぼその教師側の主張が認められた結果となって終わっています。
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ここで思うのはですね、やっぱりこう報道されていることとか、何が真実で何が真実じゃないのかっていうのは、
嘘であることが主張されているのであろうと思いながら疑ってみるっていうのがすごく大事なんだろうなっていうのを思います。
普通であれば教師にいじめられた生徒ってなると生徒の見方をしたくなっちゃうんですけど、
一体その報道している人もだいぶバイアスをかけてその事実っていうのを見て、それを人が発信をしているわけです。
なので私たちの手元に届いている情報っていうのは相当いろんな人がバイアスをかけてその脚色をして、
私たちの手元に届けているんだっていうのを改めて認識しないといけないなっていうのを思いました。
この本がですね、実際に取材をされてその事件を書いているんですけれども、その嘘をつく両親の異常しさとかですね、
その事件の被害者でもある教師の心の葛藤だったり、
あとその件における被害者って原告にされた当事者の子どもだったり、担任を外されてしまった教師のクラスの生徒だったり、
子どもたちがすごく心に傷を負ってしまう事件になっているんですけれども、
ちょっとそこら辺も非常に見応えのある、考えさせられる本になってますので、ちょっとご興味あれば読んでいただければなと思います。
ここから余談なんですけれども、何でこのタイミングでこのデッチ上げを読んだかというとですね、
今、小麗田監督の怪物っていう映画がすごく話題になっていますよね。
あれがめちゃくちゃ見たいんですね。
あの映画の中で安藤さくらさんが、母親役の安藤さんが、
学校にクレーモン行きに行くっていうシーンがあるらしくて、
ちょっとそれを聞いて、このデッチ上げっていうのが思い出されてですね、
ちょっと数年ぶりに本を読んで、やっぱり面白いなと思ったので、ちょっとここで共有をさせていただきました。
怪物は全然デッチ上げとは扱っているテーマが異なるんですよね。異なるんですけど、
それで思い出したので紹介をしましたが、
映画を見に行こうってなると、すごくハードルがあるんですよね。
今、うちには3歳半と0歳の、生後1ヶ月の子供がいるので、中末ちょっと家を開けづらいっていうのがありますが、
ただどうしても映画館で見たいので、ちょっとどうやって質問をつけていくか、ちょっとお父さんと相談したいなと思います。
ということで、今日も最後まで聞いていただいてありがとうございました。また次回も聞いていただけると幸いです。
すいません、最後にちょっと追加するんですけども、このデッチ上げというやつがですね、漫画もあるみたいです。
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この本が原作になっている漫画が、しかもKindleのUnlimitedで読めるみたいなので、
ちょっとご興味ある方はぜひ漫画でも読んでいただければと思います。
すいません、最後に追加でした。最後まで聞いていただいてありがとうございました。