まずシェーンコップ中将ですね。はい。自由惑星同盟側の、えーと、勇猛果敢なね、将軍ですね。
あ、ごめんなさい。これ先に言い忘れてましたけど、銀河英雄伝説まだ全部見てない人はやめてください。これ見るの。聞くのやめてください。
っていうのも、もうこれ最後の方の話とかも含まれてくるんで、ネタバレなんですよ。ネタバレしちゃってるんで、えーと、やめましょう。はい。
えーと、まず、マジでやめた方がいいと思います。めちゃくちゃ面白いのでネタバレはやめた方がいいと思うので、全部読んでてとかね、全部見てて、
で、あの、それを振り返りたいって人だけ聞いてください。はい。 じゃあ話を戻しますよ。
シェーンコップ中将ですね。これ死ぬんですよね、最後ね。はい。 あの、ブリューンヒルト、
揚陸作戦っていうのがありまして、確かね、僕もうろ覚えの知識で言うんです。知識じゃない、あの、記憶で言うんですけども、最後の方ね、あの、皇帝ラインハルトが乗ってる機関があるじゃないですか。
それがブリュンヒルトって言うんですけども、そのブリューンヒルトに無理やり、なんて言うんだろう、揚陸するんですよね。
急襲して揚陸して、で、それでユリアンを行かせて、ユリアンがトップになったんで、自由惑星同盟のトップになったんで、で、ユリアンを皇帝に合わせて、皇帝と交渉するっていう、あの、超極秘作戦みたいなね。
極秘というか、なんだ、壮大なプロジェクトがあって、それの参加メンバーですね。 白兵戦が強いメンバーとかを全部連れてって、もちろんね、シェーンコップ中将、あの、白兵戦の名将なんで、めちゃくちゃ強いので、
だからそのシェーンコップ中将も送られるんですけども、そこでやっぱり死ぬんですね、最後ね。 はい、最後ね、確かポプランとマシュンゴ、マシュンゴも死ぬな、確かここで、マシュンゴも死ぬな。ポプランとユリアンを行かせるんですよ。
あの、先に行けって言って、で、敵に、大勢の敵に囲まれて、そこでさすがに勝てずに死んじゃうっていうね、最後だったんですけども、じゃあ名言を言いますね。
はい、今から読み上げます。 さて誰が名誉を背負うのだ。
さて、誰が名誉を背負うのだ。ワルター・フォン・シェーンコップが生涯で最後に殺した相手という名誉をな。(負債を返すときが来たようだな)(いい眺めだ。何かを見上げて死ぬのは趣味じゃない)
これが僕がまず最初に取り上げたい名言というか、辞世の句ですね。 かっこいいですよね、シェーンコップ中将の最後の死に方ね。
やっぱポイントはですね、名誉を追うっていうことを言ってるんですよね。 自分が最後に殺す相手誰だって言ってるんですよ。
これ名誉なんですね、相手にとってはね。 ものすごいね、その自己受容感というか、自己肯定感が高い人物でして。
で、でも最後わかってるんですね。負債を返す時が来たようだなって言ってるんで、やっぱり自分も殺しまくってきたんで、やっぱ最後はこういうふうにした結末なんだろうなというふうに、自分どっかの心の中でね、思ってたと思うんですよ。
だから負債を返す時が来たようだなっていう表現をしてるんですね。 良い眺めだ。何かを見上げて死ぬのは趣味じゃないっていうのは、登るんですね。階段がなんか登って、
その下に大勢の敵兵がいて、その敵兵を見下ろしながら死ぬんですよ。
っていう感じっすかね。 ショーンコップ中将はこれで終わりますかね。まだこの後にもちょっと続くんですけども、自分の墓碑に何か刻んでくれみたいなことを言ったりとか、
アッテンボローに何か代筆させた方がマシかーみたいな、自分の文才がないなーみたいな嘆いたりとかするんですよ。 最後に自分がね、
自分の娘がいるんですよね。 えーっとね、ヒルダじゃないんだけど、名前忘れたな。ごめんなさい、名前忘れた。ユリアンと恋人の自分の娘がいて(※カリン)、
で、 それのね、お母さん、逆ですね。お母さん、妻の方の名前を思い出すんですね。
ちょっと一晩遊んだか何かで子供を払うんだみたいな感じで、ローザ・ライン・フォン・クロイチェルっていう名前だったんですね。それ最後に思い出して死ぬっていう形ですね。
これは女性関係でね、最後までそういうキャラとして、好色なショーンコップらしいなーと思いますね。
これはアニメの第108話、石黒版の108話のブリュンヒルト。美姫って書いて美しい姫って書いてブリュンヒルト。「美姫(ブリュンヒルト)は血を欲す」
中で語られた言葉でした。 次ですね、オーベルシュタイン元帥です。
オーベルシュタイン元帥も最後の最後に死ぬんですね。 皇帝と一緒くらいに死ぬんですね。ラインハルトと全く同じというかね、
ほぼ同じタイミングで死ぬんですけど、死ぬんですけども、これなんか不運なんですよね。かなり。爆弾か爆撃を受けちゃって、
それに巻き込まれて死ぬので、かなり不運な死に方なんですよ。戦って死ぬとかじゃないんで。はい、では行きましょう。
まずね、その爆発に巻き込まれた後、体が吹き込んでなんか半壊してるんですよね。なんか腸とか全部出ちゃって。
その中で軍医がね、慌てて、(軍医:緊急の手術が必要です。至急に軍病院へお運びしろ!)っていう風に言ってるんですけども、
それに対してのオーベルシュタイン元帥の返しがこちらです。「無用だ。助からぬ者を助けるふりをするのは、偽善であるだけでなく、技術と労力の浪費だ。」
これも名言ですね。これもオーベルシュタインらしいですよね。
徹底的な合理主義、徹底的な功利主義とかね、そんな感じですね。ロジカルで冷徹で。
自分の感情とか、自分の感情よりもとかね、他人の感情よりも、あるいは自分の感情よりも国家を優先するんですね。
だからラインハルトよりも国家を優先する。忠誠心はあるんだけど、国っていうものを見てるんですよ。
システムの設計者みたいな感じですよね、オーベルシュタインっていうのはね。
その人情味がなくて、冷たい印象もあるんだけども、最後の方ではね、この後に続く言葉では自分の犬のことをね、自分が飼ってる犬がいるんですけども、
それがもう年老いちゃって、鶏肉しか食べないから、鶏肉をちゃんとやってくれとかって言うんですよね。
すごい人間らしいことね、最後に言って死ぬんですよね。もうそれだけだとか言って死ぬんですよね。
ラーベナルトっていう秘書がいるんですけども、ラーベナルトに伝えてもらいたいとかって言ってるんですが、
この余談ですがね、その時に周囲にいた人たちがオーベルシュタインの言葉を聞いて、ラーベナルト誰?って思ったらしいんですよね。
だからそのぐらい寡黙で、自分の私生活とかも明かさないような人間だったんだけども、
そのラーベナルトっていう秘書がいて、執事ですね、執事がいて、その人だってことに後々気づいて、
まあその遺言が執行されたっていう話だったと思うんですが、とにかくこんな感じですね。
犬のことですね、犬に鶏肉をちゃんとやってくれとかって言って死ぬんですよね。面白いですよね。
これはね、アニメの本当最後の方ですね、第110話、夢見果てたりですね。そこで語られた言葉でした。
はい、ラストですね。ラスト誰だと思いますか? 僕の大好きな人ですね。
旗艦船なんで、空中戦なんで、上空で戦うんだけど、宇宙戦なんで宇宙で戦うんだけども、
そっから戻ってですね、ハイネセンですね、ハイネセンに戻って、総督府の自分のオフィスに行って、
そこで死ぬんですけども、その時の言葉ですね。じゃあ読み上げます。
どうしたことか、俺らしくもない。オスカー・フォン・ロイエンタールともあろう男が「あの人も死ぬときは善人になって死にました」
などと言われるような死に方をするのか。フッ。馬鹿馬鹿しいが、それもよいかもしれない。人それぞれの生、それぞれの死だ。
だが、せめて俺が敬愛したごく少数の人々には、より美しい死が訪れんことを。
ここですね、この最後のほうの、人それぞれの生、それぞれの死ってことは、僕すごい影響を受けてて、
よくね、これ引用したりするんですよね、note記事で。引用したりしますし、
これ課題の分離なんですよね。課題の分離とか境界線、僕がすごい第一にしている、
アドラー理学でいうと課題の分離。で、僕が言うのは境界線を引くってことですね。
バカはバカ、自分は自分みたいな感じですね。そこに必要以上に惑わされてはいけないよってことで、
あともちろんね、素晴らしい人もいると思うんですよ。自分よりね、素晴らしい人。例えば僕が言うんだったら、僕はこういう風な情報発信してますけども、
僕より数字持ってる人とかね(※数字持ってるのは逆にたいしたことはない)。で、僕より数字持ってないけど、すごい人っているんですよね。
あの、なんていうんだろうな、求道者みたいな感じで。もうごく稀にいるんですよ。全然いないけど、滅多に見ないけど、
ごく稀にレア者でいるんですよね。で、その人たちを見た時に、僕が嫉妬するとかじゃなくて、もうそれたちはもう、
ああ、立派だね、立派ですねって感じで、もう賛辞を送って拍手して、で終わりですよ。
で、そこで自分がなんか卑下する必要もないし、あの、相手をね、過剰に崇拝するってことも全くないです。
相手は相対、自分は自分っていう。これが課題の分離ですね。だからこれがわかってるんですね、ロイエンタール元帥。
まあ、さすがにね、このここまでの元帥っていうかね、ここまでの人物、傑物となると、やっぱりね、その、あの、グチグチしてるとかね。
なんかあの、ジメジメしてるってわけにはいかないので、まあそういう風な描かれ方だったと思うんですが、
まあ、人それぞれの生、人それぞれの死、っていうことを言ってますよね。
だが、せめて俺が敬愛したごく少数の人々にはより美しい死が訪れんこと、って言ってますよね。
これが、僕もそんな感じのスタンスなんですよね。ほとんどいないんですよ。もう孤独なんで、あの、誰にも、もう、
なんていうか、そういう仲のいい人も全くいないんですけども、ゼロなんですけども。まあね、僕が過去に会ってきた人たちの中で、素晴らしいなと思う人は片手で数えるぐらいはいたんですよ。
その人たちが幸せになればいいなと思ってるし、その人たちが幸せに死ねればいいなと思ってるんですよ。
美しい死をね、告げられればいいなっていうふうに思ってるんですよね。ロイエンタール元帥と同じですね。
ロイエンタール元帥に影響を受けたから、そういうふうに思ってるってこともあるかもしれないですね、これに関しては。
最後の方ですね、この後もあるんですね。「遅いじゃないか、ミッターマイヤー。卿が来るまで生きているつもりだったのに。間に合わないじゃないか。」
「疾風ウォルフなどという大層なあだ名に恥ずかしいだろう。」って言って、この後、もう死んじゃうんですけども。
そうですね、ミッターマイヤーがロイエンタールを追いかけてね、最後来るはずだったんだけど、そこを間に合わずに死んじゃうっていうね。
ちょっと皮肉っていうかね、悲しい結末でしたね、ここに関しては。これはアニメの第98話、終わりなき鎮魂歌ですね。