脱力の意義
皆さんこんにちは、きなこです。今日のテーマは、体も心も脱力が大事だよね、というテーマでお話ししていこうと思います。
ちょっと喉の調子が悪いのでね、短めの放送でサクッと撮っていこうと思います。
皆さん、脱力できてますか?って言われて、はい、私は全力で脱力してます、っていう方は、なかなかね、さっこいないんじゃないでしょうか。
気がつけば情報が肩にあふれ、肩の力が入って、頑張らなきゃ、攻めの姿勢でいかなきゃ、みたいな感じも多いと思うんですけど、そういった時こそ、実は脱力っていうのがキーポイントになってくるんです。
ちょっとよく考えてみてほしいんですけど、最近の世の中って、特にね、生産性とか頑張って、目標達成とか、会社だったりとか、いろんなところでそういうものを見ると、ちょっと固くなっちゃう、そういう雰囲気多いと思うんですね。
でも、その中であなただけが脱力できたらどうでしょうか。
みんな目標に向かって一心不乱に頑張っているのに、自分だけ力抜いたら置いてかれるって思うじゃないですか。
でも実は逆で、あなたがもしね、こんなに頑張っているのにパフォーマンスが出ない、こんなに気持ち前向きにいろいろやっているのになぜか成果がついてこない。
そういう時って、正解は力をもっと入れるではなく、一回力を抜いてみる、ここがキーかもしれないんですよね。
先日、セラピストのみもちゃんと一緒に、姿勢を整えるようなお茶会というか講座をやったんですけれども、やっぱり皆さん肩にね、無意識なんですよ。本人は本当に無意識なんだけど、肩だったり足だったり手首だったりっていうところに力が入っておられました。
これ正確に言うと、抜くところは抜いて、本来入れるところに入れることで、姿勢の観点から言うと整うんですね。
だけど現代人の生活において、力を入れなくてもいいところに入れてしまっているがゆえに、本来力が入らないといけないところが機能しにくくなっている。
ここで、姿勢のアンバランスが出てくるんですね。肩に必要以上に力が入る。そういう風になるとですね、これメンタルのね、肩こりみたいなもん出てくるんですよ。
だから、もっと頑張らなきゃいけない。もっと上を目指さないといけない。こんなに頑張ってるのに成果が出ないってことは、頑張りが足りない。足りない、足りないっていうこの思考のループですね。
もちろん目標達成をする上で何かを頑張るっていうことはもちろん大事だし、何かに夢中になるっていうことももちろん大事だと思います。
でも、その相方として両輪みたいな、頑張る目標に向けていろいろ成果を出すために行動するっていうのが、例えば自転車の前輪だとしたら、後輪だよね。
後輪の方は、自分が正しく動けるようにパフォーマンスを整えられているかっていうその状態の確認みたいなものが必ず必要になってくるんですね。
それは時として、思考型に陥っていないか、ねばならないっていう思考になってはいないか。他にもやれることはあるはずなのに、なぜだか自分の中ではそれはいけないと思って、やれることもやれてない。
これは頑張れっていうものをやるじゃなくて、それこそ抜きが必要だっていうことに、本当はわかってるんだけれども抜いてたら他の人に追い越されちゃうっていうので自分を抜けないっていう風になるとかね。
そういう風になってくると、だんだん思考も錆びてきてガサツキが出てくる。疲れてくる。中学でいうと気欠が消耗して、正しく判断ができなくなってくる。
正しく判断ができなくなる身体や心の状態で、今日も明日も明後日も過ごす。一方で今日1日だけ手を止めてみる。
一回リセットしてみる。振り返ってみる。未来に目を向けすぎて頑張るのではなくて、とりあえず一旦立ち止まる。一時停止して一旦過去を振り返ってみる。これ前向きの振り返りね。後悔じゃなくてね。
それで今の自分でもできてたことってないかなっていう風にやってみる。一回棚下ろしをしてみるとか。
で、その上でがむしゃらにここまで走ってきたけど、ぶっちゃけやんなくてもよかったなみたいなことも出てくると思うんですね。
それを洗い流してみるとしたらどうするか。そういう風にすると一旦整理がつきます。頭もクリアになってくる。
そういうところを一旦ね、時として止まること。振り返ること。そして一番大事な力を抜く。つまり引き算をすることですね。
自己反省と実践
やらなくていいところまで詰め込んではいないかどうか。もしくはこれってこのぐらい時間かけて当然だよねと思ってたタスク、実はもっと楽にできる方法ないだろうか。
とかね、24時間パンパンのスケジュール、自分の体をいたわる時間なんてどこにもない。そう思ってたけど、逆に自分の中で抜きを大事にする時間ね、ねじ込めないだろうか。
ちょっとメガネが当たってしまったすいません。そう、そんな感じでどこか抜けないだろうか。そういう考えでね、世の中を、世の中というかあなた自身の暮らしかなを見渡していくと、実はやらなくてもよかったことね。
本当は力を、体重をかけるべきではなかった場所、そういうのがどんどん見えてくると思います。これだけ頑張ってるのにうまくいかない。
気持ち的には全然ね、どんどんどんどんこう一生懸命頑張ってる感、ランニングしてる感があるのに全然パフォーマンスが伸びない。
もしくは体もそうですね、こんなに一生懸命やってるのに、走り回ってるのになぜだか成果がついてこない。
それはもしかしたら、いらないところに力が入ってないかなっていうところ。まあいいんじゃないとかね、これなくてもいいんじゃない。
そういう目線で自分の暮らしを振り返ってみるっていうのはめちゃくちゃ大事だと思います。
私はね月に1回、生物学的上女性なので、まだこの年齢ですので35かな。
生理があります。この生理のたびに私は答え合わせをしています。
これがね、中医学の観点でいうと、ストレス肩立った時の症状、もしくはちょっと動きすぎた時に出てくる症状。
いろいろね、出方ってあるんです。生理ってそういうのを教えてくれるんですね。
なので月に1回のこの棚下ろしっていうことで脱力をする。
ちゃんと今月は脱力できてたかな。
抜くところちゃんと抜かないとね、本来力がうっと入れなあかん時にね、入れられないんですね。これは困ったっていうことなので、ここをね意識してみてやってみてください。
俺は男だから正義なんてねえよっていう方もね、いらっしゃると思うんですが、そういうことは月末だとか月始めだとか、そういう時にね、授業目標振り返る時があると思うんですけど、
その時にもう一点追加で見てほしい視点、力抜く時抜けてたかな、そして入れられる時に入れられてたかな、換気をちゃんとつけられてたかな、そういうところをね、見てもらえたらと思います。
私もまだまだできないところだらけですのでね、一緒にそうやってやっていけたらなあと思います。
ということで今日はこの辺で失礼します。ほな、またねー。