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みなさん、こんにちは。わだきなこの木ならしへようこそ、お越しくださいました。
私は、漢方大好きな薬剤師のわだきなこと申します。
現在は、0歳の男女の双子の子育て中でございまして、
ドタバタ育児を楽しんでおります。
このラジオは、毎日忙しいあなたの心をちょっとでもほぐせるような、
日々の気づきや、漢方のうんちくをゆるく語っていくような放送でございます。
よかったら、最後まで楽しんでいってください。
はい、それでは今日のお話なんですけども、
以前の放送で、私が薬剤師として、漢方に触れた、
面白いなって思ったきっかけっていうところなんですけど、
それを今、使い続けているマインドみたいな、
なんで、ちょっとね、人味変わったって言ったら、
ちょっと専門家に怒られるけど、
漢方っていう養生っていうのを発信し続けているのかっていう、
気持ちの部分を今日はお話ししていこうかと思います。
私はですね、もともとお話しするのが好きな人間でして、
小さい頃から自分のお話で人を喜ばせるとか、笑わせるっていうのが好きな性分で、
よくね、親からもあんたは口から生まれてきたってね、
よく言われ、今も。
言われ続けてるんですが、それはそれはもうおしゃべりでして、
自分が大学生になって、バイトをするときに、
どういう職業のバイトに行くかって、いろいろ経験もしたんですけれども、
一番しっくりきたのが、やはり接客業だったんですね。
自分の接客を通して、目の前のお客さんが喜んで帰ってくれる、
ここへ来てよかったと言ってくれる、で、またいらしてくれるってなったら、
もうそれはとってもハッピー。
っていうような感じで、すごくやりがいを感じていたんですね。
なので、やっぱり私が働いていたバイト先も、
マニュアルっていうのがあったので、
一通りの一辺倒のマニュアル通りに接客すれば、
特段問題はないんですけれども、
それだけじゃ面白くないなって思う人間だったので、
プラスワントークって言って、
雨の日だったら、お足元との悪い中ありがとうございますとか、
外すごい雨ですねっていう話したりだとか、
そこからちょっと、
会話が広がって、
お客様との心の間にほっこりした時間が流れるっていうのが、
すごくたまらなく好きだったんですね。
それを実際に就職して、
活かしたいなっていう気持ちがずっとあって、
で、そのまま薬剤師としても、
そのままやりたいなと思って、
薬局に就職を決めたのがきっかけだよね。
何の話してたっけ?
でですね、
いざ自分が、
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薬剤師になって、
1年目の春、
研修制度っていうのがあったときに、
すでに2025年問題っていうのが、
先生たちから指導を受けてたんですね。
今年が2023年やから、
もう言うて、
もう2年後かと思ったら、
あっという間やなと思うんですが、
後期高齢者社会、
少子高齢化社会っていうのが、
ね、
あーん、
行き過ぎて、
私たち現役世代がね、
より一層頑張らって、
高齢の方をね、
支えていかなければいけないと。
で、そのために、
やっぱり職業柄、
高齢の方と接することが多いので、
私たちが薬局に来てくださる患者さんに対して、
どういうおもてなしができるかというか、
どういう薬局体験ができるか、
今までと同じような、
なんだろう、
マニュアル一辺倒のやり取りだけだったら、
薬剤師としての仕事の価値はなくなってくるよっていうのを、
もうこんこんと、なんかね、
半分洗脳みたいに言われて、
で、社会にこうポンと放り出された世代なんですね。
それこそね、
今、入社してる人たちなんかは、
もうそれは当然っていうような感じかと思うんですが、
私らが入社した7、8年前は、
ちょうどその転換期になってくるよっていうような時代だったんですね。
はい、まあもうその通りになりましたけどね。
ね、やっぱり患者さんが薬局を選ぶ時代になってきてるから、
よりね、顧客満足度の高い対応が
求められるんですけれども、
まあそんな中で、自分もマニュアル一遍とのやり取りっていうのは
おもんないっていうふうに思ってる人間ですので、
じゃあ実際に自分が薬局の薬剤師さんとして、
こうプラスワンのお声掛けで、
どうやったら患者さんに喜んでもらえるんだろう、
で、どうやったらこう健康にプラスワンしてもらえるような
お声掛けができるんだろうっていうのを考えて考えて、
こう考えてってそんな悩んでるわけじゃないんだけどもね。
ふふふ。
で、それが、あの、
今で言う生活アドバイスだったんですね。
で、自分の実習の時の思い出っていうのが
これに生きてきているんですが、
前回の放送でお話しした漢方の面白さを教えてくれた先生ですね。
この先生がセルフメディケーションの大切さっていうのを
当時学生の私に教えてくれたのを今でも覚えてるんですけれども、
薬局っていうのは今でこそ処方箋、
病院からの処方箋が入場チケットみたいな感じで、
それがないとちょっと調剤薬局なんかは特に入りにくい雰囲気出てるけど、
昔のお薬屋さんっていうのはそれがむしろなくって、
病院へ行くべきかどうか悩んではる人たちが最初に入るような
健康の駆け込み寺みたいなとこが街中に溢れていたんだよと。
で、今になって厚労省がセルフメディケーション、
医療費の逼迫があるから、
自分の面倒はある程度自分で見れるようになろうねっていう、
その手助けを薬剤師さんが、
しようねっていう雰囲気になってきてるんですが、
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むしろ昭和の古き良き時代はそれが当たり前だったんだよっていうお話をされてたんですね。
で、それが本来の薬局としての薬屋としてのあるべき姿、
患者さんたちに貢献できる私たちの仕事なのかもしれないねっていうのをいまだに覚えてまして、
じゃあ今、薬剤師免許をほやほやできたてのを持って社会にポンと
彫り込まれたこの私ができることは何だろう、
喋りだっけ?
いけば得意やっていうことで、
患者さんにちょっとでも喜んでもらえるようなプラスワンのその人その人のオーダーメイドじゃないけど、
健康情報っていうのをお届けして、
心も体もちょっと気楽になって帰ってもらう、
それができるような接客、投薬対応ができるようになりたいって思って、
それでいろいろ趣味で勉強しててたどり着いたのが漢方だったんですね。
で、漢方っていうのは、
最初は漢方薬を飲めば終わりっていうような感覚だったんですが、
実は漢方の考え、
原点となる中医学の考えっていうのは、
お薬がスタートではなくて、
実は毎日のセルフメディケーション、
専門用語で言うと養生になりますけれども、
そこからがむしろスタートであって、
必要に応じてトッピングでお薬は使うものであって、
一番大事なベース、
地盤っていうのは日頃の食事、
睡眠、運動、
それをどのように心がけていったらいいのか、
気持ちの持ちはどういうふうに持っていけばいいのか、
食事に対する心構えはどうあった方がより心を楽しませられるのか、
それが健康への一番大事なところなんだよっていうのを語ってるのが、
中医学の根本中の根本なんですね。
で、一番大事なのは気を張らないこと、
そしてゆるく長く頑張らないこと、
頑張ることをやめて、
肩の力を抜いて、
ゆるく、長く、
心を楽しませて生きること。
それが養生なんですよっていうような考え方があるんですね。
それを知ったときに、
私最初、漢方っていうのはすごい厳しい道場みたいなところに入って、
歯食いしばってやっていくのが漢方の道、
修行の道と思ったんですが、
これが大きな間違いだったんですね。
むしろ肩の力は抜いて、
リラックスして細く長く楽しく生きることっていうのを知ったときに、
これぞやっぱり、
なんか健康の大黒柱、根っこなんではないか。
これを一人一人のいろんなことに悩んでいる患者さんに、
ちょっとでも情報提供できたら喜ばれるんじゃないか。
マニュアル一遍倒の薬剤師の対応ではなく、
本当の意味で患者さんに喜んでいただけるような
薬剤師さんになれるんじゃないかって思って、
ちょいちょい窓口で言い始めたのがきっかけなんですね。
今もその思いは当然ありまして、
今は育休中なんだけれども、
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育休が終わって窓口に帰ったら、
今日も明日も来てくれる患者さんの
毎日がちょっとでも楽になるような声かけをしていきたいと思ってますし、
個人の方でも趣味で色々手を出した、
手を出したって言ったら言い方悪いけど、
心の未病を、心の未病って言ったらちょっとかっこいいけども、
ちょっと日々のモヤモヤとかをカラーセラピーっていうカウンセリングで、
整えるお手伝いをさせていただくっていうところも合わせて、
薬局、薬剤師としての和田きな子、
そして漢方セラピストとしての和田きな子、
両方でやっていけたらいいななんて思っております。
はい、でも根底は一緒ですね。
私と関わることを通して、
少しでも皆さんが本当の意味で健康に近づいてくれたらいいなっていう、
それだけなんですよね。
かっこいいこと言ってるけど、
ただ喋りたいだけっていうオチ。
赤ちゃんが爆睡しちゃいましたね。
そんな感じで、今日は私が漢方養生を伝え続ける根底の思いというところをお伝えさせていただきました。
これを聞いてはる方で、
新社会人、新薬剤師さんになられた方がもしいらっしゃったらね、
おー泣いちゃった。
ご自身の心もぜひ大切にしながらね、
目の前の方をどうやったら喜ばせてあげられるかなっていうそれだけで、
もう十二分だと思いますのでね、
どうか肩肘張らずに楽しんで仕事を経験していてもらえたらなと思います。
今日はじゃあそんなところで終わりにしようかな。
はい、それではまた次回の放送でお会いしましょう。
最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ほな、またねー。