ゲスト株式会社せんきん11代目蔵元 薄井一樹さん
■内容
トークテーマ: なぜ今「江戸返り」を行うのか?
・米の原料種に立ち返ること
・醸造では古の技法をさらに究めること
・蔵のある栃木県さくら市をオーガニックタウンにすること
この3本の柱を軸に語っていただきました。
コーナー:さきの今日の一言
ゲスト:薄井一樹さん
栃木県さくら市の酒蔵「せんきん」11代目蔵元。
1980年、栃木県さくら市生まれ。1806年創業の老舗蔵に生まれながら、いったんはワインの道へ進み、日本ソムリエスクールで学んだのち講師も務められました。
その後、家業である蔵に入り、ワインで培った視点を活かしながら、現代の食や感性に寄り添う日本酒づくりに挑戦。
業界でタブー視されがちだった“「甘味」と「酸味」を軸とした味わい”を打ち出した「仙禽」で注目を集め、いまも栃木県さくら市の風土を生かした酒造りや、「江戸返り」をかかげた取り組みを進めていらっしゃいます。
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アートワーク撮影地▼
重要文化財 旧醸造試験所第一工場(赤煉瓦酒造工場)(所有:国 管理団体:公益財団法人日本醸造協会)
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サマリー
株式会社せんきんの11代目蔵元である薄井一樹さんが、日本酒業界の現状と未来について語るエピソード。薄井さんは、家業である酒蔵を継ぐにあたり、ワイン醸造で培った経験を活かし、現代の食や感性に寄り添う日本酒造りに挑戦してきました。特に、業界ではタブー視されがちだった「甘味」と「酸味」を軸とした味わいを打ち出した「仙禽」で注目を集めています。 番組では、薄井さんが掲げる「江戸返り」という取り組みについて詳しく解説。「江戸返り」とは、江戸時代のお酒造りに回帰するだけでなく、原料となる米作りや人々の思想まで、古き良き日本の姿を取り戻そうとする壮大なコンセプトです。具体的には、栃木県さくら市をオーガニックタウンにすることを目指し、農薬や化学肥料に頼らない自然栽培で在来品種の米「亀ノ尾」を復活させる試みを進めています。この取り組みは、単に美味しいお酒を作るだけでなく、食の安全や健康寿命の延伸といった、より広い視点に基づいています。 また、薄井さんは日本酒業界の現状についても言及。酒蔵の数が減少する一方で、若いプレイヤーや飲み手が増加している現状を「良い循環」と捉え、切磋琢磨しながら業界を盛り上げていくことへの期待を語りました。SNSの普及により、日本酒がより身近な存在になったことも、この好循環を後押ししていると分析しています。