日本酒の聖地から
酒の道
こんにちは、パーソナリティの平田勝です。
この番組は、お酒にまつわるゲストを招きし、
お酒の道を歩むストーリー、
お酒のあれこれを深掘りしていく番組です。
利き酒賞を目指す佐紀さんとともにお送りします。
はい、最近にごり酒を買って冬だなぁと実感している佐紀です。
よろしくお願いします。
にごり酒、一応夏のにごり酒とかもあるからね。
冬の。
冬のにごり酒。
付け加えとく、冬のです。
夏酒は逆にさっぱりさせないといけないからね。
ちょうど今、やっと新酒が出始めてね。
一番お酒が美味しい。
一年中美味しいんですけど、
生酒もいっぱい出てきて、一番ワクワクする時期でもありますので。
折柄味とかも薄にごりのタイプとか色々あるので、
いっぱい楽しんで、いろいろ覚えていただければと思うんですけど。
今回も酒蔵と酒魂のパーソナリティ、山口智子さんにお越しいただいております。
本日はどうぞよろしくお願いします。
よろしくお願いします。
前回は社会人時代、学生時代か社会人時代についてお話を伺いました。
今回は山口さんがどんな方に影響を受けたのか、
人気酒蔵さんと交渉してオンラインでお酒を販売された時のお話などを
伺っていきたいと思うんですが、お願いします。
よろしくお願いします。
この花の川酒蔵さんも、うぶすなで有名な、そことコラボもなさったりと伺っているんですけれども、
どういった経緯で。
第1回目の時にもお話ししたかなと思うんですが、
私がこの番組酒蔵トーク酒魂を始めようと思ったきっかけというのが、
花の川酒蔵さんとの出会いというのが大きかったんですね。
やはり一番大きな影響を受けたのが、熊本県の和み町という、
平和の和に水と書いて和むと呼ぶんですが、
その和み町の花の川酒蔵の神田さん。
この方が私一番影響を受けています。
最初の出会いというのが、12、3年くらい前なんじゃないかなと思います。
当時焼酎ブームだったので、もちろん日本酒も好きだったんですけども、
割と焼酎をその当時飲んでいた時期がありまして、
私はブログも当時はやっていました。
そのブログでたまたま飲んだ花の川酒蔵の熊本ラベルの芋焼酎が美味しかったので、
こんな美味しいお酒飲みましたっていうのをブログで細かく文章も書きながら紹介したんですね。
そうしたところ、それを花の川酒蔵の神田さんが見てくださっていて、メッセージをくださったんですよ。
うちのお酒をブログで紹介してくれてありがとうございます。
しかも送りますので、またちょっと飲んでくださいという大変ありがたい。
すごい。
でもね、その後神田さんの話を伺うと、その時って花の川酒蔵がどん底でもう潰れるかどうか。
お父様の後を継いだはいいけど、どうしようという暗いトンネルを歩いている時期だったそうなんです。
本当に神田さんがおっしゃってたんですけれども、命絶とうかなと思う時があったぐらい暗いトンネルを歩いてた時期。
そういう時に私がたまたまブログで紹介して、それを見てくださった。
おそらくその時期と重なっていたんですよね。
その後はずっとファンになりますので、そこの花の川さんのお酒を焼酎だけじゃなくて、日本酒も購入したりして飲んではいたんですね。
いつか蔵に伺いたいなと思いながらもタイミングがなかなかなかったんですが、でもちょっとやっぱり花の川さんのことを当時やっていたブログなりフェイスブックなりで発信したいなと思っていたので、
全くの名も知れない素人なんですけど、取材させてくださいとお願いしまして、今度熊本はおじいちゃんおばあちゃんがいたので、
行った時にちょうどタイミングが合いまして、お話を聞かせてくださいと言って訪ねて行ったんですね。
そうしたらまあいろんなお話を聞かせてくださいまして、やはりお父様から継いだ後、どん底の中で何とか立て直さなきゃという時に、
脱災の櫻井会長がテレビの番組に出ていたのを見て、自分もお酒作りに関わって立ち直らないとと思ったみたいで、
その櫻井さんのところにお電話をして修行させてもらって、その技法もろもろを蔵に持ち帰って、それまでは自分は営業しかやってなかったので、
お酒作りに携わろうということでゼロからのスタートですよね。日本酒作りをスタートさせたというお話。
そこからものすごくこだわって、魂込めてそれこそ作っていって賞も取ったりというお話を聞いていたんですね。
その右予曲折の話もさることながら、一番感動したのが、神田さんが醸しているその和み町というところ。
日本酒ってそうだと思うんですが、その土地のお米やお水、そして気候、風土、あと見えない、その土地にしかない微生物であったり、菌であったり。
そういったもので醸されますよね。なので神田さんは、僕はこの和み町を醸すことに命かけてます。
ということをおっしゃったんです。それを聞いたときに、ゾワゾワゾワと鳥肌以上のものが立ちまして、すごいなと思って、
私はこういうふうに思いを持ってらっしゃる、その倉本さんの思いとともに日本酒を広めたい、みたいなことをなんだかその時、強烈に思ってしまったんですね。
そこが最初のスタートです。あれ、最初の質問からずれてます?大丈夫ですか?
神田さんとのお付き合いはどんな感じなのかを一番聞きたかったので。
そういう流れで、その後コロナ禍に入って緊急事態宣言ですよね。
当時は割とイベントや結婚式の司会の仕事を多くやっていたので、それこそコロナ禍、緊急事態宣言、そういったものはゼロになります。
やることがなくなった。どうしようという時に、もうこうなったら好きなものをやろうと思って、そっちにスイッチが入りまして、じゃあちょっと日本酒を配信しよう。
その時にちょうどまたたまたまポッドキャストプロデューサーの方と出会いまして、それで、じゃあ日本酒の番組やってみようかな。
私はインタビューがやっぱり一生やっていきたいと思うライフワークインタビューなので、これをじゃあ強みなのでそこを活かして、倉本さんへのインタビュー番組日本酒でやろうというのでスタートした流れです。
なるほど。すごい熱い思いがやっぱり。
言葉が出てこない我々の方がみたいな。
なごみ町どこだろうと思って調べながら。
倉本ちょっと北側。
すぐ隣は福岡というところです。菊池川という綺麗な川が流れている。
そうですね。
まさに米どころなんです。
だからインスタ見たらやめのお酒とかも載せてましたもんね。やめ近いですよね。
そうです近いですね。
花のか酒造さんのお酒をECサイトで精米部合70%80%90%の飲み比べ3本セットも販売されたということなんですが、これどういった取り組みで逆に比較的濃い純米酒に仕上がったと思うのか。
私飲めてないのであれなんですけど。今すぐ飲みたくなってるんですけど喋りながら。
どういったコンセプトでそういった感じになったんでしょうか。
まずもともと花のか酒造さんに70%80%90%はあったんですよね。
そのECサイトオープンというところも、これも前回お話ししたクラウドファンディングのおかげでホームページおよびECサイトをオープンすることができたんですけれども。
やっぱりポッドキャストで番組インタビューねお話を配信している中で、この日本酒を飲んでいただく何か直接的なサイトが欲しいなやっぱりECサイトかなというところで生まれたんですけれども。
その中でまず第一弾として皆様の元に届けたいのはやっぱり私の原点である花のか酒造だという思いがありました。
でも花のかさんは当時生まれる土と書いて産む砂というお酒がもう大ヒットして手に入らない人気になっていましたし。
花のかさんももう体制をガラッと変えてそれまで取引していた特約店さんを一旦整理して本当にここだけというところに絞って販売をスタートしていた時期だったので。
私なんかのECサイトで販売したいですって言ってもダメかなと思ったけれどもでも言ってみるだけまず言ってみようと思ってお願いしたらいいですよこれも5円ですからねと言ってくださって。
じゃあ産む砂はとてもじゃないけどもちろん販売できないのはわかっているのでどのお酒ならどれにしましょうかと相談した中でこれ面白いんじゃないかなということで。
セイマイブーは708090普通に割と磨いて磨いて磨いたものが美味しいみたいな割とブームの時期もグワッとありましたよね。
そうじゃなくてあえて磨かないお酒も実はこんなにそんな飲みにくいというイメージが当時は多分まだあったんですけども美味しいんですよというのを知ってもらうためにもいいですし。
また708090でもこんな違いがあるんですよというの面白いよねというところで。
じゃあその3本セットお願いしますという交渉のもとスタートした感じでした。
それがユネスコの無形文化遺産に登録されたということで非常に日本人はもっと自分たちに自信を持って。
数年前に和食もそういった形で登録されお酒作りに関しても無形文化遺産登録されたということで日本人自分たちにもっと自信を持っていいのにそういった外的要因がないと自信を持てない。
ここ何十年か失われた30年とか言われてますけれどもこれからの30年取り返した30年と言える30年後に我々もお手伝いできれば。
何の話をしてるんでしょうね。
ユネスコに戻ってきましたね。
話もでかくなっちゃったね。ありがとうございます。
ちなみにそのオンラインサイトの方では結構反響とかいっぱいあったと思うんですけれどもどんな方が頼まれてたりとかしましたか?
まず日本酒が好きな方はもちろんなんですが、日本酒を飲んだことのない方もじゃあ尚口さんやってるなら頼もうかなということで頼んでくださって美味しいねということでもう1回リピートで注文してくださった方も結構いて
やっぱりそこは嬉しいですね。もちろん日本酒好きな方にも飲んでいただきたいんですが、まだ魅力とか良さを知らない方にも日本酒美味しいんだっていうのを知っていただきたいのでそこは嬉しかったです。
確かに日本酒美味しいものなんだっていうふうに思ってくれるとすごい嬉しいですよね。
本当に本当に。
広められたような気がして。
あとは他にはどんな感想だったりとか、逆に販売するにあたってすごい大変だったこととか、勉強したこととかそういったことってありましたか?
ありまくりですね。まずやはり日本酒を販売するって甘くないな、当然なんですけどもこんなに大変なんだそういう思いをして皆さん酒屋さんはやってらっしゃるんだと実感したんですが、私は一人でちょっとやっていたのでそれもあったんですけれども
例えばさっきの70、80、90そのお酒を販売します。申し込みが来ます。それをあの蔵に送って配送お願いしますみたいな全部のものを一人でやっていたので、ちょっとそこで大変だどうしようでもちゃんとやらなきゃ届けなきゃという思いで必死にやっていたのもありましたし
あと本当日本酒ってもっともっと価値高まればいいなと思うんですが1本あたりの単価ってまだ割とお手頃ですよね。
安すぎなんですよ日本酒。
だから本当これって酒屋さんの利益って生み出すの大変なんだなと。
だから愛対するって言っちゃうとやっぱワインの一番高いものなんてインターネット見ても別荘買えるぐらい。
そんなに?
ロマネコンティーとかそうですから一番もう1000万超えるロマネコンティーも本当に素晴らしいという年代のものはからチェーンテンレスファミレスで飲める100円まで。
日本酒100円で飲めないですからね。逆に100円のワインでもちょっとお酒かじってる人が飲んでもおいしいじゃんこれっていう商品があるんだけど
逆により安くておいしいのももっと必要なんだろうしそこはそこで分けながらここから上の本当のおいしいものはもっと高くしないと。
そうしないと手が伸びないのかもしれないんだけれどもなかなか難しい。
そうなと思いました。
当然考えればそうなんですけども片手まではできない真剣に向き合わなきゃなと思ったので今ECサイトもちょっとストップしているんですが
そうですねその辺をもうちょっとちゃんと自分も体制整えてて一人でやるのではなくて仲間と一緒にやっていく方向性に変えたいなと思っていたので
それも模索する意味であと自分のちゃんと本業でしっかり回してそこが基盤ができてから日本酒と今度向き合おうと思ったので
一旦日本酒の方は花の川酒造さんとあと埼玉の滝沢酒造さんのお酒の販売したんですけれども今ちょっとお休みしている感じですね。
お酒の販売も本当に大変でよくお一人でって思うんです。僕もちょっと所管免許取ったりはしてるんですけどなかなかその事業が進まなくて悩んではいたんですね。
なんか非常に勉強になりました。ありがとうございます。
であの酒魂の会で一番反響があった会とかってどんな会でした?
やはりですね何回も出てくるのですが花の川酒造さんの会はやはり人気で
特に産砂生まれる土とか産砂このお酒のお話をしてくださいといったその会はすごく反響が多かったです。
反響というのは我々ポッドキャストの場合は数字でダウンロード数とかリスナー数で見るんですがそれがぐわっとやはり伸びました。
また産砂ってすごい独特なお名前じゃないですか。最初何て読むんだろうと思って私サンドって読むのかなって思っちゃったんですけど
産砂ってそうつけた理由とかもやっぱりなかなか知れる機会ってないので
それがそのつけたご本人様から聞けるっていうのはまたいいですよね。
さっき山口さん聞いてみたいことあるって何か言ってませんでした?
はい聞いてみたいことがありましていろんなゲストの方とたくさんお話しされていると思うんですけれども
その前にたくさん準備とかもされていると思うんですがどんな準備とかしてますか?
滑舌の体操とかそういうのがあったら教えてほしいです。
なるほど。まず酒蔵トーク酒魂という番組に関してはもちろん準備はします。
調べたりはするしこんな風な構成で聞いていこうかなっていうのをざっと考えたりメモしたりするんですけども
一回考えたら全部忘れるようにしてます。真っさらな状態でスタートしようというのを心がけています。
でもその中でもこれは絶対重要だから聞きたいなと思うところはある程度単語みたいなメモ程度に置いておいて
基本的に台本は作らないですね。一回した調べをするけれどもそれはもう忘れるようにして
本当にその何万の状態のこの空間でのお話というのを大切にしようと
そこから出てきた言葉からまた深掘っていくというその方の魅力とか思いをもっと浮き彫りにしていくような心がけをしていました。
あと滑舌っておっしゃってましたけれども、滑舌はそうです。私も噛んでしまうことは人間なのであるんですけれども
そらさな。いいタイミングで私噛みましたね。
かわいらしく噛んでいただきました。
あまり噛むことに噛んじゃったらどうしようとか思わないで、私噛んでませんぐらいなそれぐらい堂々とやる方がいいなと思うんですが
滑舌の練習はそうですね。毎回ではないけれどもちょっとすごく甘くなってるなと思うときは
あいうえおあおとかあめんぼ赤いなあいうえおみたいなそういう滑舌練習表というのを調べれば出てくるので
そういうものでちょっと口を動かしていったりとかしてますかね。
一応僕も今お店からここに歩いてくるまで声は出さないけど
本当にあめんぼ赤いな今日エレベーター乗る手前までやってましたね。
大丈夫ですか?
北原白州のですよね。市ですよね。
一番やりやすいのでそうすると表情筋のトレーニングにもなりますし。
あとこう話すときもマイクの今ねこうやって皆さんと相対しながら話しているんですが
このマイクの向こうにも聞いているリスナーがいると思ってリアルに
でもうここに本当にいると思ってその方に向けて声を出す1メートル先に出していく出していくっていう
そんな意識の違いでも声って変わるので
今の最後ちょっと忘れがちになってましたね。
演劇のトレーニングでもね舞台上にお客さんこっちいるけどやっぱりこっちの人としゃべりなさい
でもこっちに止まらないとこっちの意識も下さいみたいなね。すごい思い出しましたね。
私思うんですけれども滑舌とか発声練習もちろん大切だったりはするんですが
その前にやっぱり自分らしさとか自分の思いこの方が大切だと思うんです。
そこが土台にあってそれを後押ししてくれるのはテクニックなので
例えばちょっと多少滑舌が甘くなろうが声がと思っても
思いとか自分らしさの方が出た方がより伝わるので
そっちの方を意識した方がつまり楽しく話す伝えるということの方が大切だなとしみじみ思います。
なるほどありがとうございます。
先輩勉強になります。ありがとうございます。
本当にいろいろお話ありがとうございました。
酒から遠く酒騙しの山口智子さんが影響を受けた人や
オンラインでお酒を販売している時のお話
そしてトークしながらの思いなどもいろいろ伺ってまいりました。
次回は山口さんのおすすめな日本酒3000円これからの道についてお話を聞いていこうと思います。
次回もまたよろしくお願いします。
どうもありがとうございました。
ありがとうございました。
さあここからはコーナーに参ります。
クイズどんどん答えて。
イエーイ。
このコーナーでお酒にまつわる問題を佐紀さんが出題し
引き酒師である私平田勝が解説していくコーナーでございます。
リスナーの皆さんもぜひ一緒に考えてみてください。
はい。
酒蔵トーク酒騙しではオンラインショップもされていて
花のか酒蔵さんの陣年精米部合708090が販売されていたというお話が今回ありましたね。
そこで今回は精米部合と特定名称の問題になります。
それでは出題します。