1. 絶望の窓際族
  2. #2 ユーはどうして窓際へ?私..
2024-02-09 17:01

#2 ユーはどうして窓際へ?私が窓際に座るまでの物語

あまり自分語りをするのも躊躇いました。そもそもこの話題は愚痴っぽくなりがちですし。しかし、なんかストーリー上無いのもどうかと思い、せっかく録音したので出すことにしました。少し長めです。東日本大震災と窓際。マリアテレジア、鹿鳴館と窓際。ぜひご視聴ください。
00:06
絶望の窓際族
こんばんは、じょるのです。
この番組は、隠婚・不登校・ヤンデレ・リストラを経て、現在窓際族としてなんとか生きていくこのジョルノが、
みなさんにくすっと笑える絶望の中のユーモア、生活の知恵をお送りする番組となっております。
前回は、窓際をどういうメンタルで楽しく生きるかという話をしました。
この話をしたと思ったのが、なぜ情けなく窓際となったのか、説明がなかったなと、
そこに至るまでの経緯がなかったなと思いますので、そちらについてお話ししていきたいと思います。
前回の最後の方に、自分の気質についてちょっと語ったんですけれども、かなり毛づぎらいであるということをお話ししました。
そんな少し昔の話をさせていただくと、窓際に行くまでの若い自分というのは、とにかく負ける嫌いでした。
出世にもとても貪欲ですし、そのために周りと比較して、贅沢な経験を上げないといけないと思って頑張ってきましたし、
実際、成果は上げていたと思います。数字的にも。
それだけやってたんですけれども、やっぱりちょっといろいろうまくいかなくて、
人間関係を改善するということもやっていかないといけないなと、会社の成果だけでやったとしても、
これはやっぱり上の人に気に入られないと上がっていけないなというふうに思いました。
思ったきっかけというのが、上司から言われたことなんですけど、
お前はよくやっているし、とても気がつく人間であると。
しかしながら、お前はもっと目立たなくてはいけないと言われたんですね。
目立つってどういうことなんですか?って聞いてみたんですけど、
ゴルフでもいいし飲み会でもいいから、とにかく上の目に止まるんだということを言われたんですね。
わりと若い頃の自分にとっては衝撃でして、やっぱり成果を上げたり、
会社のプロジェクトを成功させるということが評価や人事面で優遇されることにつながると思って、
言っていたんですけど、そうじゃなくて、
人事権のある権力者の目に止まらないと上がらないということがわかったんですね。
この時は本当にわりと衝撃でした。
03:10
衝撃だったんですけども、じゃあそれをやればいいのかと。
私も飲み会に積極的に参加し、ナックマで行って、ゴルフをやれば上げてもらえるのかと。
それだったらやってやろうじゃないかということで、本当にやりましたね。
いつでも先輩を呼べば行きましたし、いろんなことをやりました。
突発的な仕事も全部やり、飲み会も行き、ゴルフもやって、いろんなことをやりました。
そこで評価というのはいいものになっていったようで、
証券をずっとしていましたし、次は俺の次はお前だなみたいな話をよく上司からいただいていて、
それに自分も嬉しく思っていました。
自分もこの会社でライジングして、安定的な地位を得て、
それなりの暮らしがやっとできるんだなというふうに思っていたんですけれども、
そこで驚くべきことが起こるんですね。
東日本大震災というのが起こります。
これが起こったことによって、この会社での自分のポジションとか、
この会社自体の運命というのが大きく変わってしまいました。
これがどのように変わったかというと、
自分が持っていたというか、一緒に仕事していたチームの予算が半分に減らされて、
人員の整理を余儀なくされるんですね。
例えば20人いたら10人にしないといけないとか、そういうことですと。
結局、上司になるというのはチームがいないと上司にはなれないですよね。
課長になるためには課の人間がいないといけないですし、
部長になるには部の人間がいないといけない。
課とか部というのは人数の規模とかも決まっているので、
ポジションというのはやっぱり次第になくなるんですね。
ポジションというのはやっぱり次第になくなっていくものですと。
さらに悪かったのは、電力というか、そういった業界の中でも二次受け三次受けみたいな、
下受けといった小会社の小会社みたいなところだったので、
上の方が一切リストラスせず、自分たちだけリストラスされるみたいなこともあるわけ。
そういった身分の違いとかも当時はとても悲しくなりました。
06:07
自分の今までの努力とか好きなことを諦めて生きてきたのって何だったんだろうと思いました。
このままここにいていいのかなと思いながらも少し頑張ったんですね。
やっぱり会社ってある程度末期になってくると、謎の研修を行ったりとか、
部下を教育しろって言われて、教育に力を入れ出すみたいなことをするんですけど、
やっぱりやる気って人それぞれだったりとか、そういう会社の経営環境などで、
みんなやっぱりモチベーションが上がらないんですよね。
今日よりも明日が良くなるっていう風にならないから、
人間ってそういう時こういう挙動になるんだなって思いました。
それでも立て直しをしろと言われて頑張るんですけども、結局そのチームは解散になりました。
なったんで、私もいろいろ考えまして、転職を決意しました。
転職先はちょっと良くないところだったんですけど、そこから派遣常駐みたいなところに行きまして、
結構そこが良いところでした。
九州でも世界的な企業の九州の記者みたいなところだったので、
とても良い勉強になって、ビジネス書で書いてあるプレゼン方法であったりとか、
そういったものを実践でやっていくっていうところと、結構大きな会社だったので、
そういうところじゃないと入れられないITの機械とかを勉強できたので、
それを武器に転職さらにもう一社していこうということで転職しました。
その会社に転職して頑張ろうと、新規一転頑張ってみようと思って、
とにかく入って1年半か2年ぐらいはとにかくがむしゃらに働きました。
今度こそここで自分は活躍して確固たる地位を築いていきたいという思いがあったので、
毎日本当に朝早くから10時ぐらいまで上司が残っていたので一緒に仕事をし、
上司の仕事も私が全部奪い取ってやるということをやっていました。
ただ結論から言うと、上のパワーバランスの力関係でその上司がパージされて、
09:01
そこからの揺り戻しというか、やっぱりそこの直属下にいたので、
私もあまりいいポジションにはつけませんでした。
ただそれで腐るということもなかったんですよね。
プロジェクトはいっぱいあったので、全部この分野のものは自分がやってやろうと思って、
かなり苦労して全てのプロジェクトを自分でやりました。
やり切りました。
やり切って、これを評価されるだろうと思っていたんですけれども、
評価のフィードバックというかあるんですけれども、
ここでほぼほぼ悪口をかかれていて、結構驚きました。
やったんですけれども、納期も守り、プロジェクトも完遂させて、
要件も全部満たしたんですけれども、まあダメでした。
これはもしかしたら、担当替えって上司から直前に言われたのを
私がそれにちょっと納得できないという趣旨のことを
面と向かって言ってしまったからかもしれないです。
この後近い年代の人たちが入ってくるんですけれども、
その入ってきた方々が割とプロジェクトをいっぱいやるということも特にせず、
いきなり私よりも一個偉くなられておめでとうございますという感じではあるんですけれども、
いろいろ考えたら、上の方ですでに幹部候補生として入って来させるということをどうやらやっていたようで、
もともとこっちはどう頑張ろうがあまり意味はなかったようなんですね。
それを考えたときに、そういったところを目指して頑張るということが、
とても不毛なことだったなって思えてしまって、もういいかなって思いました。
特に中には幹部の方との仲の良さとかがきっかけで上がったというのも偉い人から聞いてしまったので、
余計そういった仕事で頑張って成果を出すということじゃないところで評価されるということが分かってしまったので、
もう間の際でいいかなって思いました。
ちょっと愚痴っぽくなったんですけれども、これってもうよくある話で、
世の中にこういったことで評価されない人というのはいっぱいいるんだと思います。
12:07
私をはじめ。
もしかしたら私がただ単に無能だったので評価されていないという可能性もあります。
当然そういった軸で考えられる方もいらっしゃると思うので、そこは全く否定しないです。
ただ、出世とか会社に貢献することで評価を上げるというのは自分はもういいかなと思って諦めました。
ただ自分の中でポリシーとして持っているのが、先ほどもお話ししたように会社のプロジェクトであったりとか、
何かプロダクトを作るということにおいて、そこは今まで通り妥協せず真面目にやっていこうと考えています。
お金をもらって仕事する以上、それは自分の中ではもう絶対に譲れないというか当然のことだと思っています。
ただ、そういうメンタリティで仕事していますというのはなかなか言えないんですよね。
もうある程度の年になったら人参ぶら下げられて、お前もっと頑張ったらこっちに来れるよって言ってくるんですよね、みんな。
そんな気があったりなかったりするのに。
ただもう人参ぶら下げられて走らされるのに十数年、舞台に立つというか、そういうこと言われ始めて立つので、
正直そういうことのために頑張るのが疲れました。
このまま窓際の景色を楽しみながら生きていきたいと思っています。
ここまでが窓際に行き着くまでの面白い話でした。
次からはもっと陽気な話をしていきたいと思います。
私の中ではすごく学びがありまして、どんな学びかというと、
この現象に気づいたときに、やっぱり人間ってこうだなと思いました。
例えば、一緒にゴルフ行って仲良くしたやつを終始させるっていう行いは、
古典ラジオを聞いてて思ったんですけど、マリアテレジアが乗馬をしたと、
フリードリー大王に攻められそうになっているときに乗馬をして、
別の国の援軍を取り付けたという話がありました。
15:02
なんでそんなピンチのときにこんなことをやっているんだという話があったんですけど、
それは乗馬をやっていると尊敬されるということでした。
つまり、自分たちの仲間であるとか、尊敬の対象とされる行動をしているというのが仲間である。
援軍を出す命をとして戦うということに繋がっているわけですね。
これって他にもあったなと思っていて、
例えば日本人が文明開化のときに六名官を作って西洋人と交流し、
自分たちの文化水準が高いものであると、西洋人と同じ人間であるとすることによって、
西洋列強に連ねるようになったというところですね。
とかくやっぱりホモサピエスと自分と同じような文化を持っている人間に対しては仲間であるという挙動を示す、
そうでないものには対処することもあるというところを学んだのを思い出しました。
これを考えると、例えばタバコ部屋で会議の内容で決まらなかったことが
突然タバコ仲間だけで決まっているみたいなときも、社会人経験でありましたし、
何でしょうね、会議って実はこれみんなゴルフ仲間だよねみたいなこともよくあったので、
やっぱりホモサピエスってこういうものだなと思って、ここが結構学びがあって面白いところだなと思いました。
17:01

コメント

スクロール