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はい、皆さんこんにちは。FeelWorks代表取締役の前川孝雄でございます。
さて、今日もですね、じゃーん、この本ですね。
Z世代の早期離職は上司力で激減できるについて、中身を少しご紹介したいなと思っています。
前回からですね、僕が名付けました若手を育てるマネジメントループのステップにして解説しておりますけれども、
今日はステップ2についてお話をしたいなと思っています。
ステップ2は何かと言いますと、組織の論理をキャリアに翻訳しましょうというのがステップⅡでございます。
えー、なんか難しいこと言うなというふうにお感じになったかもしれませんが、
これどういうことかというとですね、当然、Z世代の新入社員が入ってきたら組織人になるわけですから、
組織人の自覚を持って組織の論理をしっかり学びましょうということが、
おそらく受け入れ側の先輩方、上司の皆さんもそういうふうにお考えになるというふうなものですね。
まあ、それはそれで大切なんです。
ただし、今の若い人たちは前回もお話したように、終身雇用ってもう信じられないと思っているわけですね。
非常に厳しい時代、まあ、VUCAなんていうことも言われますし、を生きていかなければならない。
そういう意味では、今の若い人たちの欲望、欲求は何かって言いますと、
ゆるい職場とかっていうようなね、言葉が言われたりとかしてますけども、
自分が働きやすい環境で、ゆるい環境で上司や先輩も優しいという状況であれば、
いいんじゃないかというふうに一見思いがちですけども、
実はそこで焦りが出てくるわけですね。
このぬるま湯のような環境で働いていて、
自分は将来、労働市場で評価されるプロフェッショナルになれるんだろうかっていうふうな焦りが生まれてきてしまうわけです。
それぐらいキャリア形成に対する意識がすごく敏感になってきているということなんですね。
まあ、そういう意味では、もうおそらくこの動画を見られているような方々は感度が高い方々なんで、
四の五のを言わずに若手は下働きしとけみたいなことをおっしゃる方は、
もうこれは当然いなくなってきているというふうなもんですね。
でも、組織人なんだから、ある程度不条理なことも受けるのは仕方がないよねと。
新入社員だからまだ経験もないし、できる仕事も少ないから、
この仕事をやりなさいということをついつい忙しい現場の中で言ってしまう。
もしくは、言わずに任せてしまうということがあるんじゃないかと思うんです。
でも、先ほどの若い人たちの意識を考えると、
いや、この仕事をやってて、自分で本当に力がつくんだろうかというようなことをすごく悩み始める。
しかも、そんな悩みを忙しい先輩、上司に打ちあけてはいけないんじゃないかというふうに思ってしまって、
悶々としてしまう。
で、まだ経験がない社外のSNSでつながっている、他社に行っている新入社員たちと悩み相談をして、
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今の会社、じゃあ良くないなと。
で、他の会社に行っている新入社員たちはすごく仕事を任せてもらって成長できているような気がする。
じゃあやっぱり自分を転職した方がいいんじゃないかというふうに、悪循環に落ちてしまうんですね。
まあ、そういう意味ではどう考えるべきかというと、任せる仕事は今の仕事で全然構わないんです。
でも、今の仕事が会社の責務としてやるべきだよって伝えるんじゃなくて、
じゃあ、あなたのキャリアビジョンって何なんだっけ?
どういうふうな力をつけたいんだっけ?
ということを1on1とかしっかり受け止めた上で、
じゃあ、この仕事ってあなたの希望にどう繋がっていくんだろうか?
ということを考えてみようか?
というふうな会話をすることで、納得できればですね、
一見下働きで見えるような仕事でも、
意味が見つかって頑張れるっていう循環に変わっていくと思うんです。
まあ、そういうことで、丁寧にですね、
組織としてのやらなければならない仕事を、
本人にとってキャリアにどう繋がるのかっていうのを一緒に考えて、
腹落ちさせてあげられるようなコミュニケーションを、
日々日々やってあげていただきたいなと思うんです。
おそらく、多くの職場で新入社員が入ってくると、
OJTの指導役の先輩方なのか、上司と直接なのか分かりませんが、
ある程度ですね、日誌をつけたりとか、
週報なんかつけたりしてやり取りしてると思うんですけど、
そこの場なんかでも、しっかりコミュニケーションを取ってあげて、
今やってることって、あなたこういう力に必ず結びつくはずだよっていう風な、
組織の論理をキャリアに翻訳してあげるっていう風なコミュニケーションを、
コツコツ丁寧に伝えてあげていただきたいなという風に思うというようなところが、
ステップ2ということでございます。
ぜひ、組織の論理だけ押し付けるんじゃなくて、
本人の立場に立ってキャリアにどう繋がるのかっていうことを考えながら、
仕事を任せて育ててあげていただきたいなという風に思っております。
皆さん、ぜひよろしくお願いします。