片方が壊れても、もう片方が残っているので、安心ということですね。
ただし、保存できる容量っていうのは半分になっちゃうよというところですね。
だから、例えば8TB、8TBを積んで、そうするとですね、要は16TB分容量あるわけですけれども、この8TB、8TB同時に書き込みをしますから、
16TBある分だけど、でも実質ものとしては8TB分しかないよということですね。
8TB分のものをバックアップとっているわけですから。
これがRAID1とかっていうものになるんですけど、このRAID5とか数字で変わってきますけれども、
3台以上のディスクを使って分散しながらも誤りの訂正を仕組みを持たせた方式ということで、
これはバックアップを取りつつ分散するみたいなハイブリッド方式なんですけれどもね、
これもですね、1個壊れたらちょっと危ないよなっていうところではあります。
なので、よく皆さんが使うのはこのRAID1、要は同じデータをもう1個、
ハードディスクを2個用意して同じデータを共有するというのが一番いいんじゃないかなと思います。
なんですけど、このRAIDに関してもですね、やっぱりバックアップを取っているんですけど、
じゃあ安心かって言われるとそうではなくてですね、やっぱりディスク障害には強いというところなんですけれども、
データ中に停電しちゃったりとかありますよね。私はまだないんですけれども、
そういうところがあったりもしますから、きちんとこれもRAIDに関してのリスクヘッジもしておかなければならないというところで、
例えば対策としてはですね、定期的にバックアップの場所をちょっと見たりですね、
あとは劣化具合を見るというところですね。
それからUPSといって、この停電した後の電源装置みたいなところですね、
停電や瞬時の断線とかからシステムを守るような形の導入、そういうシステムを導入したりとか、
あとはRAID1台が壊れても動くんですけど、早めに2台目用意しておかないとというところで、
メール通知とか管理ソフトでその劣化を検知できるようにしておくと安全なのかなと思います。
なのでこういうリスクヘッジを知った上でRAIDを組みますという形であれば安心かなと思いますけれども、
趣味用で壊れちゃう場合は全然いいんですけど、
例えばお仕事でこういうトラブルが起こってしまうと、もう効かなくなってしまいますから、
だから早めにこういうのはやった方がいいかなというふうに思っております。
これがRAIDですね。
それから続いてNASに関してですね、触れていきたいと思います。
はい、ということで次はNASになりますけれども、
このNASっていうのはですね、ネットワークアタッチドストレージの略で、
ネットワークにつながる外付けハードディスクっていうのがこのNASになってきます。
普通の外付けハードディスクってのはUSBケーブルでつなぐわけですけれども、
NASっていうのはですね、LANケーブルで家庭用ルーターとか、
あとはネットワークからですね、複数のパソコンから同時にアクセスができるような、
そういうシステムになってきます。
なのでNASをですね、組んで撮影データをですね、そこに保存しておけば、
どのパソコンからでもアクセスできたりとか、
あと外出先からですね、インターネット経由して、
自宅に置いてあるデータっていうのをダウンロードできたりとかですね、
こういうことができると。
家族でフォルダを共有するみたいなこともできるので、
家族がいろんな写真をね、見たりとかっていうのもできるわけです。
このNASの中にさらにRAIDを仕組める、組み込める製品もあるみたいです。
なのでこれだと結構安心かなと思いますけれども、
やっぱりネットワークを介しているというところであるので、
ネットワークのアクセススピードにも関わってくるし、
直接SSDを接続した時のデータ転送速度よりも遅いというのが現状みたいですね。
便利だろうと思うんですけれども、やっぱりNASのリスクヘッジとしても
やっておかなければならないことはですね、
クラウドのデータにもあるんですけど、実際のデータもちゃんと残しておくっていうのが
まずこれ第一ですよね。
あくまでも便利になるというだけで、完全に守れるわけではないんですよね。
あとはユーザー権限ですね。
これ複数で扱う場合は、誰がマスターなのかっていうところ、
ホストみたいなところですね。
誰が代表者なのかっていうのは決めとかないといけないというところと、
あとはこのネットワークのセキュリティですね。
これは本当に大変ですから、ここはシビアにならないといけない部分かなと思います。
あとはRAIDの構成を組み合わせるということで、先ほどもありましたけれども、
RAID1みたいな形で複数でバックアップを取っておけば、
ディスク障害への耐性っていうのもちょっと上がるかなというふうに思いますので、
この辺りを気をつけてやっていただけるといいんじゃないかなというふうに思います。
というわけで今日はRAIDとNASというテーマでちょっとお伝えをさせていただきました。
RAIDは複数のディスクを組み合わせて安全とか速度を高める仕組みになってまして、
NASっていうのはネットワークにつながるストレージというふうに解釈していただければいいかなと。
ただしあくまでも両方とも万能ではありませんので、
しっかりバックアップ、それからリスクヘッジをして運用していきましょうというところですね。
共通の考え方として3人1のルールがあるっていうので、
これデータを3つ以上のコピーで保持をするっていうところと、
2種類以上の異なるメディアに保存する。
それから1つはクラウドとか別の建物とかに置いておく、オフサイトに置くというところ。
このルールを守っていればデータを残せるよっていうルールらしいです。
なのでこの辺も意識しつつデータを守っていきましょうというところで、
今日終わりにしたいかなと思います。
というわけで本日は以上となります。
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