こうへいの自己紹介
はい、今日はゲストにこうへいに来てもらいました。よろしくお願いしまーす。
お願いします。
今回はJCCの同期ではなく、またゼロ期生のこうへいに来てもらって話を聞いていくんですが、
ちょっといきなりこう雑談というか、あのそれちゃうんやけど、
はい。
いろんな人をゲストに呼んで、名前、ポッドキャスト、あのタイトルに記載するんやけど、
その時、あだ名とか下の名前で記載していってて、これまで記載していてて、
いよいよこうへいとかになってきたら、かぶり出す。
まじでそう。
そうやんな。
こうへい、しかもゴールディめっちゃ多い、こうへい。
そう、だからこうへいって書くか、フルネームで書くか迷いながら、たぶんまだこうへい、
あの普段呼んでる名前で書くと思うっていう話から、
簡単にでいいんで自己紹介をお願いします。
はい、西田光平と申します。
自己紹介、なんかお仕事の自己紹介、人間としての自己紹介でいい?
人間としてでもちろん。
今、現在30歳の兵庫県出身の関西人です。
今は神奈川県の横浜ってとこに住んでて、ちょっと奥さんのね実家の近くで、
子育てしやすい環境で今は都会を感じながら生活してます。
よろしくお願いします。
教育への道
お願いします、よう。
よう。
こんな感じでいいんかな?
もちろんこんな感じで。
関西人同士で撮るの、意外と少ないこれまで、あんまり多くなかった。
あ、そうなの?
いやでも、ちゃうか。
JCC同期は3分の1ぐらい関西かな、今思ったら。
うーん、全然おる。
全然おるよ。
全然おったな。
ちょうど平均的ぐらいちゃう。人口で言うと。
人口分布的には確かに超平均やったわ。
平均的やと思う。
あってる。
あってたわ。
うん。
この前編では、ぽんへいのキャリアについて聞いていきたいので、
大学生の途中ぐらいというか、就活ぐらいから社会人になって、
大体今ぐらいまでどういうキャリアを歩んできたのかを教えてください。
大学生の頃はもう4年間ずっとスターバックスで、六本木ヒルズのスターバックスでバイトしまして、
めっちゃおしゃれやん。
そう、もうそのために六本木ヒルズを選んだというか、
そう、東京、兵庫から東京に大学で来て、
うん。
もう東京っぽいとこで働きたいみたいな。
いい早い。
そう、もうあのおのぼり燃えるとこやった。
で、当時スターバックスって、カフェって結構バイト時給安いんよね。
うんうんうん。
で、スターバックスって結構時給統一されてるんだけど、今は確か。
当時は場所によって時給違くて、一番高いのがそこだったのよ。
あー、そうなんや。
そう、で、東京やったらどこでも電車で5分ぐらいで行けると思ってて、
うん。
なんか分からんけど、東京って電車がすごいってだけ知ってたから。
はいはいはい。
30分ぐらいかかったんやけど。
路線がいっぱいあるっていうことやったらすごいって。
そうそうそうそう。あんまり解像度ないまま、どこでも行けると思って、
結局そこで4年間バイトすることになって、
それが一番最初のお金をいただくっていうのはキャリアのスタートかな。
うんうんうん。
で、ずっとそこでバイトしてたから、その後、家計が教員家計なんだけど、
もう教師になろうと思って、大学も教育大学、東京学芸っていう教育大学なんだけど、
あれね、教育実習に行って、教員めっちゃいいなと思いながらも、
他の仕事もちょっと見てみたいって気持ちが湧いてきて、就活をするのよね。
うんうんうんうん。
で、就活してみて、結局でも教育系にこう自分が引かれているのを感じて、
あのね、アチーブメントっていう会社があるんだけど、
はいはい、聞いたことある。知ってる。
結構まあ、厚め。
うん。
選択理論って心理学をもとに、
うんうん。
ほんとに人生じゃあ最後、最後の瞬間迎えるときどうなっていたいかと、
どう思って最後の瞬間迎えたいか。
じゃあ、そう迎えるためにどんな人生歩んでいきますかって、
逆算して考えていくっていう考え方があって、
当時の僕はですね、もう目の前のこう、目先のなんかキラキラしたものに飛び込むみたいなね。
モテそう!みたいな。
かっこいい!みたいな。
で、その考え方聞いたときに衝撃で、
はぁー!みたいな。これやりたい!と思って、
で、もう実家に大学3年生の正月ぐらいに帰って、
もう親父にこう言うんですよ、こうやって。
うんうん。
こういう会社があって、こんな教育をしていて、
そこにめちゃくちゃ行きたいと。
うん。
で、僕からしたら親父めっちゃ怖いんですよ、存在で言うと。
で、めっちゃ言って、
で、お前その会社の肩書が欲しいんか。
その会社のその教育がしたいんかって言われて。
うん。
いや、それはその教育がいいからよって。
うん、ほなお前学校でそれやれって言われて。
ははははは。
できひん理由ない。できひん理由ないって言われて。
うんうんうん。
で、当時はもう言い返せずで、自分のやっぱり、逆らったことなくて、
うーってなりながら、どうしたかって言うと、自分を騙したのよね。
うん。
親父が言ってることが正しい。
あ、そうだ、俺は家族も大事にしたいし、実家に帰ってこいって言われてるし、
これも守れて、先生でその教育できたら最高じゃないかみたいな。
あー、なるほど。
うおー、みたいな。
うん。
無理してテンション上げるみたいな。
うんうんうん。
っていうので、教師になった。
採用試験を通って、中学校で兵庫県で先生をしました。
なるほど。
これが、そうですね、社会人1年目の流れですね。
なるほどな。
そこで、相談して、だから親御さん、お父さんは、教育大学も行ってるし、
教師になるもんやっていう、暗黙の了解みたいなのがあった上で、
そういう相談があったからって感じなのか。
あー、そうだね。それで言うと、もう大学入る前から、
どの大学行こうか、教員免許取れる大学しか行くなっていうのは言われてた。
あー、そうなんや。
どこの大学行ってもいいけど、免許取れる大学じゃないと行かさんって。
いやー、なるほどね。もうその時点で、その条件があったんやな。
そうそうそうそう。もう、本当に俺、両親もじいちゃんばあちゃんもひいじいちゃんも、
両親の兄弟、だからおっちゃんおばちゃん、両サイドのと、
俺と同世代のいとこ全員教師やから。
いや、すごいな。
鬼の。
教師家系。
鬼の教員家系やから。
すごいわ。
そう、だからなかったよね。それ以外の選択肢をとるみたいなベースが。
逆らおうというか、自分のいいなって思ったことをやりたいなっていう気持ちはあったけど、
結局、やっぱりそっちの方がいいんじゃないかってなって、教師の道に進むんや。
そうそうそうそう。教師も別に嫌いやと思ってなかったから。
だからなんか、75点ぐらいのテンションで行ってるよね。
教員生活の現実
なるほど、わかりやすいな。
そうそうそうそう。
そこの教師、教師になってからはどんな感じやったの?
教師になってからですね、最初が中学校の数学の教師として1年2組の担任を持つんだけど、
姫路市立、姫路市立那田中学校っていう、
兵庫の超賢い那田ではない、姫路の那田ではない、じゃない方なんだけど、
そこが当時県で一番大きな中学校で、
で、1学年10クラス。
大きいな、多いわ。
で、間違いなく市では一番荒れてたね。
やっぱり人数が多くなると、そうなりがちなんかな?
それは、前提それがあるのと、
あと姫路はね、山と浜ってよく言われていて、
山川と、海が転移してるから浜川。
浜川はちょっとね、気象が荒い地域が多い。
そうなんや。
そう、それがなんか別に悪いっていうよりは、
すごいエネルギッシュな人とか活発な人が多くて、
祭りとかもすごい盛んなんだよね。
で、那田中で言うと、
那田の喧嘩祭っていうのが、
兵庫三大祭りなんじゃないかな?
そうなんや。
そう、でも本当だから何年かに1回は死人が出るぐらい激しいお祭りで、
だからもうほんま大変やった。
その祭りの時期になったら子供たち大好きやから、
もう机とかみんなで休み時間持って、
なんか誰か上乗せて、
よーい、よっさー!
それよーい、よっさー!みたいな。
やめろやめろやめろ!みたいな。
もう大変、先生は。
先生は大変。
いやー、それ想像できるな。
中学生って確かにそういうのやりそう。
やってた気がする。
そうだ、お前らやめろー!みたいな、シーンってなるやん。
そしたら一番やんちゃなやつとかがニヤニヤしながら、
そりゃー!って言ったら、みんながよーい、よっさー!って始まんねん。
頭抱える。
確かにな、大阪でもやっぱ岸和田とかすごい男児とかが盛んな地域は、
確かにやんちゃというか、
大阪市内よりも気性荒いイメージはあるわ。
だからそこはそうなんやろうな。
もうそうだったねー。
ほんと元気な子らで、めっちゃいい子らではあるんだけど、
パワフルだった。
だから本当はこう、まさに人生どういうふうなキャリアを歩みたいかとか、
将来も職業とかいいから、どんな人生になったら最高かみたいな。
生き方を伝えたかったんだけど、教員として。
授業の中の、みんなで守ろうって言ってた教員たちのルールが、
教室から出さないっていう基準値。
普通に授業受けてる、じゃあちょっと50分の授業40分で終わらして、
残り10分、将来について話そうぜみたいな。
こういうのをめっちゃ夢見てたのよね。
全然もう、教室から出さない。
立ってる奴らを出さないみたいな感じだったので、
だからあれ?みたいな。
ちょっと違うぞ。
学級開きだけやね、僕が夢語ってたのは。
初日に、1年2組の学級開きの日に、皆さんこんにちはみたいな。
西田幸平ですみたいな。
僕の人生の目的は、人が人の幸せを自分の幸せだと思える、
そんな社会を教育で作ることです。
よろしくお願いしますみたいな。
ちょっと厚めのね。
教師して、最初はみんなもうふんふんみたいに聞いとんよ。
1週間もしたらもう、もうえんやわんや。
中学生って感じやな。
うん、そうそうそう。
で、3年間教師して、3年目の時とかちょっと大変すぎて、
うちの学年は、担任10人おるんやな、10クラスだから。
担任5人変わった。
うわ、すごいな。
で、他中の、生徒指導強めのアベンジャーズみたいな先生らが、
バンバン入ってきて、
もう若手俺だけやったから、その20代。
そうそうそう。
まあ、もう1人30前半の先生がいて、その2人で修学旅行のリーダーしろみたいな。
うんうん。
もちろんです、みたいな。
で、触れへんやん。
その、新しい先生方に仕事。ベテランやし、また生徒のこと知らないし、みたいな。
じゃあもう俺らで抱えるか、みたいなことになって、
ひどい時は月の残業が200時間を超えて、
やばい。
そう、もう週7で働くのは前提で、
日をまたがずに学校出たら、あ、今日早いな、みたいな。
うわー、いやすごいな、その生活。
やったね、当時はなんか、白黒やった景色が。
これ、ポッドキャスト聞いてて何人かおる、その白黒やったその当時っていう人。
これな、限界に達するとな、カラーじゃなくなる、モノクロになる、世の中って。
極限状態やな、まだ。
みんな共通してんねん。
そうそうそう、玄関で寝たりしてたよね、もう。
もう倒れて、体力の限界が来て。
そうそうそうそう、コンビニで、コンビニの駐車場で寝たりね、もう。
40分ぐらい片道かかるから、車で。
もう無理ってなって、
もう駐車場止めて寝て、また起きて、みたいな。
確かに、帰り運転危ない、危ないな、そう考えたら。
全然危ない。
えー、なるほどね。
全然飲酒運転してないのに、あれされた、一回。
あの、なんか、吐息チェックみたいな。
あー、大丈夫ですか、みたいな。
そうそうそう、いや、しかもなんか機械とかじゃなくて、シンプルにおじさんに息吐きかけて、クソないから。
気まずーと思いながら。
さっきラーメン食うて帰ったわ、みたいな。
あったな、懐かしい。
え、その時はさ、一応その、教師を始めるにあたって、こういうことがやりたいっていうのはあって、
ただ、そういう現実できないというか、ほんと必死にやってるみたいな感じ?
いやもう、ほんまに。
教育現場のリアル
大学で、なんだ、えっと、内発的同期付けだ。
あー、はいはいはい。
内発的同期付けが大事だよと。外発的な関わり方はダメだよ、みたいな。
授業とかでもめっちゃやるのよね。
うん。
死体生み出すような関わり方しよう、みたいな。
うんうんうん。
で、めっちゃ聞いて、はいはい。
あ、もう任せて、と思って。
現場の先生も、外発的な発言ばっかり。
もう、あれ全然違うみたいな。
教科書と全然違うこと現場で行われると思って。
で、もちろん強引っては強引したぐらいだと思って、
現場のやり方をめちゃくちゃやってたね。
全然違かった、想像とは。
すごいな。
あのさ、中学によっては、親御さんによっては、
子供がこんなん言ってるんですけど、みたいなクレームというか、
学校に言ってくるみたいな、そういうのは特になかった。
子供がやんちゃなだけで大変やった、みたいな。
ありました。
やっぱあんねん。そういうのもあんねん。
俺、教育委員会の人から言われたけど、
市で一番のクレーマーが一番最初の担任やった。
あ、そうな。
教育委員会から、あ〜〇〇さんですね、みたいな。
一番有名ですって言われた。
もう、ちょっとこう支援の必要な息子さんなんだけど、
あ〜なるほど。
そう、お子さんが。で、担任になった時に、
いきなり俺に電話かかってきて、
聞いてないんですけど、みたいな。
はい、みたいな。
いや、私、学年収入の先生に、
私の息子大変やから、
もうベテラン先生つけてって言いました。
なんで初任の、新任の先生なんですか?みたいな。
あ、そうなんですね、みたいな。
そのあたり、僕は把握してはないんですけど。
先生、じゃあうちの子供の、抱えてるもの知ってます?みたいな。
あ、いや、これからちょっと勉強させてもらいます。みたいな。
ちゃんと本とか読んでますか?みたいな。その病気についてみたいな。
あ、まだ読んでないです。みたいな。
いや、読んでください、じゃあ。
こいつなんやと思って。
確かに。それいきなり来たら、なんやってなるな。
いや、ほんまに。めっちゃ最初強かったね。
まあ、結局、毎日、ほんまに毎日1時間ぐらい、
職員室で電話していて、
で、その時はもう、名物みたいになってたよね。
うん。
来ました、みたいな。
西谷君。
西谷さん、行ってきます、みたいな。はい、はい、みたいな。
で、まあでも、それだけ電話して、で、毎日家庭法のとこ、途中から行き出して、
信頼関係、やっと気づいて、途中からは、
まあ、2学期の真ん中ぐらいから、
まあ、すごいスムーズにやり取りできるようになって、もうクレームとかではなくなった。
でも、担任変わって、もうダメになったね。
ああ、そうなんや。
あの、もう子供も学校来れんくなって、2年生の時は。
うん。
今度、親のネグレクトが始まって、みたいなのもすごい。
結局、学校にも通えないし、家にももう戻れず、
あの、地層に、みたいな。
ああ、なるほど。
うん、こともありました。
そうか。いや、いろんなハードなものが詰まってたんやな。中学3年間。
ハードでした。ほんまに。
ちょっとラジオでは言えんけど、それはもうほんまにすごかったね。
その、人としてどうなんっていう、親のいろんな面がありましたね。
いや、教師って大変、大変やな。
え、そういう話をさ、まあ、3年間勤めてる最中に、周り、親族、親もそうやし、教師なわけやんか。
そういう話を相談したりとか、そういうのってあったん?悩んでるとかっていう。
ああ、まあまあ、最低限のコミュニケーション取るけど、言ってたは言ってたんちゃうかな。
でも、基本的には、うん、頑張れ、みたいな。
そうなるんや。
うん、いい経験しとるな、みたいな。
ああ、まあ確かに、経験としてはすごい、そうやな。
そうそうそう。お前、初人校そこでよかったな、みたいな。
一番ハードなものを最初に経験できるから、みたいな。
ああ、そうそうそう。苦労せないお前も、将来なんもできひんなるから、苦労処刑、みたいな。
ああ、なるほど。
そういうスタイル。
ファルターな感じやねん。
体育会系の。
キャリア教育への関心
いやー、なるほど。その3年間勤めて、勤めて後っていうのはどういう風になっていったん?
はい、それで言うと、ずっとキャリアのことを関わりたいと思ってたんやけど、
中学校だとどうしても進路ってなったら、もう地域の高校やん、いなかって。
地域の公立高校に基本みんな目指します。
で、自分の頭の一番高くて行けるとこにみんな行くのよね。
学校の特色とかじゃなくて。
確かに、高校ってそうやんな。
そうそうそう。ただただ上から順番に入れるとこに行くみたいな流れだったから、
高校の方でもっといろんな選択肢を持って関われるようなキャリア教育をしたいと思って、
高校の採用試験をもう1回受けたのよ、当時。
2年、だから3年目の夏に採用試験受けて、
その時でも倍率も高くて、18倍とかやって。
いや、すご。
めっちゃ成功体験あった、その時。
数学の教師がクラスいっぱいおったら、2人ぐらいしか通らへんのかみたいな。
運良かったんやけど、運良く通って、4年目は高校の教師になって、
またそっから1、2、3年生を担任しますね。
高校の教師になって進路ってなったら次、大学受験になるから、
ちょっと選び方が違う。
その先、将来に据えて、じゃあこの大学、この学部みたいな風に選ぶから、そこが違うってことやんな。
そうそうそう。選択肢の幅が広がるよね。
高校の教育環境
超ハードな中学3年間を経て、高校になったらどうなる?
同じようにハードなのか、やっぱ全然違うのかって、どんな感じだったの?
えっとね、スーパーホワイトでした。
そうなんや。
もちろん高校によるけど、俺が行ったのは商業高校だったんだよね。
男女半々ぐらいで、高校の入学式の時に感動した。
なんかちゃんとみんなが、ちゃんとやってて、当たり前のこと。
敬語で喋ったりしてて、
これ、姫路の全中学校の先生に拍手を送りたかった。
みなさん、ほんと3年間ありがとうございました。
これ面白いのが、
うちの中学校やった子たちも、10人ぐらい来てるのよ、同じ地域だから。
だからその子たちとは6年間俺同じ学年なんだけど、
そうそうそう、偶然ね。
123、123で高校と中学行くから、
その子たちも、その高校入ったらそれに染まるのよね。
あー、やっぱそうなんや。
そう、だから誰がとか、
誰が、生徒の何がとかじゃなく、教師がどう教えるじゃなく、
一番パワフルなのは場ってことや。
環境。
その場の空気が全部変えるんやっていうのを、めっちゃ衝撃やったね。
えー、それでも確かに、
中高ってそういう、なんか一続きであんま見てる人、見れる先生ってすごい珍しいよな。
そうそうそうそう。
運良くね。
しかも、中高一貫の中高じゃないから。
うんうん。
なんか野生の、野生の中高を見た感じよね。
えー、それ確かに面白いな。
なんか、その似たようなことで、やっぱ大学デビューとかさ、
なんかキャラがいきなり変わるみたいなのって、
それも環境が変わって、
ちょっと自分の出せるポイントが変わったりするのが影響するんやろうけど、
それの極端なバージョンやな。
中学から高校で、ガラッとそこまで変わるっていうのは。
うーん、いや面白かった。
うわ、めっちゃいい子にしてるやん、こいつみたいな。
お前大概ヤンチャーやったけどな、みたいな。
なるほどね。
あ、そうか。
大学のその超ハードもあって、
え、その一般的なホワイトよりは、
まあやっぱりハードやけど、ホワイトに感じたのか、
それも超ホワイトやなって感じやったの。
えっと、めっちゃ主観でホワイトって言ってて、
おそらく普通。
あ、普通か。
一般的、あの、それこそメンタルを病んで病められる先生ももちろんいるし、
うんうんうん。
うん、なんか大変やみたいなことをおっしゃられる先生も、
これはもうほんま大変みたいな。
うんうんうん。
っていうのを横目に見ながら、
ちょ、何を言ってるんやろって思って。
そうやんな、あの、修羅、修羅の3年過ごした後やもんな。
あ、そうそう。
あの、たぶん、なんだろうな、
教合校の部活行ってた人が、
あの、ちょっと本気のサークルに入った感じやと思う、テンションというか。
あー、うんうんうん。
わかりやすい。
このサークルこんな大変な、みたいに言ってる人と、
え、こんなに今、優しい環境で?みたいな感覚で見てた。
なるほど。
なんかそのさ、精神的とか業務的な負担が、
中学よりも、マシというかホワイトになったことで、
時間が空いたりとか、他のこうやりたいことがやるみたいな風に、
そこは繋がっていくもんな。
あ、めっちゃ繋がったね。
そう、前提、教室から飛び出ないから、生徒は。
うん、ほんまそうだった。
だから授業の空き時間が、ちゃんと空き時間として使えるようになったのよね。
うんうんうん。
授業時数も、週で言うと5時間ぐらい減ったから、
その時間より授業の準備とか、いろんなことに使えて、
俺の場合は、結局何したかっていうと、
部活の準備と授業の準備、そこも速攻で終わらせて、
空いた時間で、学校広報をしていた。
うーん。
なんか、高校から中学校に対して、うちの高校こういう学校だよ、みたいな。
で、こんなキャリア歩みたい人は、うちぜひ来てくださいっていう、
いわゆる広報活動をどの高校もするんだけど、
基本は管理職がするのね。
うんうんうん。
教頭先生とか、そういうおじいちゃんたちが怒られそう。
うん。
するんだけど、中学校の時に、逆の立場で来てる高校の先生たち見てたのよ。
うんうんうん。
全然面白くなくて。
そうだよ。
大体、体育館で5、6時間目とかに、
5、6校の高校が来て、プレゼンして、
うちの高校こうだよ、みたいな。
大体みんな寝てんねん、昼ごはん食った後やから。
はいはいはい。
そうそうそう。
これ、めっちゃくちゃ盛り上げたいっていうのがあって、
もう1年目の時に、もう校長です、こうこうこう、みたいな。
校長先生みたいな。
僕、学校のスライドをこうやって作り直したんですけど、みたいな。
何やらしてください、みたいな。
うんうんうん。
って言って、1年目は、最初は2校だけ回らせてもらって。
うんうんうん。
そのまま、年に1回しか行けないからね、各中学校には。
うんうんうん。
大事だから2校なって言われて、その時に、
その中学校の先生が、めちゃくちゃよかったと。
うちの高校の校長に、後で電話してくれてたみたいで、
だから、来年からもっとやってみようか、みたいな感じで、
2年目、3年目はもう、10数校、20校とかっていうのを、
地域の、どんどん回っていくようになった。
へー、なるほどね。
うん。
すごい、じゃあそういう、自分のやりたいことというか、
うん。
を、できる環境ではあったんやな。
あったね。
しかも。
素晴らしかった。
盛り上げたい。
え、どういう風にそこって盛り上げた?
えっとね、大きく2つあるかなと思ってて、
うん。
まず1つは、このテンションだよね、喋り方とか。
ははは。
その、おじちゃんたちが台本読んどう、みたいなんではなく、
うんうん。
みなさん、こんにちは、みたいな、このエンターテイメント的な話し方っていう部分と、
もう1個は、動画とか作ったんだよね。
うんうん。
あと、めちゃくちゃわかりやすいスライドを作って、
その準備っていうところ、なんかその資料とか、
そういう見せるものにめっちゃこだわった。
あー、なるほど。
だって、俺の喋るより、聞いたことある曲が流れて、
うんうん。
高校の生徒の動画ばー見える方が、
うん。
全然興味行くから、
確かに。
だから、そっちも結構長い時間撮ってた、枠で言うと。
なるほどね。
しかも、あれいいのが、
公教育は、あの著作権みたいな、結構フリーになるんだよね。
あー、そうかそうか、確かに。
そうそうそう。
教育現場のリアル
だから、普通にキャッチーな曲を混ぜて、
だから、YouTubeにそれ本番流したらアカンやん。
うん。
そういうのじゃなく、その場だけで流せるから、
うんうんうん。
それをおじいちゃんがな、お経を読んどうよりさ、
あの、そのキャッチーな曲流れたほうが、
うん。
みんな目に引くよね。
うんうんうん。
怒られそう。
ははははは。
おじいちゃんとか言って。
ははははは。
えー面白い。
そう。
それは結構、やっぱやってて楽しかった?
めっちゃ楽しかったね。
向こうの中学校の先生とかも、
もともと中学校にいたからさ、知り合いとかおって、
連絡くるけど、
その〇〇高校のスティーブ・ジョブズって影で言われてたらしくて、
ははははは。
俺が意気揚々と喋るから。
めっちゃおもろいな。
みんななんか、みんな寝てたのに、
その、コウヘイくんがやりだしてから、
みんな目起きだしたよ、みたいな。
うんうんうん。
言ってくれはって、
いや、そういう感じだったね。
ありがたかったね。
ははは。
面白い。
その、高校、商業高校やから、
大学とかは、商学部とかに行く人が多い。
そういう、
多いね。
高校入る時点で、
これがやりたい、みたいなのは、ある人が多い。
それか、高校の中でそういうのが作られていく。
それか、あんまりやっぱり、
商業高校とはいえ、とりあえず大学行こう、みたいな人が多いのかな。
えっとね、まず、ない、あんまり思ってない人と、
親に言われたから商業って人が大半。
で、ほんまに商業やりたいって子は、
たぶん1割おらんぐらいだと思う。
うんうんうん。
もう女の子やから商業行っとけ、みたいな。
うん。
普通か行ってもしゃあないから、商業か工業行け。
じゃあ、工業は嫌やから商業。
みたいな、どっちかというと親側の、
こうなんか、家の意向に合わせて言ってる感じ。
うんうんうん。
の子が多かったかな。
で、進路に関しては、半、3分の1が就職。
うんうん。
で、3分の2が進学。
あ、そうなんや。
あ、そうなんや。
うん。
で、3分の2の進学の、もう100%が推薦。
あ、そうなんや。
推薦なんや。
うん。
一般入試は、その受験科目が普通かの子と戦ったら、
絶対負けるのよね。
あー、そういうことか。
その商業科目、その母規とかを、
うんうん。
あの、メインで勉強してるから、
絶対勝てへんから、もう推薦側で行くしかない、基本は。
うんうんうん。
そう。
そうか。
なるほど。
そこでは、進路教育的な、どういうふうになりたいか、みたいなことはできたん?
結局、あんまりできてない。
うんうんうん。
あの、普通に担任としての、その生徒のキャリアを聞くみたいなことはやったけど、
うん。
やってみて感じたのは、
うん。
実は全然求められてないってことを、
あー、そうなんや。
もうめっちゃ実感した。
うんうんうん。
将来どうなりたい?を、まずそもそも高校生持ってないのよね。
まあ、そうか。そうやるな。
そうそうそう。で、それを持ってないくて、何を考えるかというと、
いやもう、親が行けって言ったとこ行きますっていうパターンか、
うん。
あの、先輩どこ行ってたんすか?みたいな。
うんうんうん。
その、OB、OGが言ってた、賢いとこ行きたいです。
推薦ってどこもらえるんですか?
あー、確かに。
もう、この、で、そこ行けたらいいです。っていう。
うんうん。
こだわりないです。みたいな。
え、お前どう行きたいの?とかじゃない。求められてない。
うんうんうん。
そこで俺が変な介入すると、あの、町行く人にコーチングをしようとしてるやつみたいな状態になるから、
なるほどなるほど。
むっちゃキモいやつやん。
うんうんうん。
あー、これ俺のエゴやなと思って、
うん。
ほんまにその、進路どうしたい?みたいなこう、言ったらクラスの5人か10人ぐらいかな、
は、めっちゃ相談乗っていろいろやったけど、
うん。
じゃあ学年全体を全部こうしよう、みたいなことは、結果求められてないってことに気づいた。
うーん、なるほどな。
言われてみれば、そうだね、自分がどうだったかで考えたら、
確かにそうやわ、高校の時何がしたいとかなかったし、
とりあえずまあ偏差的に行ける大学行っとこう、みたいな。
結局、中高と同じこと起こってたっていうのを、
うんうんうん。
もうめっちゃ感じたね。
なるほど、そうか。
そこはでも、確かにそうやん。
言われてみれば本当その通りやわ。
うん。ニーズがないっていう。
うんうんうん。
なんか、壁にはぶち当たった。
難しい。本来はそこにちゃんとニーズがある状態の方が理想なような気はする、学生の時から。
だけど、現実、今はそうなってないっていう感じやな。
そう。
何がしたいかは極論なくてもいいんだけど、
だってまだ分からへんやん、全然。
うんうんうん。
やっぱ大学生とかの方が全然解像度高いと思うから、
うん。
いいんだけど、それをこう、こういうことに興味あります、そこに突っ込んでみます、みたいな思考であったり、
そういう習慣、突っ込む習慣というか、興味あることに体験しに行く習慣っていうのは、
なんかやっぱ付けさせてあげたかったなとは思うね。
大事、大事やな、そこを考えるとかって。
そう、小中高でどれだけこう、いろんな経験をして、
自分の知らん世界を知って、
で、酸いも甘いもこう体験しながら、
だから大学生とか社会人になって、
俺こっちが興味ある分野や、みたいな。
うんうんうん。
そうそうそう。
ラーメン食うとかんと、ラーメンがうまいかどうかわからんみたいな状態が仕事で起こるから、
その体験教育みたいなのはやっぱり、もっと必要だったなって感じる。
確かに。
大学生、俺は大学生で思ったけど、
そういうのを、なんか就活するときに、
そんなちゃんとバイトはしてたけど、
がっつり働いたことないのに考えてもわかるわけないなって、
なんかそこでいろいろ諦めた。
だからまあとりあえず働いてみようみたいな。
めちゃめちゃそう。
よし、ちょっとその次、ここの教員からどうなったかっていうのを後編で聞いていきたいと思うので、
はい。
一旦前編ここまでで締めます。ありがとうございました。
進路選択の傾向
ありがとうございました。