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2020-09-09 10:10

ムズイ!エシカルコーヒーとはなんたるや

コーヒーに限らず、倫理的な農作物取引ってめちゃめちゃむずいです。

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皆さんこんにちは、コーヒー保育園のしょーへいです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。台風去っていきましたね。
今回かなり大きいのが来るって言われていたのに、被害があまり出なかったような印象を受けている方もたくさんいらっしゃるかもしれませんが、
雨だすとかね、データを見る限りでは、やはり最大級の、今までで一番大きい台風であったことは間違いないと思います。
そんな中でも被害が出なかったのは、日本の自衛隊や警察や消防の方たちとか、
政府の関係の人たちとか、現場の人たちっていうのが頑張ってくれたからっていうことに他ならないと思うので、本当に感謝したいと思います。
今日はですね、ツイッターで面白い投稿ツイートがあって、前にも一度ご紹介したことがある、
あやかさんっていうコロンビアでコーヒー農家をやってる方なんですけれども、
ちょっと犬が鳴きましたね。ちょっと待ってくださいよ。すみません、宅急便でした。宅急便でうちの犬めっちゃ鳴くんです。失礼しました。
コロンビアでコーヒーの農家をされているあやかさんのツイートで、
始めたばかりの頃、この村をコーヒーで貧困から救うみたいに意気込んでいたけど、だんだんそれは自分のエゴだったことに気づかされた。
貧乏なのは政府のせいだから、あいつらが俺を助けるべきだと人のせいにして頑張ることを拒否。
実際に努力している人はみんな生活改善しているから、結局は本人次第なんだよな。
これなんかすごい面白くて、以前にこのあやかさんの紹介をした時っていうのは、コーヒーの実の収穫期に日雇いっていうか、短期間のコーヒーの実を取るバイトを雇うんですね。
それが部合制なので、1キロあたり15円。あやかさんの場合は収穫歴2年目ぐらいで、
これどうしても作業量によってどれぐらい稼げるかっていうのは、ベテランの人はたくさん積む人もいますし、初心者の人はそんなにうまく積むことができないので、あまり稼げないっていうのもあるんですけど、
あやかさんの場合は1日30キロ積んだとして、それがキロ15円なので450円。
福利構成で料とかあるんですけども、食費で340円取られるので、日給が手元に残るのが110円しか残らないと。そういう過酷なバイトで、なかなかあんまり人が集まらないっていうような話でした。
ベテランさんとかだと100キロぐらい積むので、あやかさんの場合、それでも日給350円とかそんな程度なんですね。
もちろん現地のお金がどれぐらいの価値があるかっていうのにもよってはくるんですけども、決して高いお金ではないというのが実情です。
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そんな中で、頑張って稼げば稼げるんでしょうけれども、もう本当に政府のせいにしてだらけて働かない、改善しようとしないっていう人たちがいるんですね。
これは僕ドミニカに行った時があるんですけれども、同じような状況で、朝から酒飲んでるんですよ。
明日の食べ物を買うためのお金がないっていうような人たちなのに、朝から酒を飲んで、マジお金がない、仕事がない、世の中が悪いみたいな話を街角でしてるんですね。
しかも子供にご飯食べさせてやれよって思うでしょう。でも自分のお酒買っちゃうんですよね。
メルカドってマーケットっていう意味があるんですけど、向こうのドミニカではメルカドっていうのはいわゆるコンビニみたいな、街の商店みたいなところで売ってるので、割高なんですよ。
割高のラム酒を目の前にあるそれをバッと取って、お金払って飲んで、金がないって言ってるんですね。
これはね、やっぱりお国柄なのか、それとも今までの歴史とかがそうさせてしまったものなのかわからないんですけれども、そういう人たちは一定数いるんですね。
ここから発展して何が話したいかというと、エシカルコーヒー。このラジオの番組でも倫理的なコーヒーの取引っていうのは推進していかなきゃいけないよね。世界が良くなるためには、生産者の懐にお金が入って豊かになっていくためには、そういうエシカルなコーヒーの推進って必要だよねっていうような話をしてたんですけれども。
我々がどんだけ頑張っても言ったら、このやる気のない人たちは国のせいにしていますが、じゃあいざ国からお金を出してあげようって言っていくらか補助金を出してあげたとて、頑張らないです。
国がお金くれるのは当たり前だし、国がお金くれてるし、適当にやっといたらいいかっていうマインドになる。間違いなくなるんですね、この人たちは。じゃあエシカルなコーヒーを推進していくためには何をしたらいいのかって、ただ単にお金をあげるだけじゃいけない。現地の文化とかから変えていかなきゃいけない。マインドを変えていかなきゃいけない。
エディケーションですよね。教育をしていかないといけないっていう話になってくるともうめちゃくちゃ難しいですよね。綾香さんがこの村をコーヒーで貧困から救うんやって一人で言ってても、まあまず絶対にそれは直らないわけです。それをじゃあ世界的にどういうふうに直していったらいいのか、推進していったらいいのかっていうようなことをコーヒー業界では考えているわけです。
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ただこれね、またちょっとややこしい話がありまして、先ほど言ったコーヒーの値段っていうか、すごい安いですよね。コーヒーピッカーの人たちの給料というのは。給料が安いのは当然農家に入ってくるお金が少ないからです。農家に入ってくるお金が少ないっていうのは生豆が安く買われているということです。
生豆が安く買われないようにするためにはどうしたらいいのか。世界的には大きく分けて2つの手法が今は取られています。
1つ目はフェアトレードって言って、最低金額っていうのを設定しておいて、あまり不作の時だったとしてもこれぐらいの値段よりは上の金額で買ってあげないと農家の人たちが生活していかれないから、この値段で買いましょうっていう金額が決まってます。
1キロ3ドルぐらいですね。その1キロ3ドルよりも安い値段では買わないよっていう話です。これともう1つがダイレクトトレードっていうのがあります。ダイレクトトレードは間に農協とかを挟まずに直接、ロースターが直接買いますと。
コーヒーの輸入業者だったりとか管理業者だったりとかそういうのを挟んでしまうと、どうしてもそこにコストが取られてしまうので、ロースターが直接農園と契約をして農園にお金を払うと。そうすると間でさっぴかれる分がなくなるので農園の方には大きめにお金が入るっていうことです。
この2つとも問題があるんですね。その問題っていうのは簡単に言うと、最初のフェアトレードっていうのは、これぐらいの値段で設定しましょうよっていうふうにしてしまうと、最悪もうゴミみたいなコーヒーを出しても、この値段1キロにつき3ドルでは買ってくれるから、ほんま適当にやっといたらいいやって。
コーヒーがいつまで経っても美味しくならない。そしてこの人たちのマインドっていうのはとても貧困層のやる気のないマインドになってしまっているので、今までの稼ぎだと贅沢品のコーラは1週間に1本しか買えなかったけど、これのシステムのおかげで、フェアトレードシステムのおかげで、週3本買えるようになったから、もう別に頑張らんでいいやろっていうような状態です。
ほんまはもっとどんどん推進していって、フェアトレードもしてくれてるから保証されてるけど、もっと美味しいコーヒーを作ったらどの道高く売れるんだから頑張ろうっていうマインドになってほしいんですけど、なかなかそうはなっていかない。これ人々のマインドを変えないといけないっていう部分ですね。
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もう一つのダイレクトトレードの方は、直接農園と買い付けをするということは、農園をロースター側が選ぶということですよね。ということは、現時点である程度いいものを生産しているコーヒー農園の人たちのところには、ロースターからのオファーがいくかもしれませんが、そうじゃないところ、元々頑張ってないところですよね。
そうで、頑張っていない人たち、もしかしたらその中に頑張りたい人たちもいるかもしれない。そういった人たちのところにはスポットライトが当たらないっていうことになってしまいます。それでは、やっぱり弱肉強食の世界になってしまうので、全ての人が共存していくには難しいっていうことですね。そんな感じで、結論何が言いたいかっていうと、エシカルコーヒーは超難しいってことです。
これに関して専門家の人たちがいろんな作業をしていますけれども、まだまだ解決するのが遠いですが、私たちがそういったことを知るっていうのが、まず第一歩になると思ってお話をしました。それでは今日はこれでバイバイ。
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