1. 8番のうろ覚え昔話
  2. #5 兎と亀 初版

【あらすじ】
世界設定
兎と亀の登場  
もっと生産的なことを
8番からのメッセージ  

【補足】
こちらの最初収録したバージョンは筋トレ要素を入れるのを忘れたので、お蔵入りにしようかと思いましたが、別に公開してもいいじゃんと思ったので両方公開することにしました。  

【8番による他のポッドキャスト】
ラーメン、餃子、半カオス - 在豪ワーママによる生活・言語・育児・オーストラリア小話 https://anchor.fm/ramengyozahanchaos
Ramen, gyoza and a bit of chaos https://anchor.fm/hachiban-chaos

【ご意見ご感想お待ちしております】
Twitter: https://twitter.com/Hachiban5
Eメール: 8ban.hanchaos@gmail.com        

収録日: 2021年11月20日(土)  
#樋口塾

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00:02
うろ覚え昔話 ウサギとカメ
あるところにパラレルワールドがありました。
そのパラレルワールドには、人間も肉食動物もいませんでした。
草食動物たちが人間並みの知能を持ち、仲良く暮らしておりました。
肉食動物がいなかったら、生態系ピラミッド的におかしなことになるんじゃないか。
草食動物が増えすぎるんじゃないか。
餌になる植物がなくなってしまうんじゃないかとか、そういう懸念はございますが、
その辺は何らかのスーパーパワーで何とかなっておりました。
ある時、ウサギがカメにこう言いました。
カメさん、カメさん、ちょっと僕と勝負しないかい?
カメは答えました。
やあ、ウサギさん、どういう勝負をしたいんだい?
ウサギは答えました。
かけっこさ、競争してあったほうが勝ちだね。
カメは答えました。
かけっこだって?
ウサギさんさ、そんなの、君が勝つに決まってるじゃない。
そんな、自分に圧倒的に有利な方法で勝って、そんなことで嬉しいのかい?
そんなことで勝っても、君のプライドがズダボロになるだけじゃないのかい?
本当にいいのかい?そんな、そんな勝負なんてして。
これを言われて、ウサギは考えました。
確かに浅はかだったかもしれないね。
じゃあ、どうしようか?
カメは言いました。
もっと何かしらの生産的なことをしないかい?
例えば、一緒に料理教室とかに行くのはどうかな?
ウサギは答えました。
確かに、そっちのほうが楽しそうだね。
おいしいサラダの作り方でも学びに行こうか。
03:03
カメはこれに心をよくして、
ウサギとカメは一緒に料理教室へ行くことになりました。
はい、それでは今回のお話はこんな感じでございます。
このようにですね。
勝負ごとにおきましては、勝ちたいのであれば、
自分が有利なルールでやるのが一番かと思われますけれども、
自分が圧倒的に有利な状況で誰かをまかしましても、
自分の評判は良くなるどころか、むしろ悪くなることさえございます。
そういうわけで、自分が有利な状況であることをうまく隠しつつ、
勝負に持ち込むのが良いのではないでしょうか。
それでは今回のお話はここまで。
めでたしめでたし。おしまい。
ありがとうございました。
04:24

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