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みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日も電子書籍の朗読をします。
電子書籍のタイトルは日常業務で成長するメンターのための若手社員育成実践ハンドブックです。
今日から第5章、成長する組織づくりに向けてに入っていきます。
それでは進めていきます。
メンターの学び合いと情報共有
第5章、成長する組織づくりに向けて
1、メンター同士の学び合い
情報共有の場づくり
メンター同士が経験を共有し、互いに学び合える環境を作ることが重要です。
定期的な意見交換会
目的を明確にした意見交換の場を設けることで
メンター全体のスキル向上を図ります。
1、実施方法
月1回程度の定期開催を設定します。
テーマを決めて議論を行います。
成功事例を共有します。
2、具体的なテーマ例
電子書籍の内容をどのように活用しているか
新人の成長に効果的だった声かけについて
困難を乗り越えた経験の共有
月1回のペースでの実施が理想ですが
現実的な運用を考えると
半年間のメンター期間で2〜3回ほど開催するのが適切でしょう。
若手社員が不安に感じるのは
自分はこのままでいいのか
この会社で成長できるのか
といったキャリアや成長に関することが多く
対人関係の重要性と並んで関心の高いテーマです。
メンターとしてもこうした不安に寄り添いながら
成長を支援することが求められます。
ただし、メンター会議の度に新たな資料を作成すると
負担が大きくなるため
効果的な運営が必要です。
会議の流れとしては
まず、プチ成功事例の共有を行い
次に会議での学びを得ることで視点を広げます。
その後、その学びを実践し
学びからの実践結果を
次の会議で振り返ることで
成長のサイクルを回していきます。
このプロセスを繰り返すことで
メンター自身も学びを深めながら
より効果的に若手社員を支援できるようになるでしょう。
組織全体での育成文化の醸成
相互支援体制
日常的な協力体制を構築し
メンター同士が支え合える環境を整えます。
1.日常的な協力
指導方法について相談し話し合います。
課題への対応を一緒に検討します。
バックアップ体制を構築します。
2.情報共有の工夫
チャットツールを活用します。
短時間のミーティングを効果的に実施します。
重要な点は文書化して共有します。
会社の仕組みやツールを有効活用することで
環境整備をしましょう。
2.チームでの育成文化の醸成
育成に対する共通認識の形成
チーム全体で
新入社員の育成に取り組む文化を作ります。
1.チーム全体での理解
新人育成の重要性を共有します。
チーム全体での支援の必要性を認識します。
多様な視点からの指導の価値を理解します。
2.具体的な取り組み
メールでの情報共有や
週次ミーティングで育成計画や
チームでの支援方法を確認します。
育成の見える化
育成状況を可視化し
チーム全体で進捗を確認します。
1.成長の可視化
習得したスキルを記録します。
達成した目標を明確にします。
次の課題を設定します。
2.フィードバックの仕組み化
月次で振り返りを行います。
多面的な評価を実施します。
時期・目標を設定します。
第2章の5でも触れているように
日報や週報などの社内活動報告書の
記載方法を工夫することで
育成状況を可視化しやすくなります。
例えば、新入社員は黒、
メンターは青、
上司は赤で記載するルールを設けたり
習得したスキルを具体的に記録したりすることで
本人が自分の成長を実感しやすくなります。
また、半年ごとの振り返りの際には
成長の成果を資料にまとめて
プレゼンを行うのも効果的です。
会議で共有する場合は
日報や週報を提示しながら
説明する方法もあります。
さらに、メンターや上司が残した
青色や赤色のコメントは
新入社員だけでなく
チーム全体の成長にもつながります。
こうした仕組みを取り入れることで
チームでの育成文化が根付き
組織全体でのスキル向上にも
貢献できるでしょう。
ここまでが第5章の2となります。
今日も最後までお聞きいただき
ありがとうございました。
それではさようなら。