経験の振り返りと組織文化
皆さんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。今日は日曜日ということで、少し過去の経験を振り返りながら、明日からの一週間を前向きにスタートするための話をしたいと思います。
私は前職で医薬品部門と医療機器部門という2つの違った文化の部署を経験しました。面白いことに、同じような施策・実行策が下りてきても、反応が全く違うという経験をしました。
医薬品部門では、よく出ていた意見としては、過去に同じような活動した時の実行策が再度下りてきた時によく言われていたのが、以前とは違う結果になるかもしれない。
前はやり切ったつもりだったけど、やり方を工夫したら結果は変わるかもしれない。つまり、どうやれば成果につながるか、以前より良くするためには何を変えるべきかを前向きに考える組織文化がありました。
過去の経験を限界にせず、未来を変えるための材料にしている。そのため、会話も自然と前向きになり、成果につながる方法を探す流れができていました。
でも、医療機器の部門では全く違う反応がありました。
反応としては、前にやったことがあります。
それを知っています。
こうした反応が返ってきて、
じゃあ、そのやった結果ってどうだったの?と質問しても、明確な答えが返ってこない。
そして、やることは、とりあえず数件やってみます。報告はします。という、動いているようで、実は成果につながりにくい行動が中心だったように感じていました。
過去を限界にしてしまうと、その先の可能性も止まってしまう。
それは当時強く感じていたことです。
この2つの事例を経験して思ったのは、過去の経験とどう向き合うかで文化が変わる。
そしてその文化が変われば、成果の出るスピードも質も変わるということです。
行動の質と成果
前向きに経験を扱うチームは、次のアイディアや改善策が自然と出てきます。
逆に、やったことがある、知っている、で止まってしまうチームは、行動が点になり、そこから先につながっていかないという状況になります。
今日は日曜日です。
この話をしたのは、明日からの1週間のスタートにも同じことが言えるんじゃないかなと考えたからです。
以前やったことだから、前に失敗したから、こういう考えがあると医薬品部門のように今回のやり方で変わるかもしれないと考えられないかもしれない。
そうすると行動の質も変わりません。
1週間のスタートに向けて必要なのは、完璧な計画ではなく、自分の経験をどう扱うかということだと思います。
医薬品部門のように、やり方によって結果が変わるかもしれないと考える、そして行動を起こすことが重要だと思います。
自分の経験をどう扱うかというのを、明日からの行動につなげてみていただければと思います。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。