組織文化の形成
皆さんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今週は文化の日に合わせて、組織文化などについて話をしてきました。
今日はその締めくくりとして、文化は態度から滲み出るという話を、私自身の経験を交えてお伝えしたいと思います。
組織文化と聞くと、会社が決める理念とか、経営層が挙げる方針といった大きなものをイメージされる方も多いと思います。
でも、職場の空気を決めるのは、そうした挙げられた言葉ではなく、日常での振る舞いです。
私が若い頃、経験したことをお話ししたいと思います。
朝、支店長に挨拶に行ったときです。
おはようございます、と声をかけたのですが、支店長はパソコンから目を離さず、画面を見たまま、おはようとだけ返されました。
その瞬間、私は確かに言葉は返ってきたのですが、歓迎されている感じは全くしませんでした。
そして、私のことを認識されているのかな、というようなことを感じたことがあります。
この時に感じたのは、挨拶って言葉だけじゃない、ということです。
それ以来、私は挨拶をするときには、必ず相手を見るようにしています。
部下がおはようございます、と入ってきたときには、やはり表情や顔色を見ていました。
そして、声のトーンだけでなく、言葉の内容でもなく、しっかりと見て挨拶することが、あなたを大切にしているということを伝わる、と私は考えていました。
そして、部下との関わりについても、経験として、私は部下が相談に来たときには、必ず手を止めて話を聞くようにしていました。
そして、体も相手に向けるように意識していました。
相手の方を向き、目を見て話を聞く。
これは単に聞くではなくて、あなたの話を大切に受けておめています、という姿勢を示すことにつながると感じていました。
それが相手にとってどう受け取られていたかというのは、詳しくは聞いたことがないのでわからないですけれども、
私は話を聞いてもらえていると感じてくれていると考えていました。
そして、安心して相談が続けられる。
その安心感の積み重ねが、その職場の雰囲気につながっていく、組織文化、職場文化につながっていくというふうに考えていました。
そういう小さな積み重ねが職場の雰囲気をつくるのは重要だと思います。
あなたはどんな態度で文庫化をつくりますか?
例えばですけど、挨拶のとき相手を見る。
相談を受けたら手を止める。
意見に対してまず受け止める。
相手が話しやすい沈黙の時間をつくる。
小さなことですが、どれでも構わないと思います。
こういう例に挙げたことを実行することが、あなたの職場の文化、雰囲気をつくっていくと思います。
今日の話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。