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みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日は、メンター編最終章の2回目です。
育成文化の変化
テーマは、チームでの育成文化についてです。
昨日は、個人から共有への話でした。
見たてを判断として言葉にすることで、メンター同士の学び合いが始まる、そんな話をしました。
今日は、そこから一歩進めて、それがチーム全体に広がると何が変わるのかを考えてみたいと思います。
育成が個人任せだと起きやすいこととして、よく起こる状況としては、メンターによって関わり方が違う、若手が混乱する、成長のスピードにばらつきが出る。
誰かが悪いわけではありません。ただ判断の基準が共有されていないだけです。
見たてが判断として共有されるようになると、育成の雰囲気が少しずつ変わります。
この若手は今ここで止まっていそうだ。この段階なら次はこう関わるのが良さそうだ。
こうした会話が特別な場ではなく、日常の中で自然に出てくるようになります。
そうすると、育成は誰か一人の役割ではなく、チーム全体の仕事になっていきます。
チームで育成している職場には、いくつかの共通点があると思います。
若手の状態を共通言語で話している。メンターが一人で抱え込まない。
関わり方に幅がある。完璧な指導ができているというよりも、迷いや試行錯誤が共有されている。
そういった印象です。ここで大事なのは、育成文化は大きな制度や仕組みがなくても育つということです。
必要なのは判断を言葉にすること。それを少し共有すること。
この小さな積み重ねで、機能の学び合いが今日の文化につながっていきます。
明日はこの育成文化が上司との連携につながると何が起きるのかを考えていきたいと思います。
メンターと上司がつながることで育成はさらに安定していきます。
今日のまとめです。判断が共有されると育成は個人任せではなくチームの文化になります。
特別なことをしなくても大丈夫。
普段の関わりの中で少し言葉にしてみて、少し共有する。
その積み重ねが成長する組織を作っていきます。
今日のこの話が何かしら参考になれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。それではさようなら。