2026-01-29 05:55

人はいきなり育たない


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サマリー

このエピソードでは、部下を育てるプロセスについて考察し、山本イソロクの言葉「やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」を引用し、その重要性を強調しています。育成は段階的なものであり、安心して失敗できる環境を整えることが成長につながると述べられています。

部下を育てるプロセス
みなさんこんにちは、キャリアコンサルタントのみってるです。
今日から、新しいシリーズを始めてみようと思います。
シリーズの名前は、働く大人のための言葉の翻訳。
昔から語り継がれている言葉や名言をそのまま紹介するのではなく、
今の職場、今の働き方、40代、50代の私たちの現実に置き換えてみて考える。
そんなシリーズです。
その第一回のテーマはこちらです。
人はいきなり育たない。
このテーマを考えるとき、いつも思い出す言葉があります。
旧日本軍、日本海軍の司令官だった山本イソロクの言葉です。
少し長いですが有名な一節です。
やってみせ、言って聞かせてさせてみせ、褒めてやらねば人は動かじ。
話し合い、耳を傾け承認し、任せてやらねば人は育たず。
細かい表現はいくつかありますが、意味は共通しています。
これは今の職場でもそのまま通用すると思いませんか?
昨日の配信では、部下が育たないとき、能力ややる気を疑う前に順番を確認してみてほしい。
そんな話をしました。
この山本イソロクの言葉はまさにそれをもっとシンプルに言っています。
まずやってみせる。
次に説明する。
そしてやらせてみる。
できたら認める。
最後に任せる。
今の言葉にすると、教えるから一緒に考える、そして任せるという順番です。
でも現実の職場ではどうでしょうか?
忙しさもあって、もうわかるよね。
自分で考えて、それぐらい判断して。
そんな言葉をつい早い段階で投げてしまう。
すると部下は何が正解かわからない。
聞くのが怖い。
失敗したくない。
そうやって黙ってしまう。
一方で育てる側はやる気がない。
成長が遅い。
そう感じてしまう。
でもそれは人の質の問題というより、
安心できる環境の重要性
順番の問題であることが本当に多いと思います。
人はいきなり育ちません。
いきなり考えられるようにもなりません。
安心して失敗できる環境があって、
判断の基準を教えてもらって、
少しずつ経験を積んで、やっと考えるができるようになります。
40代、50代の方なら、
自分の若い頃を思い出すときっと心当たりがあると思います。
いきなり放り出されて苦しかった経験。
逆に最初に丁寧に教えてもらえて救われた経験。
あれは才能の差ではなく、
育て方の順番の違いだったのかもしれません。
山本一六のこの言葉が今も残っている理由は、
そこにある気がします。
時代が変わっても、働き方が変わっても、
人の不安や弱さや成長の仕方はあまり変わらない。
人を育てるのは今も昔もやっぱり大変です。
でも、自分の教え方が悪いのかもしれない。
自分は上司に向いていないのかもしれない。
そう思ってしまったときにこそ、
この言葉を思い出してほしいなと思います。
やってみせただろうか。
きちんと伝えただろうか。
安心して失敗できる空気を作れているだろうか。
そこを整えるだけで、関係は少しずつ変わっていきます。
今日は、「人はいきなり育たない。」というテーマで、
山本一六の言葉を今の職場に翻訳してみました。
これから月に1回か2回、こんな形で、
昔の言葉を今の仕事に照らしながら考える回も
作っていこうと考えています。
今日の話が誰かとの関わり方を
少しだけ楽にするきっかけになれば嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございます。
それでは、さようなら。
05:55

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