OJTの経験と成長
こんにちは、秋本くり子です。
今日は、人を育てる時に大切なことについてお話をしたいと思います。
人を育てると言っても、子育ての話ではなくて、会社での後輩の育成の話になるんですけれども、
結局は子育ても同じかもしれませんね。
なぜ今日この話をしようと思ったかというと、
今月中旬に私の職場に新しく中途で入られる方がいらっしゃって、
その方の教育担当、OJTの担当を私がやることになったんですね。
OJTをやるのが2回目で、以前は6年前くらいに新卒で入ってきた一般職の方のOJTをやったことがありました。
当時私はまだ一般職だったので、同じ職務の担当者として教育をしたんですけれども、
当時は新卒の人に何か教えるというのが初めてだったこともあって、
私も手探りでやっていた部分はあったんですけれども、
当時、その新入社員の人があまりすごくやる気満々のようには見えなくて、
とりあえず就職したけれども、多分それなりに仕事はすればいいかなって思っている。
なので、あくまでも仕事はお金をもらうための手段で、
そこに情熱だったりとか、すごく自分がやりたくて仕事をやっているという感じは感じられなかったんですね。
すごく性格がいい子で、礼儀も正しくて、人間性に問題があるとかそういうのでは全くなくて、
むしろとてもいい子だったんですけれども、仕事に対してのやる気があまり感じられなかったというのが正直な感想でした。
教えていく中で、少しずつちゃんと成長はしていってくれているなという感じはしていたんですけれども、
やっぱりなんか頼りないなという印象があったんですね。
ただ、その後、私が産休育休で1年間お休みした後に職場に戻ってみたら、その子がすごく成長をしていて、
今では6年目、7年目くらいですけれども、立派な戦力として活躍をしてくれているんですね。
相変わらず、すごくなんて言うんですかね、もう何でも仕事やりますみたいな、そういうやる気を前面に押し出すタイプではないんですけれども、
任されたことはしっかりやるし、ちゃんとポイントを押さえて仕事をしているんですよね。
で、私はその時に思ったのが、私いない方が成長するんだなっていうのをすごい感じたんです。
信頼して任せることの重要性
一応教育担当だから、いろいろ教えなきゃとか思ってたけれども、
多分私が彼女のことを信頼しきれていなかったから、任せきれていなかった部分っていうのが多分にあったんだと思うんですよね。
で、それで私がいなくなったら、彼女はやらざるを得ない状況になって、
そこで力をつけたっていう部分はあったとは思うんですけれども、
やろうと思えばできたっていうことなんですよね。やろうと思えばというか、
やることになればできた、任せてもらえればできたって言えばいいのかな。
なんで、きっとできないだろうと思って私が手を出してしまったり口を出してしまったりっていうのが、
あまり良くなかったっていうのが、後から分かったっていう出来事でした。
で、なので今回、今回の方は中途なので、そもそもベースがあるので、
初めから任せられる部分は大きいかなとは思うんですけれども、
やっぱりその相手のことを信頼して任せてみる。
そこで失敗はするかもしれないけれども、失敗は誰もが通る道なので、
失敗することを前提で任せてみるっていうのをやりたいなというふうに今回は思っています。
で、俺ってきっと子育ても同じなんですよね。
相手が20代の大人でも任せることって難しいのに、
5歳とかそういう小さい子供に何かを任せるって、
結果が見えてるって思っちゃう。
任せても、例えばご飯の食器を運んでもらうとか、
きっとできるけど、失敗はする確率も高い。
でも、多分できるんですよね。
親ができると思って任せればきっと子供ができる。
失敗はするかもしれないけど、それはみんなが通る道だから、
仕事にしても子育てにしても、相手を信じて任せることっていうのが一番大事だよなっていうのを、
昔の自分のOJTの経験を思い出しながら考えていました。
それでは今日はこのへんで、さようなら。