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2025-12-01 41:44

#1_Interview:ugoCEO 松井が語る「ロボット社会実装」への挑戦とこれから

【今回のエピソード】
業務DXロボットを展開するugo株式会社 代表取締役CEO 松井の創業ストーリーからロボットビジネスの未来までを深掘りしました。

【ハイライト】

  • 家事代行から警備へ、起死回生のピボット
    資金難で倒産寸前だった創業期。国際ロボット展でのある出会いが、事業を大きく転換させるきっかけに。

  • 「動くIoT」という発想
    アプリ開発、IoTデバイス開発を経てたどり着いた、「人が介在しない」ためのロボット開発とは。

  • 組織の壁と「ugo(融合)」カルチャー
    社員が増える中で直面した「30人の壁」。ミッション・ビジョン・バリューを浸透させた具体的な施策。

  • 生成AI×ロボットの未来
    現場主義を貫く「社会実装ファースト」の視点と、AIエージェントがもたらす変革について。

【ゲスト】
松井 健(ugo株式会社 代表取締役CEO)


⁠ugo⁠採用情報⁠

サマリー

UGO株式会社の代表取締役・CEO松井氏によるロボット社会への挑戦についてのインタビューエピソードです。松井氏はこれまでのキャリアやUGOの成り立ち、ロボット開発の課題と未来について語ります。松井氏はロボットの社会実装に向けた挑戦とその過程を振り返ります。新型コロナウイルスの影響で非接触のニーズが高まり、優吾のロボットが注目され、警備業務へのピボットの重要性についても触れます。このエピソードでは、UGOのCEO松井氏がロボット社会の実装に向けた挑戦や会社の文化について話し、チームビルディングや社内のミッション・ビジョン・バリューの整備が従業員のモチベーションと方向性にどのように寄与しているかを説明します。また、社会課題解決へのアプローチやオープンイノベーションの重要性についても言及します。UGOの松井CEOはロボット社会実装の重要性と新たなAI技術の進化について語り、AIエージェントの導入によりロボットの利用効率が向上し、社会での役割が拡大することを目指しています。

UGOの始まりと松井のキャリア
こんにちは、ugo株式会社の遠藤です。
ugo Robotics Radioは、ロボットスタートアップ、
UGOで働く私たちの文化や思想、そして現場から生まれる学びをお届けするチャンネルです。
UGOで働いている社員や各領域のプロフェッショナルをゲストに迎えながら、
ロボット開発のリアル、最新の技術動向、事業や組織の経営論など、幅広くお届けします。
本日は、UGO株式会社代表取締役、CEO松井さんをお招きして、
UGOの過去、現在、未来、いろいろとお話を伺っていければと思いますので、よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
では早速なんですけれども、まずは松井さんの自己紹介をお願いできればと思います。
UGO株式会社の代表の松井と申します。
私はもともと大学ではソフトウェア工学を学んでいて、最初大学卒業したときはSIRに入って、
いろんな大企業のシステムの開発、あとシステムを作るためのソフトウェアエンジニアリングをチームにインプリメントするようなお手伝いをしていました。
今はこういうロボットを開発するスタートアップを立ち上げるようになったんですけど、
それまでいろんな紆余曲折を得ながら、今のUGOという会社をやっているという状況です。
なるほど、いろいろと紆余曲折を得るところにしていきたいなと思うんですけれども、
UGOは1社目ではなく3社目という位置付けですか?
自分としては会社を起業した経験の中では3回目になりますね。
1回目は私が大学卒業してSIRで入った会社で知り合った先輩から一緒に起業しないかと誘っていただいて、
創業メンバーとして立ち上げた会社が1社目で、
その会社は当時まだガラケーとかが残っていた時代、スマートフォンなかった時代だったんですけど、
その頃の音楽配信サービスみたいなのをやりたいということで起業した会社でした。
その当時は音楽配信だけではなかなか食べていけなかったので、
いろんなソフトウェアの技術を活用した受託開発をやっていて、
ちょうどその頃iPhoneが日本に上陸した2008年ぐらいだったので、
iPhoneアプリとかAndroidアプリみたいなものを開発するようになって、
それがきっかけでスマートフォン組み込みのアプリの開発とか、そういったものに興味を持つようになってきました。
その後2社目は、その1社目で経験した中で、
ちょうどiPhoneがその頃、メーカーズムーブメントでいろんなデバイスとつながるIoTの走りだった頃があったんですね。
それはBluetoothっていう技術が、今まではキーボードとか、あとはイヤホンとか、
決まったプロファイルしかつながらなかったものが、アプリでその部分の開発ができるようになって、
電球と照明と連携して色を変えたりとか、あとはスマートロックと連携したりとか、
そういう技術がオープンに使えるようになったことで、
自分もこれでいろんなものを作ってみたい、ものづくりしてみたいなっていう思いが強くなって、
1社目の企業を一旦卒業させてもらって、独立して2社目の会社を始めました。
ロボット開発の難しさ
それがIoTデバイスを受託開発する会社を始めました。
その時は全くものづくり分からない状態で、
ブレッドボードっていう基盤を模したようなプロトタイピングのものを使って、
LEDを光らせるような、LED化みたいなことをやったりとか、
あとはBluetoothのマイコンを買ってきて、そこにファームウェアを組み込んでみて、
試してみたりとかっていうのを最初やりながら、
徐々にものづくりを勉強してきた、習得してきたということをやってきました。
なるほど。
どういうものに組み込まれてるとか、
例えば僕らが見ることができる製品でいうと、例えばどういうもの?
そうですね。
その2社目で創業した時に関わったプロジェクトでは、
スマートロックが一つ大きなものかな。
今、いろんなところで使われているスマートロックの最初の企画時点のプロトタイプをうちで作らせてもらって、
あの鍵、スマホから操作して鍵を開けるっていう。
鍵を開けられるっていうものですね。
それのバックボーンはBluetoothで通信をしていた、
暗号化通信をして鍵を解除するみたいな仕組みなんですけど、
その部分のハードウェアと、あとは組み込みのファームウェアと、
あとはスマートフォンのアプリ、
全部ワンセットで2社目のIoTの会社で受託して作ったことがあって、
それを中国の新鮮に持っているものづくりのメッカがあるんですけど、
そこの工場、委託先を探してそこに委託もしていくということまでお手伝いしました。
なるほど。ありがとうございます。
そこから融合に、融合はロボットというイメージが強い会社だと思うんですけど、
そこにどういうふうに移行していったかっていうところは、いかがですか?
そうですね。2社目がIoTの会社だったので、
いろんなものがつながるっていうイメージ、世界観っていうのは当然来るだろうなっていうのは見えていたんですけど、
IoTデバイスってどこかに固定するんですよね。
そのもの自体がネットにつながって便利にはなるんですけど、
そのものって結構、ものとものの間を流れるプロセスっていうのがあって、
そこをつなぐのが結局人手が必要、人を返さなきゃいけなかったんですね。
それがいつかこの日本の人手不足、労働人口減っていく中で、
必ず保管する役割が必要になるだろうなと考えて、
それだったら動くIoTだというふうに考えて、
動くIoTからロボットだっていうふうになっていった。
UGOってもともとはロボットを研究している人たちが作ってるわけではなくて、
もともとIoTから来た。
なるほど。IoTを動かそうとした結果がロボットになっているっていうのはそういうイメージなんですか?
なるほど、面白いです。
ロボットは結果的にそこにたどり着いたみたいなところだと思うんですけど、
いかがですか?実際そのロボットに携わるようになってきて、
想像してたところと、さらに広がっていくというところと、
イメージと違うな、ここは修正していきたいなみたいな、
すごいざっくりとした質問なんですけど、
例えばそういったことがあるとすればどんなあたりが?
そうですね、もともとIoTのデバイスを作るってことは9年ぐらいやっていたんですけど、
IoTデバイスってだいたいちっちゃいんですよね。
ビーコンとかスマートロックも手に乗るぐらいの大きさなので、
開発もそこまで大規模ではないし、
あとは物のハンドリングとかも輸送費とかもそんなにかからない。
一方でロボットってサイズも大きいですし、
あと中の基板類とかもモーターを使うのでその分電力も消費も激しいし、
バッテリーも大きいし、電源基板も下手したら燃えちゃうぐらい、
要は大きい量の電流を扱うということで、
結構今までのIoTデバイスとは桁違いに難易度が上がりました。
そこがやっぱり最初の頃ですね、創業期の最初の頃は
IoTデバイスたくさん作ってプロットタイピングとかもたくさんやってたんで、
ものすごいスピーディーにはできたけども、
やっぱりロボットの難しさっていうのはすごく技術的には感じてましたね。
エピソード的にこういうところは苦労したあるいは失敗したみたいなところが
もし一つあれば一つあれば伺いたいんですけど。
そうですね、ロボットって本当に非常に複雑なモジュール化というか
分割されて作られているので、
例えばカートのホイールを動かすための基板はそのカートの基板になっていたり、
あとはまた違うアームの基板をアームで別になっていて、
そのサブシステムをまた組み合わせて全体のシステムにするような
メインのコンピューティングボードがあったりってなるんですね。
そうするとそれらを構成して組み上げていくのに
ものすごく複雑に配線したりとか、
ちゃんとそれを固定したりとかそういうのも考えなきゃいけないので、
最初の頃は本当そこら辺がもう全然オーガナイズされてなくて、
組み立てる人によってバラバラになっていたり、
メンテナンスもこれなんかこの機体こうなってるけど
こっちの機体全然違うじゃんみたいなことがあって、
すごい現場で困ったっていうのがたくさんありましたね。
そのあたりはやっぱり試作としては1台2台作るんだったら全然いいんですけど、
それを本当に100台に100台1000台とかって量産していくと
もうかなり問題になるので、
そのあたりは最初の頃はやっぱり全然できてなかったところですね。
家事代行ビジネスの構想
最初に作ったロボット、最初に世に出したロボットっていうのはどういうロボットだったか?
そうですね。
融合の最初のコンセプトがまさにその動くIoTっていうところで考えていて、
ターゲットがやはり日本が人口を減っていく中で
日本の生産性を上げたい、日本のもっとプレゼンスを上げていきたいっていう思いで
融合を立ち上げたので、
その一番ボトルネックになっているのって何だろうって考えたら
あまねく人がやってるだろう家事だと思ったんですよ。
家事代行っていうのが日本では全然まだまだ普及はしてなくて、
日本国内だと5%ぐらいしか使われてないというふうに言われていたので、
その理由が何だろうっていうところをちょっと突き詰めていくと、
日本人って家の中に他人を入れるのをちょっと拒むというか嫌がる傾向があると。
そうですね。
僕もちょっと抵抗ありますね。
ありますよね。
なんかやっぱり部屋の中を見られるとか嫌だとか、
特にそういう家事代行みたいなサービスを使うと、
家事代行に来てもらうために部屋を片付けてるっていう状況があるらしくて。
恥ずかしいところ見せれないみたいな。
なのでまだまだやっぱりそういう人を入れることに対する普及が、
ハードルがあるんだなと考えたので、
じゃあロボットに任せれば、
今清掃ロボット、床清掃のロボットとか使われているので、
それに延長するような形で、
例えば洗濯物を洗濯機から取り出して、
それを干して乾燥したらまた取り込んで畳むっていうような、
そういう一連のプロセスをつなぐような役割として、
うちのロボットを使えないかなっていうことで、
最初は家事代行ビジネスを始めようとしてました。
それが大体7年前くらい?
そうです。2019年にそれを企画して記者発表会もやって、
いろんなところに興味を持ってもらいましたね。
その当時はまだ遠隔操作でやる想定だったので、
要は人が家に入らない形で、
そういう家事代行のサービスを遠隔から提供するっていうようなコンセプトでやっていました。
いかがですか?その頃のロボットって、
ロボットの社会実装への挑戦
私の記憶からするとまだまだ霊命期というか、
っていうところでの苦労とかもすごいあったんじゃないかと思うんですけど。
そうですね。まだまだああいう人型だったり遠隔操作ロボットって、
本当に出始めっていう感じだったので、
まずはそういうところから、ロボットって何?っていうところからやるようなことが多かったですね。
あとちょうどコロナになる前だったんですよ。
2019年に直前って感じですかね。
なのでまだ業界というか市場としても、
ロボットってすごく新しいし面白そうだし、
これから人手不足になるっていう人工統計的な予測もあるので、
いつかは必要になるだろうと思っていたけども、そんなに何かこう、
危機感はなかった。ロボットを使わなきゃっていう状態にはまだなってなかったっていう時代でしたね。
それが2020年のちょうどコロナが蔓延していくようなタイミングで、
非接触、非対面っていうのがキーワードになっていて、
エッセンシャルワーカーさんが現場に行けなくなるという状態になっていたんですけど、
その時に我々の遠隔で働けるロボットっていうのが注目されるようになってきて、
引き合いがすごくその時から増えるようになりましたね。
警備業務へのピボット
Zoomとかがもう当たり前になってくるようになっていて、
ITの働くようなホワイトカラーの方々はだいぶリモートワークできるようになってきたんだけども、
エッセンシャルワーカーさんのように現場業務をやっている人たちはどうしても現場に行かなきゃいけない。
そこに対してコロナになるリスクがあるので、
そういう人たちのお手伝いというか助けになるようなツールとして、
我々のロボットが使えるだろうということで引き合いが増えていったことがありました。
そうすると今お話を伺っていると、結構タイミングもコロナ直前でぴったりだし、
コロナがあって遠隔で非接触で非対面でというところが出てきたので、
グッと今の話を聞いていると順調に立ち上がって、
いや順調ではない。
その辺りをちょっと伺いたいです。
最初の2019年カジダ以降を発表して、
全くビジネス的にはうまくいかなくてですね。
難しかったです。
本当はそこからいろんなパートナーを見つけて出資も受けて、
カジダ以降サービスを非常に安価にやろうと思ってたんですけど、
パートナーもなかなかうまく見つからず、
あとは資本金出資も集めることができなくて、
本当潰れかけてたという状況だったんですね。
それが2019年末のちょうど国際ロボット展があった頃で、
遠藤さんがたまたま国際ロボット展にお越しになって、
名刺交換して、すごい面白い形の腕がついたロボットがあるなと思って、
お声掛けしたっていうのが。
優吾のブースに来ていただいて、
あの時に、たぶん優吾は洗濯物販売みたいなもんだったと思うんですよね。
その当時はカジダ以降でやってた。
チリックですね。
僕はその時、荷物を運んでもらえないかなとかっていうので、
ちょっとお話をした記憶があるんですけど、
そこからカジダ以降から、
今、警備であるとか点検であるとかっていうロボットに変わっていくっていう、
そのあたりの変遷っていうのは、
どのようなストーリーがあったのかっていうのをお伺いできますか?
ちょうどあの日かな、国際ロボット展に展示してた最終日ぐらいに、
撤収をするっていうことで片付けをして、
実はその時にもう一つアポイントメントをいただいていたんですね。
それが株主の方の知り合いから紹介していただいた、
ビル設備管理会社さん。
今の弊社の株主である大成さんを紹介いただいて、
大成の当時専務だった方に優吾を見ていただいたんですね。
先方のオフィスに、その展示会の帰りに寄って、
デモをさせていただいて、
優吾はこういう腕があるので、腕を使って何らかの計作業ができるんですよってことをご紹介していたんですね。
当時その設備管理会社さんの方では、
警備ロボットを探していたと。
まだ既存の警備ロボットではどうしてもコストも高いし、
あとはエレベーターに乗るっていうこともなかなか難しかった状況だったので、
警備ロボットとして活用するためにはやっぱりエレベーターに乗って各フロアを巡回してほしいっていうニーズがあって、
そこで優吾のアームが付いているので、
これエレベーターのボタンを押せるんじゃないかというふうに言っていただいて、
それを遠隔操作で洗濯物とか畳んだり、
当時はユニクロのエアリズムとかも畳んでたので、
ボタンを押すぐらいはもう簡単にできる状態だったんですね。
それを押したら、いいねということになって、
じゃあこれ警備ロボットとして実証実験始めようということで実証実験先を用意していただいて、
実際に現場の警備員さんと深夜巡回をしたりとか、
エレベーターのボタンを押すという開発をするようになって、
そこからタイシーさんにも出資をいただいて生き残ったという経緯がありましたね。
新しい製品の開発
なのでカジダ以降から転職をして警備員になったことで、
ちょっと食っていけるようになったという。
じゃあそれが一番まず最初にあった融合としてのピボットがカジから警備。
ピボットはそういう意味ではその後もいくつかされている。
そうですね。ピボットは何回かしてますね。
その辺りっていうのは警備、その前に警備でピボットした後は結構そこはもう、
順調にお客さんからの引き合いとかもいただきながら。
そうですね。警備は着実に伸ばしていくようなことをやっていて、
いろんなビルのオーナーさんだったり、警備会社さんだったりに営業していっていました。
そうするとだんだんいろんな場所で融合を見ていただけるようになって実績も出てきたので、
それを見ていただいた他の業種の方々がこれうちの業務でも使えないかという問い合わせが増えていたんですね。
その中の一つにデータセンターの事業者であるNTTデータさんが問い合わせをしていただいて、
この融合を使ってデータセンターの設備の点検をしたいと。
当時の総案型の融合プロを先方のデータセンターの方に持って行って点検業務をやったんですけど、
まあ課題ばっかりで。
なかなかうまくいかなかった。
そうですね。やっぱり融合プロってものすごい人型なので大きいですし、
あと2本の腕があるっていうのもあるんですけど、そんなに重い扉とかは開けられないんですね。
データセンターのそれこそ電気室、機械室みたいなところって防火扉なのでものすごい重いので、
そういう扉も開けられないし。
あと走行する場所、グレーチングっていう網絵目の道とかもあるので、
そういうところとかもなかなか走行が安定しなかったりとかしていて、
もともと我々のロボットって家庭用から入って、
そこからオフィースビルっていうすごくフロアがフラットなところを対象にしていて、
走行しやすい環境をターゲットにしていたのに対して、
やっぱり設備転機をするような場所っていうのはまたちょっと違うフィールドだなということで、
最初の実証実験でいろいろな課題を見つけて、
そこから何ができるのか、どこまでできるのか、
あとロボットどうハードウェアを変えたらいいのかみたいなところを
NTTデータさんと一緒にブラッシュアップをしながら、
約1年かけて新しい新機種を企画していって、
それがきっかけで点検向けのロボットとして、
新たに融合ミニっていう小型のタイプのロボットを作りました。
なので融合プロよりもコンパクトになったことで、
設備って非常に狭いところに敷き詰められてるからこそ、
狭いところにも入っていけるし、
あと非常に軽量で走行性能も、
グレーチングも走れるように設計したりして、
あとはいろんなところも見れるように
昇降機能をつけたりとかをして、
改良していったっていう経緯がありますね。
その頃の会社の規模というか、
結構いろいろ技術的にも新しいものを取り入れたりとか、
市場の人数を吸い上げたりだとか、
機能がすごくたくさん増えてくると思うんです。
会社としてやらなければいけないことが。
実際に融合ミニを開発をされたときの、
会社の様子っていうのはどんな、
例えば人数とかそういったところから。
過去から振り返ると、
創業時は融合5人で創業したんですね。
試作、1機目の試作を作って、
その後警備にピポットしたときは、
10人前後ぐらいですかね、
十数人ぐらいでやってました。
その後事業拡大して、
点検の領域にも新たな機種を開発したときは、
30人前後ぐらいの人数になっていましたね。
なので2倍3倍ぐらいずつ増えていったような形です。
主にエンジニアの人数が増えていったという。
そうですね、エンジニアが一番多かったですね。
特にロボットの開発は、
ハードウェアもソフトウェアも全て内製していたので、
そういったメンバーを増やしてました。
よく聞く話で、
創業期は意思の疎通もできているし、
モチベーションも同じぐらいでっていうのが、
だんだん人数が増えていくに従って、
なかなかいろんなカルチャーが混ざってくるので、
一つの方向性に向けていくのが難しいみたいなことを聞く話なんですけど、
その辺りって実際ありました?
そうですね、やはり30人、50人の100人の壁みたいなのをよく聞くんですけど、
そのぐらいの人数になってくると、
だんだんコミュニケーションが疎遠になってしまうわけではないんですが、
全員と話す時間っていうのも取れなくなってしまったり、
あと業務もですね、だんだん縦割りになっていくというか、
分担していくようになっていくので、
そこでのコミュニケーションがギャップが出てしまうっていうのはありますね。
最初の頃5人とか10人の頃は1人でたくさんの役割をカバーし合ってやっていたので、
そういった意味ではおのずとチームとして連携しながらやらないと進まなかったんですけど、
だんだん人数増えてくるといろんな業務を細分化して、
それぞれ担当割り振ってやっていくようになっていったので、
その辺りのやっぱり仕事の進め方のギャップ、
特に昔からいたメンバーと新しく入ってきたメンバーでの
今までのやり方の違いから来るギャップとか、
そういったものが結構影響してたんじゃないかなと思いますね。
そういうギャップが生まれた局面で、
UGOのチームビルディング
松井さんとしてはどういうふうにそれを解決していったのか、
例えば解決する人をそこに役割として持たせるっていうこともあるかもしれないですし、
松井さん自身がそこの部分を循環性としてうまく回していくみたいなところとか、
いろいろやり方あると思うんですけど、
松井さんの場合はその辺りはどういうふうに突破していったというか、
思いますか、カルチャーをつくる。
そうですね、まだ30人とかの頃は、
言うても結構みんなで集まったりとか、
それこそ当時合宿とかもやっていて、
アタミのほうまでみんなで行って、一日一泊二日で。
楽しそうですね。
面白かったですよね。
夜中まで融合どうしようみたいな真面目な議論もしたり、
あとは仲良く楽しむレクリエーションとか懇親会もしたり、
一泊二日だったんで、
翌日もまたホワイトボードを置いてあるところでチーム分けして、
グループ分けして、
今の現状の課題に対してどういうふうに解決していったかっていうのを
グループ発表したりっていうことをやって、
30人だったらそういうぐらいのグループワークとかも
泊りがけでもできるので、
そういうふうにやってみんなの方向性をまとめていくとか、
そういうことをやってチームワーク、チームビルディングっていうのをやっていましたね。
それはすごく良かったなと思います。
50人とか超えてくると、
だんだん集まること自体も場所も必要だし、
ものすごくお金もかかるので、
なかなかできないなっていうふうに感じていたんですね。
やっぱりいろんな人が、いろんな会社からいろんなバックグラウンドの方々が来るので、
そういう人たちのベクトルを揃えなきゃいけないなっていうのがすごく感じたことでしたね。
多分いろんな思いを持って皆さんUGOに来ていただいていて、
UGOでこういうことしたいとか、こういうチャレンジをしようとかって思っていただいている方々が多いので、
すごくモチベーション高い方々が多いんですけど、
事業としてはやっぱり何かベクトルを揃えて、
みんなで一気にそこを攻めるとか、力を合わせて取り組んでいかないと、
せっかくみんなで集まった力をうまく活かしきれない、
退散してしまうと意味がないと思っているので、
そのベクトルを揃えるということを意識していました。
ミッションビジョンバリューの重要性
その当時はまだまだミッションビジョンバリューみたいな、
UGOが大事にしている価値観とか、
UGOがいる存在意義とか、
そういうのをまだ名分化していなかったんですね。
私がいろんなところで喋ったりとか、
全社会議でみんなにこういうビジョンを持ってやってるんだということをたまに喋ってたんですけど、
それが日々の業務で意識するかというと、
毎日聞いているわけではないので、
その意識もしないし、
あと発言自体も名分化されていないので、
なかなか残らないと思っていたので、
それをちゃんと名分化して、
みんなでそれをちゃんと頭の中に残していくようにしていこうという思いで、
ミッションビジョンバリューを作るということをやりました。
それは一昨年かな、
2023年末ぐらいに、
経営人で半年ぐらいずっとワークショップを、
毎週、各週かな、
各週で2時間、3時間とか結構時間かけて、
いろんなものをみんなで、
こうでもない、こうでもないという、
本当に文字の選定からやって、
作り上げていましたね。
出来上がったものというのは、
実際にどういうふうに活かされているかというと、
そうですね、最初の頃はやっぱり、
こういう優吾はパーパスを持ってやっていますと、
こういう価値観を大事にして、
我々は働いていきたいと思っていますということを、
まずみんなに伝えるということを何回もやっていって、
今、弊社のオフィスの壁にも、
ミッションビジョンパーパス書いてあるんですけど、
そういったものを常に見て意識するように、
心がけていましたね。
さらに、我々の会社の評価制度というか、
キャリアをどう築いていくかって、
キャリアマップも合わせて作って、
優吾の社員がそのキャリアを積み上げていく上で、
どういう人でいっていきたいかと。
そういうものに、中にも、
優吾のバリューはどういうものかというもの、
それを体現できているかというものも、
ちゃんと軸として入れていくようなこともやって、
なので、単に作っただけではなくて、
ちゃんと制度設計とか、
あとは今のチームの中に落とし込んでいくというところを、
やっていきましたね。
なるほど。
そうやって普段から見えるところと、
あとは定期的にキャリアビジョンの中で、
自分がどうそこにフィットしているかどうか、
これから先どうしていくかみたいなところを、
しっかりと振り返るきっかけを作る、
みたいな形で、
社員のみんなに浸透していくような仕組みを作っている、
そんなやり方をされている。
はい。
あと、バリューブックっていう本も、
この間作ってですね。
はい、読みました。
あそこに優吾が大事にする考え、
6つの考えを入れてまして、
それに対する事例とかエピソードみたいなものも入れた本を作ったんですね。
それがもう優吾の教科書というか、
皆さんがちゃんと参照するような、
ベースとなるような情報にしていて、
それをもとに、
いろんな目標を設定してもらったりとか、
振り返りの面談の時に、
振り返っていただく時の参照元として、
使っていただくようなものにしています。
ありがとうございます。
そのようなバリューを目に見えるような形でっていうこととか、
いろいろなことを試行錯誤しながら今積み上げてきている、
その優吾のカルチャーというのは、
一言ではなかなか言いづらいと思うんですけど、
ロボット社会実装への挑戦
優吾ってこういう会社だよ、こういうカルチャーがある会社だよっていうのは、
松井さんの目から見てどのような見え方をしていますか?
そうですね。
一つは固定概念をなくすようなチャレンジをし続けているかなと思います。
われわれの会社ってロボットが非常に目立つので、
ロボットの会社としてとらわれやすいんですけど、
私たち自身別にロボットにこだわっているわけではない。
もちろんロボットを今までずっとやっていたので得意ではあるし、
ロボットを活用していきたいという思いはあるけども、
別にロボットだけで何かすべてを解決しようとは思っていないんですね。
究極やっぱりわれわれ優吾って社会課題を解決するために
あらゆるアプローチで取り組んでいく。
その中の一つの技術としてロボットをやっているんですけど、
なので本当にわれわれの今優吾の中にいるメンバーも
優吾っていうロボットを活用しつつも、
優吾だけにとらわれずいろんなソリューションを組み合わせて
お客さまに価値を提供していくっていうスタンスを持っていると思っています。
なのでいろんな課題に対するいろんな解決策、
アプローチっていうのはあると思うんですけど、
そこに対して制限をかけないというか、
自分の仕事にも制限かけずにいろんなものを取り入れてやっていく、
連携してやっていくっていう考えが非常に優吾らしいなと思っています。
優吾っていう社名も漢字の優吾から取ってるんですね。
なので最初人とロボットの優吾っていうコンセプトだったんですけど、
実は企業と企業の優吾とか人と人の優吾とか
そういういろんなことをつなげるっていう役割が優吾にはあるんじゃないかなと思っているので、
優吾っていうカルチャー自身も本当にオープンだし、
みんなとの連携もウェルカムだし、
オープンイノベーションとかも積極的にいろんな企業さんとこれまでもたくさんやってますということで、
本当にいろんな人とつながっていくカルチャーが優吾にはあるなと思っていますね。
会社らしさとかっていうと、例えば何でしょうね。
こうであるみたいなのを一つ軸として持つっていうのが、
僕の感覚ではそういうものなのかなっていうのはあったんですけど、
優吾らしさっていうのはあらゆる可能性を取り入れて、
やりたいようにやれるような環境、カルチャーを作っている。
ちょっと言葉がうまくないですけど、
そういうのが自由にチャレンジして、
自由にやりたい方向に自分たちで進めていけるっていうのがある種の優吾らしさ。
そんな言葉ですかね。
そうですね。
究極やっぱりエコシステムを作っていきたいと思っていて、
いろんな発明、発見とかを誘致するというか歓喜するような、
そういうオープンイノベーションなビジネス環境を作っていくっていうのが優吾の、
特に今ロボットの領域では今できているところかなと思うので、
そこが優吾らしさにつながっているんじゃないかなと思いますね。
決められたことを極に真面目にやるっていうことももちろん必要だと思うんですけど、
プラスアルファはこういうことをもっとやりたいんだよねっていう自由な発想で、
自由にアクションしていけるみたいな人は、
すごく優吾のカルチャーっていうのは合いそうだなって。
そうですね。そうだと思います。
なるほど。ありがとうございます。
直近、優吾は今その点検のロボットっていうところまでお話聞いたんですけど、
今と今後、どんなふうに変わっていく、あるいは変えたいところと
残していきたいところみたいなところもあると思うんですけど、
これからの話をちょっと伺いたいなと思うんですけど、
今とさらに先、そういうふうに松井さんの描いているものがあるのかなと。
そうですね。これまでもずっと優吾の考え方として持っているものは、
変えたくないものですね。
社会実装ファーストっていう考え方なんですね。
やっぱり過去を見てロボットってまだまだ社会実装されていないケースが多くて、
産業用ロボットとか一部の家庭用ロボットでルンバみたいなね、
清掃ロボットとかはもう世界中に普及してますけど、
でもそれ以外のサービスロボットとか汎用的なロボットって、
本当もう5年前とかは全然まだまだ普及してなかったんですね。
それって何でだろうっていうと、やっぱり研究開発で終わってしまっていたものが多かった。
ロボット社会実装の挑戦
ロボットが非常に高くて費用対効果が合わないみたいなのが多かった。
そういうものをちゃんとビジネスになり立つように、
費用対効果も出るように作り変えていくっていうその社会実装を優先して
プロダクト作りをしていくっていうのは、
UFOは一番大事にしているところなので、
そこはこれからも変えたくないなと思っています。
やっぱり最近変わってきているところとしては、
この1,2年で生成愛がものすごく進化をしていて、
大規模言語モデルが出てこれほどまでですね、
今賢くなっている状態は想像してなかったんですけど、
その技術が今フィジカルAIと呼ばれる、
現実世界の方にAIを適用していくっていうトレンドが来ているので、
これが実現されるようになってくると、
ロボットの制御の在り方だったり、
ロボットの使われ方っていうのも大きく変わってくるっていう、
そういう変わるタイミングになっているんじゃないかなと思っています。
なので、このあたりはUGOにも取り入れていくような、
AIロボットとしての進化っていうのはやっていきたいなと思っています。
具体的にはそういった何かプロダクトとして、
世の中に次のプロダクトとして発信していきたい、
届けていきたいっていうようなものっていうのはお持ちですか?
そうですね。やはりAIをいかにロボットに適用していくかっていうのは、
我々常に命題として持っていて、
最近リリースしたのがUGOのロボットに対する、
AIエージェントを提供するっていうようなサービスですね。
これはNTT西日本さんから、
我々のプラットフォームを活用してサービス提供いただいているんですけど、
アイリス大山さんの製造ロボットにその技術が採用されて、
AIエージェントに対して指示を出すと、
そのAIエージェントが製造ロボットをコントロールしてくれる、
適切に管理してくれるというようなサービスですね。
これによっていちいち人がロボットの状態を見たり、
ロボットに指示を出したりっていうことをする必要なく、
AIエージェントが考えてそのあたりをハンドリングしてくれるようになってきますと。
そういうような形でロボットにいかにAIを適用していくかっていうのは、
まだまだいろんな活用の余地があると思っているので、
そこをちゃんと社会実装ファーストっていう考え方の中で、
ちゃんと現場で役立つ、使いやすい、
コストも費用対効果が合うように提案できるようなプロダクト作りっていうのをやっていきますかね。
AIエージェントの導入
今までは警備ですとか点検とか、
いわゆるフィールドに合わせて製品を提供していったみたいなストーリーだったと思うんですけど、
これからAIを使ってロボットとAIをどこでも使えるように、
どういったところが本質的に活路があるのかどうかみたいなのを探しながら、
もっとロボットが活躍できる場面と、
人とうまく折り合いをつけて協業していける場面とを作っていく、
みたいなことをチャレンジしていく。
そこの課題は現場を見ないと、現場に行かないと、現場で試さないとわからないことが多いんですね。
なので我々はやっぱり現場を大事にする現場主義でいつも動いています。
ありがとうございます。
最後に聞いている方の中にはUGOと何かやりたいとか、
こんなUGOでもっと自分で仲間になってこんなことを挑戦していきたいみたいな方もいらっしゃると思うんですけど、
そういう方々に向けてのメッセージなどあればお願いできますか。
そうですね、本当にUGOもオープンでいつでもウェルカムなチームですので、
少しでも興味を持っていただいたら連絡いただきたいですし、
あとこれから本当にロボットってあらゆるところで当たり前に使われるような存在になっていく、
その今ちょうど伸びる最初のヘッジにかかっているところだと思うんですね。
特にAIの今浸透のスピード感でロボットもどんどんそれを後押しされている状況なので、
このまさにビッグウェーブが来ているタイミングでぜひみんなにジョインしていただいて、
一緒にロボットを社会実装というのを盛り上げていきたいなと思っていますので、
お気軽にご連絡くださいと。
チャレンジするフィールドはたくさんありますね。
というのが松井さんからのメッセージですかね。
はい、非常に楽しいです。
ということで、今日はお時間いただきましてありがとうございました。
ありがとうございました。
41:44

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