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ソース
https://academic.oup.com/mnrasl/article/525/1/L98/7235807
Credit : NASA
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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております。宇宙話。今回は、200光年先に見つかった、ぬるーい星の周りを回っている、重い惑星を紹介していきたいと思います。
この重い惑星っていうのは、重さが重いわけではなくて、鉄が豊富に含まれている。
これが一体どういうことなのか。宇宙の歴史、そして惑星がどうやってできるのかっていうところを紐解く上で重要な、惑星の研究に関するお話を今回はしていきますので、ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、10、9、10、
佐々木亮の宇宙話
2023年8月8日、始まりました。佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1034話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
ということで、今回はまた見つかった新たな惑星に関するお話をしていきます。 まあ地球も惑星と呼ばれる星の種類の一つで、
そんな惑星、最近5000個以上見つかっているというところで、これから地球外生命体とかそういったところを探査していく上では、非常に重要なその生命たちが住んでいる場、みたいなものの研究っていうところですね。
これについて、まあ新たな種類の星が見つかったっていうところが、今回ちょっと面白そうなトピックとして上がってきているので、こちら紹介していきたいと思います。
今回の論文はかなりシンプルで、こういう星見つけたよ、こういう性質あってこんな感じの星だった、っていうだけですね。
そこだけがわかって出る論文っていう一番シンプルな、僕が好きなタイプの論文だし、こういう論文書きたかったなっていうような、そんなお話ですね。
そんな論文への思いみたいなところは、ぼちぼち話していこうかなと思っていて、早速論文の中に入っていこうかなと思います。
今日紹介する星っていうのは、80パーセク、これだいたい×3ぐらいしてくれればいいので、3はちょっと言い過ぎかな、2.7ぐらいしていただければいいので、
だいたい200光年ぐらい先っていうところにある惑星が見つかったっていう、そういうお話ですね。
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200光年、これを近いと捉えるか遠いと捉えるかっていう話なんですけど、天文学者の中だったら近いよねっていう分類に当たるかなっていうところのそんな星です。
で、ただ今回は地球みたいな惑星が見つかったっていうよりは、どっちかっていうと木星みたいな星が見つかったっていう、そういう話ですね。
木星っぽい星っていうのと地球っぽい星っていうのの大きな違い、宇宙話リスナーのみんなだんだん覚えてきましたかね。
これは、地球っぽい星は岩石でできている岩石惑星。
木星っぽい星っていうのはガスでできているガス惑星っていうところですね。 この2つの性質っていうのが大きく惑星の違いとして現れていて、
太陽系の中で言うと太陽系の木星より内側、水、金、地、地球ですね。
火星までっていうところが地表がある、いわゆる岩石でできているようなものに対して木星とかっていうのがガスっていうようなイメージです。
そんなガスでできている星と地上がある、地表がある星っていうところの違いの中で、今回はガス惑星が見つかったと。
これガス惑星の方が実際には宇宙空間で見つかっている惑星の割合としては多いんですよね。
ガスでできている星の方が比較的一般的であると。 だってなんかそんな感じしますよね。
だって言ってしまえば太陽とかもガスだし、そういう星とかっていうのも一種のガスみたいなものでできているものが多いから、
宇宙での一般的な形としてはそっちのガスの方がどっちかっていうと多いんじゃないかなっていう印象を持つかもしれないですね。
で、そういったガスっぽい星に対する研究の話なんですけど、今回注目したいところで言うと、そういう惑星が見つかったっていうだけではなくて、
中心の星っていうところにも結構注目度が上がってます。 太陽と地球、太陽と木星みたいな関係性で言うと、
太陽って割と暑いじゃないですか。5000℃とかっていうようなところになってる星で、それに対して今回の論文の中で見つかったものっていうのはM型星って呼ばれる星で、
それこそ3000℃とか、もうちょっと低かったっけなっていうようなぐらいの明るさというか温度の差の星なんですよ。
で、こういうM型星とか、で、太陽っていうのはG型星って呼ばれるんですけど、こういったところをこの温度で分けてスペクトル型っていうふうに言ったりします。
これでちょっと宇宙好きの人とか、あとは天文検定とか受けたいなみたいな人のためにここ説明しておくと、スペクトル型っていうのは簡単に言うと温度ですね。
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で、このスペクトルっていうことは難しいかもしれないけど、簡単に言うと色を分けている時の見え方みたいなところで、どの色が一番強いか。
青い方が強ければより温度が高いし、赤ければ温度が低いしみたいな。まあ低くても燃えてるようなもんなんで、暑いは暑いんですけどね。
で、そんな中で温度の高い星から低い星までっていうところで、いろんな種類が分かれてて、O型星、B型星、A型星、F型星、G、K、Mっていうような感じで分かれてます。
O、B、A、F、G、K、Mですね。なんか星のあれみたいなもんですね。血液型みたいなもんですね。
O型、B型、A型ぐらいまで聞くと血液型の話かなって思っちゃうかもしれないけど、F、G、K、Mとあると。
で、今回そのOが一番温度が高くて、Mが一番低くてっていうところで、今回見つかった惑星っていうのは中心の星がM型星っていう温度の低めの星であるっていうようなそういう状況ですね。
ちなみに太陽はG型星です。なので、太陽と今回のM型星の間にはK型星っていうような、ちょっとだけ今回の見つかった星よりも温度が高くて、太陽よりもちょっとだけ温度が低い星たちがあると。
ね、これ実は多分天文系の学科とかにいる人とか、天文検定とかだったらテストに出るんですよ。
で、こういうのってだいたい語呂合わせみたいなので覚えて、O、B、A、F、G、K、Mっていうのは、O、Be a fine girl, kiss me っていうふうに覚えるのが多分一般的には多いんじゃないかなっていう。
Oはもう本当にカンタンフみたいなOですね。で、Be a fine girl だから、
まあね、ちょっとなんか今のご時世に合うか合わないかで言うとちょっと際どいところありますけど、昔の語呂合わせなんかそんなもんですよね。
Be a fine girl いい女になるみたいなところの、kiss me だからキスしてみたいな。もうなんか下世話な、下世話な語呂合わせですよね。
そういった覚え方もあったりすると。もしかしたら今の時代になって、こういうちょっとした多様性みたいな時代になってきたら、ここら辺は変わるかもしれないですね。
特にガールのところが変わるのかな。ガイ、女目線だとガイみたいな、男目線だとガールみたいなこと言ってたんですけど、そんなこともねえよって話だと思うので、
まあそういったところ、ぜひね。なんか覚え方なんてどれでもいいので、とにかく覚えれればいいかなっていうところを思いますね。
そんなスペクトル型の話させてもらったんですけど、なので今回の星の特徴っていうのは、光というよりも温度が低めの星の周りを回っている
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木星っぽい星が見つかったっていうところが注目のポイントですね。 これすごいんですよ。こうやって惑星の特性を理解していこうとした時には、
あっ惑星あったっていうふうに見つける手法とは別で、じゃあその惑星がどのぐらいの大きさでどういう重さを持っててってやろうとすると、
いろんな光のいろんな天文台のデータを使わなきゃいけなくて、5千個とか惑星見つかっててもそれをどんどん解き明かしていくのって大変なんですよね。
で今回それが明らかになって、今回の研究見ていくと惑星の大きさは木星のだいたい8割ぐらい
になっているというところになっていて、で星の重さっていうのが
これだいたい
太陽の重さの3割ぐらいというところになってますね。 っていうぐらいで軌道周期が1.52日
52日です。めちゃめちゃ早いですよね。 だって太陽の周り地球一周するのに1年かかるわけじゃないですか。
でも軌道周期が1.5デイって書いてあるので1.5日でぐるぐる回る。 1.5日で1年が経過するみたいなもうなんかやっぱ僕たちが考えているスケールとは
ちょっと違うような星っていうところがわかりますね。 そこが結構特筆すべき点なのかな。
けどやっぱりそういう短い軌道周期の星っていうのはたくさんあるしなっていうところがあって そこに加えてこの惑星がどんな星なのかっていうところで
言うと最後特徴的な部分として挙げられているのは 重元素が多い
重元素が多いって書いてあります。重さですね。重さ。 重元素っていうのは結構いろんな定義の仕方があるんですけど
一番厳しい定義みたいなもう全部重元素じゃんって言っちゃうようなので言うと もう本当水素とかヘリウムとか以外みたいな
っていうようなラインでつけられる時もあれば重い金属とかだけみたいな時に使われたりもしたりするというようなところですけど
今回は鉄ですね。 鉄の量がどれぐらいかみたいなところが論文の中で示されていて
それによって今回の星っていうのがどのぐらい ヘビーエレメントが多いのかっていうのを研究がされています。
そうするとヘビーエレメント、鉄の水素に対する割合が0.3
水素が10個あったら鉄が3個あるみたいな そのぐらいの比率っていうところが今回の研究では分かってるっていう感じですね。
地球とかだと確か
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地球だと水素がほとんど 地球の元素の比率ちょっと調べながら話そうかな
なると確か 酸素が47%だす水素
水素の割合ってあんま書いてないのかってなってくると鉄っていうのは全体の6%ぐらいが
地球の地殻の中を占めているっていうところがあるんで まあ地殻以外にも大気ってなるとね
窒素とかいうところになってくるからまた別なのかな でまぁ鉄って空気中にねそんななんかその観測できるほどあるっていう話でもないので
まあガス惑星だから鉄と水素のガスが入り乱れててそういう感じになっていると ちなみに地球もやっぱり鉄っていうのを抱負に含んでて
地球の核の鉄の割合っていうのはほぼ9割が鉄でできていたりすると でドロドロに溶けているマントルとかっていうのはまあ7割8割ぐらい
だったり地殻には9割ぐらいありますね っていうような感じで結構なんだろうな
鉄っていうのはその天体の 持っている性質として指標としてすごい重要なポイントになってるんですよ
なのでこの鉄の割合が水素に対してどれぐらいあるかっていうところを見てあげる と
まあ星の周りの進化の環境だったりとか形成の歴史っていうところまで紐解けるんですよね
もうちょい具体的に言うと宇宙空間というのはまあ水素ばっかりがあるわけですよ 水素ばっかりあって鉄とかみたいな星っていうのは周りのあの
惑星じゃなくて恒星ですね 恒星の中で核融合が起きていって水素からヘリウムとかできて
まあ炭素とかできてで最終的に鉄をたくさん作るんですよね で爆発しない星は鉄の塊として宇宙空間に残るし
爆発した星はその鉄を宇宙空間に巻き散らすと でその巻き散らされた鉄っていうのを他の星たちが含んでいくから
ね自分たちで鉄を作れないであろう星たちの中にも地球の中にも鉄があると っていうような宇宙の歴史の要素っていうのを持っているのがまさにこの鉄っていうの
が一種類あるんですよね だからこそ天文学者っていうのはこの鉄っていうところに注目していたりする
でその鉄の量がどんぐらいになるかによってここらへんは鉄が豊富にあったってことは みたいな話とか
鉄を豊富に含んでるってことは作られた当時こういう環境だったんじゃないかとか そういったところまで言及されていくっていう意味でも鉄を見ていくっていうのは非常に
重要になってくるというようなところで今回の星は鉄が豊富に含まれているっていう 情報が研究の結果から明らかになっているのでまあここから
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まあ今後ね惑星の形成の歴史とかが紐解かれていくんじゃないかなというような そういうお話でした
ということで今回はだいたい200から300光年ぐらい 200光年ぐらいか 離れたところにあった
ぬるい星の周りを回っているガスでできている惑星 そんなお話しさせていただきました
でですね まあじゃあ次回どんなお話していこうかなと思うと 次回はちょっとこの間話した土星について
最新の研究でまた新たにわかったところがあるので こちらを紹介していきたいと思います
土星の周りを回っている衛星タイタン このタイタンの地表のお話をしていきます
タイタンっていうこの惑星結構面白い性質たくさん持っているので その性質の一部を今回は最新の論文からピックアップしてお話ししていこうかなと
思っておりますのでぜひ明日も楽しみにしておいてください 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー
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