1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 604. 宇宙の元素の神秘
2022-06-03 13:56

604. 宇宙の元素の神秘

私たちの体も生活も支える元素。

それらを作る工場と言ってもいい宇宙。

宇宙で起きる元素が作られる仕組みを知ると、自分達のルーツが見える!?

※スピリチュアルじゃないよw


ソース

https://arxiv.org/abs/2205.03426


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note

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00:00
今回は、ある一つの星から、63個もの元素が見つかった、 そんなお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは、だいたい1500光年ぐらい離れたところにある、 光勢、太陽みたいに自ら輝いている星なんですけど、
そこの周りにですね、太陽とは全く違う、 なんなら宇宙空間でもなかなか発生しないような、
ものすごくレアなイベントが起きたからこそ、 あるであろう物質っていうのがたくさん見つかったんですね。
そういった最新の研究から、宇宙空間の一体どんなところで、 一体私たちの知らないところで何が起きているのか、
そんなところに新たな可能性が出てきたという、非常にロマンにあふれた 研究結果が出ておりましたので、今回はこちらについてご紹介していきたいと思っております。
私たちの人類の歴史、そして地球にある鉱物だったり、 それらの歴史にすごく紐づく重要な研究になってますので、 ぜひ最後までお付き合いください。
3,2,1
Ignition, Hit, Launch
Space to the black hole
Japan to Earth
佐々木亮の宇宙話
6月3日金曜日始まりました。佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、 最新の宇宙トピックスをお届けしております。
ということで本日のエピソードは604というところになっていて、
引き続き毎日頑張っているわけなんですけど
と言いつつですね おととい
おとといちょっと更新ができなかったというところで
毎日楽しみにしていただいてる方 本当にありがとうございます
で これはですね 昨日のコラボ会の冒頭でも お話しさせていただいたんですけど
もう完全に体調不良ですね
なんかもうPodcast始めてから
エピソードの数見ていただければ分かるんですけども
本当に1年半以上 ほぼ毎日更新してきてるっていう状況で
今までこんなに体動かない 無理だ収録できないって思うタイミングなかったなって思うぐらい
本当に体がだるくて
それのせいで ちょっとエピソードの更新は 見送らせていただいたというような感じになってます
多分 もう本当に初期の頃から聞いてくださってる方とかだったら
そういうタイミングって本当になかったと思うんですよね
なんか ちょっと体調が悪くなって
ほぼ声が潰れてるみたいな時も 配信したことがあったので
そのぐらい聞き苦しい中でもやろうというような熱量を持ちつつも
今回は本当に体も動かせないわ みたいな感じだったので
ちょっと自分でも心配するぐらいだったんですが
今はどうにかなっているので
僕からも毎日頑張っていきたいなというふうに思っております
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皆さんですね 多分緊急事態宣言はとっくに昔だけど
なんか外に出てくるタイミングというか 帰省とかも結構緩和されてきてね
コロナウイルスのってなってくると やっぱ外出機会も増えるだろうし
食事だったり飲み会だったりっていう機会も増えると思うので
体調は気をつけていただきたいなと思いました
僕もちょっと体調 自分のが悪くなった時 ヒヤッとするような
なんか あの人に写しちゃったかなとかあったんですけど
自分自身が別にコロナとかっていうわけではなかったので
一安心かなというふうに思ってます
でもやっぱ600回まで今まで何もなかったっていうのを考えると
本当手洗いうがい 僕結構ちゃんとするタイプなので
それめっちゃ大事なんだなって思いましたね
それの前は正直言うと ほぼしたことなかったようなもんなので
これからちゃんとなんか せっかくね 週間続いたんだから
手洗いうがいぐらいはちゃんと 引き続きやっていければいいなというふうに思ったという
なんか小学生とか幼稚園生でも言いそうなことを 改めて思ってます
それじゃあ早速本題に行きたいと思います
めっちゃゆるいというか めっちゃ何もない話しちゃいましたね
じゃあ早速今日の本題です
本題入る前に すいません なんかバタバタしちゃって
昨日のコラボ会ですね いかがでしたでしょうか
ぜひレコボーイっていう 僕本当に大好きなチャンネルで
僕からコラボの依頼をして 実現した非常に面白い会になってますんで
ぜひ聞いていただけたら嬉しいです よろしくお願いいたします
それじゃあ早速本題行きたいと思います
今日の本題は ある一箇所から63個もの元素が見つかる
なぜそんなことになったのか そんなお話を今回はしていきたいと思っております
で 今回紹介するのは 約1500光年離れた恒星ですね
太陽みたいに輝く星の周りに一体 どんな物質が存在するのかというお話をしていきたいと思ってます
で 今回の研究 先に結論言っておくと 何がすごいのかっていうと
太陽系とかではなかなか存在しないような 珍しい
恒星の周りにですね 恒星の周りになかなか存在しないような
珍しい元素っていうのが めちゃめちゃたくさん見つかったと
特に その63個見つかった元素のうちの だいたい42個ぐらいっていうのが
星の中で作れるんじゃなくて 星の中で作ること以外 つまりは例えば星の合体だとか
爆発だとかっていう 特殊な事例によってできた物質しか
物質がたくさんあったっていうのが 今回の研究なんですね
具体的にその辺りの元素のお話を 今日は中心にお話ししていきたいと思っております
そもそも恒星 太陽みたいに自ら輝く星っていうのは 一体どうやって光っているのか
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これは内側で 星の内部で核融合と呼ばれる 非常にエネルギーの高い反応を起こして
それによって発生した熱だったりっていうのが 外に出てきているというような
そういう状況で恒星は輝いているわけですね
それが宇宙空間が最初にできた時に 水素っていうのが宇宙空間にあって
その水素の含んだものっていうのが 合体していって合体していって
その星っていうのを作る 塵とかガスに混ざって 水素をメインにした球体みたいなのができると
そうするとその中心で重力の力が相まって 水素と水素がぐちゃっと合体するような出来事が起きる
これが核融合ですね
本当にまさに融合する 2つあったものが1つになるというような フュージョンみたいな状態ですね
で この水素と水素が合体することで ヘリウムって呼ばれる
ちょっと理科の勉強とか覚えてる方だったら 原素周期表とかって覚えてますか?
水平リーウェイとかで覚えたやつで 一番軽くてよくいっぱいあるのが水素
で その次がヘリウムなんですよね
で 星の中心ではその核融合っていう 水素と水素の合体を起こすことでヘリウムになる
で そしてまた次はヘリウムとヘリウムで みたいな
で 中にある水素とみたいなところで どんどんぐちゃぐちゃぐちゃっと合体していって
1たす1は2 2たす2は4みたいな感じで どんどんものを作っていくと
っていうところで重い元素に どんどん移っていくわけですね
それの過程で 例えば炭素だったりとか 酸素なんていうものも作られていく
そして 星の核融合 中心の核融合 星が進化していく中で 核融合の性質が変わるから
星の形状だったり色だったりっていうのが 変わっていったりするわけなんですが
そんな核融合が起きた最終的には 星の重力 星が持ってるような重力っていうのは
鉄までしか作れないっていうのが 状況として発生しております
なので 星の中で作れる元素っていうのは 鉄までなんですね
FE 鉄です
で ただ 鉄よりも重いものって 世の中にたくさんあるじゃないですか
それこそ 金だったりとか プラチナだったりとか
それ以外にも 基本的には 鉄って 元素周期表でいう26番目とかなので
元素周期表って あれ 軽い順に ものが並んでるんですね
なので 鉄よりも重いものっていうのは 単純に 数字が大きいというような状況
元素の周期表でいうと 下の方にあるものっていうのは
基本的には 鉄より重いものだと 考えていただければ いいわけです
そういう重い物質って 一体 どういうところで 作られるのかっていうと
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これは 大きく分けて いろんな種類があるので
一概にこれとは言えないんですけど 大きく分けると 2つあって
1つが 超新星爆発 これ 爆発する影響で ぐしゃってなった瞬間に
元素同士がまた 新たなものを作るっていうような 爆発のエネルギーを借りて
新たな元素を作っていくっていうようなもの
あとは 宇宙空間には 中星子星と呼ばれる 星の死骸みたいなのが 一種あるんですよね
ものすごく大きさで言うと 半径10キロとか 20キロとかっていうような
東京の人だったら ピンとくるかもしれませんが 山手線の中にスポッと収まるような
東京の都心においても ちっちゃく見えるような そんな星が宇宙空間にはあります
そういうのを中星子星と呼ぶんですけど その中星子星同士が近くにいるときに合体する
中星子星合体と呼ばれるものだったりで 重い元素っていうのは作られます
ちなみに これ余談なんですが この中星子星が合体するっていうところは
2017年に捉えられた重力波っていうところを 起こすような天体の一つとしても知られていて
最近ようやく見つかってきた みたいな感じだけど 非常に宇宙空間にとっては重要な
そんな天体になっているというところが あるんですね
ただ 今話したみたいに 中星子星と呼ばれる 星の死骸みたいなのが合体するのって
一体どれぐらいのペースなの?とか 超新星爆発を起こす星ってどれぐらいのペースで
生まれてるの?みたいな話を見ていくと やっぱり宇宙空間でそういった重い元素を
作るっていうのはなかなかレアなケースなんですね
そんな中で今回の研究では めちゃめちゃ重い星
鉄よりももっと重い星っていうのが 42個以上見つかったというようなところになってます
こんなにたくさんの種類の星が一つの恒星 一つの星の周りで見つかるっていうのはあまりなくて
じゃあ なんで一つの星の周りで そんなに発見されたのかっていうと
さっきの話に少し戻るんですが その恒星 今回1500光年か
1500光年先で見つけた星の周りに その物質たちがあるっていうことは
その恒星が生まれるタイミングよりも ちょっと前ぐらいで 周りで その星の近くで
中性子星合体だったりとか 超新星爆発っていうのが発生して
その物質っていうのが飛んできたからこそ 星の中にそいつらを埋め込むことができた
また 星の周りにどんどん その物質っていうのを 蓄えることができたというような
そんな状況になっているというところで 今は見れない 昔の宇宙の姿っていうのが
12:00
このタイミングで見えたんじゃないかというような 結論がつけられてます
また 今回観測していた星っていうのは 比較的古い星 年代が古い ちょっと老いた星なんですよね
ってことは その星が老いているということは
今回注目している超新星爆発だったり 中性子星合体って呼ばれるものが
もっと遥か昔に発生していたと
つまり 宇宙空間の中では 結構初期の時に起きてたんじゃないか
そんな目印にもなりかねないという
なんとも この先の研究の発展が 非常に楽しみな研究結果が出ていたというところで
今回は 1つの星の周りで珍しい元素も含めた 63種類の元素が見つかった
そんなお話をさせていただきました
こういった 私たちが結局 宇宙空間にどうやって生まれたのか
そして どうやって死んでいくのか みたいなところって
私たちの体を構成している元素みたいな そういうレベルで宇宙空間を読み解いていかないと
見えてこない部分になるので そういったところはですね
皆さんにも ぜひ注目していただけたらなというふうに思ってます
宇宙話ではそういったところを 積極的に取り上げていけたらなと思っているので
引き続き楽しみにしていただければと思っております
ということで 今回は 1つの星の周りで 63種類もの元素が見つかった
そんなお話をさせていただきました
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それでは また明日お会いしましょう さようなら
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