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ソース
https://www.c.u-tokyo.ac.jp/info/news/topics/20230518000000.html
画像
NASA's Goddard Space Flight Center/Chris Smith
00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、90光年先に、地球サイズの惑星が見つかった。
そして、その地球サイズの惑星はなんと、星全体が火山活動でボコボコボコボコ活動しているような、
すごく不思議な天体だっていう、そういう研究結果が出ました。
しかも、この研究が掲載された論文雑誌は、Natureと呼ばれる世界中に、そして科学業界に非常にインパクトの強い研究のみが載せられる論文になっています。
そういった意味でも、今後の研究にとって非常に重要な研究になりそうなので、今回こちらピックアップしていきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
佐々木亮の宇宙話。
2023年5月22日始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが954話目を迎えるというところでですね。
基本的には1回1話完結っていう感じで話しているので、気になるタイトルとか気になるトピックから聞いていただくのがいいんじゃないかなと思っております。
そんな中で、前回、前々回のエピソード、ここをポッドキャストコラボをお届けさせていただきました。
ゲストはね、ワインの輪っていうポッドキャストチャンネルで、よしきくんとしんちゃんが2人で遊びに来てくれて、
そもそも一旦会ったこともある中で、しかも対面収録でっていうところで、
かなりリズムのいい音源だったなっていうのを編集してて思いました。
基本的には毎日毎日更新しているこの僕の一人語りのやつは編集なしで、撮って出してっていう感じで収録が終わったらすぐ出てるみたいな状態なんですよ。
なので、自分のやつをゆっくり聞き直すっていうのが定期的にはやってるんですけど、なかなかなくて。
で、それの一方で、ゲスト会はやっぱちょっとみんなの音源ちょっとずつ調整したりしながらやるから、
自分がどういう風に喋ってるかとか、エピソード全体でどんな感じだったかっていうのをすっごい丁寧に聞くんですよね。
だから、どんな感じだったのかがすごい自分の中でも印象に残るんですけど、
リズムめちゃめちゃ良かったかなっていう。
ぜひ聞いてない人は聞いていただきたくて、宇宙に持ってったワインが50万円ぐらいから1億円になったワインあるんですよね。
03:07
そういったやつの話をそのワイン詳しいお二人で、よしくんソムリエだったりするので、そういったところの話だったりとか、
あとはちょっと妄想しつつ、宇宙でワイン作るときってこんなんなるよねみたいなのを、
宇宙の専門家目線も入れつつ、ワインの専門家の意見を聞いて、
これだったらいけんじゃないかなみたいな結構面白い話に僕はなったなと思ってるんで、
気になる方はぜひ聞いていただければと思っております。
それにしても、もう一個のポッドキャストチャンネルやってるんですよね。
僕はデータ分析屋さん、隣のデータ分析屋さんっていうのをやってるんですけど、
そこで最近対面収録っていうのに慣れてきて、やっぱ対面めちゃめちゃいいんですよね。
リズムが違うというか、僕多分対面で収録してるときの声とか全然違うと思うんですよ。
僕寝室の端っこのテーブルで一人で収録してることが多いので寂しいんですよね。
壁見ながら喋ってるんで、いつも。
だから目の前に友達がいるとか、そういう状況で喋るし、
そもそも自分の頭の中だけじゃない情報も出てくるしっていうので、
なんかこう、良い相乗効果出るよなーみたいな。
しかも喋り出しの感覚がやっぱり対面収録だって違うんですよね。
ポッドキャストいろんなの聞いてる人は、そういうとこの違いとかもわかると思うので、
ぜひですね、これは対面だ、これはオンラインだみたいなところちょっと気にしながら聞いてみてくれるといいんじゃないかなと。
ポイントは、会話が積み重なっていく感じというか、
インタビューっぽく聞こえるのがオンラインで、積み重なっていって、
ちょっと、あーそれとか、食い気味な感じで次の話題話すとか、
みたいなのがあるのは対面かなっていうイメージですね。
そこが結構、聞き比べてみると差が出るし、
いろんなポッドキャストチャンネルの特徴にもなってくると思うんで、
ぜひですね、そういうポッドキャストの楽しみ方してくれるのもいいんじゃないかなと思ってます。
そんな感じで今回ですね、じゃあもう本題入っていこうかな。
久しぶりに最初にこんなに本編と関係ないこと話した気がする。
最近ね、昔から聞いてくれてる人わかると思うけど、
最近ちょっと形違うので、1年ぐらい前のと比べ…2年ぐらいかな?
前のと比べるとお?ってなるかもしれませんね。
ちょっと聞いてみてください、ぜひ。
はい、ということで、じゃあ本題いきましょうか。
今日はですね、これ、火山活動が起こってるかもしれない地球っぽい惑星が見つかったっていう、
06:03
そういう研究結果になります。
いや、この研究もね、面白いっすよ。
面白いなぁと思うポイントは、まあ大きくそうですね、2つかな。
1つは、やっぱ最近宇宙話の中で、地球外生命体とか、
あとは、地球っぽい星の話だとかっていうのを結構いっぱいやってると思います。
そこに関連するお話になっていて、
しかもこれが地球っぽいサイズであるけど、地球とは全然違う。
だけど生命体がいるかもしれない、かもしれないぐらいの感じの、
そういう研究ですね。
で、そこが面白いポイントの1つ。
で、もう1つは、この惑星の状況をどんどん紹介していくんですけど、
火山活動がめちゃめちゃ活発で、これが今回惑星を見つけたっていう話なんですけど、
衛星ですね。
地球が惑星で、地球の周りを回ってる月が衛星って呼ばれて、
木星の衛星であるイオって呼ばれるものがあります。
その衛星ともちょっと似てるんじゃないかなっていう、
なんかね、すごい不思議な特徴を持ってる天体なんですよ。
だから今回はこれ面白いなと思ったし、
そもそも論文の雑誌がネイチャーって呼ばれるもの。
もうね、このポッドキャストではネイチャーどれだけすごいかみたいな話、繰り返ししてきてます。
ネイチャーっていう超有名な論文雑誌に掲載される論文は、
自分の分野、つまり宇宙分野とか物理とかっていうところを超えて、
人類の科学の発展にめちゃめちゃ重要だと思われるインパクトの研究が掲載される論文なんですね。
なので、今回の研究は今後の宇宙開発にとってめちゃめちゃ重要。
なんなら人類にとって重要だと思えるような研究だというような、
研究者の見解が存分に含まれているかなり面白い研究になっているんですよね。
なのでこういったポイントを抑えつつ、今日やっていければと思っております。
今回紹介する惑星っていうのが特徴が面白くて、まずそもそも初めて発見された惑星なんですね。
大きさが地球の1.02倍。
地球の1.02倍っていうような、あ、違うか。大きさは1.2倍か。
どうなってんだ?ちょっと待ってくださいね。ごめんなさい、間違えました。
今回見つかった惑星っていうのは、地球の1.03倍の半径を持っている。
つまりめちゃめちゃサイズとしては地球っぽいんですよね。
09:03
どこにあったのかっていうところで言うと、これ太陽系から大体90光年ぐらい離れたコップ座。
かわいいですね。あんまり聞かない、あれかもしれないですね、星座。
コップ座。どこにあるかぜひですね、気になる人調べてくれればいいかなと思うんですけど、
コップ座の方向にありますと。
で、そこで見つかった惑星なんですけど、
惑星っていうのはそもそも太陽系でいうところの地球とか火星とか、
そういった中心にある自ら輝いている星、光星って呼ばれるものですね。
光星の周りを回っている天体のことを惑星と言うと。
で、こういう惑星が今回新しい天体の中で見つかってきたっていう話で、
その中心にある星の周りには、今回新しく見つかった惑星1つだけではなくて、
過去に2つ惑星が見つかっていたっていう状況があるんですよね。
で、惑星、これまでいろいろ見つかってきた中で、
なぜ今回の研究対象の惑星が注目されるのかっていうところで言うと、
これ面白いのが、表面でめちゃめちゃ火山活動を行っているようだという、
そういう研究結果が出ているんですよね。
火山活動、地球上でも火山活動が起こっているし、
太陽系の他の惑星でも火山活動があったんじゃないか、
みたいな話っていうのは結構指摘されている部分だったりします。
それこそ、最近のエピソードで言うと、
火星で発見された岩石とかも確か火山岩だった気がするな。
確かそうですよね。とかもそうだし、
あとは、地球のあとはその火山岩がなんで面白いのかっていうところで言うと、
その隕石、地球に落ちてきた隕石を調べたときに、
隕石自体の物質を研究していくと、これもやっぱり火山岩だったりするんですよね。
火山が噴火して出てきた溶岩が冷えたもの。
これを火山岩と呼ぶんですけど、
そういった火山岩の中にいろんな情報が含まれていると。
それこそ、昔水っぽいのがあったんじゃないか、みたいな話とかもそうだし、
実はその火山岩とかの中、岩石の中で、
これが1億年くらい生命が生存できそうな可能性のある環境が整っていたりだとか、
そういった角度の話っていうのが結構出てくるのが火山岩で、
かなり面白い分野なんですよね。
そんな火山活動がものすごく活発に行われている天体だと思われていると。
で、これなんでその火山活動が活発に起こるのか。
12:04
今まであんまり惑星が発見されたときに、火山活動の話っていうのが出てこなかったんですよ。
もちろん今回も観測的にそれが分かったっていうよりは、
今得られている情報から論理的に考えていくと、
火山活動が起こっていると考えられるっていうことが分かったんですね。
どういうことか。
今回発見された惑星っていうのは、ある星の周りに回っている惑星の中で3つ目だっていう話をしました。
惑星っていうのは発見された順番に投資番号みたいなのが付けられて、
中心の太陽みたいな星のことをAっていう名付けた場合、
内側からどんどん一気に発見されたら、
B、C、D、Eみたいな感じで投資番号が付けられていくと。
つまり太陽系で言うと、
太陽系の惑星がもし一気に発見されたら、
太陽自体が3Aみたいな感じだとしたら、
惑星が水、金、地下、木ってなるから、
水星が3B、金星が3C、
3ってあれ、太陽の3ですね。3Cみたいな。
地球が3D、火星が3Eみたいな感じですね。
っていう感じで、A、B、C、D、Eの投資番号が惑星に付いていくと。
今回見つかった惑星っていうのは、その星の周りの3つ目の惑星なんですよ。
なので、星の名前にプラスDが付いていると。
惑星Dっていう名前を例えば呼ぶとして、
Dが見つかる前には、惑星Cと惑星Bっていうのがあったんですよね。
惑星B、惑星Cっていうのがあって、
この惑星Bが一番内側を回ってると。
ただ今回、ものすごく丁寧に研究したら、
その惑星Dが見つかったんだけど、
なんと回ってる位置確認すると、一番内側にBがあって、
で、その横にDがあって、Cがあるみたいなイメージ。
わかります?内側から本当は、B、C、Dってなる予定だった。
なぜかっていうと、やっぱり内側の方が見つけやすかったりするしっていうので、
あと、BとCは先に見つかってたから、そういう番号が付いてたけど、
Dっていう新しい惑星を見つけて、
で、それがどの軌道を回ってるか確認したら、
昔見つけたBとCの間じゃん、みたいな。
見つかった順番と内側からの順番がごちゃごちゃになってしまったせいで、
ちょっとね、位置がおかしいんですけど、
惑星Bは、惑星Bと惑星Cの間を回っていると。
15:01
太陽系で言うと、そうだな、
まず最初に彗星が見つかって、
で、その後に火星が見つかった。
だから、彗星を見つけて火星を見つけたから、
おお、いい感じの惑星群だね、みたいな話をしていたら、
そこに、新たに遠くから観測したら、
あそこめっちゃ面白い天体あるわ。
あ、地球、あれ地球って言おう、みたいな。
で、そうなって、じゃあ地球ってどのぐらいの位置回ってんだろうなと思ったら、
え?みたいな。昔見つけた火星よりも内側にあるじゃん、みたいな。
ってなって、順番がごちゃごちゃになるって感じですかね。
こう、感覚としては。
で、そうすると、じゃあ、その惑星Dって呼ばれるものが、
なぜ火山活動を起こしていると考えられるのか。
っていうところで言うと、
その惑星Dの外側を回っている惑星Cから、
まあ、引力がグーッと働いてる。
これは、軌道が近かったり、だとか、
まあ、そのCが持ってる重力の大きさだとか、
そういったところのバランスから、
結構、惑星Dに対して、
引力を及ぼしているっていうことが推測されるんですよね。
つまり、惑星Dは、中心の構成から引っ張る力を受けてる。
それに加えて、外側からも、惑星Cから引力を受けている。
っていう、両側からギューッて引っ張られてる状態なんですよ。
もし、例えば、柔らかめのボールを持っていて、
右側と左側、両方から引っ張ったらどうなりますか?
これは、だんだん引き伸ばされるような形になってしまいますよね。
ただ、まあ、星自体がそんなに柔らかいかっていうと、
そうではなくて、
じゃあ、星自体が変形しないってなると、
外側と内側から引っ張られてると、
その惑星はどうなるかっていうと、
本当は、中心の星の周りをぐるぐるぐるぐる、
円形の形で回っているはずだったんですが、
外側からと内側から引っ張られてるせいで、
若干、楕円形になってしまうと。
で、この楕円形になると、
中心の星と近い時もあれば遠い時もある、
みたいなことになり、
星に対して加わる力が一定じゃなくなるんですよね。
だから、
今年の春はめちゃめちゃ引力強いね、みたいな。
今年の春はめっちゃ弱いね、みたいな。
地球じゃ考えられない状況が起きて、
それのせいで、
星の内側と外側にかかる力が全然変わってくるんですよ。
この力のわずかな変形によって、
惑星内部に摩擦が引き起こされて、
で、惑星が加熱されて、
火山活動が起きてるんじゃないか、
っていうような、そういう研究になったと。
で、地球サイズの星で、
こういう火山活動になったらめちゃめちゃ面白いなっていうところと、
18:00
火山活動が起こると、
もし表面に水とかの成分があった場合って、
そういったのが液体として存在してるエリアがあるかもしれない、
っていうのが分かってたりするんですよね。
そういった意味で、
今後、地球外生命体とかが見つかる可能性のある星としては、
かなり面白い天体であると。
それに加えて、
太陽系の中でも、
惑星の周りを回ってる衛星のイオって呼ばれる天体。
このイオが、実は火山活動まみれだったりするんですよね。
ただ、ここのイオを徹底的に調べると、
もしかしたらそこに繋がる何かが分かるかもしれないっていうのはあるんですけど、
近いうちに、このイオっていう天体を
詳しく調べる方法っていうのはなくて、
なので、ちょっとどこまで近いうちに解明されるか分からないけど、
これから地球外生命体とかを探していく上で、
非常に重要になってくる天体の一つなのかな、
っていうところで今回は、
コップ座の90光年先にある天体紹介させていただきました。
こういう天体どんどん紹介していくし、
ネイチャーとかそういうインパクトの強い論文どんどん紹介していくので、
これから宇宙気になるなっていう人はぜひチェックしてみてください。
今回の話も面白いなと思ったら、
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さよなら。
19:46
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