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2023-08-09 17:18

1035. 土星の月には砂丘はどうできる?生命の誕生可能性No.1「タイタン」

土星の月であり、太陽系で2番目に大きい衛星「タイタン」。生命の起源になり得る成分も豊富にあるこの星にある砂丘に注目。土星の砂はどうやって作られているんだろう?


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ソース

https://www.elsi.jp/news_events/highlights/2023/make_sand_titan/

Credit : NASA JPL

00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。今回は、生命が見つかる星可能性No.1の一つ、
土星にとっての月、タイタンについて紹介していきたいと思います。 最新の研究で、このタイタンの表面にある砂丘、砂漠みたいなものですね。
この砂丘がどうやってできるのか、 土星の月、タイタンの中で砂が作られる過程っていうのが、実験室での研究で明らかになったので、今回はこちら
紹介していきたいと思います。ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、
2023年8月9日、始まりました。 ササキ寮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の寮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1035話目を迎えております。 基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトルからぜひ聞いていただけたらと思います。
ということで今回は、土星の月、そして生命が誕生するかもしれない場、 衛星タイタンについて紹介していきたいと思います。
太陽系の中で、今、生命がいるかもしれないと注目されている天体のうちの一つが、土星にとっての月、名前がタイタンと言いますね。
タイタン、これまでのエピソードでも何度か紹介してるんですね。
あのお笑い事務所のタイタンではなくて、普通に宇宙にある衛星の名前のタイタンですね。
このタイタンに注目しながら、最新の研究では、タイタンの土地がどうやって作られているのか、
表面にこれ氷とかがバーって張り巡らされてるっていうふうに言われてるんですけど、そんな中でタイタンの表面っていうところは砂とかもあって、
じゃあその砂とかっていうのは一体どういうふうに作られているのかっていう、そんな研究結果ですね。
今回の話は、土星のタイタンに注目しています。 土星のタイタンっていうのは、土星にとっての月なんですよね。
で、これ、第6衛星っていうふうに呼ばれていて、土星には82個もの衛星があるんですよ。
土星には82個の衛星がある。 これ多分、ちょっと前の情報だから、今、あ、違うな、もう1年ぐらいで確か100個近くになったのかな、
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っていうところになっていて、それぐらい土星の衛星っていうのは多いんですよ。 土星の衛星が一番多いのか、衛星って月ですね。
多いのか、はたまた木星の月の方が多いのかっていうところで、太陽系の一番上、俺だ、俺だ、俺だっていうふうにやってるのが、
この2つの衛星だと、惑星だったりするんですよね。 で、そんな中で、木星の衛星であるガニメデ、
ここも注目が高いですね。 についで、タイタンっていうのは、太陽系の中でも2番目に大きい衛星っていうふうに言われています。
で、その直径はだいたい5000キロぐらいあって、で、これ、面白いのが、彗星ってめっちゃちっちゃいんですけど、彗星よりもでかいんですよね。
衛星のくせに。 だ、そうするとやっぱり定義とかっていうのが、
大きさだけで決まるものじゃないっていう状況が実はあるんですよ。 で、土星の中心からはだいたい120万キロぐらい離れてて、
土星の周りを一周するのに15日かかるというようなところになっています。 で、まあこのタイタンっていうところは本当に注目度は高くてですね。
で、これ、タイタンは表面にまずその生命の源になりそうなものっていうのが実はあるというところが注目されているからこそ、
タイタン、すごいなってなってるんですよね、世の中で。 タイタンは地球以外の天体で安定して液体の存在が確認されている唯一の天体だっていうふうに言われています。
液体が地表に存在するっていうところから、生命がいるんじゃないかっていうのも期待されていて、
ただ温度がちょっと低すぎるっていうのが問題なんですよね。 まあそういった状況がありながらも、液体の主成分っていうところがメタンだったり
エタンっていうところの、いわゆる炭化水素。 炭素と水素、CとHが合体しているかのようなもので、
人間の体とかを作り出すのも、まさにこういったところから出来上がってきたりするっていうのを考えると、やっぱこの炭素とか水素っていうところが
豊富に、特に炭素がたくさん豊富に含まれている液体が流れているっていうところには注目が集まってしまうというようなところの背景があったりしますね。
あとはタイタン。 タイタンには大気もあります。
タイタンには分厚い大気があることが確認されていて、大気の素性の97%は窒素。
で、窒素の中に2%ぐらいメタンが入っているというようなところで、でこれ分厚いっていう話したけど、
地表での大気圧が地球の1.6倍ぐらいあるっていうところも注目度の高いポイントですね。
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なんとなく地球の環境と似てるんじゃないかっていうところの注目がされていたりすると。
もちろん、これそもそもメタンとかエタンとかっていうところがたくさんあったりとか、
あとは、タイタンにアンモニアが蓄積してたんじゃないかみたいなところがあったりとかで、
なんかこう結構地球とも違いそうな部分もあって、同じそうな部分もあってっていうところが、
まあこれから注目のポイントになってくると。 で、将来的なミッションでも実はもうどんどんどんどん
土星のタイタンを解き明かしていこうっていう動きは出ていて、2030年のだいたいまあ中盤ぐらい。
だから今から10年後とかですかね。にNASAは、これドローンを使ってタイタンの探査をしに行こうとしている計画があると。
つまりこれ土星の衛星だからまあ結構遠いんですよ。 まあでもこの時代には人間簡単に月にも行けてるし、
月に行けている状態で土星を目指すっていう、また一歩進化した宇宙開発の現場っていうのが広がっていって、
そうなタイミングなのがまさにこの2030年代中盤って感じだと思うんですよ。 で、そういった計画を持っているっていうことは、世界中は今、
土星の衛星に生命の痕跡っていうところを期待しながら動いているっていう、そういう話があるんですよね。
そんな中でじゃあ、 タイタンの地表っていうのはどういう状況になっているのか。
この話が今回新たな最新の研究で明らかになった部分ですね。 どういうことか、タイタンの地表には砂があります。
タイタンは分厚い窒素の大気を持って、表面には液体のメタンとか、湖とか、何なら海とか、
メタンというのは炭素を持っている有機物なので、有機物がバーッと広がっている。 そして有機物の砂丘っていうのもあるんですよ。
つまり砂漠みたいな、鳥取砂丘みたいな、ああいうのですね。 これも本当に第二の地球と言ってもいいんじゃないかって言われているわけなんですよね。
じゃあ、その砂丘を作っている砂粒って何?
っていうところに注目したのが今回の研究ですね。 タイタンの砂粒を作っているのって何?っていうところです。
地球の砂粒とは結論から言うとちょっと違いそうっていうところがあって、 じゃあどうやってその砂粒ができているのかっていうところを
実験室レベルで検証することができたっていうところが、 今回の研究の面白い部分なんですよね。
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研究のグループは、今回このタイタンの砂はどうやってできるのかっていう謎に対して、 液体のメタン、
メタンってそのさっき言った炭素と水素で作られている物質ですね。 その物質が液体で流れているっていう話があるから、
地球の雨とかって、 地球上の水が蒸発して、それで循環していく過程の一つとして雨が降るじゃないですか。
それと同じ感じで、液体のメタンって蒸発するなっていうところに注目して、 その蒸発したメタンの
雨が降って蒸発が発生してっていうところに、 タイタンの空気中にあるエアロゾルって呼ばれるものと付着するんじゃないかっていうところに注目したんですよね。
エアロゾル、聞いたことありますか? なんとなく聞いたことありそうで、なんとなく聞いたことないなみたいな。
聞いたことはあるけど何かわかんないな、 みたいなのがエアロゾルだと思うんですよ。
で、このエアロゾルっていうのが簡単に言うと、 空気中の粒子なんですよね。
これ日本エアロゾル学会の発行しているウェブページのエアロゾルとはっていうところには、 もうめちゃめちゃ多岐にわたってエアロゾルっていうものはあります。
エアロゾル、エアロゾルって言ってるとなんかすごい ゲシュタルト崩壊的なのを起こすんですよね。
覚えてます?ゲシュタルト崩壊って言葉。 僕らの世代だとトリビアの泉とかで出てたんですけど、
同じ言葉とか同じ文字とかをずっと見続けると、本当にこれ合ってたっけっていうのが発生するのがゲシュタルト崩壊ですね。
で、そんなエアロゾル、エアロゾルですね。 これは機体の種類だから、粉塵とかも言うし、フュームって言ったりもするし、
ミストって言ったり、バイジンって言ったり、 霧って言ったり、モヤって言ったり、
スモックって言ったり、みたいな。 その、それを全てエアロゾルというと。
本当にそれぐらいエアロゾルっていうのは、 幅の広い、本当になんでも空気中の粒子のことなんでもエアロゾルって言うんじゃないかぐらいの、
そういったものなんですよ。 で、タイタンの空気中にあるそのエアロゾルっていうのがどういうものかっていうのを仮定して、
そのエアロゾルたちと液体のメタンの雨、そして蒸発した機体っていうところを掛け合わせるっていうところを、
実験室で、その実験装置の中で試してあげたと。 そうすると、今回面白いポイントとしては、このエアロゾルから
溶け出した糊の成分が、糊のような形、成分を出して、 無数のエアロゾルをくっつけてでっかーい砂粒を作っていってるんじゃないかっていうところが、
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指摘されたんですね。 つまり、
タイタンの砂っていうのは、その液体のメタンが蒸発することによってエアロゾルと相互作用を起こして砂を作って、
どんどんどんどん砂を作っていってると、空気中から。まるで錬金術家のようにね。 っていうところで、砂丘を作るぐらいの大量の有機物の砂粒子っていうところを作成していっているというようなところが、
今回の研究で可能性として指摘されてきたというようなところですね。 エアロゾルは大きさでいうと本当に1万分の1ミリメートルぐらいなんですよ。
1万分の1ミリに対して、その砂粒っていうのは10分の1ミリっていうところで、このプレスリリース面白かったのが、
エアロゾルがビー玉ぐらいの大きさだとしたら、砂粒の粒子って5階建ての建物に匹敵するぐらいの大きさの違いなんですよ。
つまり、砂粒子っていうのを作り出すためにエアロゾルから
5階建ての建物を作り出す、ビー玉を組み合わせて、
5階建ての建物を作るっていうぐらい、超大きな工事みたいなのが行われる、超大きな接続が起こるっていうところが、実際に土星の空気中で起こっていると。
それが起こっているからこそ、土星の表面にはそういった砂みたいなのができて、まるで地球にそっくりな地形っていうところもできてきているっていうところですね。
こんな状況であるタイタン、本当にやっぱ注目度高そうな気しますよね。 地球っぽい地形もあって、大きさも十分にあって、生命が存在する、生命が誕生するために必要な有機物、
炭素とかを含んだ物質もたくさんあると。 生命居そうですよね。
ただ、環境としてはやっぱ寒すぎると。水、金、地、火、木、土、天、海、土ですから、 地球からは3つ?2つ?水、金、地、火、木、土だから3つ
太陽から離れているわけですよ。それぐらいでかなりの温度変わってしまうので、生命体といってもちょっと地球では想像できるような状態ではないかもしれないっていうところは、
頭の片隅に入れておきながら、こういったところを楽しんでいただくのがいいんじゃないかなと思います。 とにかくね、こういってどんどんどんどん衛星タイタンに対する理解が深まってきて、
今後、2030年代の中盤にはドローンを使ったタイタンの探査っていうのが進んでいくので、それによって今後、
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もしかしたら生命体見つかるかもしれないし、 太陽系の中で一番注目の天体に変わっていくかもしれないというようなところあるので、ぜひ皆さん注目していただけたら嬉しいです。
宇宙話を聞いているみんなにはね、そのあたりしっかり押さえてもらえたらいいかなと思っております。
ということで、今回の本題は以上にしていって、明日からは 科学系ポッドキャストの共通トークテーマ
怪談、怖い話の怪談ですね。 そのテーマにのっとって、あるコラボをお届けしていきたいと思います。
今回のコラボは、 科学系ポッドキャストチャンネルのかなでる細胞っていうアメリカで研究者をやられている方がやられている番組ですね。
この番組、最近本当によくお世話になっていて、それのおかげで今回のコラボ実現したというようなところにもなっていたりしますので、
科学系ポッドキャストコラボ、久しぶりだと思います。 科学の話、たくさんしています。そして音楽好きの人にも注目してほしい。
宇宙から聞こえる恐怖の音色。 そんなところで怪談っぽいお話ししていこうかなと思っておりますので、ぜひ明日のエピソードも楽しみにしておいてください。
そして、今日8月9日は水曜日なので、僕がもう一つやっているポッドキャストチャンネル 隣のデータ分析屋さん、最新エピソード公開されてきます。
こちらも怪談、怖い話っていうところで、 タイタニックのデータに関するお話ししていきたいと思っております。
映画タイタニック好きな人、船としてタイタニックが好きな人、そのあたりぜひね、聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
よろしくお願いします。 今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの近くにあるレビュー、ぜひよろしくお願いします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ宇宙話し、 またはお便りコーナーだったり、スポティファイのQ&Aコーナーからジャンジャンお寄せいただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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