1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 948. 4,300度の惑星!?恒星よ..
2023-05-16 20:23

948. 4,300度の惑星!?恒星より熱い星で見つかったオモシロ物質?

soraeの記事はこちら「4300℃の高温惑星「KELT-9b」の大気から「テルビウム」を発見 大気中で見つかった最も重い元素」

https://sorae.info/astronomy/20230512-kelt9b.html


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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。今回は、地球があるこの太陽系以外で見つかった、ものすごく熱い惑星に関するお話をしていきたいと思います。
この惑星なんと、太陽ぐらい熱い。なんなら他の星より熱い可能性もあるっていうような、自分で熱を持ってないのになぜこんなに熱いのか。
そしてその温度はなんと4,300度にまで達するというような星に対して、その中でものすごく面白い物質見つかってきてます。
今回のお話、かなり面白いかなと思うので、ぜひ最後までお付き合いください。
3,2,1
イクニション
スペース
スマブラーコール
佐々木亮の宇宙話
2023年5月16日始まりました佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが948話目を迎えているというところになりまして、基本的には1日1話完結という形でお話ししているので、気になるトピックとか気になるタイトルから聞いていただけたら嬉しいです。
そっちの方が宇宙楽しんでもらえるかなと思っているのと、ぜひ面白いなと思ったらぜひフォローしていただけたら嬉しいです。
そんな感じでもう948話目まで来たわけなんですけど、今日どんな話するかっていうところですね。
昨日はこれ、人間も星も若い方がいいよねっていうような、昔の太陽の活動に関するお話をしてみたりとか、その前宇宙ステーションの話してみたりとかっていうような感じだったんですけど、
今日紹介するのは、これもうほぼ太陽ぐらい暑いじゃん、みたいなものすごく高温な惑星で、その惑星の中からちょっと面白い物質見つかってきてるなっていうお話をしていきたいなというふうに思っております。
今回のお話なんですけど、大人気宇宙ポータルサイトソラエとのコラボ企画になってます。これですね、毎週やってるんですけど、文字とか映像も一緒に音声と一緒に楽しんでいただけるというところになってますね。
概要欄に記事を貼ってあるので、その記事読みながらこの音声聞いていただいたりとか、そういう感じで楽しんでいただけたらいいんじゃないかなと思っているので、ぜひですね、概要欄の記事からも飛んでみてください。
いいですよね、これは僕がカバーできる範囲以外の宇宙のトピックっていうのもここでさらうことができるので、個人的にもこのコラボというかタイアップというかっていうのはね、毎週やれるのはすごい嬉しいなと思ってます。
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それに宇宙話と結構やっぱ性質似てるんでね、文字媒体として。なので、かなり相性いいかなと。やってる本人が言うのもどうかなっていうのはあるんですけど、そういう感じになってます。
で、じゃあ早速やっていきましょうか。まあもうね、本題入れよっていう感じなんですけど、今日お話しするのは太陽系以外の惑星がものすごく高温。もう温度高すぎて太陽じゃんみたいな。これは冗談なんですけど、ところからちょっと面白い物質が発見されたっていう話をしていきますね。
で、今まさに太陽系以外の惑星っていうのを発見していくっていう流れが世界中でトレンドになってます。もうこの1週間でこの話何回もしてる気がするんで、ちょっと他のエピソード聞いてもらうぐらいにしとこうかな。毎日ちゃんと聞いてる人がまたその話してんのかよみたいな話になりそうなので。
まあでも太陽系以外の惑星どんどん見つけていくっていう流れで生きてます。これはもう技術が成熟してきたおかげっていうところがあって、で、その中で大きく惑星の種類にも二分される部分があるんですね。ガスでできてるのか、岩石でできてるのか。
岩石でできてる惑星っていうのはイメージ地球ですよね。それに対してガスでできてるっていうのは木星とかそういったイメージのもの。その中で今回は木星っぽいガスでできた惑星に関するお話をしていこうというようなところになってます。
で、太陽系のガスの惑星っていうのは地球よりも太陽との距離って遠いじゃないですか。内側から水、金、地下、木、土、天、海、明。明を入れるかどうかは結構世代で分かれてくるところになるんですけど。若い人聞いてたら恥ずかしいな。
で、このガス惑星っていうのは木星よりも外側だったりするから、いわゆる太陽との距離で言うと、地球と太陽の距離に対してガス惑星、木星とかっていうのは太陽から遠く離れてるため、比較的低温なんですよ。
どのぐらいかっていうと、地球でこのぐらいの気温だからそれよりもさらに低いみたいな感じですよね。詳しく調べておくの忘れちゃったなと思って。
そんな中で、別に遠くにいなきゃいけないっていうこともないんですよ。実際に他の太陽系以外の惑星を見に行ったりすると、光勢中心の星、自ら光ってる星を光勢って呼ぶんですけど、その光勢の近くを回っている木星っぽい星っていうのは、
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これ、表面の温度、1000度以上になることっていうのも、これ実はあんまり珍しくはないなっていう、そういう状況だったりします。なので、こういうのをホットジュピターって呼んだりするんですね。
普通の木星のことを別にクールジュピターとは言わないんですけど、特別暑いものをホットジュピターというふうに呼んだりしているというような感じ。そんな中で、ガスの惑星でものすごく暑いものがあると。
で、こういうガスできている惑星、木星だったり土星とかっていうようなところには、岩石でできたコアが存在すると思われてるんですね。全部が全部ガスなわけではなくて、中心にコアと呼ばれるような部分があるんじゃないのっていう。
その核っていうのは分厚い大気、ガスの奥に隠されてるから、正直もうわかんないんですよね。なので、巨大なガス惑星っていうのの大気の成分っていうのを調べるぐらいしか今までできてなくて、その大気の成分っていうのはほとんどが水素とかヘリウムだったりするっていうような状況。
で、じゃあコアあると考えられているっていうだけなので、岩石の彫刻だったりとか、その岩石というかコアに含まれているような金属だったりとか、そういったところって普通は見つからないんですよ。ガスで隠されちゃってるから。
けど、ここで急性子的に登場してくるのが、この1000度以上に温められたホットジュピターってやつですね。高温に熱せられるホットジュピターっていうのは、極端に強い大気の循環が発生するというふうに言われます。
なぜか、これ、温度が一部高くて一部低いとか、例えばの状況で考えてくださいね。ある場所で温度が高いところと低いところがあるとどうなるか。その2か所っていうのは混ざり合おうとしますね。
お風呂とかもそうじゃないですか。お風呂って、下の方まだ冷たいじゃんみたいな、お抱きするとね。これでも、最近のお風呂じゃないか。僕、昔、結構、どういう形のお風呂?
2つ口があって、一応、お抱きができて、お湯を吸って、暑いお湯を吐いてくれるみたいな、そういう2つ穴のやつのとこに住んでいて、実家がね。ってやると、お抱きブチッとして、別に自動とかじゃないから、そろそろ暑くなったかなみたいな感じでお風呂、触りに行くと、表面めっちゃ暑いんだけど、下の方めっちゃ冷たいみたいな。
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最近のお風呂って多分ないじゃないですか。これ、僕の世代でギリな気がするんだよな。今年29、今年30になるんですけど、僕の世代で多分これを実感できるのがギリぐらいな感じだと思う。
けど、このポッドキャストですね、僕よりも年上の方が聞いてくれることが結構多いので、そういう風に考えると、結構みんな共感の嵐って感じなのかなと思うんですよね。そういうのって結局、暑いところと冷たいところって層になったりするけど、これって放置してたらどうなるのかっていうと、結構この温度の差っていうのは、物の流れっていうのを作り出したりするっていう側面があって、
もしホットジュピターっていうのを見た場合っていうのは、その大気っていうのもガスだから流体って呼ばれる流れるものですよね。つまり液体が動くのと似たような挙動をする可能性があると。
つまり、表面がめちゃめちゃ熱せられた場合っていうのは、下からの循環っていうのをどんどん生み出すことができたりするっていうような、そういう特徴があって、そうするとどうなるか。
ものすごく分厚い大気に隠された、このガス惑星のコアと呼ばれる部分の中身が見えてくる。岩石だったりとか金属の元素っていうのが、大気循環によって持ち上げてこられるっていうのが考えられる部分の一つなんですよね。
それでじゃあ、このホットジュピターっていうのはただ熱いガス惑星ってわけではなくて、太陽系ではできないような実験っていうところを惑星自体でできるっていう意味で重宝される天体の一つであると。
重い元素ほど、惑星にもともと含まれてる量っていうのは少なくなりがちなんですよ。これは多分、惑星ができるときの環境とかに起因していて、重い元素っていうのは、星が死んだときとかにできるんですよね。
星が死んだときとかに。つまり、星が生まれてその周りに惑星ができるみたいな形になると、もちろん死んだ星の破片とかは中に入るかもしれないけど、基本的に若い要素、水素とかヘリウムとか、そういったところを含んでいくことが多くなってくるというところが、重い元素がなかなか見つからない理由だったりするんですよね。
木星とかみたいなガスの惑星の表面では。ただ、この大気循環が起こることによって、核からどんどん上に金属の物質っていうのが持ち上げられてきて、これコアの情報を見れたら、惑星に対する研究めちゃめちゃ進むんじゃないですかねっていうような、そういう研究の仕方っていうのが行われてきてるっていう、そういう状況です。
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で、じゃあ、一旦預ければ熱いほどいいんじゃない?みたいな。本当は科学研究ってそういうふうには進まないんですけど、ちょっとポップにしていこうかなと思うと、それ下から持ち上げてほしいんだったら、もう熱い、熱々の惑星見つかっちゃおうよみたいな感じで、今回対象として、研究のターゲットとして使われてるのが、地球から670光年離れた位置にある、
ケルト9Bっていう惑星ですね。これケルトって、ケルトって何なんだろう。ケルト、多分乾燥系の名前なんですけど、なんかケルトさんみたいな人が作ったのか、ちょっと定かではないですけど、そういう天体があるんですよ、670光年先に。
で、これ面白いのが、表面の最高温度、4300℃にも達するらしいんですよ。で、これもうまさに太陽系以外の惑星の中で、最も高温、最も熱い惑星の一つっていうふうに言われていて、4300℃ですよ。
太陽の温度、皆さんどんぐらいかパッと出てきますか、頭の中に。ま、だいたい5000℃から6000℃。ま、パッと言える人は5700℃とか言うかな。っていう感じなんですけど、だからもう、それのマイナス1000℃ぐらい。すげぇ甘く見積もってね。
ぐらいって、いやもう、太陽じゃんみたいな。嘘ですよ。けど、そのぐらいの温度を持っている惑星っていうのが実際にあるというところを考えると、ま、ものすごい状態じゃないですか。
たしか水星とかでも500℃とかいかないぐらいだったはずなんですよ。太陽系の一番内側の水星ね。ま、それでも人間とかが住もうと思ったりすると、なかなかこう過酷な状況ではあったりするんですけど、もうこんなホットジュピターなんて、人間が住む住まないの議論に降りてこないぐらい、もうわけのわかんない星じゃないですか。
これ、星とか、恒星の中にも3000℃とかの星もあったりするぐらいなんですよ。つまり、この惑星、めちゃめちゃ暑いです。で、惑星だから自分で熱を発することっていうのは基本的にはないので、
真ん中にある星っていうのがどれだけ暑いのか。つまり真ん中の星がめちゃめちゃ暑くて、それに対して惑星がめちゃめちゃ近いから、必然的に温度も上がる。なぜなら照射される量が多いからみたいなことですね。
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そういった感じで、高温に熱せられてるこのケルトナインビーっていうホットジュピターなんですけど、この天体観測してあげたら、もう核から持ち上げてこられた元素っていうのがどんどん見つかってんじゃないのっていう、そういう研究が出たんですよね。
今回それ紹介していこうかなと思ってて。で、今回これ見つかったのが8種類、金属8種類見つかったと。で、その中2つがめちゃめちゃ珍しい物質だったんですよね。
っていう8種類ですね。なんか前半なんとなく聞いたことあるなぁみたいな。カルシウム、チタンとか、ほんほんほん。後半なんやねんみたいなね。ストロンチウム、バリウムは聞いたことあるかな。テルビウム。
僕もなんかそういう元素周期とか覚えるのめちゃめちゃ苦手だったんで、多分みんな寄りの感覚なんですけど、この中でもカルシウムとか見つかってもなんかふーんって感じじゃないですか。なんかありそうだし、みたいな。なってるんだけど、テルビウムとバリウムのこの2つ、特にテルビウムに関しては太陽系以外の惑星で見つかったのはこれが初めてらしいんですよね。
で、バリウムは3回目とか見つかった。まあその時点でも結構すごいですけどね。2020年に初めてバリウム見つかったから、なんかバリウムまで人間の観測力到達したんだ、みたいなのが今の状況って感じですかね。
で、それで、じゃあバリウムは健康診断でよく見かけるあれですよね。になっていて、テルビウムはどんな時に使われるのか。テルビウムってなんか緑色を発光させるのに結構使われる物質みたいなんですよ。
組み合わせとかいろいろですよ。なので、白を生み出す光の三原色のうちの緑色になっていることが多くて、蛍光灯、テレビ、モニターのブラウン管の中に入っていた。
今日なんか懐かしい話ばっかりですね。ブラウン管テレビ。うちも液晶テレビになる前ブラウン管だったし、もうだから液晶しか知らない世代もいるわけですよ。まあいいや、そんな話はお風呂の話でいいね。なんかめっちゃエモい風を出しつつ別にエモくないみたいな。
そういうのに入っているのがテルビウムってなっているから結構人間の応用例としても強い部分があったりするので、そういうのが見つかったりすると。テルビウムって65番元素っていう結構重いですよね。
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で、バリウムも56番っていう中で、この2つっていうのは太陽系以外の惑星から見つかった中でいうと重い元素トップ2らしいんですよ。で、だからこれをじゃあ核が持ってるとして、ジュピターのね。で、その核からどうやって持ち上げてるのかっていうメカニズムだったりとか、これ大気循環だけど本当にそんな重いも持ち上げられるんですかみたいな。
だってメインって水素とかっすよ。1っすよ。重さ1に対して65ですよ。なんかピクミンみたいな状態で持っていくのかなみたいなぐらいの感じになってくるから、大気循環だけで説明できるのかなとか、あとはそもそもコアにはこういう物質がもっとたくさん包まれてるのかなとか、そういったところが考えられる研究になっていて、
これからどんどん発展していく面白い研究分野なのかなと思って紹介させていただきました。ということで今回のお話は、空へとのコラボ企画っていうところで文字でも音声でも宇宙楽しんでいただこうというような形で、まるで星ぐらい熱いホットジュピターから面白い物質が見つかった、そんな話させていただきました。
次回はですね、みんな大好きスペースXの新しい取り組みのお話をしていきたいと思います。
スペースX、宇宙からインターネットを届けるっていうのを掲げて、スターリンクっていうのを進めてましたが、みんなが多分まだ知らないであろう新しいサービス、しかもこれIoTに対して、IoTの製品、インターネットオブシンクスですね、それにインターネットを届けるような新たなサービスっていうところでまた世界変えようとしてるっていう面白い話紹介させていただきますので、次回もお楽しみにしておいてください。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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