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2023-05-01 20:29

933. 地球そっくりな星が超近所で確認!地球外生命体いる?

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、地球のそばで見つかった、めちゃめちゃ地球っぽい星、こちらを紹介していきたいと思います。
やっぱり、地球外生命体とか、そういうのが見つかるのって、すごいワクワクするじゃないですか。
そのためには、やっぱり地球っぽい環境を探すのが一番いいんじゃないの?ってなって、
その中で、近くに、ものすごく地球っぽい惑星が見つかった。
しかも、真ん中にある太陽みたいな役割をしている星も、この天の川銀河の中では、めちゃめちゃ重要なポジションを担っている。
そういったところで、結構、今後の研究に発展する、面白い研究になるんじゃないかなと思っている研究を紹介させていただきます。
ぜひ最後までお付き合いください。
ささき寮の宇宙話
2023年5月1日始まりました。ささき寮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の寮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが933話目を迎えるというところになっております。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になる宇宙の話題だったりトピックを書いてあるところから聞いていただけると、楽しんでいただけるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひそちらから聞いてみて、面白かったらフォローしていただけたら嬉しいです。よろしくお願いします。
そんな感じで今回お話ししていくのは、やっぱりこう地球外生命体とか、そういったところを探していく上で重要な地球っぽい惑星、めちゃめちゃ近くで見つかったという、そういうお話をしていきたいと思います。
やっぱり惑星ですよ。惑星が今一番やっぱ宇宙開発の中で面白い分野の一つだなと思ってて。
その中でも、今回めちゃめちゃ近所に地球っぽい惑星が見つかったっていうところが重要ですね。
これがなんで重要なのかっていう話だったりとか、そもそもなんでこんなに惑星探しているのかみたいな、そういったところも含めて今日は話をしていければいいかなと思ってて、最近こう、ポッドキャストの中で太陽系以外の惑星見つける話、ちらほらしてるじゃないですか。
で、これって今だいたいこれまでで5000個以上をみたいな話の仕方してますよね。5000個以上の太陽系以外の惑星が見つかっていると。
これね、専門的な言葉に言い換えると境外惑星って呼ばれる名前なんですよ。この境外惑星と呼ばれるものが5000個以上って言ってたけど、これ最新の研究の論文でちゃんと数えてくれたんですね。
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5300個を超える太陽系外惑星が見つかっていると。すごいなぁと思ってもう、だからこれ1日1個以上のペースで童貞されていってるんじゃないかなと思うんですよね。
だって1年前は多分、あ、5000個いったんだみたいな話してたから、やっぱ研究のスピードってすごいですね。
そんな中で、だから今5300個見つかってると。300個以上見つかってるって中で、なんでこんな探していくのかっていうところですね。
これは技術的な壁を越えたっていう背景はまず1つ。その太陽系以外の惑星を見つけれるようになったっていう技術力の問題と、じゃあこれわかってきたら、いろんな惑星のサンプルっていうのをどんどん取っていきたいっていうのがモチベーションとしてあるわけですよ。
なんか、いくつかじゃあ、すごい目星のいい地球っぽい惑星見つかればいいんじゃないっていう話になるけど、実際多分5300個とかでも全然足りなくて、だって恒星とかなんて、恒星って自ら光ってる星ですね、太陽みたいに。
ああいうのって、太陽系の中で数億っていうところに近い星の情報とかをやっぱ整理していきたいっていうモチベーションがあるわけじゃないですか。それによって恒星っていうものが一体どういうものなのかっていう全体像をつかもうとしてるんですよね。
なので、そう考えると、5000個超えたなんて確かにすごいことだけど、まだまだ足りないと。ね、バリエーションを揃える重要性っていうのは、もうちょっとなんか例えて言うと、やっぱ人、人間の性格とかもそうじゃないですか。
人間って一括りにして、何かこう、人間ってこうだよね、みたいな。言うのもまずむずい話なんですけど、そのためには、いろんな国の人のいろんな年齢とかで、いろんな人に会ってみて喋って、この人はこういう人だった、この人はこういう人だったっていうので、なんとなく経験的な法則を見つけていったりするじゃないですか。
ああいう感じを、やっぱり星とかにもやっていかなきゃいけないんですよね。なんか一部の星だけ見て、太陽系以外の惑星とはこういうものである、みたいな断定の仕方しちゃうのは、もうなんか超悪役の、アニメの超悪役みたいな。人間は滅ぼすべきである、みたいな。
そんな偏った考え方になったら、これってめちゃめちゃこう、なんだろうな、非科学的というか、たぶん超嫌な人間に会ったことあるだけで、人間全員皆殺しだ、みたいなね、ことになってる。そういうことではなくて、ちゃんとまんべんなくサンプリングしていって、いろんな星を理解していくっていうところが、結局は最終的にはこう、地球とか隣の火星とか。
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そもそも太陽系がどうやってできたのかとか、そういったところにつながってくるような重要な研究になってくるわけですよ。そういう意味で、今まさにそのサンプルがどんどん増えていっている、まず一時的な過渡期みたいなのを迎えているのが、この太陽系以外の惑星を発見していくっていうところですね。
そんな中で、いまだにやっぱり近くに見つかったり、逆にめちゃめちゃ遠くに見つかったり、みたいな、そういった発見が重なる中で、今回はめちゃめちゃ近くから発見できたっていう、そういう天体ですね。
で、これもう、名前言ってもしょうがないですよね。今回また、なんかコードネームみたいなのがついてて、今回見つかったのは、境外惑星が、K2-415Bっていう惑星です。もうね、はいはい。これなんか、最近何回か紹介してるんですけど、K2っていうのが、K2-415っていう名前なんですよね、星の名前が。
で、それの周りを回ってるから、真ん中の星をAとしたら、惑星のことはBと呼びましょう、みたいな、そんな感じですね。で、K2、じゃあK2っていうのが一体何を表してるのかっていうと、これ天体名についてるK2は、そもそも見つかったのが、ケプラーっていう人工衛星があって、このケプラー衛星が見つかったから、Kっていうのがついてて、
それの多分、セカンドカタログとかになるのかな、K2っていうのは。なので、K2の、で、415番目の投資番号がついた星ですよ、というような感じです。
で、この星の周りで、惑星が見つかったっていうところが、どれだけ重要なのかっていうので言うと、大きく2つかな、2つのポイントがあるっていうふうに整理できるかなと思っていて、まず1つは、これ、めちゃめちゃ近い、めちゃめちゃ近いっていうところが重要です。
今回、このK2-415Bっていう天体が見つかったのって、地球から見ると、これ70光年ぐらい先、71光年離れたところにある天体が見つかったんですよ。で、この71光年先に惑星が見つかったっていうのは、惑星発見史上、もう最も近い部類の1つなんですよね。
このケプラーっていう衛星が、どんどんどんどん惑星を見つけていくっていうことを起こした背景の中には、2009年から2018年っていう、この9年間の期間で観測しまくって、候補をたくさん見つけていって、惑星のっていう背景があって、その中で、現在、地球から最も近い惑星と言われてるのが、まさにこのK2-415Bなんですね。
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で、これなんで近いからいいのか。これ近いからいい理由っていうのは、近い方が情報量をめちゃくちゃ取れるっていうことですね。近い方が情報量をめちゃくちゃ取れる。どういうことかっていうと、惑星を研究するとか、星を研究するとか、そういったことって、基本的にどうやって行うか、イメージつきますか。
これ、光から情報を得るんですよ。光から情報を得るっていうところになるので、光の量っていうのは、これなんとなくイメージできると思いますけど、遠くにあるものの光って、離れていけば離れていくほど、暗く見えませんか。暗くなっていく感じ。
あれって何でかっていうと、光がいろんな方向にバーって散りばめられていくから、目の前で明るいライト見せつけられたら、うわっ明るいってなるんだけど、10メートルぐらい離れたら、別にそんなに明るくて困るみたいなこともないと。
つまり、光っていうのは、離れれば離れるほど、情報量が少なくなっていっちゃうっていうのが特徴なんですよね。離れていくと情報量が少なくなっちゃう。つまり、星から飛んでくる情報量が減るので、分かることも少なくなっちゃうんですよ。
その一方で、今回は71光年先。71光年先ってなると、ものすごく近くて、そうするとそこから飛んでくる光の情報っていうのが、たくさん取れるからこそ、今後の研究で大きく役立つんじゃないかっていうような、そういうイメージができたところが、一つ、この天体の注目するべきポイント。
そして、やっぱり特筆すべき点っていうところですね。そしてもう一つ、2つポイントあるって言ってて、もう一つは、これ、見た目パッと見めちゃめちゃ地球なんですよ。めちゃめちゃ地球。
これ、今回の研究で、ケプラーっていう人工衛星、宇宙にある人工衛星が、そもそもこれ発見したっていうところからスタートして、そこからさらに地上の望遠鏡とかを使って、いろんな観測を繰り返して、その天体が一体どんなもんだったのかっていうのを、突き止めていくっていうような、そういうやり方をしてたんですよ。
で、それの結果、まあいろんな、例えば、星自体の重さだったりとか、大きさだったりとか、あとは回るスピードだったりとか、っていうところをどんどんどんどん明らかにしていくことができるというところで、これ、大きさがまじで地球なんですよね。
この今回見つかった惑星の大きさって、地球の1.02倍。地球の半径の1.02倍なんですよ。もう、もう地球じゃないですか。だってもう重ねられるっていう、ほとんどっていうぐらいの大きさのものだから、まず、すごいじゃんっていうところと、これ自体もやっぱり岩石でできてるんですよね。
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太陽系の惑星には2種類あるっていう話をこれまでのポッドキャストでもしていて、内側の方は岩石。地球とか火星とか金星とかっていうところがある。で、その一方で木星とかが火星あって、水、金、地、火までは岩石。で、その次は木星とか土星とか出てきますけど、木星とか土星もこれガスでできている。
ガス惑星っていうところで、大きく性質が2分していくっていうのが、実はポイントとしてある。その中で、今回見つかったK2-415Bに関しては、まず地球の1.02倍っていう大きさである。そして、これ面白いのが、岩石でできているっていうところですね。
今ちょっと頭から岩石惑星の言葉が抜けちゃって、止まっちゃったんです。恥ずかしいんですけど、そういう天体だったというところが、近くて情報がたくさん取れて、なおかつ地球っぽい大きさをしている。で、なんか表面の温度がちょっと100度から140度ぐらいっていう若干高めではあるんですけど、そこは今後ね、多分いろいろ環境が分かっていくと、なぜ逆に地球に近い状態なのに、
表面って100度とかになっちゃってるのか。これじゃあ生命済めないじゃんみたいな話とか。ね。生命済むためにやっぱり水が必要で、水って100度以上になると沸騰しちゃうじゃないですか。もちろん気圧とかでいろいろ変わるんで、一概に100とは言えないですけど、まあなんか液体で存在するっていうよりは、
気体になってしまいそうな温度だったりするので、まあそのあたりが、なんかちょっと違う部分なのかなと思ったりするというところが、大きく2点、この惑星を調べてて面白かった部分かなと思ってて、最初に2って言っちゃったから2で今説明したんですけど、実はこれもう1個、もう1個面白い点がありました。
なんで3つですね、全部で。もう取っ手出しのダメなとこが今出てますね、完全に。全然2つとか3つってナンバリングしないで話そうと思ってたから、まあなんか今日話そうとしてるやつ、そうだなポイント2つぐらいかなみたいな、大きく分けてみたいな思ってたけど、全然面白いとこたくさんあったから3つにします。
で、もう1個何かっていうと、惑星っていうのは、何か天体の周りを回ってますよね。地球だったら太陽の周りを回ってる。今回のK2-415Bに関しては、K2-415Aっていう天体の周りを回っていると。で、これカニ座の方向にある天体なんですけど、見えんのかな、70光年で。
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で、ただ今回の天体っていうのは、中心の太陽みたいなやつがめちゃめちゃぬるいんですよ。めちゃめちゃぬるい。ぬるいってどういうことかっていうと、太陽みたいな星ってだいたい5000度ぐらいのイメージで、皆さん頭、なんか想像するじゃないですか。
死ねーよっていう人もいるかもしれないですけど、太陽ってだいたいそのぐらいなんですよ。何となく4000から5000ぐらいかなーとかで思っといてくれればよくて。で、そこら辺にある天体の周りを回ってる星っていうのが、惑星っていうのが一番地球の性質に近いだろうみたいな、太陽系に近いだろうっていうのが正解かな。
ってなって、まあ温度が高い分、ある程度離れないとやっぱ熱くなりすぎちゃうし、彗星とかめちゃめちゃ暑いですからね。で、そうなってくると。一方で、ここで今まであれなんだ、太陽系以外の惑星発見していくって研究の中で、惑星が見つかってるのって結構この太陽に似た星、いわゆるそのだから温度がだいたいそれぐらいっていうような星の周り。
そして同じぐらいの重さっていうところで研究が進められてて、たくさん発見されてるんですよ。ただ最初に言ったみたいに、1個の種類の星の周りにたくさんサンプルを見つけても、それは偏ったデータになってしまうし、宇宙全体を理解する。
またはこう、いろんな角度から太陽系を理解するっていうことにはなかなかつなげづらい部分があるんですよね。なので、今回注目されたのって、真ん中の星がだいたい3000度とかっていうような比較的ぬるい星の周りで今回惑星が見つかったと。しかもめちゃめちゃ地球サイズの。っていうところが面白いポイントですね。
実は天の川銀河っていう銀河の中に僕たちいて、ブラックホールに吸い込まれてるような感じで暮らしてるわけなんですよ、ずっと。その天の川銀河の中にある、奥とか行く星の数の中で、実はこの温度の低い星、赤色惑星って言うんですけど、レッドドワーフとかって言いますね。
赤色惑星っていう星が、これ、多いんですよ。割合が。僕も研究してて、よくこの星どんななんだろうってなったときに調べると、結構この赤色惑星って呼ばれるものだったり、ちょっと言い方変えるとM型惑星っていう、まあ簡単に言えば赤い星ですね。赤い星っていうのに巡り合うことが多いっていうぐらい、実はこの太陽系の中にはむしろ太陽より一般的に存在している。
存在しているような天体であると。これ、まずそもそも、惑星の研究をするってなると、中心の星、構成が太陽に似てるのか否かっていうところでも分かれるし、その後、周りを回ってる惑星が、岩石でできてるのか、それともガスでできてるのか。岩石でできてるんだったら、地球ぐらいの大きさなのか、それとも火星っぽいのかとか、そういったところで分かれてくるっていうので、
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人気がめちゃめちゃあるんですよね。で、そこの中でも、太陽系の外の惑星を見つけるときっていうのは、太陽っぽい星の周りにある惑星っていうところに注目が集まりがちなところがあるので、そういったところを踏まえると、こういう研究はめちゃめちゃ重要であるっていう結論にたどり着くんですよ。
っていうところで、今回面白いなと思ったのはこの3つの点ですね。距離が近いっていうところと、地球にめちゃめちゃ似てるっていうところと、実は天の川銀河の中でめちゃめちゃ一般的な環境のところにいる惑星であるっていうところが結構面白い部分で、他にも発見の仕方が5回前ぐらいのエピソードで話したトランジット法って呼ばれるので見つかってたりとか、いろいろあるんですよね。
実はトランジット法を紹介しないといけなかったなとちょっと思ってるんですけど、今日は時間になっちゃったので、最近ね、1日10分とか言って20分ぐらい喋ってるんですけど、結構好評というか、いただくコメントで、「いや、20分全然いいと思うっすよ。」みたいな言ってくれるので、ちょっとこんな感じでやっていこうかなと思ってるんで、また面白い話あったらトランジット法とかも含めいろいろ紹介していこうかなと思っております。
そんな感じで今回は、めちゃめちゃ近くで見つかった超地球に似てる惑星、このお話をさせていただきました。今回の話も面白いなと思ったらお手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問、今回のエピソードで言うと、そんな星があるんだとか、なんかいろいろ種類見ないといけないの分かったけど、やっぱむずいなとか、なんかね、そういう質問とか感想とかもガンガンお寄せいただけたら嬉しいなと思っております。
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