1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 486. 40光年先に地球が7個!?
2022-02-03 13:30

486. 40光年先に地球が7個!?

今最もホットな天文分野の一つは「系外惑星探査」!

太陽系のほかにも惑星たくさんあるだろ!!と探す動きが加速しています。

今宇宙にその環境は整っている。今後も加速間違いなし!

今回はその火付け役ともなった2017年から現在までをタイムスリップ!


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介いたします。今日の本題は、今、最も天文業界で熱いと言っても過言ではない、
太陽系以外の惑星を見つける、この動きが一気に加速した、いわゆる火付け役的な研究だったなと思われるものを、今回は皆さんにご紹介していきたいなというふうに思っております。
今回紹介するのは、最新の研究までをカバーするものの、スタートは2017年というところなんですね。
このタイミングで、なんと太陽系以外のところに地球っぽい星が7個も回っていること、1つの星の周りに地球っぽい星が7個もある、そんなお話が出てきて、結構太陽系以外の惑星を見つけるっていうところの動き、
ここが僕の肌感ですけど、活発になったなと思っていて、結構天文やってる人もこの名前ぐらいはしっかり覚えてるだろうな、みたいな、そんな研究がありますので、今回はそちらを紹介させていただいて、
こういうところから、今現在の宇宙開発っていうのがどういうところに向かっているのか、どういう動きなのか、そんなところまでお話ししていければなというふうに思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
今日はちょっとボリュームが多くなりそうなのをぐっとこらえて、10分でお話しし切ろうというふうに思っております。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告を先にさせていただこうかなと思うんですが、
今月ですね、2月の20日だったかなに、僕実は早稲田大学でセミナーをやらせていただくことになっておりまして、今その資料を作っているっていう段階なんですよね。
で、これ僕社会人になってからというか、この研究をやめてビジネスの世界に入っていったっていうタイミングから、ちょっと僕の中でのスライドを作るっていうところの美学っていうのがブレ始めていて、
僕結構研究とかで資料作るの上手い方だったなっていうふうに自分でも思っているんですよね。
で、それのおかげで研究会で物理学賞を受賞したりとかっていうようなところもあったので、ある程度上手いだろうっていうのはなんとなく自信はあったんですよ。
ただ、ビジネスことビジネスっていうところにおいて発表していくっていうふうになると、よりレポートチックなものが多いというか、直感で訴えかける、このページではこれを伝えたいみたいなところっていうよりは、後々誰が読んでもわかるような資料を作りましょうみたいな、そういう文化の方が根付いているような気がしていて、そこで若干ギャップを感じていたんですね。
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そんな中で、自分の中でどのスライドの形が正解なんだろうっていうのがちょっとわからなくなってるっていうところがあるんで、今回の早稲田大学でやらせてもらうセミナーというか講義の資料を通してですね、なんか自分の中のスタイルを一旦呼び起こそうかなというふうなところです。
60分ぐらい話さなきゃいけないんですよね。60分ぐらい話さなきゃいけない中で、僕今まででも45分とかが最長だったんで、どれぐらいのスライドの枚数にすればいいのかなっていうところから若干悩んではいるものの、僕基本的にポッドキャストをやっているからなのか元々なのかわかりませんが、結構喋りすぎてしまう節があるので、
1枚1分って見積もると多分完全にオーバーするんだろうなと思って、1枚2分ぐらいで30枚に収められたらベストなのかなというふうに思っていたりもします。
そんな感じで久しぶりにゆっくりスライドを作るというかっていうところをやっているので、また悩んだことがあったりしたら、きっと同じような悩みを持っている方もいらっしゃるかなと思うので、
そんなところを共有しながら皆さんの意見とかも聞けたらなというふうに思っておりますので、もしよかったらDMとかコメントとかくれたら嬉しいです。
そんな感じで、緊急報告以上にさせていただいて、早速本題に入っていきたいと思います。
今日の本題はですね、今天文っていう業界の中で最も厚い分野の一つというふうに言えると思われる太陽系以外の惑星を見つける。
そしてその詳細を明らかにしていくっていう研究の質契約みたいなものになった研究発見というのを紹介していきたいなというふうに思っております。
でですね、結構持ち上げちゃったように聞こえるかもしれないんですけど、今本当に太陽系以外の惑星、ここ境外惑星って言うんですけど、そういう惑星を見つけていくっていうところの動き、本当に活発になってます。
実際にポッドキャストでも10何回とか20回ぐらいは話してるんじゃないかなと思うんですけど、新しい惑星見つかった、こんな惑星があったっていう話してきたと思うんですね。
そんな感じでものすごく流行っていると。で、どれぐらいかっていうと、宇宙全体の中で地球から太陽系以外の惑星を探しに行くっていう研究を進んでいった結果ですね、今4,000から5,000個の惑星っていうのが見つかり始めてるっていうところですね。
で、こういうのって結局どういうところにつながるのかっていうと、アバントに言えば地球が宇宙の中で特殊なのか一般的なのかっていうところのお話だったりを解明することにつながったりします。
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どういうことかっていうと、結局人類、私たちが宇宙を研究する理由って、地球自体、そして私たち生命が生まれてきたこの環境っていうところがどういう歴史をたどってきているのか、そもそも宇宙の歴史、太陽系の歴史っていうところを解き明かすっていうのが命題としてあったりしますね。
で、そうなったときに、じゃあ私たちが地球に住んでいるっていうところで、地球が一般的な星なのであれば、私たちも宇宙空間において比較的生存しやすい種であるみたいなところとかも分かったりするわけじゃないですか。
なので、そういったところで自分たちのルーツだったりとか、そういったところにつながる研究のモチベーションがあるっていうのは非常にロマンチックだなというふうに思っていたりします。
でですね、そういうものを実際にどんどん探していくアメリカ、NASAが打ち上げているTESSって呼ばれる衛星もあったりだとか、あとはじゃあそれが太陽系以外の惑星っぽいものを見つけたってなったら、先日12月の末に打ち上げられたNASAのジェームスウェップ宇宙望遠鏡っていうもので、さらに詳しく見ていくなんていうところも行われるっていうところで、
今、宇宙空間に太陽系以外の惑星を見つけて、それをさらに詳細に過去最大級の性能を持って実施できるっていう環境が整ってるんですよね。
こういった意味で、この太陽系以外の惑星を見つけていくっていうところの研究分野は非常にホットになってきてるっていうのが現状としてあります。
で、この流れってじゃあいつからできたのか。もちろんこういう大きいプロジェクトっていうのは1年2年前から進んでいたってわけじゃなくて、10年とか15年とか前から進んでいるものの、天文をやってる人とか宇宙好きの人にこれ今から時代来るぞっていうようなきっかけを与えた天体っていうのが実際にあるんですね。
これはまあもちろん人によって違うかもしれないですが、僕が天文の業界にいる中でやっぱ話題としてがっつり浮上してきたプラスでほとんどの人がこの名前は絶対に覚えているというような天体があるんですよね。
これが2017年に発見されたトラピスト1と呼ばれる天体の周りの惑星になります。
2017年?2016年かな?で、そのタイミングで最も権威のある論文師の一つと言われているNatureに報告された論文になっていて、
これでは確か40光年、地球から40光年ぐらい離れた太陽よりももうちょっとおとなしい天体の周りに地球っぽい惑星、地球型惑星が7個発見されましたっていう研究結果が紹介されたんですね。
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で、地球型惑星っていうところを見つけていくのがさっき太陽系以外の惑星探していくところのモチベーションの一つになってますって話したと思うんですけど、
その地球型の惑星がなんと7個も見つかったっていう非常にセンセーショナルなニュースが飛び込んできていたんですね。
しかもプラスしてその当時はその7つのうちの確か3つがより中心の星との距離がちょうどいいところにあるから、
ハビタブルゾーン、生命生存可能星みたいなことを言うんですけど、それに分類されると。
つまり7個地球っぽいのが見つかっただけじゃなくて、生命がいそう、水がありそう、なんていうところの星が7分の3であったっていうようなところが非常にインパクトの強かった研究になるんですね。
これが2017年の出来事です。
これの時に僕自身も構成の研究をしていたので、じゃあ中心にある星っていうのがどういう星なのかだったりとか、
その星がものすごく爆発を起こす、フレアをものすごく起こす天体とかであったら、やっぱりその周りには生命って住めないし、みたいなところとかがあったので、
僕もいくつか手を動かしてデータの分析とかをしたりはしてました。
そんな感じで非常に注目度は高まったものの、後々ですね、性能のいい望遠鏡でさらに追加で観測を行ったりだとか、
あとは目で見える光とか、私たちの身近な赤外線だったりとか、電波だったりとかっていうところだけじゃなくて、いろんな波長の光っていうのを使って、
どんどんどんどんやっぱ注目度が高い分、その星を深めていこうっていう動きが活発になっていったんですね。
続報の論文というのがいろいろ出てきた中で、この7個っていうのが確かに地球型惑星っぽい、いわゆる岩石でできて、みたいな特徴があるもののですね、
詳しく見ていくと、やっぱり地球にはあんまり似てないんじゃないかっていう意見がどんどん出てきたと。
例えば、表面に水があるんじゃないかっていうふうに言われてたのも、結構温度高いっぽいし、
こうやって水じゃなくて普通に水蒸気になっちゃってるんじゃないですかとか、 あとは地球自体も核二の部分に鉄だったりっていうのが含まれていたりするんですね。
地球って結構鉄の量が多かったりするんですけど、そういった鉄があんまり含まれてなさそうな星だよね、みたいな、
っていうところも出てきてて、そうすると今まで地球っぽいって言われてた星たちも、実はそうじゃないんじゃないか、みたいなところも見えてきて、
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っていうようなのが今現状としてあります。 本当はもっと細かく話したいんですけど、7個1個ずつの天体とか話してたり、
具体的な数字を出しても、音声で聞いててもやっぱりピンとこない部分っていうのは多いのは重々承知なので、
こういったセンセーショナルな出来事から今の一大ブームになるまでっていうところで、いろんな研究がされたというところをぜひ覚えていただきたいなと。
そして宇宙好きなら結構皆さん知っているので、トラピストワンと呼ばれる天体はですね、ぜひ覚えておいていただけたら嬉しいなというふうに思っております。
こんな感じで今回はセンセーショナルな天体の発見があったところから、いろんな追加の観測を行うことで、それが実際に本当に
そうっぽいのか違うのかっていうのがどんどんいろんな研究が出てくる、いい研究のサイクルが出ている、そんなお話をさせていただきました。
今後ですね、このような天体たくさん見つかってくると思うので、その時はですね、ポッドキャストでどんどん紹介していきたいと思っております。
ということで今回はそんな天体を紹介いたしました。今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、ツイッターのハッシュタグ、宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、
じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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