1. 佐々木亮の宇宙ばなし
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2020-12-28 10:51

80. 太陽にもそっくり、地球にもそっくりな星のセットのハナシ

太陽とめっちゃそっくりな星あるじゃん!

その周りに地球にめっちゃそっくりな星あるじゃん!

地球の特徴的な点はその密度にあるんですが、

今回見つかったそっくりな星はさらに密度が。。。?


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元論文

https://arxiv.org/abs/2007.01081


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。普段、国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします。こちらのポッドキャスト。
本日はですね、太陽にすごくにそっくりな星の近くに、地球にそっくりな星が見つかったっていうようなお話をしていきたいと思います。
こちらのポッドキャストでも何度か取り上げさせていただいている、地球に似た惑星の発見ですね。
それの続編というか、最近やっぱりこういう分野って結構研究が多くて、
NASAが公式に、今後10年間で生命体発見しに行くぞっていうような方針を打ち立てたりとか、
実際にこういう惑星を探すための人工衛星っていうのも2018年とかに打ち上がったりして、
本当に業界として盛り上がっている分野なので、必然的に論文数も多くなるわけですね。
これが本当に最終的に私たちが移住するだとか、地球外生命体を発見するだとかっていう話に
繋がりかねないっていう結構可能性を秘めているお話なので、
未来のお話が好きな方は楽しんでいただけるんじゃないかなと思っておりますので、ぜひ最後までお楽しみください。
といった感じで、本日の活動報告みたいになりますが、
今日は土日も詰め込んで研究をしていたので、
その土日で詰め込んだ分の頭の整理みたいな時間を結構多めに取らせていただきました。
これ正直自分の良くないところだと思うんですけど、
パソコンを使っててブラウザーのタブをすごく開いてしまうっていう癖があるんですね。
正直恥ずかしながら100近く開いてしまうんじゃないかなと。
50とか100とかは結構ザラに、50はザラに開いてしまって、
多いときは多分100とかいってしまってるんじゃないかなって思うんですよ。
で、それも何て言うんでしょうね。
一個研究を進めたい軸みたいなのがあったときに、
それに関連する論文であったりとか、いろんな解説記事みたいなのを
オンラインに上がってる専門誌だったりとかから引っ張ってくるんですよね。
その引っ張ってくるときに、ある程度有用そうな情報が載ってるもの、
なおかつ理解がまだ若干追いついてないなっていうものをどんどん残していくんですよ。
それをさらに深掘りした文章を探していくみたいな感じで、
どんどん深掘りしていって、自分の中である落とし所を見つけるといったような手法を取るんですけど、
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それの間に最初の方に見た文献とか調査資料みたいなのって、
細かくちゃんとどっかのメモとかに残しておけばいいんですけど、
自分はどうしてもすぐに一個前の資料を見たいとか、そういうのを思ってしまうので、
なるべくブラウザに残した状態で、いろんな物事の考えを進めたいと思う立ちでして、
なので何日かに一度は必ずタブを整理するというか、
しっかりと自分の中である程度落とし所がついた話までいったら、それを逆算して戻っていく。
タブを開いた順に今度はどんどん戻っていくと、話っていうのをどんどん深く理解することができるといった感じで、
個人的には結構一個一個の研究をしっかりと深いところまで理解するっていう意味では、
かなりいい方法なんじゃないかなと思ってるんですけど、
だんだん後半からブラウザのスピードが落ちてきたりとかで、
ちょっと効率に響いてくる時もあるので、改めたいなと思ってるところでございます。
そんな感じで土日もそういうインプットでガッツリ使ったので、
それを一つ一つ頭の中だったりノートに落とし込んでいくっていう作業を今日はメインにやりましたね。
年末年始はもう論文をガッツリ書いていく、残ってる部分をガッツリ書いていくっていう作業になるので、
そこに向けて地盤固めといったところでしょうか。
そんな感じで今日も相変わらずやっておりました。
皆さんはあれですかね、仕事納めの方も結構いたんじゃないでしょうか。
1年間お疲れ様でした。
自分は年末年始返上でガッツリやっていきたいと思いますので、これからもよろしくお願いいたします。
といったところで、じゃあ今日の本題に入っていきましょう。
今日の本題は、太陽にそっくりな星の近くに地球にそっくりな星があったというようなお話をしていきたいと思います。
冒頭にもお話しした通り、最近こういう地球に似た惑星って結構見つかってるんですね。
ただ今回はそのそっくり度合いがもう半端じゃなく近いといったところを紹介していきたいと思います。
今回観測の対象になったのはK238っていう随分と無機質な名前の星ですね。
基本的に宇宙にある星っていうのは、いろんな観測器で見つけても単なる通し番号しかつかなかったりするのでこんなものです。
この星っていうのが温度が5457℃。
これどのぐらいかっていうと、太陽が5504℃なんですよね。
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今回の星が5504℃に対して今回の星が5457℃。
といったところで50℃ぐらいしか変わらない、本当にめちゃめちゃ太陽っぽい星なわけですね。
このぐらい太陽に近いといった中で、これまでの研究でそれの近くに惑星が回ってるっていうことが分かってるんですね。
しかももともとはもともとスーパーアースと呼ばれるように地球に非常に酷似してる星だとっていうのが指摘されていました。
実はこれは余談なんですけど、もう一つその星の周りに惑星が回っていて、それはサブネプチューンと呼ばれる海洋星みたいな星ですね。
今回はそれよりももっと内側にある地球に似てる星っていうところに注目して研究が進んでいきました。
今回この星をどれぐらい地球に本当にそっくりなのかっていうところをかなり深掘りしていくために使われたのがエスプレッソと呼ばれる観測器ですね。
すごくかわいいチャーミングな名前を持ってるんですけど、これ画像とか調べていただければ分かると思うんですけど、ただの本当にタンクです。
実は画像でもあんまり出てこないのかなってぐらいすごいマイナーな機械なんですけど、それを望遠鏡のお尻のところにつけてあげると、
今まで達成できなかったようなすごい性能を持った観測器に変貌するっていう、名前はかわいいけどすごく力を持った観測器になりますね。
この観測器を使うことによって本当にどれだけ地球に近いのかっていうところを調査してあげました。
そうすると今回この観測の結果、地球にリセットされていた星の密度ですね、星がどれだけパツンパツンにぎゅうぎゅうに詰まった星なのかっていうところが調査された結果、
それが地球よりも倍以上パツパツだったというような結果が出ました。
これ実はあんまり知られていない情報なんですが、地球っていうのは太陽系の中でもっとも特殊な点が一つあります。
その特殊な点の一つが今言った密度ですね。
地球は太陽系の惑星の中でもっとも密度が高くてパツンパツンな星なわけですよ。
なので、そこが一つ特筆すべき点であるという中で、他の星の近くにある地球にいた星っていうのの密度を調べてあげると、
これまたびっくりで、地球のさらに倍密度が高いっていうようなギッチギチですよね。
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地球がパツパツだとしたらギッチギチに詰まった星といった感じです。
もし太陽系で地球に生命が誕生している理由の一つに、この実は密度っていうのは非常に重要な役割をしてるんだとしたら、
これは今回の研究っていうのは非常に有用なものになりますよね。
だって太陽に似てる星の周りに地球よりも密度がすごいギュッと詰まった星があったっていうところは、
もしかしたら大発見になるかもっていうところで、皆さんがこの先ニュースとかで取り上げられた時にお得な気分になればいいなと思って紹介させていただきました。
いかがだったでしょうかね。
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ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになりますので、ぜひじゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
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こちらのポッドキャスト、もっといろんな人に聞いていただきたいなということで、
昔のやつから順番にYouTubeとか他の音声メディアとかにもちょっと出してみようかなと思っております。
ここが確実に最新の情報というか、一番最初に更新されるのはここなので、
今聞いていただいている方はぜひ継続して聞いていただけると嬉しいです。
本日、なかなかあげられていなかったYouTubeの動画もあげましたので、ぜひご覧いただけますと幸いです。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
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