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ソース
00:01
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております宇宙話。 今回は、今の宇宙の技術ではなかなか解明できないが、いつかそういう時代が来るんじゃないか
っていうところの希望を持たせてくれるような、 地球外生命体の探査方法に関するお話をしていきたいと思います。
結構硬い天文学の話からは、どっちかっていうと、ちょっとこう未来をワクワクさせてくれるような、 ちょっと飛躍してるんじゃないかなって思えるような、結構面白い話になってますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
3.2.1.
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スペースとブラックホール
日本の宇宙話
佐々木亮の宇宙話
2023年4月10日始まりました。佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが912話目を迎えるというところになっておりますね。 まあ毎日やっているわけなんですけど、基本的には1話完結っていう感じで毎回お届けしてますので、気になるエピソードとか、あとは気になるタイトルとか、そういったところから楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。よろしくお願いいたします。
そんな感じで今回紹介するのは、地球外生命体を探す新たな研究方法というところで、結構オリジナリティ溢れる面白い研究結果だなと思った部分があったので、今回はこちらを紹介していきたいなというふうに思っているわけなんですけど、まあもうみんな気になりますよね。
宇宙人っているのかなっていう、地球外生命体っているのかなっていう、そういうところの疑問ってみんなが頭の片隅のどっかではやっぱり1回は想像したことあるような、そういう部分だと思うんですよ。
それに対して、最近の宇宙開発とか宇宙の研究の中では、例えば、よくポッドキャストでも紹介しているような、ハヤブサ2っていう小惑星に探査する探査機が、小惑星リュウグーに行って、そのリュウグーから物を持って帰ってきて、どういうものがあったのかっていうのを調べてみたりだとか、
あとは、生命の痕跡を探すっていうようなところで、こうなんだろうな、生命がいたら、なんかそういう元素ができて、その元素から発せられるであろう光、みたいなのを捉えるような信号を唱える方式だったりとか、あとは映画ですね、映画、コンタクトっていう映画見たことないですか?
ちょっと前の、結構前か、20年?30年くらい前の映画かな?ってなってて、簡単に言うと、宇宙人と行進しよう、でっかいパラボラアンテナ、ちっちゃい版で言うと、家のベランダについてる衛星放送のお皿。
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大きいので言うと、よく天文系の施設にあるような、もう本当に何メートルってあるようなでっかいお皿で、宇宙空間に対して信号を送ってあげたり、信号を受信したりしながら、人間と同じぐらい、またはそれ以上に文明の発展した社会っていうのを想定して、向こうからの宇宙人からの信号を捉えようっていうような、そういう取り組みもあったりすると。
で、そのコンタクトっていう映画は、それでなんか変な信号を捉えて、みたいな、そういうことを実はやっていたりする映画があるんで、もし興味ある人は見ていただけたらいいんじゃないかなと思うんですけど、
そんな感じで、やっぱり人間の今までの天文学の研究っていうところに、中でいたとしても、そういった宇宙人とか地球外生命体の発見っていうところは、結構熱心に取り組まれている分野の一つなんですよね。
ただ、未だに見つかっていないという中で、時代がどんどんどんどん動いていくと、やっぱ地球みたいな星とかって結構あるんじゃないのっていう、そういう理解にたどり着いてきてるんですよね、今。
どんな研究がされてるかっていうところで言うと、地球に似た星っていうのがたくさん見つかり始めてるっていう状況がまず大きいかなと思うんですよ。
もちろん太陽系の中に生命がいたらいいんですけど、太陽系のこの惑星いろいろある中で、地球以外の火星だったり金星だったり、もちろん他の惑星も含めで、そういったところから見つかる可能性っていうのは、まだ残されてはいるけど、
他にもたくさん惑星あるんだったら、そっちの方が見つかるんじゃないかな、みたいなところのモチベーションがあったりして、研究者たちはいろんな星を探して、星を見つけて、地球っぽい惑星ありました、みたいなところになってくると。
地球っぽい云々に限らず、太陽系以外の、この太陽系の惑星系から出たところにある惑星って、実はもう5000個以上見つかっていたりするっていうような、何となく5000個もあったらいるんじゃないかな、宇宙人とかって思っちゃうじゃないですか。
そういったところで、じゃあそこに宇宙人、地球外生命体いるのか、みたいなところで最初に紹介したような、そこから来る光を捉えるっていう話の研究だったりが進んでいったりするんですよね。ただただ、まあそういったところ、それっていわば間接的な指標じゃないですか。
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その、そこの星に地球外生命体がいたとして、その地球外生命体がいた場合に作られる元素、その元素から発せられる光だったりとかっていうのを見るってなると、なんかこう、一個挟んでる感じがしますよね。
それに対して、じゃあもうその痕跡を直接地球上で回収できたらいいんじゃないのっていう研究が今回紹介されたんですよ。大丈夫ですよ。あんまりピンときてないですよね。
簡単に言うと、地球外生命体がいたであろう、もしくはいるであろうところから、その惑星、地球みたいな惑星がどこかにあるかもしれません。その惑星から飛んできた物質を地球上で集めるっていう研究ですね。
これは結構そういう発想があったんだって、僕はこの研究を見て思って、どういうふうにやるか。そもそも惑星には結構な確率で小惑星とか隕石になったものっていうのが衝突するんですよ。もちろん地球にもぶつかるし、他の惑星とかにもどんどんぶつかっていく。
それこそ例えば火星とか、火星とかも今、火星の周りには地球にとっての月みたいなのがぐるぐる回ってたりするんですけど、そういうのがジャイアントインパクトって呼ばれるような外から来た小惑星が衝突して、その衝突の勢いでできたものなんじゃないかとかね。
そういったところで、結構巨大な小惑星がその惑星にぶつかっていくっていうところは割とあり得るシナリオなんですよ。そうすると何が起こるかっていうと、生命が住む惑星に小惑星が衝突すると、岩石だったり砂だったりっていうのが激突した衝撃で吹き上げられるような現象になりますね。
そうすると、これ面白いのが、宇宙話のリスナーのみんなには頭の中に入れといてもらいたいんだけど、宇宙空間にその物質っていうのは飛んでいっちゃうんですよ。あんまりイメージないですよね。
地球上のものが、例えばね、地球上のものがこう、宇宙に飛散していくような状態ってあんまり想像できないじゃないですか。けど実際は結構そういうことって起こっていて、で、それが小惑星が惑星に衝突したときにも、結構な大量な小惑星…あ、違うわ。
大量のその表面にある、星の表面にある物質っていうのが、宇宙空間にまき散らされる、まあそういう現象が起こるだろうと。
じゃあ、宇宙空間にまき散らされた、そういった破片たち、生命がいたであろう惑星の表面の物質たちが、小惑星の衝突、隕石の衝突によって巻き上げられる、岩石だったり砂が、宇宙空間に飛散して、その飛散した物質たちっていうのは、宇宙空間でどんどんどんどん広がっていくような様子が見られるんですよね。
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これはまあ、飛沫感染とかのああいう動画とか見たり、そもそも宇宙空間、あんまり物に引っ張られない場所の方が多かったりするので、宇宙空間に飛散していった物っていうのは、どんどんどんどん遠くまで行くと。
これ、例えば太陽系よりも外のところで起きたとしたら、太陽系の中で起きたとしても、その惑星系すらを離れていくようなぐらいの勢いで、宇宙空間に飛散していくような、そういう状況が考えられるんですね。
じゃあ、宇宙空間、いろんなところでこういうふうに惑星の表面に隕石、小惑星が衝突して、表面の生命の痕跡だったりとか、そもそも生命体がいるようなヒントを宇宙空間に投げ飛ばしたとすると、それって宇宙空間をだんだんフワフワ浮いていて、
遥か遠くの宇宙で撒き散らされたそういう物質も、一部太陽系に、そして一部地球に降り注いでいるんじゃないかと。で、これを実際に計算してあげたところ、まあ、そういう遠くの宇宙でできた、飛散した地球外生命体の痕跡を持つ砂だったり岩石とかっていうのは、
年間で10万個、10万個降り注いでいるんじゃないかっていうような、そういう研究結果が出たんですよ。この10万個っていうのは大きさ、粒の大きさで言うと1ミクロン、だから千分の1ミリの千分の1、小数点以下が9個ぐらいあるようなぐらいの大きさ。
小数点以下9個ぐらいある0.0000001メートルですね。そのぐらいの粒になって宇宙空間を飛散してきたものが、年間10万個地球に降り注いでいる計算になるらしいんですよ。太陽系の中で計算しただけでもね。
太陽系じゃないや。太陽系じゃなくて、私たちがいるこの天の川銀河の中で計算した結果、10万個のこの1ミクロンの粒子が地球に降り注いでいる可能性があるという計算結果が出て、そうしたら、その10万個の粒をかき集めれば、もしかしたら宇宙空間に生命がいるかもしれない。その痕跡っていうのを発見できるかもしれないじゃないですか。
っていうところの研究が発表されたんですが、これあくまで、生命の痕跡を持っているであろう、星から飛んできた粒の量なんですよ。年間10万個。
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だんだんピンときている人はいるかもしれませんけど、これが地球全体に降り注いだからといって、全部回収できますか?無理じゃないですか。無理なんですよ。今のところはね。
今の技術では、それを選別する必要がある。膨大な数の、もちろん今回のに該当するものじゃない粒子とかも、地球上にはたくさんあるわけですよ。
その中から、地球外生命体の痕跡を持った粒子だけを、得り好みして分けていく。それができて、ようやく10万個の粒子のヒントが得られるわけなんですね。
これ、太陽系の中の惑星空間の中には、年間数万トンという量で地球に降り注いでいるらしいんですよ。数万トン落ちてくるうちの、砂漠に落ちた砂粒を集めるような、そういう作業を行わなきゃいけないのが、この研究の結論なんですね。
これはね、現実味あるのかって言われると、今のところないように感じてしまいますが、人類の技術の進歩っていうのはすごいスピードで進んでますから、そういう小さい情報を掴んでいくっていうような技術っていうのも一部、発達してくる可能性は十分にあると。
例えば、重力波の研究って、たまにポッドキャストでも話してたんですけど、このノーベル賞を受賞したぐらいのすごい研究なんですね。これってどのぐらいの細かい信号を見つけることができたのか。
逆に言うと、なんで今までできなかったのか。その重力波っていうのを見つける研究が。それはもう簡単で、技術力が足りなかったから。で、これどのぐらいの精度のものを見つけたかっていうと、まずそもそも重力波を見つける検出機って、今4キロぐらいの大きさあるんですよ。4キロメートルですよ。
4キロメートルぐらいの幅で構えていて、宇宙空間、どこから来るものすごーく小さい信号を捉えようとしているっていうのが重力波の研究で。それで、その4キロメートルの検出機の中で、ある信号が来たときに、ちょっとだけ長さが変わる。空間が歪むので、重力波っていうの。
それを検出したいんですけど、その空間の歪みを検出した大きさっていうのが、陽子。なんか、話したことないですかね。理科の実験とか。中学校の理科の授業の一番最初にやるような、電子があって、陽子があって、中性子があって、みたいな。
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何かしらの元素を表現するときに、もっと小さい単位で分けれるものですね。あれの1千分の1だけの距離の変化なんですよ。重力波を見つけるっていうのは、元素を作っている陽子とか中性子とか電子とかっていうある中で、陽子の大きさのさらに1千分の1ぐらいの大きさのものを見つけたわけなんですね。
こういう技術が、人類がどんどん技術力を高めていく中で、どんどん身につけていくスキルっていうのがあるんですよ。テクノロジー的に。そうなってくるのであれば、今回研究の中で発表されたような、
10万個、1ミクロンの粒が10万個地球上に降ってくるものを、いくつかピックアップして、そこから生命の痕跡を見つけるっていうのは、穴がちできない技術じゃないんじゃないかなとも思わせてくれるわけなんですね。
なので、そのあたり、今後の技術革新によってどうやって変わってくるのかだったりとか、人類、みんなが気になっている地球外生命体を探すっていう行為がどういうふうに発展していくのかっていうところは、宇宙話でもどんどん追っていきながら、今後お話ししていきたいなというふうに思っております。
今回の感想としては、皆さんにはですね、あ、これすごい夢あるじゃんっていうふうに思うか、いやー現実に全然ないよねーみたいな、逆にやっぱ普通に手堅く小惑星いろいろ探しに行ったりとか、他の惑星目指す方がいいんじゃないのとか、いろいろ意見持つと思うので、ぜひそのあたりのご意見いただけたら嬉しいなというふうに思っておりますので、
ぜひですね、あの感想、ツイッターでハッシュタグ宇宙話つけてつぶやいていただけたら嬉しいなと思っております。
そんな感じで今回のエピソードは以上にしていこうと思ってますが、新番組立ち上げましたデータサイエンスとかデータ分析とかのトピックを取り上げるですね、隣のデータ分析屋さん、新エピソードを公開しております。
今回は僕が大学で作っている授業がどういう思いで、そしてそれがどれだけ必須なスキルなのかみたいなところをあんま聞いたことないと思うんですよ。
大学のシラバスって先生たちどういう気持ちで作ってんだろうなーみたいな、どういう狙いがあるのかなーみたいな。
なんか授業の最初に聞いたりするけど、もうそんなん1ヶ月経ったら、なんなら次の週には忘れてるじゃないですか。
それを何か繰り返し聞けるように、ちょっとどんな思いが乗ってるのかっていうところを語ってるので、そういった目線で見ていただいたりとかしたら面白いんじゃないかなと思っております。
ぜひですね、概要欄から聞きに行ってみてください。
ということで今回は以上にしていきたいと思います。
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