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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。今日はですね、私たちの近くのこの太陽、他に比べて元気なくないかという話が、
昨日紹介したScienceっていう有名な雑誌に載っているっていうのがあったので、それについて紹介してみたいと思います。
で、今日どんなことがあったかっていう話も少し挟んでおくと、今日はですね、今年何回か言ってると思うんですけど、白紙号を取得しようと白紙論文っていうのを出すんですが、
まあそれのデータ整理みたいなのを今日はガツガツやってましたね。なんかまあ結構データ量があるので、データの形を揃えなきゃいけなかったりしなきゃいけないっていうので、なかなか地味な作業なんですけど、
これが結果の一番土台になる部分なので、しっかり丁寧に。まあ時間がかかってもしょうがないかなっていうところなので、そこを地味にやっておりました。
まあそんな感じですね。で、じゃあ早速もう本題行っちゃいましょうか。今日はあんまり。で、本題で太陽、私たちが生活を支えられているこの太陽が、
他の太陽に似てる、同じような太陽に似てるような星っていうのが宇宙にたくさんあるんですけど、そういうやつに比べてどうもなんかこう活動弱くないかなっていうところが指摘されている論文が紹介されたので、
そいつについてちょっと解説していきたいと思います。で、その昨日なんか論文とかにチャレンジするんであれば、
ネイチャーとかサイエンスっていうのがいいですよって話をしたと思うんですけど、今回はその片方のサイエンスって本に載ったやつですね。
なので、こういうところに載るっていうのは天文の業界にインパクトがあるっていうよりは、こういう科学的な分野全体にインパクトのある重要な研究ですよ。
歴史的にももしかしたら今後受け継がれていくような重要な研究ですよっていう内容なので、これは抑えておかないとまずいですね。
はい、で、どういうふうに活動っていうのを見てるかっていうと、まず
太陽って大体、色で温度とかがわかるんですけど、太陽と同じような色をした星っていうのを宇宙全体から369個ピックアップして、それの星の観測をしてあげたと。
で、そいつら369個っていうのを4年間にわたって観測してあげて、そいつらの明るさの変動がどうなってるかっていうのを見てあげたっていう研究なんですね。
つまり、この明るさっていうのがなんで星の元気さ、活動性っていうところにつながってくるかっていうと、
なんか太陽の画像って見たことある方いるかもしれないんですけど、太陽って一面が綺麗に明るくなっているっていうよりは、なんか明るい表面にぽつぽつ黒い点みたいなのがあったりするんですね。
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これを黒点って呼ぶんです。黒点って呼ぶんですけど、この黒点が現れるっていうのは、これ実は太陽で見れるこの黒点っていうのは磁気活動の現れなんですね。
磁気活動っていうのは、なんかその星っていうのが持ってる磁場、地球と同じように南北に磁力線っていうのが伸びていて、
きっと太陽の近くでコンパスを持ってたら、何もないところでは北を指す、南から北に向かって磁力線が伸びている感じになるんですけど、
実は太陽と地球の大きな違いっていうのは、地球は岩石でできてるじゃないですか、地面があるじゃないですか。
けど太陽とかっていうのは、流体と呼ばれる液体に近いサラサラした表面なんですよ。
つまり、地球と違ってそういう表面が流動的に動くものなんですね。
なので、この磁場、磁力線っていうのが南から北に伸びてるやつが、この表面が液体であるっていうことによってグニャグニャ動かされてしまうっていう、そういう感じになるんですね。
で、その磁力線がぐるぐるねじられた結果出るのが、この黒点と呼ばれるものなんですよ。
で、あとは、例えばこの黒点っていうところ、かなり磁場が強くなるんですけど、こういうところで太陽フレアって呼ばれる現象が発生したり、太陽フレアっていうのは太陽表面の爆発ですね。
っていうのが起きたりと、割となんかこう、で太陽フレアが発生すると、そこから飛ばされる物質が地球に届いたりすると、その地球に悪影響が及ぼすと。
例えば、停電が起きたりだとかっていうことに繋がってしまうわけですね。で、そういう危険な現象っていうのが、磁気活動っていうのが高いと発生しやすいっていう傾向にあるというところが、いろいろ結構過去の研究で報告されていて。
で、どうも、じゃあ太陽に似た星っていうのを他でいっぱい見てあげると、その黒点と呼ばれるものがすごい大きく存在していることがわかったんです。
大きくさらにたくさん存在していると。これどういうことかっていうと、太陽に比べてそういう黒点っていうのが大きいっていうのがわかると、それって単純に地場の活動性が非常に高いということになるんですね。
で、大きい黒点は大きい爆発を起こしやすいっていう傾向をさらに持っていると。つまり他の星、他の太陽に似た星っていうのは、太陽に比べて大きい爆発を起こしやすい星であった。
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その一方で、その369個観測したやつに比べて太陽は非常に活動性が低いと。
これさっき言ったみたいに、大きい爆発が起こってしまうと地球に被害が起きるから逆にいいんですよね、私たちにとっては。
その大きい爆発が起こる可能性が他の星に比べて非常に低いというので、かなり私たちにとっては朗報なんですが、
太陽自体がそもそもそういう他の星に比べて活動が低いから何かおかしい星なんじゃないかっていう指摘が今回このサイエンスっていう雑誌に載った論文で初めてされたんですね。
こんな感じで、結構私たちこの太陽っていうのは身近な存在にもかかわらず、まだ分かってないことっていうのは結構あるんですよ。
他の星に比べてどうっていうのもそうだったり、あとは太陽っていうのを実際にパソコンで再現してあげようっていうこともまだ完成してないんですよ。
こんなに近くにあってたくさんこれまでの歴史で研究されてきたにもかかわらず、スーパーコンピューターっていうすごいコンピューターを使ってもまだ太陽の内側から外側にかけての全部のシミュレーション
っていうのがまだできていなくてっていう感じで、まだ解明してないことがたくさんあるっていうところで割と太陽はまだ注目度が高いという感じですね。
で、太陽今回この活動性低いってなった中で、この論文、サイエンスっていうのは結構ちょっと世間に訴えかける文言っていうのが最後に載ってたりするんですけど、この論文の最後には記されてます。
で、これはこのような活動性の違いから、太陽が活動的な時期を経験し得るのかどうかという疑問が浮かんでくるっていう一文なんですね。
これって結局は、太陽がもし今後こういう時期を迎えるとしたら人類にとって大きな影響があるし、ないのかもしれないしっていう疑問はまだ残っていますよっていうような感じですね。
こういうなんかちょっとかっこいい一文で閉められているので、なんか面白いですよね。自分もなんかこういうかっこいい一文で終わるような論文を書いてみたいですけど、ちょっと恥ずかしいとは思いますね。
結局は太陽が元気がないから逆に私たちは今何の警戒もせずに生きていけてるっていうところがあるので、逆に活動性低くてよかったなっていうところです。
といった感じで今回は他の太陽に似てる星に比べて太陽は元気がないぞっていう話を紹介させていただきました。
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