今回は、ウミガメは地球の地気で地図を作って、しかも それで餌を見つけて踊る、そんなお話をしていきたいと思います。
いや、なんか、タイトルかわいくないですか。今回は、ウミガメが、こう、海の中を長距離回遊していく中で、どうやって、その場所を把握しているのか、
季節ごとに移動して、同じ場所に帰ってくる、ということもするらしいんですよね。
で、その移動に使っているのが、地球の磁気。地球が持っている、その、北とか南とか、私たちが、
把握するために必要な、あの地磁気で、実は、カメも動いていると。
一体どういう研究なのか、ネイチャーに掲載された論文を紹介していこうと思っております。ぜひ最後までお付き合いください。
改めまして、始まりました。佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
これね、今日で、エピソードが1593話目? 94話目か、を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししているので、気になるところからぜひぜひ聞いてみてください。 ということで、今日は金曜日ですね。
まあ、平日、まあ普通に仕事だよっていう人もいると思います。休日が仕事の人もいると思いますが、
まあ多くの人は3連休突入って感じなのかな。 僕も別に休みの日は仕事してるんで、仕事の人は一緒に頑張っていきましょう。
そんな感じで、じゃあ早速本題行きましょうか。 なんかね、この3日間ぐらいのニュートリノのエピソード、結構質問たくさん来てるんで、最後質問回答とかもしていきましょう。
じゃあ行きましょうか。 はい、ということで、今回お話しするのはウミガメに関するお話です。
ウミガメ、なんか宇宙の話っぽくないけど、実はこの地球だからこそ成り立っているこのウミガメの生態系みたいなのがあるっていう、まあそんなお話ですね。
なんか雑学っぽくていいかもしれないんで、いつもの宇宙の話よりも人には話しやすいかもしれないですね。
で、今回研究の対象になったのは赤ウミガメっていう、まあウミガメです。 で、このウミガメは、
まあウミガメ全般ですね、まあ結構なウミガメが長距離を回遊することで知られていて、で、季節ごとのまあ移動だったりとか、
で、移動距離いろんなところ回っても、ある程度こう一定の餌場に戻ってくるっていうことが多いっていう、そういう性質があるらしいんですよね。
で、こういう、こういった長距離を移動して餌場に戻ってくる、ご飯はここで食べるけどたくさん回遊してくるみたいな、
そういった種類のウミガメたちのナビゲーションシステムというか、彼ら別にGPSが入っている、そのスマホを持っているわけでもないし、
じゃあどうやって自分の家というか、その餌場ですね、食事をする場所っていうところを記憶しているのか、
っていうところが実は未解明だったと。で、動物っていうのは、こうまあウミガメに限らず他の渡り鳥とか、なんかそういったところを見てみると、
地球の時期とか、こう地図だったり、あとはまあこの南北がわかるから、なんとなくこうコンパスとして使っているみたいなところが増えてきてるけど、
じゃあウミガメはどうなんだろうっていう、まあそういう研究結果みたいなんですね。
で、そうするとウミガメは地理的な地域の時期シグネチャー、まあ簡単に言うと地球の地時期ですね、これを学習しているのかどうかっていう研究をしたんですよ。
非常にわかりやすくていいですね。 まあ簡単に言えば、こうカメを2匹、
用意しますと。まあ2匹ではないか。カメ、カメをまず用意しますと。コガメね。で、コガメを用意して2つの地場に同じだけ滞在する、
まあ地場の状態を一定に揃えて種類分けて、で、そのうち、あの、
片方には餌を与えると。その時期に晒されている場で餌を与える。で、片方にはその場で餌を与えないという感じで、
まあ2パターンのそのカメの餌に対する意識と、それに、そこに人間が人為的に与えた
地場みたいなところっていうのを与えてあげると。で、それをした時に、じゃあウミガメはその、
ある程度回遊した後に、その場所に戻ってくる、その餌場に戻ってくる時にどういう動きをするのか、
っていうところ。で言うと、これ餌場に近づくと可愛いのがウミガメは、 機体に胸を踊らされて、踊らせて、踊り出すらしいんですよね。
こうなんか、あの、ファインディングニモとか見たことないですかね。僕は結構、ちっちゃい頃見てて好きだったりもするんです。
まあ妹がよく見てたかな。っていうので、なんか家でめちゃめちゃファインディングニモ流れてる。
ディズニーのね。で、ディズニーのそのファインディングニモの中には、なんかこう、
ナビゲーターみたいな感じでウミガメが出てくるんですよ。で、だから、 そのウミガメのキャラクターが結構人気だったりもするから、
ディズニーシーかな。で、行くとタートルトークって言って、なんかあの、 饒舌なカメと喋るみたいなアトラクションがあったりするんですよね。
まあそういった感じでウミガメは、なんか踊るっていうイメージあったけど、実は本当に踊るらしいんですよ。
餌場に近づくと。 で、この発見というのは、ウミガメがその地場の違いを意識して、
内部に、自分の体に、地域の、地域の地図っていうのを作り出しているんじゃないかと。
なぜなら、この研究では2種類の状態を準備して、片方、あの、まず2つの地場に同じだけ滞在させて、
で、その2種類の地場の中で滞在させた中で、片方にはその、餌を与えたと。
で、それに対して、あの、そのカメたちを動かしたりしながら、その地場に晒されたタイミングでどうなるか。
逆にもう一方の地場に晒した時にどうなるかっていうところを比較してみると、その餌と地場っていうのが、
時期っていうのが、ちゃんとこう、時期の情報っていうのが一致しているからこそ、
餌場に近づいて、その時期に晒されると、カメは踊り出すっていう感じなんですね。
なんかね、不思議ですよね。
そうで、この発見は結局だから、さっき言ったみたいに、時期の地図みたいなのを体の中に作っているからこそ、
あ、この時期の、この感じに来てるから、じゃあ餌場だ、みたいな感じで感覚としては持っているんじゃないかっていう感じですね。
つまり、今回この赤ウミガメっていうのを研究対象にしたけど、赤ウミガメは、こう、回遊性の種類であって、
で、長距離を移動する際に、地球の時期を地図として利用している可能性が高いっていうところで、
まあこれが、回遊性のある動物たちの移動のメカニズムだったり、ナビゲーションメカニズムっていうところの解明につながる1個のヒントになりそうっていうところで、
今回、e-natureの論文としてピックアップされていたというような感じですね。
はい、ということで今回は、ウミガメは地球の磁気を使って地図を作り、そしてエサが近くなってきたら踊り出す、そんな研究結果をお話しさせていただきました。
なんかね、ちょっとタイトルが、なんて言うんでしょうね、世界観強めの小説っぽい感じ?もうあると思いますけど、ぜひぜひなんか豆知識としてどっかで喋ってみてください。
それじゃあアフタートーク行きましょうか。 はいということで、その前に明日のエピソードのお話しましょうか。
明日ですね、明日は僕の書籍、 やっぱり宇宙はすごいですね、宇宙話の内容も組み合わせながら作りましたけど、
この内容が現代ビジネスっていう講談社のメディアに掲載されているので、その内容をちょっとピックアップしながら、
まだ本の中でここ読み切れてないよっていう人向けとか、 あとは本まで手に取ってないんだよねみたいな人にちょっと楽しんでもらえる内容にしようかなと思ってます。
もちろん本買ってくれてる、いつも宇宙話聞いてくれてる人もたくさんいると思うんで、 まあもう1回本開きたくなるような、そんな話し方にできればいいかなと思ってるんで、明日はですね、
宇宙現象に付随したフェイクニュースのお話ししていきたいと思います。 フェイクニュース研究するみたいなところも実は僕仕事でやってたりするんで、
そういったところと組み合わせてお話できたら面白いかもしれないですね。 ということで、じゃあ一つこれいただいているコメントを紹介していきたいと思います。
リスナーネームヒーラギさんからいただきました。いつもコメントありがとうございます。 質問失礼します。カミオカンデでは綺麗な水を水槽に貯めていたのに対して、
フランスの検出機は海水のような様々なものが含まれるような水でも大丈夫だったのは何か違うんでしょうか?
暗くしてチェレンコ不幸を捉えられればニュートリノは何でも通り抜けられるから問題ないのでしょうか? また検出事例が少ない中で毎秒太陽ニュートリノが飛んできていることや検出したニュートリノが
太陽ニュートリノかどうかなどどうやって分けているのか気になります。 質問だらけになってすいません。わかる範囲でいいのでよろしくお願い致します。
ありがとうございます。全部答え切れるかわかんないけど、まずね、検出機をいろんな水の使い方、それこそ海水使うとか
南極の氷使う、まあ南極の氷の中身も海水か だったりで、もちろんそこに疑問を持つっていうのは正しいというか
僕も疑問に思ってました。でこれ いろんな要素が組み合わされるんですけど
まずいずれの倍出でもニュートリノと物質のわずかな相互作用で生じるような
光、まあ今回で言うとこれ過電粒子とか中性子とか そういったので光る光なのでチェレンコフ光だったりあとはシンチレーション光もそうなのかな
そうっていうような感じを見ているっていう原理はまあ共通してるんですよ ただ
倍出が変わることによって 反応するニュートリノとかあとは見つけられるニュートリノとかが違うみたいな
そんな感じは若干ありますね そうだからあのもっと極端な話をするとその望遠鏡で何か天体を見るときに望遠鏡とカメラ
みたいなのがそれぞれバラバラについてるんですけど 望遠鏡の形だったりとか大きさだったりとか
そういったものを変えたりフィルターを変えたりすると カメラは一緒なんだけど違う角度で物事が見えたりする
とかっていうのがあるので全く同じものが見えるかっていうとそうではなくてそれぞれ によってできることが変わってくるみたいなそんなイメージで捉えてくれると
いろんな場でニュートリノ検出器を作ってるっていう意義も見えてくるんじゃないかなぁと思いますね はいちょっと一部の回答になっちゃいましたけどちょっとそんな感じです
ひいらぎさんコメントいただいてありがとうございます ということで皆さんもねあの
聞いて気になる部分あったらこうやって積極的にガンガンコメントを送ってくれたら嬉しいな と思っておりますよろしくお願い致します
そんな感じでじゃあ今回は以上にしていきましょうか 今回の面白かったらぜひポッドキャスターアプリでフォローレビューよろしくお願いします
そしてあの明日も紹介しますが書籍やっぱり宇宙はすごい絶賛発売中でございますので よろしくお願いします
あとですねえっと近いので言うと3月4日に東京の下北沢で東京大学教授の戸谷さんと一緒に トークイベントを開催させていただきますこちらは僕のあのやっぱり宇宙はすごいの書籍
出版イベント出版記念イベントみたいになってるんで サイン会もさせていただきますしその場でしか聞けない高専門家とのトークみたいなところも広げて
いけたらいいかなと思ってるんでぜひぜひ楽しみにしておいてください あの有料イベントになりますが
来ていただけたら嬉しいですよろしくお願いします 売上げは僕の大事な評価につながっていきます
ということでじゃあ以上にしていきましょう それじゃあまた明日お会いしましょうバイバーイ