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2021-05-27 13:14

229. 火星にとっての月フォボスとダイモスをJAXAが丸裸にする将来計画のハナシ

今日は火星にとっての月「フォボス」「ダイモス」を狙うJAXAの将来計画のハナシです。

皆既月食で月への注目度が高い今、火星の衛星にも目を向けてみませんか!?


本日の放送は『学校法人箕面自由学園』さんの提供でお送りしております。

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【24年ぶり!?】皆既月食でスーパームーンってなに!?【徹底解説】

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始まりました、佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、学校法人 美濃自由学園さんの提供でお送りしております。
学校法人 美濃自由学園さん、どうもありがとうございます。
こちらの学園のホームページについては、概要欄に貼っておきますので、興味がある方はぜひ、学校のホームページを覗いてみてください。よろしくお願いいたします。
ということで、冒頭で読んでいるスポンサー枠ですね。
このような法人様、または個人からのスポンサー枠を募集しております。
興味がある方はぜひ、オンラインショップ天文屋で販売しておりますので、天文屋スペースベース等で検索してみていただけると嬉しいなと思っております。
ぜひ応援よろしくお願いいたします。
ということで、早速今日の本題を紹介しておきます。
今日の本題はですね、昔大気があった火星はなぜ大気を失ったのか。
これをJAXAの将来計画が明かしていくっていうような将来的にJAXAがどういうことをしていくかっていう将来計画のお話をしていきたいと思います。
結局、惑星とか衛星にどんな大気があるのかっていうところって実は結構分かってない部分多かったりするんですよね。
で、先日のポッドキャスト、昨日ですかね。
この回帰月食にちなんで地球の酸素が月に渡されてるなんていう話をしたと思うんですけど、そんな感じで火星でも実は周りの衛星に対して大気がどんどん運ばれていってた可能性があるっていうようなそんなお話が出ていたので、
今回はそちらについて紹介してみたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということで、こんな感じで本題入っていくんですが、その前に毎日恒例の緊急報告というか活動報告になりますと、
今日は5月26日だったわけなんですけど、回帰月食ですね。スーパームーンの回帰月食っていうところが、結構大きな天文イベントとして取り上げられてたかなと思います。
これ自体がスーパームーンっていうのが24年ぶりとか、スーパームーンで回帰月食っていうのが24年ぶりとかで、昨日紹介させていただいたみたいに割とレアなケースだったわけなんですけど、少なくとも東京は曇りで見えなかったですね。
もし聞いてる方でお手元できれいに回帰月食撮れたよっていう方いたらTwitterとかでシェアしていただけたらすぐに見に行きますので、ぜひよろしくお願いします。見たいです、めちゃめちゃ。
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そんな感じで、一応大学の研究員という形で残ってるので、中央大学の研究員としているので、大学の屋上に設置されてる望遠鏡を使って、これの撮影を試みようと思っていたわけなんですけど、なかなか天候はもうどうしようもないですからね。
結構悔しかったです。しかも、実は中央大学の研究室では、東京の都心に屋上に天体観測堂も3つ所有してるんですね。
しかも1つは今年の3月とか4月とかに導入されて、工事の過程も見ていたので、なんとか新しい結構性能のいいやつで回帰月食撮られたいなと思っていたんですけど、そのチャンスは敵わずというところで、東京都内では結構な設備で構えていたと思うんですよね。
トップレベルの設備で構えていたと思ってたんですけど、今回は縁がなかったということで、ぜひ綺麗に撮れた方は視野いただけると嬉しいです。本当に悔しいですね。
そんな感じで、東京では見れなかった回帰月食だったんですが、楽しんでいただけたでしょうか、皆さん。
これについて、昨日ポッドキャスト撮って、すぐYouTubeの動画も作って、今日の朝一気にアップロードパンってしたんですけど、私の400人弱しかいない弱小YouTubeチャンネルの割にはすごい伸びましたね。
なのでタイムリーな話題っていうのは引っ張ってきたほうが絶対いいんだなと思ったのと、やっぱりポッドキャストってあんまりバズらないんですけど、YouTubeってネタによってかなり再生数の伸び方が違ったりとかで結構面白いなと思っていて、うまく動画と組み合わせられればいいなと思うので、興味がある方はYouTubeのほうを覗いてみていただけると嬉しいです。
YouTubeのほうも宇宙話でやってますので、検索したらすぐ出ると思います。
そんな感じで、コンテンツ作り色々頑張ってますっていうところで、早速今日の本題に入っていきたいと思いますが、今日の本題は、火星が昔持っていた大気がどうやって失われてしまったのか。
で、これをJAXAの将来計画っていうのが明らかにするんじゃないかっていうお話をしていきたいと思います。
で、昔本当に太陽系ができてすぐとかの頃っていうのは、火星にも大気があったと言われてます。
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で、まあしかし今は火星っていうのはもうそういう生きていけるような環境ではないというか、表面に大気っていうのはほとんどなくて、干からびたような状態になってるというような感じなんですね。
ただ、以前NASAが火星の周りを周回させる探査機、Mavenだったかなっていうのを打ち上げていろいろ火星周りの調査をしていたときに、ある事実っていうのを発見したと。
で、これが火星の大気の謎っていうのを解き明かすんじゃないかって言われてます。
で、どういうことかっていうと、詳細話す前にまず火星がどういう状況なのかっていうのを伝えておこうと思うんですが、火星っていうのは私たちの地球の隣にある惑星で、火星にも月みたいな衛星っていうのが回ってます。
これがフォボスとダイモスって言われるもので、この2つが実はもともと1つの月みたいに1つの衛星だったんじゃないかっていう話は何日か前のポッドキャストで確かさせてもらったと思うんですね。
その2つのところのお話なんですよ。で、どういうことかっていうと、近く、火星のとても近くを回っているフォボスとかっていうような衛星っていうのが、お互いの物理的な距離感も含めで大気っていうのを、火星が持っていた大気っていうのを少しずつ
衛星の表面に蓄積していってるんじゃないかっていうような大気の流れみたいなものが実際にNASAの火星探査機Mavenっていうので明らかになってると。
つまり、火星からの大気の流れがあるっていうのはもうすでにNASAの研究によってわかってるんですね。
ただ、この実際に火星の衛星フォボストダイモスっていうところの表面、そこの実際の物質がどういうような物質なのか。
その物質の中にどういう成分が含まれているのかっていうところは実はまだわかってない部分がかなり多かったりするんですね。
JAXAは今2020年代後半、とにかく今から10年以内ぐらいに火星に向けて探査機を打ち上げようというような計画を持っています。
この探査機っていうのは、このフォボストダイモスっていう衛星に向かって飛んでいって、
こいつら、この衛星からサンプルリターン、ハヤブサ2がやってたみたいな衛星に行ってあげて、そこの物質を取ってきて、
09:06
また帰ってきて、その物質を研究者が解析できるようにするっていうようなサンプルリターンのミッションっていうのが考えられています。
そうすると、NASAの研究ですでに大気の流れが衛星に向かってフォボストダイモスっていうところに流れてるっていうところが明らかになってるので、
じゃあ実際のものを取ってきてあげたら、その大気がどのぐらい積み重なってるのかっていうのが明らかになると。
そうすると、昔のものからどんどん蓄積されていったとすれば、新しくサンプル引っ張ってくれば、
例えば40億年前の火星がどういう状況になっていたのか、なんていう大気の情報まで吸い取ることができるんじゃないかと。
で、その中には地球の中でよく見られる炭素だったり酸素、窒素、アルゴンとか、そういったところが結構蓄積されてるんじゃないかなっていうのが期待されているみたいです。
なので、この10年以内で、もしかしたら火星の理解っていうのを一気に深めるところに、
JAXAが名乗りを挙げて世界を引っ張っていくような結果を出すんじゃないかなというところがありますね。
で、特にこのフォボス、火星の衛星であるフォボスっていうのに対して言うと、地球にとっての月と非常に似てるそうなんですね。
何が似てるかっていうと、月って実は地球に対して同じ面しか向けてないんですよ。
これはお互いの重力で回転がロックされた状態になって、同じ面を向けてぐるぐる回っているという状況になっているんですが、
このフォボス、火星にとっての月、フォボスっていうのも同様に火星に同じ面を向けてぐるぐる回っている衛星なんですね。
なので、もし火星から大気の流れがあってずっと蓄積されている何かがあるとするならば、
この火星に向かっている面、ずっと火星に向かっている面っていうのが存在するので、
そこにはかなり濃密な大量の大気の層っていうのができている可能性があると。
反対側に比べたら全然そういうところの方が、火星に向いている面の方が情報量をたくさん持っている可能性があるなんていうところも考えられているので、
JAXAがどの面に行ってどういうサンプルの取り方をするのかっていうところは発表され次第、
またこのポッドキャストでもいろいろ話していければなと思っております。
こんな感じで今日は火星にとっての月、フォボスとダイモスっていうものについて紹介させていただきました。
今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
12:04
番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
それではですね、今日から数日間にわたって、科学系ポッドキャストの広告、他のチャンネルどんなことを話しているのか、
なんていうところも紹介できるようなCMを最後に挟みたいと思ってますので、興味がある番組があったらぜひ覗いてみてください。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
Hello everyone.
バイリンガリオでは、兄弟博士のナオトと、東大大学院生のキヤヌが、
英語を交えて科学ニュースをお届けします。
日本とアメリカにバックグラウンドを持つ2人が、最新の科学情報をお伝えしているので、
英語の勉強にもなるし、最新の科学ニュースも学べるお得な番組となっています。
ぜひ一度バイリンガリオを聞いてみてください。
See you in the podcast.
13:14

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