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2022-02-12 13:32

494. NASAの火星ミッションの地球帰還は民間企業を託された【パーサビアランス】

NASAが進める火星探査。2030年台に地球に火星のサンプルを持ち帰る予定だが、

どうやって持って帰ってくるかは決まっていませんでした。

しかし今回それが決定。ロッキードマーチンという民間宇宙企業が、その最後を委託されました。

アメリカの宇宙企業を盛り上げるお金の周りかたがすごい!!


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はい、始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題を紹介します。今日の本題は、NASAが実施している火星のサンプル採取、このミッションのゴールを、なんと民間の宇宙企業が担っていく、そんなお話をしていきたいと思っております。
今回のニュースは、昨日、おとといとかに発表されたニュースになっているんですね。
具体的には、きっと皆さんも見たであろう、NASAが進めている火星の探査ミッション、パーサビアランスってものですね。
このパーサビアランスっていうのが、火星の表面のものを今たくさん拾い集めているんですよね。
それを2030年に持ち帰ってくる、そんなミッションの完成形っていうのを描いている中で、実は今までどうやって持って帰ってくるかっていうところ、
火星のその表面の物質をどうやって持って帰ってくるかっていうのが決まっていなかったんですけど、これをなんとNASAはですね、
NASA内の研究チームで行うというよりは、もうこれをそのまま民間の会社に委託してしまおうというような動きになってきているっていうところがあるので、
今回はこの宇宙ビジネスと、そして天文学というか宇宙開発っていうところの掛け算のお話を皆さんにお話しできればなというふうに思っておりますので、
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告を本題の前に挟ませていただこうと思うんですが、
最近ですね、まあ価格系のポッドキャストチャンネル増えてきましたっていうお話をさせていただいたと思うんですけど、
実はなんとJAXAのポッドキャストチャンネルがスタートしておりました。
で、これたぶん1週間、2週間前ぐらいにスタートしたもので、で実際中身は本編全部英語なんですよね。
全部英語で話されていて、例えばJAXAが進めている、今日のお話にも結構関連するんですけど、
火星にとっての月、火星の衛星を探査していくっていうところのミッションを担っている方へのインタビューみたいなところとかが紹介されていたりとか、
っていうところで、まあとにかく新しい番組が出て、今結構いろんな方が聞いているんだなっていうような状況がランキングとかから見えているっていう状況です。
で、一緒の科学分野になっているので、ここからですね、宇宙に興味ある人はJAXAの番組経由で、もしかしたらポッドキャストの方にも人が来るのかなというふうにちょっとワクワクしているんですね。
で、これなんでわざわざお話したかっていうと、実はJAXAが出しているポッドキャストチャンネルが僕のポッドキャストスタートの一つきっかけになっているっていうところがあるので、このお話しさせていただきました。
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で、ポッドキャストってそもそもなんかAppleがスタートさせたサービスで、簡単に言えばインターネットラジオですよね。
皆さん聞いている方はわかるかなと思うんですけど、その時にもう始まった17年前ぐらいから大体10年前ぐらいのそのぐらいの間で第一次ブームみたいなのがあって、その時にJAXAがいくつか番組を出してるんですね。
なんか講義をそのまま音声として流してるだったりとか、あとはそもそも宇宙について語るみたいな、そんなチャンネルが実は宇宙って検索するといくつも出てくるので、
ポッドキャストの中に宇宙への興味を持っている人っていうのがいているっていうところがなんか事前にわかってたんですよね。
ただやっぱりまあこう公的機関ですからずっと永遠に続けるってことは難しいんだろうなと思っていて、最近はそのポッドキャストの宇宙チャンネルっていうのがなかったというのに、まあ1年半ぐらい前に気づいて。
で、そうしたら僕自身そういう発信活動とかやってみたいなと思っていたので、ポッドキャストを始めようと思った。そして宇宙についての配信をしようと思ったっていうような流れなんですね。
なので、ポッドキャストの中に宇宙に関する需要っていうのがあるっていう、まあ一つ先駆者的な役割としてJAXAのチャンネルがあったっていうところ、そこが僕がポッドキャストを始めるなんか最後の一押しになったというか、
そんな感じだったので、本当にJAXAのいろんなポッドキャストのチャンネルには感謝してるんですね。で、そこがまた新たに新しい番組出てきたっていうのは非常に喜ばしいことだと思ったので、今日はちょっと紹介させていただきました。
なのでですね、英語得意な方とか、あとは英語の勉強に使いたいなーなんていう方はぜひ聞いてみていただけたらいいのかなというふうに思っております。
これから一緒にランキングを戦っていくと考えるとライバルではありますけど、みんなで高いところを目指していけたらなと思っております。
そんな感じでJAXAのチャンネルができたのが嬉しくてついつい語りすぎてしまいましたが、本題に入っていきたいと思います。
今日の本題はNASAが進めている火星探査ミッション、これの最終ゴールをなんとアメリカの宇宙企業が担っていくという委託されていくというそんなお話をさせていただきたいなというふうに思っております。
今回紹介するのは火星探査ローバー、パーサビアランスって呼ばれる、これ大体1年ぐらい前ですかね、1年とか半年ぐらい前に結構話題を書き集めた、そんなものになってたかなと思います。
具体的には本当に火星探査ローバーって書いてあるぐらいですから、火星の表面を今車が走ってるというような状況があるんですね。
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その映像だったりとか、あとはこれに関連してNASAが火星表面でドローンを飛ばす、火星ヘリコプターを飛ばすなんていうところも成功させたことがあったので、きっと皆さんもニュースで見かけたかなっていうような内容です。
実際にこのポッドキャストでも何度かこのパーサビアランスっていうミッションだったりとかっていうのはお話しさせていただいていて、簡単に言えば火星が今どういう状況にあるのか、火星の地質っていうのがどうなってるかをこのパーサビアランスっていうのがどんどん解明していこうとしている、そんなような背景があったりします。
じゃあなんでこういった宇宙開発というよりも火星の表面を探査していくっていうモチベーションになっているのかっていうと、これはやっぱり火星っていうのは人類が移住していく先の惑星として一つ候補として上がってるんですね。
しかも地球から最も近い惑星であるっていうところがキーになっていたりします。
具体的には世界中の宇宙開発の目標というかマイルストーンというかが定められていて、その中では大体ここから5年とか10年とかっていう間で月面を好きに使っていくっていうようなところが実現されていく。
その後どうなっていくかっていうと、その月面の基地だったりとか、あとは月の周りに国際宇宙ステーションみたいなのを作って、そこを拠点にしながら火星を目指していくっていうような、そんなステップで20年30年っていうこのスパンの中で人類は火星にたどり着いていこうとしているというところがあるんですね。
なので、それに先んじてではないですけど、その現地の情報っていうのがどういうふうになっているのかを知るっていうのは一つ重要な情報ではあるというところになっていたりします。
そんな火星への熱量が世界中で上がってきているっていう中で、まずNASAとヨーロッパがこうやって火星自体の研究をしている。
そしてさっき話したんですけど、JAXAは逆に火星本体ではなくて、火星の周りを回っている火星にとっての月みたいな、火星の衛星っていうのを見に行って、実際にそこも確かサンプルリターンするのかな。
近くで観測するだけだったのかちょっと忘れちゃいましたけど、このMMX計画っていうところでこの火星の衛星探査を行っていくと。
この衛星がどうやってできたのかとか、あとは最終的に火星全体の情報を総合すると、月がどうやってできたのかだけじゃなくて、太陽系全体の歴史っていうところを調査する、非常に有益な情報がたくさん得られるというふうに期待されているんですね。
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そんな感じで世界中の熱量が上がってきている火星探査になるんですけど、これ簡単に言えば火星の表面のものを取って、筒状のものに入れて、それを持って帰ってこようっていうのがこのParser Balanceのミッションにはなっているわけなんですよ。
ただ、これを2030年代に持って帰ってこようって思った時に持ってくる手段がないっていう状況で実はこのミッションをスタートしていたんですね。
なので、僕がこのポッドキャストで話した時もそうだし、これまでずっとNASAの発表としても、いろいろサンプル取得はしているものの、まだどうやって持って帰ってくるかは決まってないよっていうような状態だったんですよね。
それをとうとう決定したというのが今日のニュースになっていて、それがなんとNASAの中でその火星のサンプル採取、そして地球への帰還っていうところを行うのではなくて、これも民間の宇宙企業に委託してしまいましょうっていうのが今回のNASAの方針になっています。
で、このそのサンプルを持って帰ってくる宇宙機のことをMars Ascent Vehicle MAVって呼んでいて、これの開発だったり製造だったりっていうのをアメリカの宇宙企業ロッキードマーティンっていうところが実施していくっていう風になりました。
で、これは具体的には火星の表面で取ったサンプルっていうのはヨーロッパの宇宙機関ESAっていうところがそのサンプルをかき集めてきて、NASAが地球に持って帰ろうとしている場所にまず集めてくれると。
で、そこから火星の表面からロケットを飛ばして、地球に向かってそのサンプルを持って帰ってくるなんていうところを想定しているんですね。
で、これってやっぱりアメリカの宇宙ビジネスっていうところが伸びていく要因っていうのはここにあるなと思っていて。
なんとですね、今回火星のサンプルリターンっていうところにNASAがお金を払うっていう話、これが結構注目なんですけど、それ以前に月面の探査だったりとか、あとはそもそも月に行くロケット、そして探査機をどうやって作っていくかなんていうところは
NASAの中に専門的なミッションチームを作るっていうよりは、これも大金をどんどんばらまいてアメリカの中の宇宙企業にどんどん委託していくっていう動きが出てるんですね。
これをCLPSっていうプロジェクトとして動いているっていうところがあったりするので、これはちょっと今度また話そうかなと思います。
そんな感じでもうNASA自体でプロジェクトを抱えるんではなくて、どんどん民間に委託していくっていう動きが月面探査、そして火星探査っていうところでもどんどん起きているんですね。
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ちなみに今回の火星探査の契約金ですが、これ確か6年、6年間でNASAがロッキードマーチンに支払う契約金っていうのは1億9400万ドルって言われてます。
なのでこの開発に使われるお金っていうのは大体200億円から200億円ちょっとっていうところになるみたいなんですね。
なのでこういったところでどれだけ一般企業っていうところが火星のミッションに貢献していくかっていうところは結構見物だなというふうに思っているので、
今後何か後続のニュースとかが出てきたら随時ですね、このポッドキャストでお話しして紹介していけたらなというふうに思っておりますので、これからもぜひよろしくお願いいたします。
ということでですね、今日はNASAが進めている火星のサンプルリターンミッション、これの最終的な地球に持ち帰る役目をなんと民間の会社に委託したというお話をさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。
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