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2021-08-23 13:33

318. 火星に生命はいた?な研究が今後10年で大加速するハナシ

今日は世界中が取り組む火星探査ミッションをご紹介!

アメリカとヨーロッパが進める火星探査と、日本が進める火星の衛星フォボスの探査ミッション。

この二つが融合することで、2020年台に「火星に生命はいたのか?」という話が

大きく加速するとのこと。未来の話は必聴です!


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始まりました、佐々木亮の宇宙話。この番組では、1日10分宇宙時間をテーマに、誰でも毎日最新の宇宙を学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、今日の本題を最初に紹介させていただきたいんですが、今日の本題は、この後10年で、
火星に昔生命がいたのかどうかという、痕跡のお話が一気に加速するというところを紹介していきたいと思っております。
これは、実はJAXAが主導している火星探査ミッションというところで、プラスしてNASAとかヨーロッパのESAというところが進めている火星探査ミッション
というところが合わさることで、今後10年、2020年代の間に大きく火星に生命がいたかというところの時代が、そこの調査の時代が幕を開けるという、かなり未来っぽい話、プラスで結構ワクワクするお話をお届けしていきたいと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
ということですね、毎日恒例の近況報告、活動報告になるんですが、この土日のゲスト会で迎えていた大島ひな太さんのお話いかがでしたでしょうか。
なんか今までは結構、宇宙開発みたいな話と天文学の話っていうところを結構メインでこのチャンネルでは話している。
あと宇宙ビジネスもそうですね、話している中で、今回は宇宙法という法律関連のお話になっていたので、結構経路が違くて、これはこれで面白い回だったんじゃないかと、僕自身は編集とかをしながらものすごく満足するような内容だったので、非常に良かったなと思っています。
聞いてない方はぜひ聞いていただきたいんですけど、やっぱりお勧めは日曜日の回に流した国際宇宙ステーションで殺人事件が起きたらどうなるのかっていうところとか、そういう今までこのチャンネルで言ってないちょっとした想定のお話みたいなケーススタディみたいな話って実はしてこなかったので、そういったところが紹介できたのが非常に面白かったなと。
これやっぱり専門家じゃないとなかなかわかんない部分だったりすると思うので、そこもやっぱりゲストを迎えて本当に良かったと。
これ僕、ポッドキャストにいろいろゲストの方呼ばせていただいてるんですけど、なんか皆さんに楽しんでいただきたいという気持ちが大きくある一方で、やっぱり一番得してるのは僕なんですよね。
編集で基本的にはほとんど内容を切らないでお届けしているので、皆さんと聞いている情報量は同じなんですが、やっぱりそこまででどんな話をしてほしいっていうちょっとした打ち合わせをしてみたり、
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あとはこれ結構いろんなポッドキャストやってる方との共通の話題というか、ちょっとしたコラボあるあるなんですけど、収録ボタンを押した後の話10分間ぐらいが実は一番面白い話題だったりするみたいなっていうのがあったりするんですね。
これはなんか多分録音中だっていう頭の中から解き放たれた状態だからこそ出てくる話題だったりっていうのがあるのかなって僕は思ってるんですけど、そんな感じなので毎回ゲストの方とお話しするときはそこの時間もプラスで僕はものすごくお得な気分になって収録が終わっているので非常に嬉しい気持ちでいっぱいになってます。
で、ここからですね、他ポッドキャストチャンネルとのコラボだったりとか、あとは宇宙系のYouTubeチャンネルとのコラボだったりとかっていうところを結構いろいろ進めていこうと思っているので、ぜひお楽しみにしていただければなと思います。
そこら辺のまた詳細はお届けしていきますので、ぜひこれからも聞いていただけたら嬉しいです。
ということでですね、こんな感じで近況報告以上として本題入っていきたいと思います。
今日の本題は新時代を迎える火星の生命探査についてのお話をしていきたいと思ってます。
で、これは日本も結構大きく関わってくる。
なのなら、ある2つの方向性から火星の生命探査っていうところに今後10年思いっきりアプローチしていって、その時代が加速して幕開けをし加速していくというところのお話をしていきたいと思います。
で、今回どんな話をするかっていうと、やっぱり注目なのは火星なんですね。
これ、先週いろいろ太陽系のお話したと思うんですけど、そこで結局やっぱり話の軸になったのって何だったかっていうと、
まず地球っていうのがどれだけ他の惑星に比べて特別なのかっていうお話と、じゃあ太陽系っていうのは同じタイミングでできました。
で、太陽系の惑星っていうのも同じタイミングで、しかも太陽の周りなのでだいたい同じ素材でできているはずだと。
にもかかわらず、地球だけがこんなに潤いを持っているようなこの特別な様相を呈しているのはなぜなのかというところが、やっぱり他の惑星と比べた時にも疑問として残る部分だったんですね。
それは火星も同様で、火星の表面って結構ガサガサしちゃってるんですよ。
で、しかしこれが35億年前とかになると、その表面には実は海とかがあってっていうような予測というか、そういうのが立っていたりするんですね。
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なのでその当時っていうのは、地球と火星っていうのは非常に状況が似ているものだった。
しかし今はその状況が一変して異なってしまっていると。
じゃあそこは何だったのか。で、もし火星が地球に似た環境だったというか、この水分とかがあった海みたいなのがあった時代っていうのは、果たしてそこに生命体がいたのかどうか、生命の痕跡みたいなのが残っているのかっていうお話が、この火星の中での研究の軸として一つ残っているんですね。
で、そんな中、そこを一気に解明してしまおうというような意気込みで進んでいる計画が2つあるんですね。
これがNASAとヨーロッパが連携して進めているMSRという計画です。
Mars Sample Returnと言って、簡単に火星の素材を引っ張ってくる、火星のサンプルリターンをするっていうMSRですね。
で、それに対して、日本は火星の周りに回っている衛星、地球にとっての月みたいなものなんですけど、
その火星の衛星、フォボスと呼ばれる星に対して、今回また散策機を飛ばして、そこから物を持って帰ってくるというサンプルリターン計画、MMXというのが計画されています。
これがMartian Moons Explorationというところで、マーシャンムーンなので、火星の衛星、火星の月、つまり衛星ですよね。
火星の衛星を探査するミッション、Explorationなんで、で、そんな計画が今2つ立っている。
で、このアメリカとヨーロッパが進めている計画については、もうすでにニュースとかで見られた方、あとはポッドキャストで紹介したことがあると思うんですけど、
もうすでにその火星の表面にたどり着く機械とかっていう諸々は、もうすでに火星の上にあるんですよね。
火星の着陸っていうところに成功していて、NASAとかは。
で、そこで火星の表面のサンプルをいろいろとっている段階だと。
で、これがいろいろ行った後に火星表面から打ち上がり、日本に、日本じゃないや、地球に帰ってくるっていうのがだいたい見込みで2031年と言われています。
なので10年後とかになるんですかね。
で、一方で、そこで、すいません、一方ではないですね。
そこで何が分かるかっていうと、火星表面にある1つものすごく大きいクレーターっていうのが存在していて、
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そのクレーターには海があったのが35億年前って言ったと思うんですけど、それよりももうちょい新しい時期まで、数十億年前っていうところの単位までで、
巨大な湖が存在していた可能性があるというところで、そこ水があったってことは生命がいる可能性が強いっていうところなので、
そこの物質を持って帰ってきて、地球に持って帰ってきて、それの解析を行いたいっていうミッションなんですね、NASAの研究っていうのは。
これ何が分かるかっていうと、簡単に言えばですよ、簡単に言えば例えば化石が入ってるだとか、もちろん僕はこの分野の専門家ではないので、
詳しいことはちょっと今のところ分からないんですけど、生命の痕跡っていうところが、もし素材の中、サンプルリターンした素材の中に入っていたときですよ。
そうすると、じゃあそこにどんな生物がいたのかっていうのが一目瞭然なわけですよ。
ただし、取る場所だったりとか、あとはその火星の表面じゃなくて、もっと深いところにそういう情報が眠ってるなんていうこともきっとあると思うんですね。
そういったところで、火星自体にその痕跡が残ってるかどうかっていうのを調査することができる。
一方でJAXAが進めているMMX計画っていうのだと、火星の衛星である、火星にとっての月、フォボスに行くっていう話を先ほどしたと思うんですが、
これが面白いのが、フォボスっていうその星の表面には、火星の上に無数の小惑星というか隕石が衝突したときに、
表面からこぼれ落ちた物質だったりとか、逆に強く衝撃がバーンって当たると、下の方から物を掘り起こして、
すごく昔の火星の情報っていうのを持ち上げたりする可能性があるんですね、隕石っていうのは。
で、その持ち上がった物質、宙に浮いた物質とかが、何と火星自体に降り注ぐのではなくて、
火星の衛星であるフォボスに流れていくっていうのがシミュレーションで分かってるんですよ。
なので、このフォボスっていう天体を調べることで、昔の火星の情報とかっていうのがそこに残ってる可能性があると。
プラスして、やっぱ地球とかみたいな、中心にマグマがあってドロドロ溶けてしまって、情報がないなんていうことも実際に火星でも起こりうるんですね。
ただ、この衛星の方、フォボスっていう火星にとって月の方の星っていうのは、そういう中心でマグマとかができるようなものではないので、重さ的に。
なので、もし昔の情報までフォボスの表面に残っているのであれば、火星の中で失われた情報っていうのを衛星から取得できるというところで非常に注目度が高いと。
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この火星の周りを回ってる衛星から取ってきた物質の解析を日本が進める、主導で。
で、アメリカは火星表面から取ってきたものを調べるというところで、この2つの解析がうまく進んでいくことで、じゃあ昔の火星はどういう状況だったのか。
で、その火星の状況を考えると、生命がいた可能性が十分にあり得るといったような話っていうのが展開されうる、そんな計画です。
なので、今後10年間でかなり進んでいく火星がどういう星なのか、どういう歴史を辿ってきたのかっていうお話がんがん出てくると思いますので、興味がある方はぜひ今後いろいろ情報の更新を行っていきますので、自分で調べるなりポッドキャストをフォローしていただくなりして、今後の火星探査についてぜひ興味を持っていただけたら嬉しいなと思ってます。
ということで今日は、火星探査ミッション、今後10年間で大きく変わるぞというお話をさせていただきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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