中性子星とその特性
ブラックホールに匹敵するほどの重力を持つ、そして宇宙最強の磁石の役割も持っている。
不思議な中性子星が周りのガスを異常なほど限界を超えて飲み込んでいる。 一体どんな状況なのか。
1000万光年離れている宇宙で一体何が起きているのか。 こちらについて紹介していきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。 それでは行きましょう。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。 このチャンネルでは1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
はい、ということで、今日でエピソードが1861話目迎えてますね。 基本的には1話完結でお話ししているので、気になるトピックからぜひぜひ聞いてくれたら嬉しいです。よろしくお願いします。
ということで本の発売まで1週間を切りました。 稼げる仕組みが1時間でわかる宇宙ビジネス超入門という本をBHP研究所から出させていただきます。
いやーもう1週間だって早すぎますよね。
BHP研究所のXのアカウントでもプレゼント企画進んでます。 Xのリポストしてもらうだけで書籍が当たるというところになってますので、
ぜひぜひそちらを応募してみてください。 買った上でそのプレゼント企画申し込んでもらえれば、
もしかしたら運良ければ2冊手に入ると。そうしたら不協用なのか何なのかで使ってくれたら嬉しいですね。
ちなみに昨日の夜に担当の編集の方と会いまして、
であのサイン本をそのプレゼント用のサイン本作ってお届けしたので、
お届けしたというかあのその場であのカフェでサイン バーって本に書いてっていうふうにやったので
まあそれが誰の手に届くのかなーっていうところをすごい楽しみにしております。 なんかね銀色のペンでシュワーって書きました。
はいということで楽しみにしておいていただけたら嬉しいです。よろしくお願い致します。 いやー
そわそわですね。なんか本が発売されたらやっぱりこう あの本屋さん巡りとかもねやっぱり宇宙はすごいの時もたくさんやらせてもらったので
ちょっとそういうところもやって一人でも多くの方に手に取ってもらえるようなそんな形を作っていけたらいいなと思っております。
頑張ります。応援よろしくお願い致します。 そんな感じでじゃあ早速本題いきましょうか。
今回お話しするのは ブラックホールに匹敵する重力を持ち
宇宙最大級の磁力を持った中性子星と呼ばれる天体が長期間でどういうふうに変化していったのか
こちらについて紹介していきたいと思います。 不思議な天体が1000万光年先にあるんですね。
p13の観測と研究
天体観測の対象は中性子星と呼ばれる ブラックホールに匹敵する重力を持つそんな天体です。
中性子星っていうのは高重力天体そしてコンパクト天体なんていうふうに
呼ばれるようなまあそんな天体なんですね。 で中性子星本当そのブラックホールになりそびれたというかいうようなところの周りに
例えば重い重力がガーッと強い重力のしかかるので周囲にあるガスとかが引き寄せられて 天体へと落ちていく
この現象を硬着っていうふうに呼ぶんですね で面白いのがこの硬着っていうのが発生するときにその過程で外に向かって光が
放射される なんか穴に落ちていくときに僕たち人とかも
あんまないか穴に落ちるってシチュエーションは だけど落ちていくときにああ
みたいに言うじゃないですかね ジェットコースターとかそういったところでのまあ感覚に近いですね
そんな感じでガスたちも ブラックホールとか中性子星とかそういったところに落ちていくときに
断末魔の叫びみたいな感じで光を放出するんですね で天体に落ちていくそのガスの量っていうのは放射された光を見れば
だいたいどれぐらいの光量落ちていってるかっていうのが なんとなくわかるんですよ
でしかもその天体の重力だったりとかそういったものを計算すると だいたいこれぐらいのガスの量まで落ちれるよねっていう
まあとある限界値みたいなのも見えてくるわけです まあこの天体はこれぐらいまでしか落ちれないよね
この天体はこれぐらいしか落ちれないよねみたいな まあお腹のキャパみたいな感じで
もうお腹いっぱいでしょこれ以上はみたいな感じで限界値っていうのが決められている ただしいろんな天体が僕たち人類は観測できるようになった結果
面白いことがわかってきたのはなんとこの限界を超えて大量のガスが落ちて明るく輝いている 限界以上に明るく輝いている天体っていうのがいくつも見つかり始めているんですよね
でこういった天体が見つかっているものの この限界を超えた超臨界硬着って呼ばれる現象が起きている
メカニズムっていうのは正直わかってないんですよね そうだからこれを解明することでまあその
宇宙最強の重力そして宇宙最強の磁力を持っている この中性質性と呼ばれる天体の解明につながるんじゃないかというところが注目されている
わけです でそんな中で今回発表された研究で注目されたのは地球から約1000万光年離れた
ngc 7793銀河と呼ばれる あの銀河の中に存在する p 13という中性質性です
でまぁ中性質性この重力も非常に強くなおかつ磁石のとしての威力もものすごく強い と
で面白いのがあの先行研究でわかっていることで言うとこの p 13と呼ばれる天体は そのめちゃめちゃ高速で回ってるんですよ
ギルギルギルギルギルってあの なんでそんな高速で天体が回ってるかっていうと
フィギュアスケートの人たちが手を広げてフワーってゆっくり回りながら手をギュッ と閉じた瞬間にグルグルグルって回るあの現象あるじゃないですか
あれに近い感じで 元々は比較的大きい天体として存在していたところからその周りのガスとかが爆発によって
剥ぎ取られていって その回転の半径が一気にちっちゃくなるみたいな
つまりフィギュアスケートの人たちの手がギュッてなるようなあの感覚で あのを迎えてそれによって高速の回転が実現した天体だから
なんとこれ0.4秒っていう非常に速い速度で天体が一周してるんですよ 半径がえっと10キロぐらいの天体が0.1周0.4秒っていう速さで
ブワーンって回ってるみたいなそんな感じです でそこであの限界を超えた明るさ限界を超えた飲み込みっていうのが発生している
これなんでだろうっていうところであの注目されている天体だったんですね でこんな天体は過去に10点体ぐらいしか見つかってないです
重力めちゃめちゃ強い 磁力めちゃめちゃ強いすげー高速で回っているそして明るすぎるっていう
この4拍子が揃った 天体なかなか見つかってなかったので注目度はかなり高かったというような感じですね
で今回その天体に対して研究者たちのアプローチとしてはこれ 同じ天体を13年間観測し続けた
まああの飛び飛びのデータですけど13年間の観測データをもとに 天体の性質を調べるというまあ比較的長期プロジェクトみたいな感じでいろんな
データかき集めてその天体がどういうふうに変化しているかっていうのを調査して あげたんですね
でそこで飲み込まれるガスの放つその x 線の明るさと回転スピードの関係性を発見しました すると何がわかったかで今回の観測でまずわかったのは
この回転のスピードっていうところが明るさが明るくなったり暗くなったりするのに 合わせて
速度がブーンって変わってるとしかもその回転スピードの変化の加速率 ですねこれが
2020年以降2倍に増えていた それでそれによってさらに明るさも増していた
つまりこの天体こういっためっちゃ早く回ってめっちゃ明るくてめっちゃ磁力強くて みたいな天体って4つ不思議な条件が重なってるっていうよりは
むしろ回転が早くてその回転の動きが変わって そのか変化によって明るさがぶーっと変化しているみたいな
実はそういう状況だっていうのがわかったんですよね つまりなんか4拍子と言いつつ他の要素に明るさっていうのは結構支配されている
というようなところでまあなんかただの明るい 天体の明るさの変化だけを見ているつもりが実はそんな不思議な動きをしていることが
研究者の紹介と締め
まあわかってきたというところでまだまだ謎には包まれてるんですけど 1000万光年先にはそんな不思議な天体があってそのちょっとずつその天体について謎が
わかり始めているみたいなそんなフェーズであるというところだけ みんなに知っておいてもらえたら嬉しいなぁと思って研究紹介させていただきました
はいということでぜひぜひ中性姿勢そしてその超臨界硬着っていう言葉とかね そういったマニアックなものを覚えて覚えておいてくれたら嬉しいです
いかがでしたでしょうか 今日はちょっと喋りすぎたし前置きが長すぎて結果の部分がめっちゃ短くなっちゃいましたね
今回の研究を進めている研究者これがえっと 愛媛大学の方そして共同研究者にジャクサ
あの相模原って神奈川県の相模原にあるジャクサの米山友影特任助教という方が取り組んでると でこの米山君がですねこれまた僕のあの同期の子でしてはい
で僕がいた研究室にも助教として入っていてみてもうね スーパーな同期の一人ですよこれもまた
っていうところでまたそのうちなんか出てくれたら嬉しいなーってラインとかはしてるんです けど
まあ忙しそうなんでねおいおいはいみんなにも紹介していけたらいいなと思ってます 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローフォローボタンの近くに
ある星マークこちらでレビューいただけたら嬉しいです 書籍宇宙ビジネス超入門ぜひぜひ予約してください
よろしくお願いします それではまた明日お会いしましょうさようなら
