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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。今日はですね、今結構ニュースで話題になっている、月の表面に水があったっていうような話を、私の方からもいろいろ解説を挟んでやっていきたいと思います。
で、早速なんですけど、今回このニュースになってるのはどういうのかっていうと、月の表面に水があったっていうことが、すごい発見だというわけではなくて、
太陽の光が当たる部分で水が見つかったっていうところが、今回の研究のポイントなんですね。
っていうのも、月の表面にはたくさんクレーターとか、クレーターって穴ぼこですね。表面ブツブツしてるじゃないですか。っていうところに水っていうのは結構見つかっていたんですよ。
でも、ただそのクレーターの中でも太陽の光が基本的にも当たらない、永続的に影になっているっていうような部分が水が見えるっていうような現象が見つかっておりました。
で、だから結局太陽の光当たると水って残れてないんだろうなっていうような雰囲気があったというのが全体の流れとしてあって、今回実際に月の表面っていうのを観測してあげたところ、どうも太陽が当たっている面で水があるっていうことがわかったんですね。
これはなかなか面白い研究で、しかもその観測方法っていうのが割とユニークだったんですよ。この観測方法が皆さんが想像するような、地上での望遠鏡を覗くとかそういったものではなくて、飛行機からの観測なんですね。
これあんまり多分聞いたことないと思うんですけど、最近は結構飛行機から天文の観測っていうのをしようっていうのが、なんか新しい分野として現れ始めてるっていうところがあります。
これどういうことかっていうと、そもそもなんで地上から見ないで飛行機から見るのかっていう話なんですけど、天体を観測するときに最も邪魔になるものって、地上からの光とあと大気なんですよ。
今こうやって自然界で生活できている状況っていうのは、空気中に水の分子っていうのがたくさん飛んでいて、あとは酸素とかっていうのがあるわけじゃないですか、空気の中に。そういうものって、宇宙から飛んでくる光っていうのを吸収してしまう性質を持ってるんですね。
これのせいで実は地上で見る星っていうのは、かなりいろんなものに遮られて、まるで霧の中を通ってきたかのような光を観測しているという状況になってしまいます。
なのでこういう状況があるから、皆さん例えば山の上に行ったときとかに綺麗に星が見えたりするじゃないですか。その綺麗に星が見えたりするっていう状況っていうのは、実はそういう自分の上にある空気の量、絶対量っていうのが少なくなっているから、そこで吸収されるはずの光。
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地上というか山の下、私たちが生活しているようなところで見る光よりもより多くの量の光が目の中に入ってきているというような状況なんですね。
なので、つまり高いところまで行くと、そういう途中で吸収されてしまう光っていうのまで逃さず取れるというところがあります。
なので、今回新しく研究として導入されている飛行機っていうのは、なるべく空気が薄いところまで検出機っていうのを持っていってあげて、空気の邪魔がされないところで観測をしてあげようっていうような、そういう発想ですね。
これで月を実際に見てあげたと。月を実際に見るっていうのはどうやってやるかっていうと、月が光っている状態、つまり太陽の光を反射してこっちに飛んできているっていうような状況で月を見てあげる。
そうすると太陽の反射の光で基本的には太陽と同じ光り方をするわけですよ。ここちょっと詳しく説明するとかなりごちゃごちゃしそうなので、物は物によって光り方っていうのがあるんですね。
ものすごく厚い物質が出す光と、例えば蛍光灯とかが出して、蛍光灯は違うな、テレビの場面とかで出しているような光っていうのは少し光の種類が違かったりっていうような特性があるんですね。
そういう感じで、つまり太陽の光が反射して月の表面に当たってこっちに帰ってくるっていうときに何もその場になければ単純に月からの反射で太陽の光がただ弱まった状態で見えるはずだと。
しかし今回の研究っていうので実際に月を観測してあげたところ、どうもその光の中に水分子で特徴的な光の色っていうのを確認できたっていうのが今回の研究なんです。
地上でやっていたら地表近くにある水分子によってその特徴っていうのが見えるけど、航空機で上まで行ってもなおかつ水分子の特徴っていうのが月の表面から見えるということはこれ太陽が当たっているところにも水があるじゃんっていうようなこういう研究結果に落ち着いたっていうところがありますね。
こんな感じでようやく光が当たっている部分の水が見えるっていうところで、例えば今後NASAっていうのは2024年とかまでに宇宙飛行士を月に送ると言っているわけで、その月に水があるないっていうのは割と現地で資源を確保できるかできないかっていう部分にかなり依存してくるので、
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今回の研究っていうのは割とそういった面でも重要なところになりますね。
あとは航空機から天体を観測するっていうところの性能がかなり上がっていた、性能がかなりいいところまで行っているっていうところも重要なポイントですね。
これもロケットを打ち上げて宇宙に人工衛星を飛ばしてとかってやるよりも断然航空機から観測するほうがコストが低いんですよ。
だからコストが低いってことは何回も繰り返し観測ができたりだとか、単純に他の研究員に回せるお金が増えるとかっていうところがあるので、
ここはかなり重要。宇宙の探査とか研究の中でお金を節約できるっていう部分は非常に重要な点になります。
といったのが今回のNASAが発表した月の表面に水があるっていうようなお話でしたね。
もし今回の話面白いと思ったら是非チャンネルの登録、サブスクライブだったりフォローお手元のアプリで是非していただければ嬉しいと思います。
実は昨日Twitterでポッドキャスト聞いてますっていう方とお話しさせていただく機会がありまして、
そこでポッドキャスト聞いていただいてる方と交流を取るためにハッシュタグっていうのを作ればいいよっていうお話をさせていただきました。
自分この発想全然なかったので是非今回から取り入れたいなと思います。
ということでこのチャンネルについてのつぶやき等していただける方また質問とか宇宙に関する質問とかがある方は是非ハッシュタグ宇宙話、宇宙漢字で話はひらがなですね。
でつぶやいていただけると定期的に自分が探しに行って質問があったらこのチャンネルの中でどんどん答えていきたいなと思っております。
この案をいただけたのがTwitterでその方もポッドキャストをやっていて少し不思議ナイトっていう藤子F藤代さんのファンらしいんですね。
その方が漫画の描き手の方についていろいろお話ししているチャンネルがあってそちら面白かったので是非そちらもご覧いただければいいなと思います。
ということで今日のポッドキャストはこの辺にしたいと思います。
今日の話は月の表面に水が発見されたというお話をしました。
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それではまた明日お会いしましょう。さようなら。