集英社連載最新回「株価と地震と太陽フレア。一見関係なさそうな事象の裏に潜む共通のメカニズムとは?」 を公開しました!
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ソース
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今回は、木星の月、木星にとっての衛星ですね。
これの中でも、特に生命の存在が期待されている星の一つ、
エウロパ。このエウロパを調査しに行くNASAのミッション、エウロパクリッパーについて紹介していきたいと思います。
打ち上げ時期も決まって、これからどんどん木星探査、熱くなっていくなっていう流れが分かっていく、
そんな回になっておりますので、ぜひ最後まで楽しんで聞いていただけたら嬉しいです。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の
亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしています。 今日のエピソードが1425話目を迎えている形になっております。
基本的には1話完結でお話ししてますので、気になるトピックからぜひぜひ聞いていただけたら嬉しいです。
はい、ということで、じゃあ早速本題に行きましょうか。今日はエウロパクリッパーに関するお話です。
本日はNASAが10月に打ち上げを決めたエウロパクリッパーと呼ばれる、最新の太陽系探査計画ミッション、こちらについてお話ししていきたいと思います。
エウロパクリッパー一体何なのか。 まあそもそもこのミッションを紹介しようと思った理由ですね。
これは木星おもろくねっていう話からスタートしています。 まあこの4日ぐらいですかね、もう木星のミッションに関する話たくさんしたじゃないですか。
例えば木星のオーロラから、その周りを回っている衛星のね、状態がわかるよっていう話させてもらったり、であとはスーパームーンのタイミングで月の周りを回っていたジュースプロジェクト、これについて昨日おどとい話したりっていうので、
でその中でやっぱ木星探査の中で今無視できないミッションって何なんだろう、楽しみになった時に出てくるのが、エウロパクリッパーですね。
でエウロパクリッパー一体どんなミッションなのか。まあ簡単に言うと、エウロパーと呼ばれる木星の衛星があるんですよ。
木星にとっての月ですね。でこのエウロパに行って、エウロパの近くをぐるぐるぐるぐる回りながら、近くに行って、なんか近寄って離れて近寄って離れてみたいな感じなんですけど、
でそれによってこのエウロパっていう星を詳細に観測していこう、そのためにわざわざ人工衛星というか探査機打ち上げていこうっていうそういう計画になっています。
でこれが、なんで、そもそもあれだ、打ち上げが実はもうそろそろなんですよ。
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エウロパクリッパー、これ注目度かなり高くてですね、しかもこのタイミング紹介するのめっちゃ良かったなぁと思って、
ちょうどエピソード更新しているこの2024年の9月4日から1週間前のタイミングでNASAから10月に打ち上げを行いますっていうアナウンスが入りました。
えーと、正確な予定の日程は一応10月の10日、2024年の10月の10日になっていて、打ち上げ後、いろんなスイングバイ行っていきます。
火星で行ったり、地球で行ったりとか。
でこのスイングバイって、重力のパワー使って軌道変更して、より省エネで目的地までたどり着く方法の一つなんですけど、
まあそんなことを行っていって、2030年に木星にたどり着く。2030年の4月ですね。
だから今から打ち上げて木星にたどり着くまでに約5年半の旅路を飛んでいくのがこのエウロパクリッパーと呼ばれるミッションなわけですね。
でまあ片道5年半、まあ別に帰ってくるわけではないんだけど、これがなんでそんなに注目されているかっていう話ですね。
でこのエウロパと呼ばれる星、まずこの星がやっぱ重要なわけですよ。
木星の周りにはガリレオ衛星と呼ばれる4つの月があります。
まあなんか代表的な木星の周りを回っている月をガリレオ衛星と呼んでいて、
その中でも2番目に木星から遠い衛星っていうのがエウロパです。
エウロパは主に岩石でできていて、表面には水の氷で覆われた層があるっていう風に言われています。
でこれ面白いのが、この氷の膜に、氷に覆われているっていうその下にですね、
なんと液体の海が存在しているという風に考えられている。
そして気体が高まっているのは、その結局氷が中の方が熱くて溶けているから、
液体の水による海っていうのが出来上がっているわけなので、ある程度いい感じの温度で、
そして環境としても悪くないだろうっていう見立てが立っていることから、
この地下には地球外生命体の痕跡ないしは、もしかしたら生存しているかもしれないっていうね、
そういった期待が込められているからこそ、このエウロパという衛星には注目が集まっているし、
そこに対して何か結果をもたらせてくれるんじゃないかって期待されているのがエウロパクリッパーっていう感じですね。
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で、この最近何かいつだっけな、ここ半年いないぐらいのエピソードで紹介させていただいてるんですけど、
4月ぐらいか、このエウロパ表面にある氷がどれぐらい分厚いんだろうっていう話させていただきました、ポッドキャストのエピソードで。
これ覚えてる人も多いんじゃないかなと思ってて、で、何でかっていうと口コミめっちゃ多かったんですよね。
エウロパの氷の厚さって分かるんだ、みたいな。で、それ確かシミュレーションで行われたんですけど、データを使って。
で、そうしたらこれ分厚さ、最大でも20キロの氷の分厚さがあると。最低でもですね。
つまり、この最低でも20キロ以上ある分厚さの氷の下に一体どういう世界が広がっているのかっていうのを探査しに行くのがエウロパクリッパーのミッションになってます。
まあでも、で、これ直接なんかこう地下に入り込んでいくっていう感じではなくて、エウロパクリッパーは周りを回りながら
観測、いろんな観測機器を用いてこのエウロパを解明しようとしているわけですね。
で、搭載される科学観測機の数で言うと9つになっていて、で、これによっていろんなサイエンスミッションというのを達成していこうとしているわけなんですけど、
まあサイエンスミッション大きく3つあって、すべてがこの氷とその内部の状態を探索するものですね。
で、1つ、これNASAのページ参照してるんですけど、1つがDetermine the thickness of Europa's ice shellって言ってるんで、
まあこう、エウロパのアイスシェル、氷の角っていうのの分厚さをディターミンしましょう、認識しましょうっていう話、
and how the ocean interacts with the surfaceっていうことで、その下にある海っていうのがどうやってこの氷層と関わっているのか、
っていうような、地下の氷と水に関するお話をまずやっぱメインに行っていきましょうっていうのがサイエンスミッションの1つですね。
そしてもう1つがInvestigate Europa's compositionということで、コンポジションだから、中にあるこう、要素の構成内容ってことですね。
だからどういう物質があって、っていうところの中の状態っていうのをちゃんとこう、蘇生として見ていきましょうっていう話。
そして最後もう1つがCharacterize the geology of Europaということで、
まあgeology、こう、地殻の変動だったりとか、まあ一体どういう地理的な性質があるのかっていうところの調査っていうのも行っていく。
つまりは、星に対してアプローチしに行って、
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ジオロジーだったりとかコンポジションだったりとか、あとはまあその、
エウロパ特有の氷の核に関する情報だったりを調べていきましょうっていう、まあそういうアプローチが羅列されているわけで、
結局はエウロパを深く理解していきましょうっていうところが大きい特徴になっている感じですね。
これが、まあNASAから2024年の10月10日に打ち上げられる予定ということになっていますので、
一体どういう成果をもたらしてくれるのか、まあそんなこと言いながらもね、あと丸々、
まあ6年ぐらい、5年半6年ぐらいかかるわけですから、その時まで宇宙話やってたいですよね。
なんかちゃんと続けていられるような形を作っていくっていうのも責務だと思いますけど、こうやって宇宙のミッションで結局、
エウロパって多分このミッションやろうっていうのが言われ始めた段階の時から考えたら、やっぱり本当15年とかそういうスパンでいろいろ動いていくんですよ。
だから、なんか宇宙話とかも、そのなんか今4年とかってなってきてますけど、それをね、どんどんどんどん更新していくことで、
毎日喋っているから宇宙の歴史がその中に含まれているみたいな、そんな感じでやっていけるはずだと信じてるんで、なるべく続けていけるように。
ちょっとね、いろいろたてつけとか考えていければと思います。
はい、そんな感じで、じゃあ今回はエウロパクリッパーと呼ばれるNASAのミッション紹介させていただきました。
まあとにかくね、まずは10月の打ち上げ楽しみにしていきながら、その頃にまたエウロパクリッパーに関するお話はいろいろさせていただこうかなと思っております。
なので来月あたり楽しみにしておいてください。この木製ピックアップは来月とかにめちゃめちゃ盛り上がってくるポイントなんで、
今押さえておくと、その時かなり良い偉そうな態度を取れるんじゃないでしょうか。
はい、ということで以上にしていきましょう。 で、これでじゃあちょっと一旦木製落ち着かせようかなと思ったんだけど、今日のエウロパクリッパーの話もそうだし、
あとはジュース計画もそうなんだけど、一つ、サイエンスミッションの中にこの生命に関する探索っていうのがどうしても欠かせないポイント。
なので、それに対してちょっと情報を一旦整理して、この木製シリーズまとめていきたいと思います。
なので、今回はエウロパクリッパーの話しましたけど、次回はジュースとエウロパクリッパー、両方含めて木製周りで生命の存在を探索していくっていうところに、
どういう意味があるのか、どういう狙いがあるのか、どういうことを期待しているのか、この辺りについて整理していこうと思っております。
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明日もぜひ楽しみにしておいてください。 アフタートークです。
はい、ということで本編以上となりました。 じゃあちょっと一つコメントを紹介させていただきたいと思います。
リスナーネームmogumoguさんからいただきました。 淡々と宇宙の宇宙を説明していただく天才。
佐々木涼さん、ありがとうございます。 超入門初めてのAIデータサイエンス本日注文いたしました。
無駄に年を食ってしまった分、星の子たちのお話をこれから浴びまくり、焦点に備えたいと思います。
ますますのご活躍を予縮させていただきます。 初めて聞いた言葉だ。
ありがとうございますといただきました。mogumoguさん本当にありがとうございます。 まずね、どっからありがとう言おう。
まずポッドキャストたくさん聞いてくれて本当にありがとうございます。 こうやって声ばっかりで喋っていってもう1400話っていう形になってるんで、
たくさん宇宙浴びれる余力あると思います。是非、 過去のエピソードも含めて楽しんでいてくださいね。
で、超入門初めてのAIデータサイエンス本日注文しましたという言葉をいただきまして本当にありがとうございます。
これ、最近ポッドキャスト聞いてくれた方はもしかしたら知らないかもしれないですけど、
僕が今年の5月、2024年の5月に出版した強調の書籍になってますね。
僕、中央大学っていう東京の私立大学でデータサイエンスの授業を教えてるんですよ。
講師として。で、そこで使う教科書っていうのを出版させていただいて、
一応初めての出版物っていう風になってるんで、こうやってご購入いただけて本当に嬉しいなと思ってます。
是非ですね、アマゾンとかでも買えるんで概要欄からチェックしていただきたいんですけど、
今年はですね、あともう一冊出しますっていうのはずっと言ってますね。
この宇宙話の書籍を出させていただきます。今絶賛制作中になっていて、
年内、12月にこちら出版させていただく運びで、
頑張って頑張って作っておりますので、皆さん是非そちらもチェックしていただけたら嬉しいです。
この間の第1章のチェックとかして、最終的に6章とかまであるんですかね。
あとちょっとコラム的に扱うインタビューとかもこれからいろいろさせていただきながら、
宇宙の楽しみ方とか、ありえない宇宙っていうタイトルなので、そこから奥深さみたいなのを作っていけたらっていう段階に入っております。
書籍で楽しんでもらって、宇宙話、ポッドキャストでも声で楽しんでもらってっていうところで、
いろんな楽しみ方提供していければと思っております。是非楽しみにしておいてください。よろしくお願いします。
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ということで、今日は新月でしたけど、明日どうですかね。
明日になって9月の4日水曜日は、一応こう月がだんだん見えてくるタイミングではありますけど、
なかなか見つけづらいんじゃないかなと思います。2日3日経ってきたぐらいでようやく見えてくるかと思いますが、もし明日
月の姿ちゃんと補足できたよっていう人いたら写真とかで教えてください。
よろしくお願いします。それじゃあ今回は以上にしていきましょう。 今回の話も面白いなぁと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォローボタンの
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