そもそも、ちゃんと月に行ってものを持って帰ってきて、その組成を調べて、で、そうすると昔の地球を想像できたり、今の地球とどう違うんだろうっていう話ができたりとか。
っていうので、月を調べることで地球がどんどん分かっていくっていう、そういう側面もあったりするんですよね。
で、今回注目する火星の月についても結構同じことが言えると。
火星の月を調べることで、火星自体の理解もしたいし、そもそもそうやって、衛星と呼ばれるもの。
惑星の周りを回っている天体、衛星、こういうのがどうやってできたのかっていう、自然の説理を解明していくっていう意味で、火星の月を探査しようとしていると、ジャクサが。
で、これが進むのがMMXプロジェクトと呼ばれるものですね。マーシャンムーンズエクスプロレーションの略。
で、MMXなんですね。でですね、これ2026年に打ち上げて、そこから火星をどんどん探査していくと。
で、これで明らかにしたいことの一つが、火星にとっての月、どうやってできたのか。
で、これを解明するにはどうすればいいと思いますかと。みんなイメージついてます?
物を持って帰ってきて、物質を調べればいい。まあそれもそうですね。
で、ただ、その表面に行けばある程度取れる情報あるよっていうのが今回の研究で、何かっていうと、まあ火星の月にアプローチしますと。
で、その火星の月の表面1メートル以内の元素の情報っていうのを調べてあげると、その火星で見えている元素の情報と比較して、
巨大衝突説、ジャイアントインパクトって呼ばれるものなのか、捕獲説っていうものなのかを解明できるだろうということですね。
簡単に言うと、ジャイアントインパクト、巨大衝突説で月ができた場合っていうのは、
隕石が飛んできます。隕石ぶつかります。物がまき散らされて、月が形成される。
そうすると、その物質、形成された月の物質っていうのは、火星の物質と衝突してきた隕石の超惑星の物質が混ざったような、
そんな元素になりますよね。 一方で、
遠くから飛んできた物体が火星の重力に捕まって、火星の周りをもし今もぐるぐる回ってるんだとしたら、
この場合は、その物質の蘇生元素を見ていくと、この元素は小惑星単体のものになりますね。
火星の物質を含んでいるか含んでないかっていうところで、火星にぶつかって物ができたのか、火星にぶつからずに直接月になったのかっていう、この2説を解明できるだろうと。
しかも、それを解明できる装置がちゃんとMMXには搭載されてますよっていう論文なんですね。
MMXに搭載されているガンマ線中性子線分光計。
すごい名前ですね。ガンマ線中性子線分光計。
これ、かわいいですよ、名前。メガネ。MEGANEで、メガネですね。
これメガネだから多分、あ、そうそうそう、あの、略なんですよ。
マーズムーン、これでMですね。
で、メガネだからMEGANEですよね。
エクスプロレーション、ME、ウィズ、ガンマ、GA、メガ、また来ましたね。
ガンマレイ、アンド、ニュートロンズ。ニュートロンズのNEで、メガネと、こういうふざけた名前つけるんですよね。
まあ外国人からしたらなんのこっちゃって話ですけど、メガネメガネって言うけど、なんか学会に参加してる人みんなメガネみたいなね。
いやこれあるんですよ。理系のキャンパスにいて、なんか誰誰って知ってる?みたいな。
えー誰だろうなぁ、どんなやつ?みたいな。メガネかけてる?みたいな。全くヒントにならないみたいな。
僕も漏れなくメガネなんですけど、あのポッドキャスト収録する時のビデオ用にメガネはなるべく外して収録はしているもののですね、
普段は普通に超メガネですね。だから僕の特徴を伝える時も、どんなやつ?みたいな。
あーとりあえずメガネで、みたいな。うーん、みたいな。多分過半数にも絞れないですよね。
それを何の悪気もなく、外国人が、あ、メガネメガネ、みたいな言ってくるかもしれないですね。
それはさておきで、で、そんな中で、そのメガネによって火星の月の表面を探査することで、
火星にとっての月がどうやってできたかっていうのが明らかにできるよって。
で、しかもこの性能を見ていくと、どんなタイプの小惑星が飛んできて、
例えばジャイアントインパクトの場合、どんな小惑星、隕石がバーって飛んできてぶつかって、
物をまき散らしっかしたかっていう、この元の小惑星のタイプまで分類できる可能性があるよっていうところで、
それの計算のシミュレーションがいくつかされたっていう感じなんですよ。
これによってMMXがうまく月の、間違えちゃった、火星の月に行けた時に、
もう表面で観測することによって、火星の月がどうやってできたのかっていうのは高確率でわかるよねっていうのが、
まあ研究としてしっかり発表されたので、もうあとは打ち上げを待つだけだなっていう感じがしましたね。
でもそれにしても、事前にこういう観測装置の性能がこれだけわかりやすく発表されているJAXAのプレスリリースというか、
ポータルサイトみたいなのが非常にいいなと思ったんで、もし今回のミッション注目してみたいなという方いましたら、
ぜひぜひ概要欄に貼ってあるソースの情報から飛んでいただけたらと思います。
ちゃんとね、毎回論文だったり研究を参照している先っていうのは概要欄に貼っているので、
これはまあ科学系ポッドキャストの誇りみたいなもんですね。ぜひぜひ皆さんチェックしてみていただけたらと思います。
ということで、じゃあ明日どんなお話しようかなと思うと、ちょっとねポッドキャストにコメントいただいてるんでこちら紹介していきたいと思います。
リスナーネームみきさんからいただきました。いつも楽しく拝聴させていただいています。
毎朝出勤途中に車の中で聞くのが1日のスタートの合図になっていて、聞き終わるとスイッチが入ります。
嬉しいですね。ありがとうございます。これからも興味深い宇宙話を楽しみにしています。
一つ質問です。先日ニュースでチラッと見たのですが、京都大学の作成した世界初の木製の人工衛星について詳しく解説してほしいです。
日々新しいニュースにワクワクしています。コメントいただきました。ありがとうございます。
車で聞いてくれてるっていいですね。アメリカとかでポッドキャストが流行ってる理由って、やっぱそういう車移動とかラジオ文化みたいなところが
日本よりも深くあるからこそっていうのがあるんで、なんかポッドキャストを車で聞いてくれてるっていうのは嬉しい鍵ですね。
しかも朝タイプって意外と珍しいんですよ。宇宙の話聞くとみんな眠くなっちゃうらしいんでね。
ミキさんは特殊体質だと思っていただけたらと思います。 で、今日のリクエストこれね、マジありがたいと思いました。
京都大学の作成した世界初の木製の人工衛星。 この話しようかなどうしようかなーって思ってて
うーん悩ましい。どうしようってなってたところにこのコメント来たんで、明日こちらのお話をしていこうかなと思っております。
ということでミキさん明日お楽しみにしておいていただけたら嬉しいです。 こうやってね、みんなからのコメントをベースにしてどんどんエピソードを作っていけたらすごい嬉しいし、
僕も勉強になるしってね。しょうがないじゃないですか。僕一人でやってるから ネタの選定とかマジで僕の好みすべてが反映されていると言っても過言ではないので
幅広くね話が聞きたいよっていう人はもうガンガンリクエストを送ってみると。 でまぁ取り上げられなくても迷子に送ってください。
よろしくお願い致します。そんな感じでじゃあ明日は木製人工衛星に関するお話ししていきましょうか。
お楽しみにしておいてください。金曜日ですね。 あ、違うか。明日は土曜日か。はいということで休みに向けて皆さん