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2021-08-01 14:51

296-1. 【SciEnTALK】化学はモノづくりだ!研究者って仕事のハナシ【科学系Podcastコラボ】

今日も昨日に引き続き科学系Podcastコラボ!盛り上がりすぎたので前編後編に分けます。

今日は化学で博士号を取得したレンさんから、なぜ化学の道を目指したのか、何がおもしろいのか、

宇宙と化学って繋がるよね、って話です。


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始まりました、佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
ということで、今日は土日最近恒例のコラボ企画というところで、昨日に引き続き、科学系PodcastのSciEnTALKのお二人に来ていただいております。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
昨日も自己紹介いただいてはいるんですけど、簡単に自己紹介をよろしくお願いいたします。
SciEnTALKという番組で、科学の話をしています。研究者のレンと申します。よろしくお願いします。
同じくSciEnTALKという番組で、国際交流に興味があるエマです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。今回このコラボ企画の中で、お二人一人ずつに標準を絞ってお話をいろいろ聞かせていただくというところで、
昨日はエマさんに海外のお話というか、英語のお話というか、現実的なお話というか、いろいろ伺わせていただいたので、
今回はちょっとレンさんの方に寄った話題で、レンさんが博士号まで取得して今研究をされている明け学ですね。
科学のお話、いろいろ伺わせていただきたいなと思っています。
今日は科学系でガッツリということで、お願いします。
これもう単純になんですけど、僕めっちゃ科学嫌いだったんですよ。大学入る前というか。
なんでその道で行こうと思ったのかなっていうのが、ものすごく単純な疑問です。
いや、科学嫌いな人結構多いですよね。結構多いなと思って。
僕も一番最初に明け学のモルの計算とか、中学校とかでいろいろやらされると思うんですけど、
あの辺はもう全然好きじゃなくて、なんちゃら反応はこれだみたいなのを暗記するみたいな。
ちょっとあんまり面白くないなと思ってたんですけど、
いろいろ将来何やろうかなって高校生の時とかに考えた時に、
なんかものづくりをしたいという気持ちはずっとあったんですよね。
あーなるほど。
ものを作りたいっていう気持ちがまずあって、何かを作るのが好きだなっていうのがあって、
で、いろんなものがあると思うんですけど、作るって言っても建物を作るのか、なんか小物を作るのかとかいろいろ考えた時に、
分子を作るっていう視点もあるなって思って。
え、その視点やばくないですか?高校生でも。
なんか調べると難しいんですけど、究極的に世の中のものって全部科学でできてるなって、
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なんかちょっと思って、科学ができたら何でも作れるんじゃないかと思って。
いやすごいな、その視点すごいっすね。
それが結構あって、じゃあこれはもう訳学でやって何かを作るんだっていうのでやろうかなって最初に多分思ったのがそれですかね。
いやそこで、そこで科学選べるっていうのが僕の中で。
そうそう僕の前にはもう科学の高い壁があって、その先にある進路なんて1ミリも見えなかったです。
なんか興味はあったんでしょうね、当時。
なんか科学好きな人って結構そういうものづくりがしたいからっていう人多い気がしますよね。
特に有機化とかだったら。
いやそうだね、個人的にはあれほどすごいものづくりないだろうみたいな。
応用範囲が広いですもんね。
究極のものづくりだなーって思ってやってます。
実際に新しい物質というか化合物をどんどん作るような仕事もするんですか?仕事の中で。
そうですね、いろんなものを作りますけど、世の中にどういう化合物が今で作られたかみたいなデータベースとかもあったりして、
そういうのは割と作り方とか調べたら出てくるんですよね。
そういうのを作るのでもいいんですけど、それに乗ってないやつを作った時にこれ初めて自分で世の中に生み出したんだみたいな、そういう面白さもありますね。
それって結構頻繁にあるんですか?
全然頻繁にありますね。
そうなんですね、だんだん薄れていきます?感覚。
やっぱり今までの歴史ってすごくて作られたものもいっぱいあるんで、その中からちょっと工夫したりしないとやっぱり新しいものって生み出せないんで、やっぱ嬉しいは嬉しいですよね。
すごいなー、それってすごいバカな質問するんですけど、名前とかってつけれるんですか?
名前はすごい無機質な名前がつきます。
例えば名前、自分の名前をつけるとか、結構レアケースで。
そうなんですね。
例えば僕は何か化合物を作る側なんですけど、その天然の世界で例えば海の中とか森とかで全く誰も見つけていないものを見つけた時は名前をつけるチャンスが一応あって。
なるほど。
結構土地の名前がついたりとか、そういうのはあるんですけど、構成をした人はあんまりそれにポンって名前つける権利があんまりなくて。
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ちょっと寂しいですね。
そうなんですよ。構造から機械的に名前が勝手につけられる。
なるほど。
ルールがあるよね。
そうそう、IUPAC名っていう、こういう構造式はこういう名前をつけますみたいな、一応ルールがあるんですけど。
大体2行ぐらいバーッとわけわからないような名前ですね。
それって論文とか書く時も、例えばタイトルにその物質名とかバーッて書かなきゃいけないってなるとものすごいタイトル伸びたりするんですか?
そうですね、それがもしタイトルになるようなものだと無機質な名前ですけど。
大体タイトルはそんなにそんなに、タイトルになるようなものはもう誰かが名前つけているものとか。
そういうことなんですね。
僕、博士課程の間って多分わかると思うんですけど、いろんな申請書書かなきゃいけない時多かったりするじゃないですか。
はいはい。
で、それのなんか成果一覧とかを書く時に、なんで学会の時にこんなに長いタイトルにしちゃったんだろうみたいな。
タイトル短かったらもう一個成果ここの枠にかけたのにとかって思った時があったんですよ。
はいはい。
だから扱うものの名前の長さがそのまま、例えば学会の発表とかに響くんだったらすごいかわいそうだなと思って。
でもそれは確かにある人はいますね。
もう作ってしまったものが名前長すぎるばっかりに。
タイトル呼ばれる時も司会の人が神々になるみたいな。
あるんですね。
はい、ありますあります。
これってちなみに科学ずっとやってて、研究職にしようとした理由ってあるんですか?
研究職仕事にしようかなみたいな。
なんか気づいたらなってた感はあるんですけど、なんだろうな。
なんか僕自身は天文の研究ずっとやってきて、そのまま天文学者っていう道じゃなくて、その経験活かして別の分野とか。
でまたこのポッドキャストとかライターとか別の仕事でまた宇宙に関わるみたいな選択肢をした身なので、
そのまま突っ走ってる時の決断する時の心理状況を単純に気になりました。
でもそれって結構、修士から博士に行く時もちょっと似たようなところがありません。
あーなるほど。
梁さんはそこの博士はどうやって決断されたのかなと思って。
でもやってて面白かったが一番大きかったですかね。
なんか単純にそれずっとやってても時間とか、まあ労働時間っていう概念はそもそもあんまないですけど、
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研究がっつりやってる時、そのなんか時間気にしないで好きな時にやりたいなって思うことだったんで、
まあそのまま博士課程まで行ってもいいかなっていう。
サクッと言うとそんな感じでしたね感覚的には。
僕も結構同じような感じですね。
大体同じで面白いからっていうのが根底にあって、
僕の場合はそれが博士を卒業しても続いているっていうだけで、
なんというか、研究職ってよく世の中の人にやっぱり役に立つものを作らなきゃみたいなプレッシャーみたいなのがあったりすると思うんですよね。
ただ、なんていうか、それが難しくてお金ばっかりになっちゃうと目先のことしかできないし、
でもかといって研究をおろそかにもできないみたいな難しいところあると思うんですけど、
今会社でやってることっていうのも研究自体は結構趣味でやれてて、
かつ、それが会社だと最終的には何かお金になったり世の中に役に立つようなものになったりするんで、
これはもう趣味の延長としてできるなみたいな。
最高の仕事の選び方ですよね。
研究職の魅力はそこ、研究が好きな人にとっては結構そこが魅力かなっていうのが、
やらされてる感が出ちゃうとやっぱり辛いじゃないですか。
辛いですね、それは。
でも、私、実は私も学部4年まで有機化学やってたんですけど、
えー、そうなんですか。
もうちょっと恥ずかしくて、恥ずかしい質問しかレンにしてないんで、
あれなんですけど、私のイメージでは、レンみたいな人もいるし、
結構その終始まで有機化学をやったら、もう研究職でしょみたいな人も結構多いイメージで、
その人の方が多いイメージかな。
有機化学って結構就職が有利なんですよね。
だから、しやすいので、それで選ぶ人って結構多くて、
私の友達とか見てても、研究が超好きだから研究職やったっていうよりも、
手に職つけたいみたいな感じで終始まで行ったし、
もう有機化学で研究職やるかみたいな人が多いような印象を持っています。
えー、そうだね。
まあ確かにな、就職は、究極、その化学とかができると、
どの分野にも結構行けちゃうというか、
確かに確かに。
ポテンシャルはすごいあって、いろんなジャンルでやっぱりものづくりっていうところは、
もう死ぬほど仕事はありますね。
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なんかNASAとかでもありそうじゃないですか。
確かにNASAでもありそう。
全然あります。
NASAとかいますよね、きっと。
し、結局これ、僕めっちゃ化学嫌いとか言ってたんですけど、
最終的に研究でめっちゃ使わなきゃいけないっていう状況に追い込まれるぐらい、
やっぱり化学食い込んでくるんで。
僕の場合だと、星から来た光を波長ごとに分けるスペクトルっていうのを見たりするんですけど、
それの星の中にどんな元素含まれているかで、
その波長ごとに分けた時の光のあれが違うんですよ。
で、それを見るとこの星にはどれぐらいの水素があるとか、
例えば、っていうのが分かったりする。
で、そういうところの話がいきなり宇宙の研究を始めたら、
そこまで勉強しなきゃいけなくなって、
結局化学かみたいな。
いや、つきまとってきますよね、化学。
つきまとってきます。
でも、最初におっしゃってたみたいに、
結局何でも化学じゃねっていうのが、たぶん真理だと思うんですよ。
すごい、いいこと。
宇宙の研究も結局は人間どっから来たかみたいな、最終的な。
すごい極論言ったらそこで、太陽系どうやってできた、
地球どうやってできたとかっていう歴史諸々を探るのって、
大元をたどれば原子レベルの話とかになってくる。
しかも、実際に小惑星とかのものを持って帰ってきたら、
そこにどんな化合物が入っているかで、歴史をひも解くっていうところになってきたりするんで。
結果、どの分野行っても最終的に、
僕たちには見ることができない、そのちっちゃな粒レベルの話をするわけじゃないですか。
そうなんです。何につけてもそこにいるんで、下地は。
そうなんですよね。
物理の人にはソリューションとかもあるぞ、みたいなマウントを取られるというか、あれだったりはするんですけど。
基本でも化学が結構根底にあることは多いですね。
そうなんですよ。だから逃げたつもりだったんですけど、
最終的に合流してるんで、僕も。
やっぱりどの分野にも。
化学のめっちゃミクロなものと宇宙がつながるのって、結構熱いなと個人的に思って、
原子の話とかもそうですし、
たまにあったりするのが、生物と宇宙とかもつながったりするんですよね、化学経由。
あー、なるほど。
14:51

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