小惑星の発見数
地球近傍にある小惑星の発見数がなんと4万件を突破したというようなところで、地球にぶつかるかもしれない天体、これが地球近傍小惑星です。
ここ3年で1万個も見つかるようになって、今合計数が4万にも上る状態になりました。
一体なぜ今これだけの数値になっているのか、僕たちは本当に安全なのか、この辺りについてお話ししていきたいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください。
はい、ということで、まあ音質を聞いてわかる通り今日はスマホでの収録となっております。
改めまして始まりました、佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
いやー、今日もあれになってしまいましたね、スマホでの収録になってしまいましたが、
まあまあまあ更新をすることに意義があると毎日言い続けてやっております。
ということで今日のエピソードが1876話目ですね。
先週、本を出版させてもらって、宇宙話書籍第2弾ですね。
稼げる仕組みが1時間でわかる宇宙ビジネス超入門ということで、
いろんな方に手に取ってもらえている非常に嬉しい状況なんですけど、
昨日ね、昨日実は京都に出張に行っていて、
京都の本屋さんを3軒ぐらいですかね、回らせていただきました。
なので京都駅前のとか市場とか、その辺りにある大きい本屋さんには置いてありますので、
特に大垣書店さんですね。
ぜひぜひ京都在住の方はチェックしてみてください。
今回PHP研究所で本を出させていただいた形になっていて、
PHPが京都の会社なんですよね、本社があってみたいなところで、
お膝元なので出張で行った、帰り仕事終わった後にちょっと何軒か回らせてもらってみたいなことをしてましたね。
そしたら京都の街でコテンラジオの編集とか制作をやっていたり、
いろんな有名ポッドキャスト作ってるですね、
ふうびの直屋くんとたまたまバッタリ会って、
しかも京都駅から2ブロックぐらい離れたところの交差点でいきなり後ろから声かけられて、
それで、よっ!みたいな。
京都でご飯だけ食べて、それで直屋くんは用があるんでそのまま帰るみたいな感じで帰っていきましたけど、
そうなんですよね、そんなポッドキャストをやってる人に京都で会うっていう何とも不思議な体験をしてきました。
そんな感じで京都出張はなかなか楽しい時間を過ごせたかなと思ってます。
近いうち他の愛知の方とか行ける時間がありそうなので、ちょっとお邪魔しようかななんていうふうにも思っております。
そのあたりにお住まいの方楽しみにしておいてください。
はい、そんな感じで本題に行きましょうか。
技術の進歩と観測
とはいっても今日は結構サクッとお話できる内容になってきてるかなと思います。
地球近傍にある小惑星、これですね。地球に衝突する可能性を潜在的に秘めている天体。
これが発見数がなんと4万件に突破したというようなニュースが出てきました。
4万件ってすごいですね。そんなにあるんだっていう。
でも確かに最近こういう天体発見数が増えてるなと思っていて。
その理由というかその前に天体の詳細を話していきましょうか。
地球近傍天体、これニアアースオブジェクトっていう非常にシンプルなネーミングがついてるんですけど、
この天体ですね、簡単に言えば地球に近い距離で光転していて、
将来的に衝突する可能性があるかもみたいな天体ですね、になってるんですよ。
だから最近、例えば去年とかですかね、地球への衝突確率が0.何%まですごい上がってるみたいな表現をされた天体とかもまさにこれの一つです。
だから地球の周りにはその宇宙って全然何もないみたいな雰囲気あるけど、全然そんなことなくて、周りにたくさん天体ってぐるぐるぐるぐる回ってるんですよね。
で、まあそういう天体が増えたのか。
これ3年で1万個発見数が増えてるんで、
地球ってどんどんどんどんいろんなものに覆われちゃってるんじゃないの?なんていう風に思ってませんか?
ここ間違えちゃいけないですよ。
ここ3年でこれだけ発見数が増えたのは単純に観測技術が上がってきたからですね。
コンピューターの進歩、観測能力、細かく見えるとかの進歩、
ここらへんがどんどん進化していって、21世紀初頭はわずか1000個だった。
2013年で1万個、2019年でそこから6年で2万個になってたんです。
で、そこから3年でさらに1万増えて3万個。
そしてそこから2年半でなんと4万個ということで、
どんどんどんどん期間が短くなりながら1万個ずつ増えていっているというような感じです。
これはそのやっぱり技術力の発展ですね。
によってもたらされたものなので、
だから例えば地球の外から来た宇宙船かもしれないなんて言っている、
後世観天体ってあったじゃないですか。
オームアムアとかスリーアイアトラスとかね、最近で有名だったのは。
で、このスリーアイアトラスとかそういった天体もここ2年3年5年くらいかで3つ見つかった。
で、スリーアイアトラスその2ヶ月前とかに史上3つ目のとかって言ってるけど、
これはもう観測網、その監視網がしっかりしてきたから見つかるようになったっていうので、
今のタイミングで地球が攻め込まれてるなんていうふうな解釈をするのはちょっと乱暴なんですよね。
これやっぱデータが誤った方向に人を導いてしまう事例になるし、
逆になんか陰謀論とか都市伝説みたいなとこにはちょっと使いやすいですよね。
だってほら、もう宇宙からの攻撃始まってるよ。
今だってこれ、これまで見つかってなかった星たくさん見つかってるんだから地球の周りにみたいな。
そりゃあそうみたいなことなんですよね。
だからそういうのには宇宙話聞いてる。
あなたは騙されないでほしいと思って結構繰り返しこういう話をしますね。
安全性と未来の研究
で、そんな中で地球近傍の小惑星がたくさんあるって言ったところで、
基本的にその大半は危険性はないです。
100年以内に衝突する可能性がゼロとは言えないですけど、
全体の5%ほどがその確率を持っていて、
約1900個ですよね。
で、その大半が1%未満の衝突確率なので、
まあまあまあそんなに気にすることはないでしょうというような感じです。
っていうところで、発見されてきてじゃあこれどういう風に今後展開していくのかみたいなところで言うと、
まあ変わらずどんどん見つかっているでしょうね。
まだ全体の30%ぐらいしか見つかってないんじゃないかみたいな言われています。
なのでこれらがどんどんどんどん見つかってきて、
じゃあ太陽系って本当に僕たちにとって安全な場所なのか、
文明を破壊するような衝突が起き得るのかみたいなところですね。
ここはかなり重要なポイントになってきます。
で、じゃあ衝突しそうな天体が見えてきたらどうするのかっていうと、
例えばNASAのDARTって言われるリアルアルマゲドン計画とかありましたね。
ああいうので軌道をずらして何とか地球への衝突を避ける、
なんていう解決策も考えられますし、
あとはまあそもそも小惑星いっぱい見つかっているってことは、
いろんな研究ができるってことですよね。
ハヤブサ、ハヤブサ2とか、オシリスレックスとか、
そういったミッションたちが小惑星に行ってるんだから、
行く先がたくさんあるってことはそれだけ嬉しいこともある。
太陽系の歴史、僕たちはまだまだ全然こう解明することができてません。
その解明できてない謎っていうのを解明できる可能性があるのが、
まさにこの小惑星探査でもあるので、
まあ良い面と悪い面、両方心配しつつワクワクしつつ、
みたいなことができるんで、面白いのかなと思ってます。
はい、ということでそんな感じで、じゃあ今日は以上にしていきましょうか。
今回覚えておいてほしいのは、
小惑星、地球近傍の小惑星が4万個突破した。
けどまあその発見数は技術の発展によるものだから、
そこまで心配することはない。
けどまあ、ここから注目した方が面白いよねみたいな、
そんなふわっとした感じで覚えておいてくれたらいいかなと思っております。
はい、そんな感じでじゃあ今日は以上にしていきましょう。
今回の記事はね、今回の内容は、
そらえっていう宇宙ポータルサイトに掲載されていた内容で、
僕はすごい面白いなと思ったんで、紹介させていただきました。
ぜひぜひオリジナル記事もチェックしてみてください。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。