1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 546. 500光年先の木星の赤ちゃん
2022-04-05 13:32

546. 500光年先の木星の赤ちゃん

太陽系の惑星の生まれ方が、宇宙全てを物語っているわけではない!

500光年先に発見された木星の赤ちゃんによって、今まで幻かと思われていた説が立証された!!


ソース

https://subarutelescope.org/jp/results/2022/04/04/3038.html


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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
早速今日の本題です。今日の本題は、私たちがいるこの太陽系の惑星、これとは全く違う出来方をしたであろうと言われるような、そんな生まれたばかりの惑星のお話をしていきたいと思っております。
で、今回紹介するのは、日本とアメリカの共同研究によって明らかになった、結構本当に最先端の、そしてインパクトの強い研究なんですね。
で、しかもこれって本日4月5日ですが、4月4日付けのネイチャーアストロノミーという雑誌、これ、県にあるネイチャーっていう雑誌の兄弟雑誌みたいなものなんですが、そこに掲載されたような非常にインパクトのある、世界中で見てもインパクトのある研究という風になっているので、この辺りですね、ご紹介していきながら、
最近太陽系以外の惑星5000個見つかりました、なんていう話出てきましたけど、これからの宇宙全体の惑星っていうものがどうやってできてくるのか、そんなところをですね、今日はPodcastを聞いてくださっている皆さんと一緒に理解していけたらなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いいただけたらと思います。よろしくお願いいたします。
はい、ということでですね、毎日恒例の近況報告をさせていただこうかなと思うんですが、ちょっとですね、なんかPodcastをやっているメリットじゃないですけど、なんかやっててよかったなって思うことがあったので、ちょっと紹介させていただきたいなと思っています。
これ聞いている方の中にもPodcastをやっている方、ないしはやってみたいと思っている方いるかと思うので、そういう方の少し参考になればなというふうに思っていたりもしますね。で、僕のPodcastはこれ1年半ぐらい毎日更新していて、運良くいろんな方に聞いていただけているおかげでですね、Spotifyの独占配信みたいなところにたどり着いているわけなんですが、
なんか僕はこのPodcast自体が伸びたのもすごい嬉しいなと思いつつ、僕のPodcast以外、というより仕事以外で関わるような人たちとの会話のバリエーションがものすごい増えているのがPodcastのおかげだなと思っています。
どういうことかというと、僕毎日Podcastで宇宙関連の天文もそうだし、宇宙ビジネスの話とかも結構取り上げているんですよね、いろんな幅広く。それのおかげで、例えば個人で仕事をしているときに初めて会った方、そして下調べをする時間もなくいきなり会ったら、その会社が宇宙関連のことをやっているみたいなタイミングって最近は結構多いんですよ。
いろんな会社が宇宙に対して意識を向けているので、そんな中で毎日こうやって少しずつ調査をして、毎日アウトプットをしていることによって脳みその中にすごい蓄積されているっぽいんですよね。そういった喋った内容だったりとか、見かけた情報っていうのが。
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なので、例えば宇宙に取り組んでいる会社の人とパッて会ったら、「あ、○○やってましたよね?」とか、似たようなとこだったら、「こういうのやってますよね?」っていうので、一気に宇宙の話題を10倍ぐらいガーッて広げられるっていうような経験が多くて、それだけでもポッドキャストやってるのってすごい重要だなと思ったんですよ。
で、これってYouTubeだとなかなか難しくて、なんでかっていうと、YouTubeって動画をどう見せるかみたいなところの構成がめっちゃ重要だったり、編集重要だったりするじゃないですか。
けど、僕のこのポッドキャストの立て付けだと、毎日ひたすら喋る、そしてひたすらインプットするみたいなところになってるんで、入れる知識の量と吐き出す量っていうのが動画を構成する人たちとは何違いの差が出てくると思うんですよね。
なので、そういったところで副産物的にポッドキャスト伸びたらいいけど、自分本位でポッドキャストをめっちゃ極めてみるっていうのも一つ自分によってプラスになるんじゃないかなと思うので、もしポッドキャスト伸び悩んでるとかそういうのあったら、一旦ポッドキャストを伸ばすっていうところ以外の目的っていうのを明確にしてみるとめっちゃ面白いのかなって思ったりします。
とにかく最近僕はいろんな人と話すときに、宇宙関連のトピックというか話題の引き出しがめちゃめちゃ増えたなっていうのが1年半やってぐらいの、1年ぐらいからなんかすごい実感してきた感想になってるので、そういったところもちょっと気にしてみていただけたら面白いかなと思っております。
ということで、ポッドキャストなんかやんねーよって思ってる方には若干退屈な話だったかもしれませんが、僕自身がそうやって普段いろんな話題に触れてるおかげでいろんな話できてるなんていうところだけちょっと触りだけ知っておいてくれたら嬉しいなと思ってこんなお話しさせていただきました。
ということでですね、じゃあ早速本題に入っていきたいと思います。今日の本題は私たちがいるこの太陽系の惑星ができる出来方とは少し異なるものが宇宙全体で見つかってきたというお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは冒頭で話した通り、日本とアメリカの共同研究によって明らかになった、生まれたばかりの惑星に対する観測の研究ですね。観測の研究っていうのはやっぱり非常に大事で、結局宇宙空間で一体何が起こっているのかを実際に望遠鏡で見てその現場で起こっていることを捉えていくっていうような、そんな天文学の捉え方って非常に重要なわけですね。
そんな中で今回は地球から500光年ちょっと、520光年とかだったかな?540光年ぐらいだったかな?にある魚座、魚座にあるABAURって書くんですけど、これは魚座なんですね。
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この魚座方向にある星の周りにできた惑星について今回お話ししていきます。そもそも星っていうのはできたときに原子惑星系円盤と呼ばれる非常に難しい言葉の物質を周りに作るんですけど、星っていうのはまず構成ですね。太陽みたいな。
というのは宇宙空間の塵とかガスとかが集まってきて、一つの塊を作って、中心で核融合が発生したときに一つ構成になるみたいなところなんですよ。すごいざっくり言うと。
で、その重力、そこにものすごく重力が集まるから周りにもまだその星になるために使わなかったガスとか塵とかが残っていて、それが結局中心でできた星の重力に引っ張られ続けているので、星ができたタイミングすぐとかっていうのはまだ太陽みたいな構成の周りに塵とかガスでできた円盤ができるんですね。
これを原子惑星系円盤って言って、この中で細かい塵とかガスとかがあるんで、それらが惑星になっていくっていうような考えられ方がしてるんですね。
で、特に太陽系の惑星っていうのがどうやってできたんだろうっていう一般的な理論としては、その原子惑星系円盤っていう円盤の中でガスとか塵とかっていう、これも惑星の材料になるんですけど、この材料っていうのがたくさん豊富にある状態になってます。
なので、そこで小さな微惑星と呼ばれるものができて、そのさらに小さい塊同士がくっついていって、一つの惑星を作っていくっていうような、真ん中に構成ができた周りでの残りガスみたいなので、言葉悪いですけど、っていうので惑星ができていくっていうのがステップとしてあるんですね。
しかもこれが結構一般的な惑星の出来方として捉えられていたりしました。
で、今時点でちょっと前にポッドキャストでも話しましたが、太陽系以外の惑星っていうのは今5000個以上見つかっている状況なんですね。
で、その中には木星に近いっていうような、木星に近い惑星っていうのも結構出てきていたりするっていうような状況です。
で、木星っていうのは地球に比べても重力も大きい、そして大きさも大きいっていうようなところで、宇宙空間では結構一般的に見られているものなんですね。
で、そんな中で星ができて、その周りにガスの円盤ができてます。で、その中で惑星ができるっていう中で、今回星ができてからわずか200万年とか数百万年ぐらいしか経っていない状況の円盤の一部で今回木星に似た原子惑星、プロトプラネットって言うんですけど、それが発見されました。
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で、これがしかも中心の星からかなり離れているんですね。で、これ離れたところでできるっていうのは、太陽系の惑星のでき方とは少し違うはずだっていうような理解になって、どういうことかっていうと、どのぐらい離れてるかっていうと、太陽系の一番外側の惑星、今でいうと冥王星かな、冥王星と太陽の距離のそれの何倍か2倍とか3倍とかの距離に
今回観測で新しく木星になりそうな星っていうのが見つかったんですよ。で、これ太陽系と同じような惑星のでき方をするんであれば、もっと星の材料がたくさんあるような内側の部分でできたりするっていうのが定説という感じで考えられてるんですけど、今回はものすごく外側でできたと。
で、この外側でできるっていうところが、じゃあ違うような要因でできてるんじゃないかっていうのがずっと言われてたんですが、今回こうやって離れたところに実際に惑星が見つかったことで、その新しい説っていうのが検証されたというふうに言われています。
で、今回この別の説っていうのが何なのかっていうと、円盤の中で星ができるみたいに一箇所にものがギューッと集まって惑星ができるっていう円盤不安定性のモデルっていうんですかね。ディスクインスタビリティだったかなっていうのがあるんですよ。
で、これは冒頭に星がどうやってできるかっていう話をしたと思うんですね。星っていうのは周りのガスとかチリとかを一箇所にガーッと集めていって、一つの塊を作って恒星になると。
一方で惑星っていうのは一旦微惑星と呼ばれる小さい塊を作って、それらがくっつくことで新しい惑星ができるみたいな、こういった差があったじゃないですか。恒星と惑星の間に。で、今回そういった微惑星、つまり小さい塊を作ってから一個に集まるっていうようなプロセスではなくて、
今回できた場所、星が発生した場所的にはこれ今まであるはずだと言われてた恒星みたいに自身の重力で収縮していって比較的スピード感を持って惑星が形成されるっていうような、そんな円盤上の不安定性によってできる。
そんな惑星が今回観測的に見つかったというのが今回の大きな研究ですね。で、これの発見というのはやはり今までこういう星もあるはずだって言われてたにも関わらず見つかっていなかった。そして今回観測でそれを発見できたっていうインパクトがあるからこそ、
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ネイチャーアストロノミーっていうケンやる雑誌の兄弟雑誌に載るような、そんな研究になったというところですね。しかも今回これを解き明かしたのが日本が持っている、日本がハワイに持っているスバル望遠鏡っていうものすごく高性能の望遠鏡とアメリカが打ち上げたハップル宇宙望遠鏡っていう宇宙のめちゃめちゃ綺麗な写真とかって大体それで撮られてるって言っても過言じゃないぐらいの
そんな観測器があるんですけど、そういった観測器の共同研究みたいな組み合わせたことによって明らかになった研究になっているので、こういう国際協力を経て新たな科学成果がどんどん出てくるっていうのは非常に面白いなというふうに思ったので、今回はご紹介させていただきました。
ということで今回は私たちが住む太陽系とは違う出来方をしている惑星についてご紹介させていただきました。今回の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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