アルマゲドンを現実で実施したNASA。そんなことをする必要があるぐらい隕石ってくる確率高いのかな?たまに報道があるけど、あんなにあるなら本当に落ちてくるのかな?そんな疑問を定量的に解決!
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ソース
https://www.isas.jaxa.jp/topics/003454.html
Credit : NASA
00:02
1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙ばなし。
今回は、地球に隕石が衝突する可能性ってどれぐらいあるのか、
今、天文学者が到達できている、隕石の衝突確率、衝突の危険性っていうのはどういったものなのか、
そういったところをお話ししていく、 地球の危機を救えるかもしれない、そんなお話をしていこうと思っております。
ぜひ最後までお付き合いください。
3、2、1、イギネション、、、 佐々木亮の宇宙ばなし。
2023年8月21日、始まりました、佐々木亮の宇宙ばなし。
このチャンネルでは、1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で博士号を取得した専門家の亮が、毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが1047話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるトピック、気になるタイトル、そのあたりからぜひ聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
前回は結構キャッチーな内容で、月で砂時計ひっくり返したらどうなるんだろうっていう話ですね。
実は、物が流れていく上での重力の依存性みたいなところって、まだ解明されきってないっていうところがあるんで、そこに関するお話をちょっとしていったりとか、
その前とかは、今後ね、僕たち今スマホ使って、そもそもポッドキャスト使ってるスマホって5Gとか4Gとか使ってるけど、
今後6Gっていうのが出てくるときに、その検出する機械を作る上で重要な技術っていうのが宇宙技術から現れてきたみたいな話とかね。
結構なんか身の回りに近い部分だったりとか、宇宙の中でも割と近い話してきました。
まあそのあたりとかもぜひ気になる方は聞いていただけたら嬉しいなと思っていて、
今回も比較的近い宇宙のお話ししていきたいと思います。
今回は、どれだけ危険な小惑星の衝突っていうのが地球にとって起こり得るのか、そんなお話をしていきたいと思います。
隕石が落ちてくるっていうのは、誰しもが想像したことある宇宙からの危機っていうところの一つですよね。
僕はポッドキャストの中で、太陽フレアとかマジで危ないんだよみたいな話とか結構してるんですけど、
それよりももっとみんなが想像する宇宙の危険性っていうところの面で言うと、やっぱり
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隕石衝突っていうのが一番最初に出てくるんじゃないかなと思います。 これって何だろうな、本当に解明されてるわけではないけど、
恐竜の絶滅とかっていうのも、巨大な隕石がーとかっていう話とかもあったりするじゃないですか。
そういった意味でやっぱり僕らの脳みその中では、
何かこう地球に大きい変化をもたらすのはそういう衝突なんじゃないかとかね。 人類が滅亡するんだったらやっぱり外からの脅威によって
滅亡していってしまうんじゃないかみたいな話とかって結構頭の中で出てくる部分あると思うんですよ。
そういったところにつながりそうなお話、そして本当に僕たちにとって隕石っていうのは危険死するべきものなのかっていうところのお話を今回はしていきたいと思います。
まあやっぱりでもしょうがないですよね。そういうのを気にしちゃうっていうのはどうしてもしょうがないことだと思っていて
僕たちはそうだな、このポッドキャスト結構年齢的には僕よりも上の世代の人とかがよく聞いてくださってたりするんですけど、そうするとやっぱり映画のアルマゲドンとか超大作ですよね。
もしかしたら今僕より下の年代とかだとあんま見たことないのかもしれない。 僕は結構金曜ロードショーとか土曜とかそういった時にテレビでやってるのを繰り返し見た記憶があるんですよ。
し、大人になってからも1回ちゃんと見たかなっていうところがあるぐらい、僕にとっても地球滅亡と隕石とかみたいなのはかなり密接に関わっていて、それだけじゃなくてこのポッドキャストでも繰り返しお話ししていた
NASAのDARTって呼ばれるミッションがあったの覚えてますか? DART これ本当に実写版というか
リアルアルマゲドン になっていて
人工衛星を、宇宙船を小惑星に向けて、ある小惑星に向けて飛ばして、で、人工衛星を衝突させることによってその小惑星の軌道を変えると。
別にこれが地球に衝突しそうなものを選んでいるっていうわけではなくて、単純に何の影響もなさそうな小惑星っていうのの軌道を変えてみるっていう実験をしたんですよ。
で、それを成功させることができたのが、最近のNASAの功績の一つとして考えられている部分で、世の中でもアルマゲドンの実写版だというか、現実でアルマゲドンやろうとしている人いるんだみたいな
そんなところで結構盛り上がった部分があったんですよね。まあそういった感じで、結構やっぱ小惑星に対する危機感というか、そういうのはアメリカを中心に結構ずっとあるっていう中で、みんなこれのリアルな数字とか
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そういったところって抑えれてるのかなっていうところが気になっていて、今回はこの話をピックアップしていこうというふうに思っているわけなんですよ。
なんか実際は何年かに1回、結構毎年ぐらいあるのかな、なんか小惑星ニアミスしたみたいな、結構やばいぞみたいなニュース出るじゃないですか、あれって本当にやばいのかなっていうところっていうのを結構気にしなきゃいけないんですよね。
これは一般のその、いわゆるちょっとキャッチーに宇宙の話をしたいなっていう人と、天文学者目線っていうところと、あとはリアルなハザードレベルみたいなところっていうのの違いっていうのを見ていくと、ちょっとリアルな姿が見えてくるかなと思います。
で、これテレビとかニュースとかそういった報道で出てくるやつっていうのは、実はそんなに接近しているなっていうのは言えないぐらいの距離感のものっていうのも含まれているからこそ、なんかこう不安を煽るニュースを作ってしまうんですね。
天文学者が言う、地球に対する小惑星の接近、宇宙の中にある物質の地球への衝突の可能性というか、結構地球の近く通ったなっていうのを言うときっていうのは、大体地球から月までの距離。
大体30万キロぐらいなんですけど、この30万キロぐらい、半径30万キロ以内ぐらいを通過したものがあるときに、天文学者とか宇宙関連の人は、あ、近づいてきたなっていうふうに思うんですよ。
どうですか?月までの距離っていうのは近いと捉えるか遠いと捉えるかっていうのは、こういうなんか訂正的な話がしたいわけではないけど、宇宙のでっかい規模と比べたら比較的近いところを通ってるって言えるんじゃないかなと思うんですね。
で、そんな中で、じゃあそこの、そのぐらいの距離感を通った小惑星ってこれまでどれぐらいあったのかっていうところで言うと、2022年には126回、2023年は今のところ50回ぐらいっていうところで、
そうですね、まあ今の時点で50ぐらいだから、まあ1年間、丸々1年間っていうふうになったときには100前後っていうところの数には到達しそうな気がするっていうところですね。
で、まあそのぐらいの接近っていうのが発生するんだけど、実際はそれよりも遠いところを通ってもメディアとかだと近いとこ通ってきてるよみたいな話をしていくというようなところですね。
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これ結構ちゃんと確率とかも考えられていて、で、だいたいこうなんか表とかにもまとまってるんですよ。で、小惑星4メートルぐらいの大きさ、もうこの4メートルとかってなるともう全然数メートルスケールのものっていうのはちっちゃい部類に入るんですよね。
で、そうすると地球に衝突する可能性があるものっていうのは年に一度来るって言われてます。ただ、このぐらいの大きさのものっていうところは地球に衝突はするものの、地球に衝突すると流れ星だったりっていうような、なんかこう明るく輝いて大気でそのまま消滅してしまうようなものがほとんどで、
もうちょっと大きくなると、これ火球って呼ばれるような大気の中でもズバーっと明るく長く輝くバージョンのものだったりっていうのになるぐらい。そのぐらいなんですよね。4メートルの大きさでそれぐらいになっていると。
で、これじゃあその地球の大きさに対して4メートルのやつが確率的には年に1個ぐらいしかぶつからないってなって、じゃあ地球のもうちょっと外側、表面積を2倍にしたぐらいの大きさっていうところになると、1年に2個ぐらい。
で、さらにそれの2倍ぐらいっていうところになると、まあ4回ぐらいっていうような感じで、表面積がでかくなればなるほどそのぶつかる確率っていうのは上がるんだけど、2倍にしたらちょっと増えるとかその程度なんですよね。
まあこういうぐらいの確率で小惑星っていうのはぶつかってくると。しかもこれ4メートル台ですよ。で、4メートル台っていうのは繰り返しになるけど、地球にとって、そして生命にとって脅威になるような大きさではなかったりするんですよ。
で、じゃあその被害レベルとかっていうのはどうなんだろうみたいな目線で最後見て終わっていこうかなと思うんだけど、これ、まあそもそも地球の表面に落ちてくるとかっていう風になると、結構キロメートルスケール、1キロ以上だったりとかね、っていうような超巨大な岩。
だって1キロの大きさの岩なんか見たことないじゃないですか、地球上で。なかなかないですよね。そのまあ山を岩の塊と唱えるかみたいな、そういう話はあるものの、やっぱそれが球体というか塊になって飛んでくるっていうのは、なかなかこう想像してもすごい規模のものが落ちてくるなっていう感覚なのは何となく伝わるかなと思うんですね。
で、そういった大きさだったりとか、地球にぶつかる頻度とか、そういったところを計算した上で、外から飛んでくる小惑星の危険度合いっていうのを示した、鳥のスケールって呼ばれるものがあります。
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鳥のスケール。これ多分ポッドキャストで初めて話したワードかなと思っていて、もうちょっと詳しく言うと、鳥のインパクトハザードスケールっていうものが実際にNASAとかから定義されていて、これ何かっていうと、小惑星の衝突の危険度を評価するためのレベル指標ですね。
0から10までっていうようなレベルがあって、その0から10までで、0が危険なし、10が大きな天体に衝突するっていうようなレベルになってます。
このレベル間の設定がされている中で、今まで危険性の高いというふうに言われているようなものっていうのがどれぐらいあったか想像してみてください。
これはもう地球に衝突してということになったら、どこかに被害をもたらしてしまうっていうようなレベルのお話についてです。
これ、今までこの鳥のスケールっていうのが作られて、現在までのところ、レベル0からレベル4までのものっていうのは見つかっている。
が、レベル4以上、つまりレベル5以上か、レベル5以上のものっていうのは見つかってないんですよ。
ちなみにレベル4っていうのが、接近している、かなり接近している、天文学者の注目に値するレベルであるっていうのが、これ鳥のスケールのレベル4ですね。
ほんと、レベル4ですらそれぐらいだし、一番下からホワイトゾーン、レベル0がホワイトゾーンで全く問題ない。
レベル1がグリーン、レベル2からレベル4がイエロー、レベル5からレベル7がオレンジ、レベル8からレベル10までがレッドゾーンというような形で、赤みが強くなっていけばいくほど危険なんですけど、
4っていうのはイエローゾーンなので、まだ上にオレンジとレッドがあってぐらいの感じですね。
で、これそのレベル4がさっき言ったみたいに月との半径、月ぐらいまでの間を接近しているっていうようなぐらいの注目度のされ方っていうところになっていて、
で、そこから先がもうかなり危険性の高いレベルになってくると。
これまで、さっき質問させてもらいましたけど、これまでこのレベル5を超えてくるような天体っていうのは実際には近くに来ていないっていうところを考えると、
確率的にもそうだし、そんなに外部からの天体を脅威に感じる必要性っていうのはそこまでないんじゃないかなというようなのが、実際に計算されて定量的に評価された指標って感じですね。
でもそれにしても怖いじゃんって思う人いるかもしれないんですけど、その大きさが1キロを超えるような小惑星っていうのの、この近傍にあるものに関しては95%はすでに発見されているんですよ。
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95%。で、残りの5%っていうのは常に探索され続けている状態で、もしかしたらこれから見つかってくるかもしれないですけど、
新しいものが発見されると、この鳥のスケールにのっとって評価っていうのをしていって、予測するときは脅威を100年先まで分類するっていうところになっていて、
100年以内に地球に対して大きな被害をもたらし得るのかっていうところで0から10のレベルがつく中で、そういうのが迅速につけられるけど、結局は4以上のものっていうのはほとんどないんですよね。
そこだけ頭に入れておくと、なんかこう、下手にね、地球滅亡、隕石説みたいなところを、まるで数十パーセントぐらい確率があるような、結構本気の脅威みたいなね。
日本にとっての地震とか、そういったところに照らし合わせて考えてしまうと、ちょっとおバカな感じになってしまうんじゃないかなっていうのがすでに研究で出ているので、
そういったところを宇宙話のリスナーのみんなには気にしておいてほしいなと思っているとともに、
じゃあこれからもう95パーセントぐらいの小惑星、近いところは見つかっているものの、残りの5パーセントで本当にヤバい小惑星が出てきたっていうふうになったときには、冒頭で話したみたいな、
リアルアルマゲドン、ナナサが頑張って行ったダートっていうミッションが、本当に実施されるかもしれないっていうね。
宇宙船飛ばして、小惑星にぶつけて、軌道を変えて、今まで6だったレベルを3まで落としました。
もう大白紙もんですよね。何十億っていう人工衛星飛ばし、何条件っていうかかる人工衛星飛ばしてでも防ごうっていうところは、これからどんどん活用される可能性もあると。
実際に実験もクリアして成功しているので、これからじゃあどうやって使っていくかみたいなところは検討されると思います。
そういったところで、みんなも今日話したエピソードの数字とかっていうのを裸んだけ持っておいてもらえると面白いんじゃないかなと思って、今回こんな話させていただきました。
実は僕もこういう小惑星っていうのに注目したことがそんなになかったので、もうちょっとあると思ってたんですよね。
だからこそ、今回ちゃんと数字で抑えられたっていうところは、僕的にもかなりプラスで、宇宙話の話し方もこれからどんどん変えていけるな、変わっていくなっていうふうに思えるぐらい、そんな有益な情報だったんじゃないかなと思います。
なので、僕も今勉強して納得したものをポッドキャストでこうやって話せているので、ぜひ皆さんもそこからなんか吸収できるものは吸収していってもらえたら嬉しいなというふうに思っております。
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そんな感じで今回は以上にしていきたいと思います。
ぜひですね、このポッドキャスト毎日毎日更新しておりますので、フォローとかしていただいて毎日チラッと聞いていただけたら嬉しいですし、
もう一つ、隣のデータ分析屋さんっていう、みんなの仕事の方がもしかしたら近いかもしれない、そんなところでの話を、僕の本業もそこ近いのでね、話をしているポッドキャストもあるので、
Amazon、Spotify、Apple、どこでも聞けます。
ぜひそちら聞いていただけたら嬉しいなと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
ということで、ぜひまた明日お会いしましょう。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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