00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題ですが、今日はあの夜空に輝く綺麗なオーロラ、 オーロラがなんと、オゾン層破壊をしてしまうというような、そんなお話をしていきたいと思っております。
で、今回紹介するのは普通のオーロラではなくて、なんか明るくなったり暗くなったりっていう、 明滅するオーロラなんですね。
そういったちょっと特殊なオーロラっていうのが実際に発見されていて、それをどうも宇宙空間と地球、それぞれから観測してあげる、測定してあげることによって、
なんと、地球温暖化に重要な役割を担っているオゾン層、これを破壊している、減少させている、そんなお話を今回は最新の研究から見つけてきたので、こちら紹介させていただきたいと思っております。
ぜひ最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。 ということでですね、本題に入る前に毎日恒例の緊急報告を先に挟ませていただきたいんですが、
昨日一昨日とかですね、1周年になりましたっていうお話しして、Apple Podcastのレビューとか結構伸びていただいて本当に嬉しいですってお話しさせていただいたと思うんですけど、
なんとですね、10月19日、昨日の放送終わってお昼過ぎぐらいに、実はもう200レビューを超えるというようなことになっておりました。
いつもコメントくださっている方ありがとうございます。 これ、やっぱりいろんな呼びかけさせていただいて、それを実際にコードに移してくださるっていうのは本当に非常に嬉しくてですね、
やっぱり意外と200個レビューがついている番組ってそこまでないんですよね。 僕の場合は皆さん優しいので、いい評価をつけてくださっているようで、
200個レビューがついているにもかかわらず、平均評価は4というような感じになっているんで、これで新しく見てくださる方も聞いてくださる方も安心して、ちゃんとした番組なんだなぁとして聞いていただけるんじゃないかなと思って、僕の方はかなり安心しております。
で、やっぱり僕は感動したのは、放送で言ったら、やっぱりやってくださっている方が一定数いるっていうのが非常に嬉しくて、なんか今後もこうやって一緒にこういうのを作り上げていきたいですって言ったお話とかさせていただきたいと思いますので、そうしたらぜひですね、ご協力いただけたら嬉しいです。
そんな感じで、ポッドキャスト毎日やりながらも、こういったリスナーの方々とのつながりみたいなので、しっかりやりがいっていうのを見つけれて本当に良かったなと思っております。
03:08
ということで、いつもより短くはなりますが、緊急報告とさせていただいて、早速今日の本題に入っていきたいと思っております。
今日の本題は冒頭にお話しした通り、明るくなったり暗くなったりする、そんな明滅、脈動を繰り返すオーロラですね。
このオーロラが、地球温暖化に影響を及ぼす、オゾン層の破壊まで行っているという、ちょっと怖い、そんなお話をしていきたいと思っております。
簡単に言うと、どうやって測定をしたのか、そもそもオーロラがどうやってできるのかっていう話から入っていかなきゃいけないかなと思っているんですが、
オーロラっていうのは、宇宙空間から飛んでくるものすごくエネルギーの高い、電子って呼ばれる粒ですね。
宇宙空間にある粒みたいなのが飛んできて、それが地球の大気とか、地球をぐるっと守っている地場ですね。
コンパスとかを使った時に、なぜ針が北を向くのかっていうと、実は地球っていうのはでっかい磁石みたいになっていて、それのおかげで北の方向がわかる、なんていう情報があったりするんですが、
あれって実はものすごく強い磁石みたいな状況で、宇宙空間の周囲の環境にも影響を及ぼしているんですね。地球の磁場っていうのを。
それと、電子と呼ばれる宇宙空間から飛んでくる小さい粒がぶつかったりすることによってオーロラの材料ができる。
それが地上に降り注ぐことによってオーロラが発生するっていう、そんな仕組みになってるんですよね、ざっくり言うと。
この宇宙空間から飛んでくる小さな粒、電子っていうのはものすごくエネルギーを持っていて、温度換算すると本当に一個一個が数千万度とかになるようなものすごいエネルギー。
数千万度のボールとか投げられてみてください。本当にそのぐらいの勢いのエネルギーがあるっていう状況になってます。
普段オーロラっていうのはだいたい上空100kmとか、そういったところで輝いているものなんですね。
なので基本的には普通のオーロラっていうのはそういった高いところで発生するものの、なんと今回ですね、
特殊な粒が飛んでくる、宇宙から飛んでくるとキラキラしているオーロラではなくて、明るくなったり暗くなったりするような明滅する脈動オーロラと呼ばれるものを作ったりするんですね。
06:00
実はこの脈動するオーロラっていうのは非常に特殊なものだっていうことが今回わかったんですよ。
どういう意味で特殊かっていうと、2つあって、まず1つは単純にできる高さが違うっていうお話ですね。
高さがどれぐらい違うかっていうと、普通のオーロラが地上からの高さ、だいたい100kmのところっていう上空でキラキラと輝く現象になってるんですが、
この光ったり消えたりするような明滅する脈動オーロラと呼ばれるものは、だいたい上空の60kmとかっていうような非常に低い位置で発生するのが今回のオーロラなんですね。
そんなオーロラを発生するタイミングから、まず宇宙空間から観測してあげる。
宇宙空間から観測することによって、突入してくるオーロラの材料となるような電子と呼ばれるものがどうやって飛んできているのか、どういうものが飛んできているのかっていったところを明らかにすることができたっていうのがまず1つ。
逆に地上から観測することによって何がわかるかっていうと、まずどのぐらいの高さまで来ているかっていうのが明らかになる。
つまりオーロラが発生する位置が明らかになるっていったところで、地上と宇宙空間のデータそれぞれを合わせることによって、そういった普通よりも低い位置でできる特殊なオーロラのメカニズムを解明しつつあるというようなところが今回の研究で明らかになったんですね。
そういった実際の観測結果から、逆にそういった結果を元にして数値シミュレーション、パソコン上で逆にオーロラを作ることができるのかなんていう取り組みもありまして、今回はそういったシミュレーションを実際に行うことができたんですね。
結構精度の良いデータが取れたので。
で、そういうふうにやっていってみると、なんと今回ですね、この60キロっていう非常に低いところで発生するオーロラに関しては、その飛んでくる電子の粒、これがものすごい力を持っていて、この力がなかなか有り余っている状態のせいで、
地球温暖化に非常に重要な役割を担うオゾン層の破壊っていうのを起こしているんじゃないかというのが計算結果から明らかになったんですね。
そうすると、しかもこれがオゾン層どれぐらい少なくしているかっていうと、なんと10%、普段の1割引きぐらいの感じでオゾン層っていうのがなくなってしまうと。
地球温暖化でいろいろ排気ガス規制しましょうとか、地上からいろいろできることやりましょうっていう話あるものの、結局は宇宙空間から飛んでくる超エネルギーの高い粒には勝てないね。
09:06
それがあるせいで、一気にその瞬間的にオゾン層が10%もグッと下がってしまう。
これがあることで、オゾン層があることで私たちっていうのは宇宙空間から実はかなり守られていて、オゾン層っていうのは太陽の光っていうのをまずある種フィルターをかけて少し弱くしてくれてるなんていう性質も持っていたりするんですね。
他にもいろいろ気候変動に対する効果っていうのは持っているものの、一つはそれがある。
つまりそのオゾン層がどんどん減っていってしまうと、単純に私たちに降り注いでくる太陽の光の量が増えていってしまうというような、そんな現象を引き起こしたりもするので、
そういったところでやっぱり地上にいる私たちも単純な上空の大気のお話として捉えるのではなくて、気候変動、ないしは私たちのこの健康を害する可能性があるというところで、オーロラを少し斜めから見てみるのも面白いんじゃないかなと思っております。
ということで今回は、地上と宇宙の両方の観測で明らかになった明るくなったり暗くなったりする明滅オーロラ、こちらがなんとオゾン層を破壊する可能性が非常に高いというような、そういう研究結果を紹介させていただきました。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになってますので、じゃんじゃんつぶやいていただけたら嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。さようなら。