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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは1日10分、10時間をテーマに、毎日誰でも最新の宇宙が学べる話題を、ドクター佐々木がお届けしております。
ということで、早速今日の本題ですが、今日は太陽系で最も古い火山の出来た跡の岩、これが発見されたというお話をさせていただきたいと思っております。
こちらですね、今年の3月とか4月とかに出た研究なので、若干時期は古いものの、この最近ですね、昨日は木星に落ちた隕石の話をしてみたりとか、
あとはそれの前は月面にある溶岩が固まった岩の話をしたりとかで、なんか僕の中で火山によってできた岩みたいなのが、太陽系の中でどうなっているのかっていう興味がすごい強くて、
なので今回はちょっとそこらへんを調べたときに出てきた、なんか新たな結果というか、いうのを報告していきたいと思っております。
天文学の研究なんて正直半年以内なんてすごい新しいものだなと僕は思っていますし、そもそも2年3年経ったらその論文の賞味期限が切れるなんていうことは基本的にはないわけですよね。
例えば10っていう数字が出たときに、これ10っぽいけど、5差っていう言葉があって、8かもしれないし12かもしれないしみたいな2ぐらいの幅があっても、あるっていう結果が出たときに時期が経って5年10年経って技術が増して10っていう数字で求められてたものが実は9から11の範囲ですみたいな、
そういう改善はあるものの、一気に結果が間違っているなんていう話って実はあんまり出ないので、そういった意味でも少し前の論文っていうのを紹介するのも面白いのかなと思って、今回はその隕石について紹介していきたいと思います。
今回のはアルジェリアで見つかった隕石のお話です。
それでは今日もよろしくお願いいたします。
ということでですね、本題に入る前に毎日恒例の近況報告を挟ませていただこうかなと思うんですが、毎日配信スタートして今2年目突入しましたっていうお話させていただいたと思うんですけど、
この1周年のタイミングで結構いろんな番組にゲスト呼んでいただいてですね、昨日も夜別の番組のゲストに出てきましたというところで、
なんかなかなか1年間やったことで、一気に環境が変わるみたいなタイミングを迎えれて、これはこれで今すごい面白い音声配信の波を受けているなという感じをしております。
で、ちょうど○○1年配信の時に、配信の中でApple Podcastのレビューとか書いていただいたらすごい嬉しいですみたいなお話、後半でさせていただいたと思うんですけど、
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それのおかげで、本当に10件とか新たに書き加えてくださる方がいて、本当に嬉しいなと思っております。ありがとうございます。
で、それのおかげでですね、現在Apple Podcastのレビュー数が198件というところで、あと2件で200になるので、もしまだ書いていない方いらっしゃいましたらですね、ぜひ書いていただけたら嬉しいなと思います。
で、これはTwitterとかだと、一つ一つのエピソードで感想をいただける感じにはなるんですけど、このApple Podcastの場合だと、レビューの欄のコメントっていうのはどちらかというと総評みたいな、例えば僕の場合だったら今380話ぐらい放送してるんですけど、
それ全体でこんな感じですね、みたいなっていうコメントをたくさんいただけるので、なんかちょっと角度の違うお話が聞けてすごい嬉しいなというふうに思ってます。
なので、Twitterみたいなコミュニケーションツールみたいにはならないものの、皆さんに入れていただけるレビューだったりとかが、結構また新しいリスナーの方を呼んでくれたりするので、もしご協力いただける方は書いていただけたら嬉しいなと思います。
200件いったらやっぱなんかちょっと大台に乗った感じがするので、嬉しいなというところですね。
はい、そんな感じで2年目も引き続き頑張っていこうかなと思っているので、応援よろしくお願いいたします。
ということでですね、まあじゃあ余談短めにしておいて、今日の本題入っていきたいと思います。
今日の本題は、太陽系で最も古い岩が見つかったんじゃないかというお話をさせていただきたいと思っております。
これですね、どういうふうに見つけたかっていうと、簡単に言えば地球に落ちてきた隕石ですね。
この隕石を調べたところ、どうもこんなに古いものっていうのは見つかったことないんじゃないかというような、そんな研究結果が出ていたので、
こういった結局は隕石とかも太陽系の歴史を探るみたいな、そういう視点で見られることが多いので、
そういったところで一番古い情報が得られたっていうのはかなり面白い結果かなと思っておりますので、ぜひ最後まで楽しんでいただければと思います。
今回、研究の対象とされたのはアルジェリアで発見された隕石ですね。
この隕石なんですけど、アルジェリアにバーンと落ちてきましたと。
落ちてきたら基本的には、それで研究チームがサンプルとして採取して、じゃあどういうことをするかっていうと、その中にどういう物質が含まれているのか。
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そして火山岩、基本的には隕石ってもともと小さい惑星だったりとか、そういったものが多いんですね。
で、小さい惑星とかだった場合ってどうなるかっていうと、小さい惑星作るって結局は太陽系ができた、
すごい最初の方、45億年、46億年前ぐらいまで遡らなければいけなくて、
最初、太陽ができた時っていうのは、この何日かでも話している通り、周りに星を作るための塵とかガスとか、
そういったガスみたいなのがすごいウヨウヨしてるんですよね。
で、なんでこういうガスとかがウヨウヨしてるのかというと、これはもともと星を作るためにそれらが必要で、
宇宙空間に、実は真空で何もないっていうわけではなくて、塵だったりとか、あとガスだったりとかっていうのが結構いろんなところにあるんですね。
で、その塵とかガスがたまたま固まった領域、そこで、例えば塵とかガスが10個集まって、小っちゃい塊ができましたと、
そうなったら、その塊が次、自分の重力を持ち始めて、周りの1個、2個、3個、そうすると5個、6個、7個っていうような感じでガスをどんどん集めていって、
最終的にものすごく大きい星っていうのを作り上げるというのが、太陽みたいな星ができる過程なんですね。
で、そうなったときに、周りのものをすべて回収してから、よし、星になろうっていう感じではなくて、
どちらかというと、気づいたら星になっていたみたいなイメージで、いろんな周りのものをたくさんかき集めていったら、
ある一定の重さになったときに、中で核融合が起きて、星がバンと星となるみたいな、内側からエネルギーが作られるようになるっていうのがタイミングなので、
星ができ始めたタイミングには、その太陽を作るために必要だったガスとか塵とかっていうのが、まだ使われてないものが太陽の周りにたくさんあるんですね。
そうするとどうなるかっていうと、そのまた余ったガスとか塵とかがくっついて、小さい塊を作っていく。
これが、いわゆる小惑星とか微惑星って言われるものだったり、原子惑星。原子って原子人の原子ですね。原子惑星っていうような風に呼ばれたりします。
なので、結局は星を作る材料の残りカスみたいなのができたのが、地球だったり、火星だったりとかっていうような惑星になるんですよ。
最初、こういう地球とか火星とかになる前の、なる直前の惑星、その小さい微惑星って呼ばれるものだったり、原子惑星って呼ばれるものは、
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ある程度自分でも重みを持っているんで、その中で溶岩ができるんですね。火山活動が一部見られることがよくあるというのが、その小さい星の特徴になっていて、
火山活動ができるってことは、その使っている結局一つの塊になった中で、岩とかがドロドロに溶かされるっていうことなんですよね。
高温になって。で、そうなるとどうなるかっていうと、中でたくさんドロドロのものを作って、で、周り宇宙何もないので、だんだん冷却されていくわけですよ。その微惑星っていうのを。
自分でわざわざ溶岩で溶かしたのにまた冷えていく。そうなると、じゃあ実際に冷えた後どうなるかっていうと、
まあ富士山の岩とか、そこら辺の山の石見てもらえばわかるかと思うんですが、なんか軽い火山岩って呼ばれるような石になったりするんですね。
つまり溶けた溶岩が固まった岩になるのが結局は隕石だったりするわけです。
で、その小さい惑星とかがさらにボコボコ衝突、お互い衝突したりして小さくなったものっていうのが、
宇宙空間に漂っているので、隕石として地球の上に落ちてきたり、あとは昨日とか話した木星に隕石が落ちたりとか、そういったところのお話ができるようになってくるというようなイメージなんですね。
まあこうやって隕石の話をするまででかなり時間を使ってしまったわけなんですけど、この溶岩が溶けて、また熱を放射して固まったタイミング、
で、この固まったタイミングから実はもうその石って岩、その岩っていうのはもう状態を変えることはないんですね。
どういうことかっていうと、まあもう溶岩を作るような、まあそんな熱を持っているわけでもないですし、で、どんどん大きくなるわけでもないので、
で、近くにある微惑星とか原子惑星とかって呼ばれるものと衝突して粉々になると、小さいその溶岩が固まった当時の情報がそのまま詰まった状態で、例えば地球に落ちてくる隕石とかになるわけですね。
なので、隕石の研究をするっていうのは、結局はその太陽系ができて小さい惑星が作られたときに固まった、溶岩がどろどろに溶けて固まった当時の情報っていうのがそのまま詰まっているのが隕石研究の面白いところなんですよ。
なので、岩の様子を整理してみたときに、どの時期で、どのぐらいのタイミングで固まった岩なのかっていうのを調査してあげることによって、その岩の年齢だったりとか、で、その岩の年齢が分かれば、溶岩が固まった当時の太陽系全体でどういうものがあったのかなんていう、そんな歴史的なお話もできてくるというような面白さがあるんですね。
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で、今回、アルジェリアに落ちた隕石っていうのを解析してあげた結果ですね。
なんと、45億6500万年前、これって太陽系ができてほんとすぐで、太陽系ができたと言われているところから、なんと225.5万年後、つまりだいたい230万年後の岩だっていうことが分かったんですよね。
つまり、この時って本当に地球とか火星とかができてるかできてないかっていうようなタイミングなので、そういった感じで太陽系の中で、今、最も歴史上古い岩っていうのがそこで発見されたっていうのが今回の研究結果なんですね。
なので、こういう岩っていうのを調査していくことで、太陽系がどうやってできたのか。で、太陽系どうやってできたかが分かると、地球っていう存在が宇宙の中で特殊なものなのかとか、あとは火星とか木星とか、そういったバランスがあるからこそ地球っていうのがあるだったりとか、そういったところの歴史っていうのがだんだん紐解かれていく、非常に面白い研究結果になっています。
ただですね、今回見つかった隕石のような物質って、今までほとんど見つかってこなかったので、これまた木星のサンプル数が少ないっていうのと一緒で、これからどんどんこういう隕石が見つかってきたときに、太陽系の歴史ってこうだったんじゃないかっていう話がどんどん繰り広げられていく、面白いお話になってるので、興味がある方はぜひ隕石のお話とかは少し、
ただの天体現象とか、そういう意味合いだけじゃなくて、実は私たちの歴史、ないしは太陽系の歴史っていうのを調査するための非常に重要なツールなんだというところを覚えていただければと思います。
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