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2023-05-17 20:53

949. 宇宙からのインターネット競争が激化!スマホで勝手に衛星通信?【SpaceX】【Sateliot】

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1日10分、宇宙時間をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、宇宙からインターネットを届ける、しかもこれがスマホで僕たちは無自覚でその恩恵を受けられる、そんなサービス展開がスタートしそうっていうお話をしていきたいと思ってます。
スペースXが手掛けるスターリンクとは一味違うインターネットのお話、だけどこれは宇宙からしかできないユニークなものっていうところで、結構ワクワクする未来待ってるんじゃないかなと思うので、ぜひ楽しんでください。それではどうぞ。
3、2、1、イグネーション。
2023年5月17日始まりました。 ササキ寮の宇宙話。
このチャンネルでは1日10分、宇宙時間をテーマに、天文学で白紙号を取得した専門家の梁が毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが949話目を迎えております。 1日1話完結でお話ししてるので、別にこのエピソードじゃなくても気になるタイトルの方から聞いていただいて、面白いなと思ったら先にフォローしてもらって、最新のやつ聞いてもらったら嬉しいなと思っております。
そんな感じでですね、前回はちょっと惑星のお話ししたんですよね。 太陽が5700度に対して4300度もある惑星、もうなんか星やんみたいな、そんな惑星の話をさせてもらったんですけど、今回はもうちょっと現実味のある話していきます。
現実味のある話何かっていうと、地球上で好きにインターネットが使えるようになる、そのサービスを宇宙から届けるっていうサービスですね。ここのモバイル通信の部分が今激化してきてるっぽいっていう、そういうお話をしていきたいと思っております。
今回のお話は過去のエピソードで言うと、先日楽天の話したの覚えてますか?エピソードで言うと935話目なんですけど、楽天が宇宙から受け取った通信っていうのを直接スマホで使えるような状態にするっていうような、そういうサービスの展開を今実験をどんどん行っているって話しましたよね。
あれのライバル、なんならそっちの会社の方が調子いいんじゃないの?みたいな、そういう話をちょっとしていければっていうところで、今回のテーマは宇宙から直接インターネットを受け取るサービス、ここについてお話ししていこうと思っております。
これどういうことか?なんか直接っていうところを強調したのにはいくつか理由があって、大きく分けると宇宙からのインターネットで言うと2つの軸があるんですよね。
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1つがSpaceXが展開しているようなスターリンクって呼ばれるものだったりとか、あとはワンウェブって呼ばれるサービスがあったりするんですけど、これソフトバンクが手掛けてる方だね。ワンウェブであってるよな?あってるはず。ソフトバンクの人もね、これ聞いてるって言われたからこれ間違えたら怒られちゃうんですよね。
別に何ももらってるわけじゃないんで大丈夫なんですけど。そんな中でそういう会社ってどういうサービスをしようとしてるかっていうと、地上で受信機を受け取って、ワンウェブって違うのかな?
ちょっとSpaceXのスターリンクだけに特化して話をすると、SpaceXのスターリンクは宇宙からの人工衛星の通信をキャッチするアンテナを自分たちで、ユーザーがみんな所有して、そこからインターネットの通信を受け取って、例えば家の中にルーターとか置いておいたらWi-Fi飛ばせるみたいな、そんな感覚で使えるものっていうところですね。
これがスターリンクを目指しているところで、各ユーザーがアンテナを所有しなきゃいけないんですよ。
これイメージ的に言うとBSとか衛星放送みたいな感じで、マンションは最近みんな衛星放送引いてないだろうけど、団地とかでベランダ見るとみんな白いお皿、丸いお皿を空に向けているみたいな、そういう状況見たことあるかなと思うんですよね。
これなんか昨日も話したけど、もしかしたらもう20代前半とかの子は、は?みたいになるかもしれないなと思うとちょっと悲しいんですけど。
そんな感じで、あの実はお皿って、宇宙から衛星から飛んでくるデータっていうのをキャッチするために空を向いていたりするっていう、そういう感じなんですよね。
そんな衛星から通信を受け取るお皿を自分たちでもって、それを飛ばす機械っていうのも足元についていて、それのおかげで、例えば家でWi-Fi使うみたいな形でインターネットが使えると。
そのアンテナを持ち運べば、いろんなところでインターネットを使えるっていうのが、このスターリンクとかっていうところが手がけているような、宇宙からのインターネットを届けるっていうようなサービスの仕方。
もう一つは、その935話目でも話したりしている、そして今回のメインの話にもなるような、宇宙からの通信っていうのを、特に僕たちは受信機を使うことなくスマホで利用できるみたいなサービス。
つまり、イメージ的に言うと、スマホで外でインターネットがつなげるっていう状態と、家でWi-Fiにつないでいるって状態との大きく二分しているようなイメージですね。
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その後者のほう、スマホで宇宙からのインターネットが使えるようになるっていうところが、結構今回は激化してきてる、熱くなってきてる分野だなって思うんですね。
ただ、これってどういうふうにインターネット受信するかっていうと、直接人工衛星に対してスマホが通信しに行くっていうイメージっていうよりは、
今日お話しするのは、結局基地局にインターネットの接続っていうのを渡してあげるみたいなイメージですね。
そういうふうにしてあげたりする。直接スマホで触るっていうところではないはずなんですよね。
パッと見そういう記述もないし、ちょっと調べた感じだと、衛星と地上のIoTのデバイスを接続するっていうふうになるから、
もしかしたら直で行けるような仕様にもなっているのかもしれないですね。
でもちょっと頑張らないといけない気もするんで、
とにかくスマホで外で特に専用の受信機を使わずにインターネットを触れるようになるっていうのがサービスとして展開されていると。
それを一つ進めようとしているのが楽天です。楽天が出資している先の会社でこの事業をどんどん取り組んでいて、
先日宇宙に飛ばした人工衛星を経由して通信を成功させたと。
その時の実験は確か音声通信だったかなと思うんですけど、その実験に成功したっていうニュースが楽天モバイルから出ていたという状況で、
そうすると楽天モバイルって電波が悪いとか繋がりにくいとか、そういった課題があって、
しかもプラスで最初は0円だったところから値段が取られるようになって、みんなちょっとずつ離脱していったみたいなね。
そういった経緯があったりするわけですよ。
僕、前働いていた会社でそういう通信系の仕事っていうところを支援していたあれがあったので、
そうなった時に結構その周りの動きっていうのを生で体感していた感じもあるので、ふむふむと思いながら見てたわけですよ。
そんな中で楽天が自分たちでまさに出資先の会社、海外の会社なんですけど取り組んでいるのが、
宇宙からインターネットを届けると。
これができるようになると通信できないんだけど、みたいなところもなくなるし、
そうするとその課題って一気にひっくり返るから、もしかしたら地球上の全体で電波の波形を握ってくるのが楽天になる可能性があるみたいなところまで話をさせてもらったんですね。
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それに対して競合いるのかなと思って黙々と調べてたわけですよ。
そうしたら一箇所ちょっと面白いニュース出てきたなと思ってこちら紹介しようと思って今日話してるんですけど、
今回はスペインのバルセロナに拠点を置いている宇宙企業、サテリオットっていうような企業ですね。
サテリオット、読み方合ってるかなっていうところになってます。
サテリオットがまず現状どうなってるかっていうと、先日4月にですね、スペースXのロケットに乗せて人工衛星を宇宙に打ち上げたと。
その人工衛星がまさに宇宙からインターネットを届けていくっていうようなサービスになっている。
そういうことになってますね。
昨日予告で話したんですけど、スペースXが新しいグラウンドブレイカーっていうのを打ち上げるらしいって言ったのはちょっと間違いだったんですよね。
申し訳ないです。予告だからさらっとこう記事見てただけだったんであれだったんですけど。
正確にはスペースXが打ち上げた他社の人工衛星の話っていうので今日お届けしていくんですけど、
サテリオットの人工衛星を打ち上げました。
サテリオットはさっきも繰り返しになるんですけど、宇宙からインターネットを地上に届けていく。
しかも末端の端末ですね。スマホだったりとかIoTのデバイスだったりとか、そういったところにインターネットを届けていくっていうようなサービスを展開しようとしているというようなところになってます。
これによって何ができるのかっていうと、ユーザー側は、僕たちですねユーザー側、実は実感あんまりしないらしいんですよ。
何でかっていうと、今後もし普通に例えば日本で衛星の通信も使えるようになります。で、普通に地上局の電波も使えますってなると、
この会社例えばサテリオットっていうのが、俺ら宇宙からいつでも通信できるけどって言って、例えばソフトバンク、KDDIとかと交渉するとするじゃないですか。
で、そうするとソフトバンク、例えば使っていたとして、ソフトバンク使ってたけど、例えばどっかで通信切れそうになったみたいな、電波弱いな、たまにあるじゃないですか。
そんな時に勝手にカチッと人工衛星との通信に切り替わる。ここはしかもシームレスに行われる。シームレスってことは、自分でポチポチ切り替えをしなくても勝手に変わってるっていうことですね。
そういう世界を目指して、今人工衛星を打ち上げ始めたっていうところなんですよ。これによって何ができるかっていうと、やっぱり一個は圏外がなくなるんですよね。
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世界中でこれの切り替えっていうのがシームレスに行えるようになってきたっていうことになると、まさに地上で圏外の場所がなくなって、
どこでもインターネット通信っていうのの恩恵を受けることができるっていうところがすごく重要になってくる。しかもこれが実現に向けて動いているっていうのがすごい面白い部分だなというふうに思ってます。
実際にそれに向けて、今サテリオットがどういう計画で動いているのかっていうところで言うと、今回新しく打ち上げに成功したっていうところに対して、ここから2年間とか3年間とかっていう間で250機の小型の衛星っていうのを打ち上げるみたいなんですね。
やっぱりここでも出てくるのは衛星のコンステレーションと呼ばれる仕組みです。コンステレーションってそのまま英語日本語訳しようとすると星座とかっていうような形で出てくるんですけど、まさにそれと近くて人工衛星同士をある一定の距離感っていうか等間隔とかじゃないですけど本当は配置してあげて、それらが地球の周りをぐるぐるぐるぐる回っている状態。
そうすると、例えば1個の小型衛星だとちっちゃいことしかできないけど、ちっちゃいことを真下にいる人に対してサービスを与えてたら、次250個もぐるぐる回ってるから、そのもう1機が次のやつが来て、前のやつがやってた仕事を引き継いでそのままやってくれる。つまりずっとインターネットが地上に届けられるみたいな形を届けるのがこの衛星コンステレーションって呼ばれるサービスになってます。
これを2年から3年かけて250機打ち上げていくっていうところで、今回SpaceXのロケットに乗せて打ち上げに成功したというニュースが入ってきてるっていう状況ですね。
これがグラウンドブレイカーって呼ばれるような衛星の名前になっていて、衛星の名前自体はサテリオットゼロっていう名前ついてですね。これが250個飛んでいくので、サテリオット250まで行くのかな。
コンステレーション全体でグラウンドブレイカーって呼んでるのかなっていう感じなんですけど、これによって通信のクオリティっていうのが宇宙規模でどんどん良くなっていくっていうのは相当面白い時代が来るなと思うんですよね。
地球上のモバイル接続の85%のギャップを埋めたいっていうような、そういうインタビュー記事とかも出ていて、そうするともうね、道路、鉄道、航空、海上とかいろんなところで通信できるようになるって思うとかなり面白くなってくるかなっていうところになってます。
で、これ、人工衛星どのぐらいの高さ飛んでるのっていうと、先日話したみたいな国際宇宙ステーションと同じぐらいの高さですね。あれって地球の周り90分に一周するんですけど、そのぐらいのペースで回るような軌道で人工衛星投入していくという話になっているっていうところも見受けられてますし、
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あとは、さっき話したみたいにユーザー側は何の切り替えも必要なくサービスが利用できるっていうところになってくると、さっきソフトバンクを例に挙げたけど、世界中どの会社とも組めるんですよね。MNOって呼ばれるようなモバイルネットワークオペレーター。
日本で言うと、KDDI、ソフトバンク、NTT、楽天って感じですね。僕も格安SIM使ってる派なんですけど、格安SIMとかはMVNOって言います。MVNOならMNOのMとNの間にVが入るから、バーチャルが入るんだったっけな。確か。モバイルバーチャルネットワークオペレーターになったと思うんですよ。
これ何かっていうと、MNOの回線を一部借りてサービスを始めるっていうような感じなんですよね。つまり、この会社、サテリオットがサービスとして提携しなきゃいけないのは、MVNOの格安SIMとか末端の会社ではなくて、その会社のインフラを担っているMNOの会社と話をする。
と話を進めなきゃいけないっていうところになっていて、実はこういう会社とも複数交渉に入っているっていう段階みたいなんですよ。
もちろんこれ多分実証実験とかっていうようなところが済んだ上で本契約になったりするのかなと思ったりはするんですけど、
2025年のリアルタイムの通信っていうところに向けて、どんどんこれからMNOの提携先っていうのが増えてきて、みんなの知ってる名前とかが出てくるんじゃないかなと思ってちょっとワクワクしてますね。
これ国内だとどうなんだろうな。なんか性質は違うけど、KDDIはSpaceXと組んじゃってるし、ソフトバンクのワンウェブとかは確かワンウェブとはちょっと別のサービスで、ドローンからの通信みたいなのでスポットスポットでインターネット届けるみたいな話も出てたし、
楽天は自分たちで衛星飛ばして、子会社というか出資先で飛ばして、自分たちで可能にしようとしてるしって思うと、NTTかな。
NTTなんか僕が知らないだけかもしれないですけど、そういうのってガッと出てこないですよね。もちろん関連の企業とかの研究とかの話は出てくるんですけど、もしかしたらそこにアプローチしてくる可能性もなくはないのかなっていうのは個人的な思ってる部分ですね。
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ただこれ、1年後2年後とかにこのエピソード聞いたら、いやもう全然ちげえからみたいな、そもそもあの会社終わったわとかもあるかもしれないし、きつなこと言っちゃいけないですねとかもそうだし、いや、KDDIがそっちも組んだよみたいな話になるかもしれないしっていうところになるかもしれないと思ってるので、
宇宙ビジネスに関してはスピーディーに物事回っていくから、そのあたりは中止していきたいなと思ってます。宇宙話ちゃんと聞いてくれれば、そのあたりもしっかりカバーしていこうと思ってるんで、これからもちょっと目を離さずに楽しんでいただけたら嬉しいなと思っております。
そんな感じで今回は、2023年の4月に初号機の打ち上げに成功したスペイン・バルセロナのサテリオットという会社のサービスについて紹介させていただきました。
スペースXが自分たちとは共謀になりそうであんまりならない会社の打ち上げたっていうところで、インフラモンになりつつやってるのも結構すごいなと思ってるのが個人的な感想でしたね。
同じような感想を抱いた方だったり、なんかこんなまだちょっと夢物語なんじゃないすかみたいな話とかもあるかもしれません。そういう気持ちとかあったらどんどんコメントとしてお寄せいただけたら嬉しいなと思ってます。
ツイッターのハッシュタグ宇宙話、宇宙は漢字で話がひらがなになってますので、ぜひお寄せください。
今回のエピソードも面白いなと思ったらぜひSpotifyのアプリ上でフォロー、そしてフォローボタンの下にある星マーク、こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
次回はですね、これ結構ユニークな実験ですね。しかも日本の実験、宇宙に木持ってったらどうなるの?っていう実験です。
木です。木材。なんでこんなことするんですかっていう話が出てくるかと思うんですけど、
京都大学がなんとこれ、木材、京都大学の周りの企業とかも含めだったかな、木を使った人工衛星っていうのを作ろうとしてるんですよ。
その木を使った人工衛星にどんな素材が使えそうなのかっていうところを、宇宙空間に木を10ヶ月持っていって、その劣化の具合とかを調べてあげた、そんな研究になっていて、かなり面白そうなので、
明日もぜひ楽しみにしておいてください。ということで、今回は以上にしていきたいと思います。
みなさん、一週間、仕事、頑張ってください。さよなら。
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