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Credit:ALE
ソース
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000042372.html
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【1日10分宇宙時間】をテーマに毎日お届けしております、宇宙話。
今回は、人工流れ星を流す会社、【ALE】が開発している人工衛星、
ここの進捗がかなり良さそうっていう、そういうお話していきたいと思います。
宇宙ビジネス、そして僕が白紙号を取りに行くっていうところまでの、モチベーションをくれた会社の一つ。
そして、それにプラスして、最近実はそこにすごく近づけているっていう、
僕的にも熱量がかなりこもってしまうお話になってしまいますが、
人工流れ星っていう、すげぇロマンチックなエンタメのお話、
しっかりと皆さんにも聞いていただきたいなと思っておりますので、ぜひ最後までお付き合いください。
【佐々木亮の宇宙話】
2023年6月11日、始まりました佐々木亮の宇宙話。
このチャンネルでは、1日10分宇宙時間をテーマに、天文学で白紙号を取得した専門家の亮が、
毎日最新の宇宙トピックをお届けしております。
本日でエピソードが974話目を迎えております。
基本的には1話完結でお話ししておりますので、気になるタイトル、気になるトピック、
そのあたり見つけたら、そこから聞いていただけたら嬉しいなと思っております。
ちなみにこう最近というか、ここ2回は結構宇宙の天文っぽいお話が多かったですね。
一番最初にできた星の話だったりとか、死んだ星の周りを回る惑星の話とか、
この死んだ星は太陽っぽい星だったりもするので、結構身近に感じられる部分だったかなと思うんですよね。
その前が無重力のフライドポテトのお話。
ここが全然黄色違うんですけど、そういった感じで話しているので、気になるところからね。
あとは974個もあるので、1個ぐらいは気になるのがあるんじゃないかなと思います。
でですね、面白かったら是非フォローとかしていただけたら嬉しいです。
ということで早速本題に行きたいと思います。
今日の本題は人工流れ星を流す会社エール。
こちらが2025年に人工衛星を流すための開発がかなり進んできている。
そんなお話をしていきたいと思っております。
今回紹介するのは宇宙ビジネスに関するお話ですね。
その中でも人工的に流れ星を流すっていうプロジェクトを進めている会社エール。
この会社の現状をちょっと紹介していきたいと思っております。
プレスリリースが出ていたのでね。
あんまりこのポッドキャストでそういう会社の進捗みたいな話ってそんなに紹介してきてないんですよ。
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なんでかっていうとポッドキャストって結構本当に1年後とかにいきなり聞かれたりとかっていうのがよくあるんですよね。
なので1年後も聞いてなるべく面白いなと思ってたりとか、
1年後に聞いても別に聞けるなっていうような内容を積極的に紹介していくようにしてるんですよ。
ただこのエールっていう会社に関してはちょっと最近僕がいろいろ話したいことがあったなっていうところと、
僕が宇宙ビジネスに興味を持った理由も実はエールっていう会社にあるっていう、
そういう僕の中での特別感というかがあるのでちょっとこれは紹介しておきたいなっていうところと、
単純に人工的に流れ星が流れていくっていうのが楽しみだなっていうところで紹介していきたいと思います。
宇宙に興味持ったらもしかしたら1回は聞いたことあるかもしれないですね、このエールっていう会社。
簡単に言うと本当に人工的に流れ星を流そうとしているっていうそういう会社です。
それを実際に事業として展開しようとしていて、
この流れ星を流すっていう行為がどういうところの事業につながるのかっていうところで言うと大きく2つですね。
1つは宇宙エンターテイメントっていうのを実現する。
これ名前がスカイキャンバスっていうついてるんですけど、スカイキャンバスっていうのはもう簡単に言うと流れ星をエンターテイメントとして流していくと。
これだからスポーツ大会とかね、一時期はオリンピックの開会式に使われるんじゃないかみたいな話もちょっと出てたりするんですけど、
スポーツ大会、音楽イベント、企業プロモーションのイベントだったりとか、いろんなところで。
どっちかっていうと花火に近いのかな、発想としては。
花火がどこかで打ち上がるみたいなところを、どっかの組織とかがここに依頼して事業として流していくみたいな、そういうところですね。
そうすると流れ星ってやっぱり運任せみたいなところあったりとか、
あとは流星群が来てたタイミングでみんなで見に行くけどどうしても天気に左右されちゃうとか。
っていうので、なかなか流れ星を狙って見に行くことって難しかったりするじゃないですか。
そんな中でそれをしっかりとエンタメとして届けていくっていうところが、かなり夢があっていいなっていうところが一つ。
で、もう一つはこれ、人工流れ星を流して、その流した時の素材×光り方だったりとか、そこで取れるデータを基にして大気のデータを観測して、
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そして地球の気候変動メカニズムとかを解明していこうっていうような事業プランっていうこの2つが掲げられてるんですね。
すごいですよね。これだから1個の流れ星を流すっていう行為を、片方はエンタメっていう誰にでも届くような素敵な体験として届けていく。
そしてもう一つがこれ、大気のデータを取ることで地球の環境を科学していく、気候変動のメカニズムを解明していくっていうような、
気象とかそういったところに使えるようなデータとして取得していくっていう感じです。
この2つが一気に叶えられると。で、そうすると流れ星っていうのを地上から大体60キロから80キロぐらいのところで光らす予定なんですね。
このエールが考えている人工流れ星は。で、そこのデータっていうのが実は今までそんな取ることができてなかったと。
で、なんでかっていうと高さが超微妙らしいんですよね。もうざっくり言うと超微妙な高さ。人工衛星を飛ばしてそこを通すには低すぎる。
けどそこのデータを取りに行くために気球とかっていうので、例えば取得しに行こうとすると高すぎる。行きづれえっていう。
そういったところが背景としてあるからなかなか理解が進んでこなかった。
っていうところでじゃあものを投げ込んで、それの反応を見ることで一部解明できる部分ってあるんじゃないのっていうようなイメージですね。
こういったところを行っていくっていうので、まあ社長創業された岡島さんっていう方がいるんですけど、この方が実は天文の博士号を持っていて、
そういう背景があったから、基礎研究って言われる宇宙の研究だったりとか、そういったところに事業的な部分で還元できないかみたいな。
そういうイメージで設計された部分だったりするらしいんですよね。
こんな感じで流れ星っていうので単純にエンタメだけじゃなくて、そういうところもどんどん抑えていくというようなそういう計画があって、
結構宇宙ビジネスの宇宙スタートアップって呼ばれるものの中で言うと、第一世代ぐらいで言われるような、いわゆる日本の宇宙スタートアップができ始めた頃の世代の企業だったりするんですよ。
そこがまさにどんどんどんどん事業として展開していけるようなタイミングが来てるっていうところがかなり面白いなっていうところですね。
そこの会社が実はこれ、今まで1号機とか2号機とかっていう作ってて、今回は3号機っていうののエンジニアリングモデルっていうのを作成することに成功した、完成しましたよっていうプレスリリースが出ていました。
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初号機と2号機っていうのは打ち上げだったりとか、軌道上で運用するっていうところまでは行ったんだけど、うまくいかなかった部分があるんですよね。
そこの改良を進めて3号機っていうのを作って、ここでもう流星群しっかりと流していこうっていうような、そういったところを目指しての3号機。
そしてしかも過去の失敗っていうのが踏まえられた上で、アップデートされた信頼性の高いものが出来上がったと。
でこれ、人工衛星からだいたい流星群1000粒流せるらしいんですよね。
初号機と2号機は400粒ずつだったらしいので、1回で今までの2倍以上を流すことができるっていうところになっていて、
これまでの衛星に比べてちょっと大きくなってるみたいなんですよ。
重さが200キロ。で大きさでいうとだいたい1辺が80センチ、80センチ、130センチみたいな感じですね。
比較的大きいですよね。こういったところを打ち上げていくためのまずエンジニアリングモデルっていうものが出来上がった。
そういったお話でした。でこれ、エンジニアリングモデルって何かっていうと、基本的な設計書とかに基づいて、
機能だったり性能だったりとか、あと環境とかっていったような試験をクリアすることができるような、
そういうのを検証するために使えるようなものっていうのがエンジニアリングモデルっていう風に言われるものなんですよね。
で次の詳細な設計に移行するために設計を固めるような、いわゆるデータを取得するモデルっていうところで、
これが試験にかけられたりするんですよ。でこれがしっかりと完成した後、
エンジニアリングモデルっていう人工衛星のフェーズをクリアすると、そこから実際に打ち上げるためのフライトモデルっていうものを作り上げていくと。
でそれの間にプロトタイプモデルって呼ばれるようなものを作るっていうフェーズもあって、
これはエンジニアリングモデルである程度試験とかっていうのをクリアした上で、
その試験をクリアしたことによって得られたデータから詳細な設計っていうのが作られて、
でまるで打ち上げる実機と同じようなものっていうのがプロトタイプモデル。
でそのプロトタイプモデルっていうのをベースに実際に打ち上げるようなフライトモデルっていうのを作り上げていくっていう、
そういうフェーズにいくんですよね。
人工衛星って打ち上げるためにこういう多分もっと詳細なフェーズとかはあって、
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ただ僕がそこを全部経験したことがあるわけではないので、ちょっと間違ってる部分もしかしたらあるかもしれないですけど、
少なくとも3回この形のものを作らなきゃいけないんですよ。
エンジニアリングモデル、プロトタイプモデル、フライトモデル。
なんか僕、人工衛星打ち上げるぞって言って研究室でいろいろ研究してた時って、
なんとなくイメージだとエンジニアリングモデルからフライトモデルだった気がするんですけど、
なんかJAXAのページ今こう調べながら見ていたりすると、プロトタイプモデルっていうのが間に挟まれるみたいなんですよね。
だから多分3回作んなきゃいけないのかな。
もうなんか人工衛星打ち上げようとして実験してた時は結構前すぎて、
2個作るんだったか3つ作るんだったかっていうのがあんまりピンときてないですけど、
なんか2つあった気がするんだけどな。
そんな感じで、エールが作っているこの人工衛星は今のところエンジニアリングモデルが完成して、
ここからプロトタイプモデル、フライトモデルっていうのを作っていって、
2024年に打ち上げていくことを目標にしていると。
で、2025年には世界初の人工流れ星を実現させていくっていうところが視野に入っているっていうところらしいので、
これからちょっとね、どういう風になっていくのかは楽しみだなというところになっております。
でですね、これ最初に僕が宇宙ビジネスに興味を持った理由が、
このエールっていう会社だっていう話をさせてもらったんですけど、
ポッドキャストでも多分何度か話してるんじゃないかなと思うんですね。
僕、このエールっていう会社を見て、え、宇宙ビジネスってあるんだみたいな。
すごい面白ってなって、2017年か2016年ぐらいの時に、
この会社のオフィスに遊びに行かせてもらったことがあって、
多分ホームページから普通にコンタクトのページで連絡して、
その当時、赤坂の雑居ビルの中にあったんですけど、
そこに行かせてもらって、社長の岡島さんともう一人の方と喋らせてもらって、
その時僕が修士課程、大学出てその後大学院入ってすぐぐらいの時かな、
就職しようかな、どうしようかな、何がいいかなっていうのを考えてる時に、
え、宇宙の会社ってあるんだ、みたいな。
入れてくんないかなと思って。
甘いですよね。今考えたら馬鹿なんじゃないかなって思うんですけど、
それで連絡したら、あ、いいよみたいな、遊びにおいでみたいな感じになっていって、
で、こんなことやろうとしてるんだよねっていう話を、
もう修士課程の学生一人に1時間ぐらい喋ってくれて、
めっちゃいいと思ったんだけど、やっぱお呼びじゃないんですよね。
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だから別に話させてもらったし、けど別にそこに働きに入るみたいな、
そういうことにもならずに、僕はどうしようかなって言って、
例えばこのエールっていう会社に振り向いてもらうみたいなところを考えたら、
これ博士号を取った方が、宇宙の専門家として認めてもらえるんじゃないかなみたいな、
気持ちも実はちょっとあったんですよ。
で、もちろん他にも宇宙系の企業がどんどん出てきてるのも知ってたから、
そこにめちゃめちゃ、なんかその言い方悪いですけど、
いい待遇というか、その人たちが欲しいと思うような人材になるって何なんだろうって思ったら、
これ、宇宙分野の博士号ってあんま持ってる人いないし、
これいいんじゃないかなと思った気持ちも実はちょっとあったんですよね。
で、あとはもちろん研究がめっちゃ面白かったっていうのもあって、
博士号を取りに行くみたいな形になって、
それのおかげでNASAにも行かせてもらって、
で、なんかいろんな研究会の賞とかもちょっともらえたりして、
あの時マジでエール行ってよかったなってずっと思ってたんですよ。
そんな背景があって、だからポッドキャストこれ始めて宇宙ビジネスの話をしたりとか、
あとそれこそ今度僕、メディアパートナーとして参加させてもらうスペースタイドっていう、
アジア最大級の宇宙ビジネスカンファレンスとかがあるんですけど、
そういうとこに興味持ってんのは絶対エールのおかげなんですよね。
っていうところがあった上で、で、そこから月日流れて、
今年か、半年前ぐらい、3月だったっけな、
僕多分ポッドキャストでも話してたんですけど、
リサイ東京、リセントラライズドサイエンスっていうような分野のカンファレンス、
リサイ東京2023っていうのに参加させてもらって、
パネルディスカッションのモデレーターだ、司会ってやつですね。
あれに参加させてもらったんですよ。
で、英語でやるの超緊張するなーみたいな。
30分ぐらい?喋んなきゃいけないみたいな感じで、
15分?30分?忘れちゃったな。
っていうので、なんか超そわそわしてたんですよ。
そうしたら、そこに一緒に登壇するのが、
このエールの会社の社長の岡島さん。
で、だらー、なんかすごい巡り合わせだなーみたいな。
就寝の時に話聞きに行かせてもらって、
そこから一緒のところに登壇できるっていうところに
たどり着けたのは本当に感慨深かったなっていう。
実際にそこで一緒に登壇させてもらう半年前ぐらいに、
去年メディアパートナーで参加したスペースタイドで登壇していたところに
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声かけに行って、そしたら覚えてるよって言ってくれて、
え?めちゃめちゃ前じゃない?みたいな。
覚えてもらってること自体に嬉しさを感じたのがその半年前で、
そしたらその後に一緒に登壇させてもらうみたいなところでやって、
しかもこの間またブロックチェーンの分析の話をしに行ったんですよ。
渋谷でやってるディサインのイベントで。
その時も会場に一緒にいてみたいな感じで、
結構な月日を経て、6年とかかっていうのを経て、
今こうやって色々喋らせてもらってるっていうのがすげー嬉しくて、
そこの中で、そうやって勝手に自分の気持ちが高まってる中で、
エンジニアリングモデルっていうのが完成したっていうプレスリリース出てたので、
これは紹介しなきゃなみたいな。別に頼まれたわけじゃないですよ。
ただそういう僕が宇宙に興味を持ったきっかけの一つというか、
興味を持った上で先に進もうっていうふうに思わせてくれた会社の一つと、
こうやって話したりとかできるっていう状況になったのがちょっと嬉しいなっていうのが個人的にあって、
今日はこんな話させてもらったっていうところです。
プレスリリースの紹介したのと同じぐらいのボリューム使って、
僕の思い出話をただただ話してしまいましたけど、
でもきっとみんなやりたいこととかをやった上で、
それのベースになってるところって絶対あると思うんですよね。
僕だったら、それこそ宇宙兄弟もそうだし、このエールっていう会社もそうだしっていうところで、
そこと一緒にポッドキャスト撮ったりとか、仕事で一緒に登壇できるようになったりとか、
そういったところが実現でき始めてるのは本当に素敵な体験をさせてもらってるなと、
最近なんかすげー恵まれてるなって思うことが多かったりするので、
これからもポッドキャストでそういう話ししていきながらとか、
みんながそういう憧れてたところにちょっと近づけたみたいなエピソードとかね、
教えてくれたらすげー嬉しいなと思っております。
そんな感じでちょっと熱量こもりすぎましたけど、今回のお話は以上にしていきたいと思っております。
簡単に一つコメントをいただいたものを紹介させていただこうかなと思っていたんですけど、
しゃべりすぎたのでまた明日紹介していきたいと思います。
皆さんからのコメント、宇宙に関する質問ガンガン募集しておりますので、紹介させてください。よろしくお願いします。
今回の話も面白いなと思ったら、お手元のSpotifyアプリでフォロー、フォローボタンの下にある星マーク、
こちらからレビューいただけたら嬉しいです。
番組の感想や宇宙に関する質問については、Twitterのハッシュタグ宇宙話し、
またはSpotifyのQ&Aコーナーからジャンジャンお寄せください。
ということで次回はですね、中国が計画している月の周りに打ち上げる望遠鏡、そんなお話していきたいと思います。
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ここは最新の情報っていうのにプラスして、宇宙に望遠鏡を打ち上げるって何なんだろうっていうような、
971話じゃないや、970話で話したような天文学のメリットみたいな話をがっつりしていこうかなと思っておりますので、楽しみにしておいてください。
今回の、あ、以上か。すいません。以上になります。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
21:41
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