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始まりました、佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、チェリーさんの提供でお送りしております。チェリーさんどうもありがとうございます。
こちらのスポンサーワークについては、天文やベースと検索していただければ、オンラインショップでご購入いただけるので、
一番安いのだと一口1000円とかありますので、ぜひ興味ある方は個人スポンサーとして番組を応援していただけると非常に嬉しいです。
ここでスポンサーが付いていただいた内容というか、ご支援いただいた金額についてはですね、
もうポッドキャストで日本一を取るための機材だったり、あとはもうちょっとうまくいってきたら、
そういう取材費なんかに当ててみたりして、よりポッドキャストをパワーアップさせていきたいと、それにすべて使おうと思っておりますので、ぜひよろしくお願いいたします。
ということで、今日の話はですね、今日は1週間前ぐらいにちょっと話題になっていた太陽系に最も近い聖壇、冷や出す聖壇が何者かによって破壊されたというお話をしていきたいと思います。
この生き方だとスターウォーズのデススターじゃないですけど、そういう人為的にやられたみたいな雰囲気になっちゃうかと思うんですけど、そうではなくて、
今まで単純にあると思っていた聖壇っていうのが、聖壇ができてから数億年間の間で何か目に見えないもの、
巨大な別の天体によってその聖壇を貫いて破壊されたみたいな、そんなお話が最新の研究で上がっていたので、ちょっと不思議なお話をしていきたいと思いますので、
宇宙っぽい話、ぜひ最後までお付き合いいただければいいかなと思っております。
ということで、毎日恒例の近況報告、活動報告から先にさせていただきますと、
こういうSNSとかポッドキャストとかの配信やる前は、一番最初SNSというか配信力入れてたのってnoteなんですね。
noteっていうブログサイトみたいなものです。
そこでいろいろ記事めっちゃ書いてて、宇宙に興味持ってる人たくさんいるんだなっていうのを実感して、こういう横展開し始めたっていうところがあるんですね。
その中で一番伸びてるのが実は中ネタではなくて、奨学金の話なんですよ。
この音声配信でも、昔ポッドキャストの50話とかそのぐらいですかね。
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そのときに奨学金の話させてもらったんですね。
簡単に言うと、大学院入ってからの修士博士に関しては、月額で奨学金を借りるようなものについては全部返済免除になっていたり、
他にも給付奨学金だったりとかで、結構研究を真面目にやっていればもらえるお金みたいなのをすごい駆使して、結構本気で研究をして取りに行ってたっていう感じなんですね。
そういうのどうやったら取れるのかっていうのは、学生の頃すごいそういうところにアンテナを張ってたので、結構ノウハウがたまってると。
しかも日本学生支援機構っていう日本で一番大きい奨学金の機関があるんですけど、そこのページがやっぱり奨学金について調べたら一番最初にGoogleで出てくる中で、
大学院奨学金って調べると、そのページの次に僕のノートのページが出るというところで、新学期でより奨学金についての関心がすごい高まってるんだなっていうのをすごい感じたので、
もう一回このタイミングで全部卒業したりして落ち着いたタイミングではあるので、自分なりにまとめあげて、新生活で奨学金について悩んでる人とかの後押しなんかできればいいかなと思ってるんで、
近々そんなYouTubeの動画とかあげようと思ってます。なので概要欄から気になる方はチャンネル登録してもらっていただければなと思います。
次の本題に入っていきましょうか。今日の本題は太陽系に最も近い星団、ヒアダス星団を破壊した何者かというお話をしていきたいと思います。皆さんヒアダス星団ってご存知ですかね。
太陽系の星団というのは、あんまり馴染みのない名前だったと思うんですけど、地球から大体150光年とか離れた太陽、宇宙規模で見たらめちゃめちゃ近所の星団です。
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星団っていうのは、銀河団っていうお話したと思うんですけど、それと同じようなもので団ってつくぐらいですから、集団みたいなもので星団っていうのは星が固まってる領域だと思ってください。
星がいっぱい固まってるもの、これ大体6億年から7億年前ぐらいにできたと言われてます。その一箇所に大体数百個、100個以上の星が同じ位置に固まってると。
こいつ、私たちからほど近いところにいるっていうことは、太陽系と同じように天の川銀河の中に所属している星でもあるわけですね。なので、そのみんなで固まってる状態で天の川銀河の中をぐるぐる回ってると、太陽系と一緒に。
こういう星団っていうのは、結局は同じタイミングでできた双子みたいな状態。100個あるんで100つごみたいな感じではあるんですけど、星ができるときっていうのはガスとか塵とかが密集している領域でそいつらがお互いにくっつき合って大きな塊を作って星ができると。
今回このヒアダス星団っていうのは、6億年とか前ぐらいに同じガスの中から一気に星がバッと生まれて、同じ場所にい続けてる。
同じ雲というか、塵とかガスの中からたくさんの星ができたので、同じ場所にいると。天の川の中をぐるぐる回ってる。そんな状況なわけですよ。
ただ、近くに星がたくさんいるという状況になってくると、お互いの重力で動きが変化したりっていうのは頻繁に起こると。常に起こっている状況なわけです。
プラスしてさっきから言ってるみたいに、その100個とか固まってる星の中だけでなく、銀河自体がそいつらをさらに動かしてる。
つまり中で重力で動かし合ってる。プラスで外からも銀河の重力によって引っ張られるっていうような、すごい結構激動な領域なわけですね。
その星団っていうのは。その星団、そういういろんな力が加わることによって間延びするようになってくる。どんどん引き延ばされていくみたいなイメージなんですけど、
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それが天の川銀河をぐるぐる回ってる進行方向と後ろ方向、それぞれに間延びをする。そんな性質を持ってるわけなんですよ。
ただこれ、同じ場所にいて重力とかっていうのは相互作用。つまり片方が片方にだけ力を与えるんじゃなくて、作用反作用みたいな感じで力をお互いに与えると。
だったりとか、回るときは一定の同じ力が加わってるみたいな感じで、その縦方向、進行方向とその逆方向に間延びする星団の量っていうのは、
同じぐらいの星が同じだけ伸びるようなイメージになるというところが予想されてきたわけなんですよ。
今回、間延びしてる星っていうのがどういう動きをしてるのかっていうのを、めちゃめちゃ高性能な宇宙望遠鏡と、
さらに地上での計算。つまりこういう星ができて天の川銀河の中にいたら、6億年、7億年でこれぐらい星は伸びするだろうみたいな。
っていうような予測で計算結果をやってあげた結果ですね。
なんと、本当は日和達星団はそこに固まっていて、少しびなって伸びてるだけかなと思いきやですね。
なんと、60光年分ぐらい広がっていたところが、さらに10倍とか20倍とか10倍とか100倍とか、もっと縦方向にめちゃめちゃ伸びていたっていうような研究結果が出てきたわけなんですね。
つまり、まずそもそも思っていた真伸びの仕方よりもかなり外側にグーッと広がってるような伸び方っていうのをしていたと。
数千光年ですね。数千光年伸びていたと。前後に。
なので、かなり細長い星団になっていたっていうことが分かったと。
さらに、数千光年離れてる場所ももともとは日和達星団から引きちぎられて飛んでいった星だと思われているわけなんですけど、
その星の量がですね、進行方向のほうが多くて、進行方向と逆方向の星のほうが少ないというような研究結果が今回明らかになったんですね。
なので、本当は前後に均等に伸びていると思いきや、前の方にだけすごい星があると。
これどういうことかっていうと、この6億年から7億年の間に何かしらの物体がその星団を後ろから前に向かって突き抜けたことによって、
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星がより押し出されたような感じで、星団の星っていうのが吹き飛ばされたんじゃないかっていうのが今回の研究の考察として明らかになったわけですね。
なので、この6億年か7億年の間に何かしらのめちゃめちゃ大きいものがぶつかった。
これが今いろいろ周りを探してるんですけど、そんな星を大量に吹き飛ばすような物質っていうのは、私たちの太陽系の近くに存在しないんですね。
つまり存在しないはずの大きい物質っていうのがその星団を貫いたと。
これが私たちが目に見えないけど実際に存在してると思っているダークマターだったりとか、そういう目に見えない何かのお話につながってくるんじゃないかなっていうふうな結論付けがされてます。
なので、宇宙はまだまだ知らないことがたくさん。
で、だんだんこういうふうに目に見えないもののお話っていうのが盛んになってくるんじゃないかなということで、皆さんはこういうホットなお話ししっかり抑えておいていただければなと思っております。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。