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2020-12-08 08:16

60. 綺麗な星団に太陽に似た星がたくさんあったハナシ

ぜひググってほしいヒアデス星団の中に、太陽に似た星がたくさん見つかりました!

宇宙人が見つかるのも時間の問題!?


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元論文

https://arxiv.org/abs/2006.04669


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始まりました、佐々木亮の宇宙話。普段国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けいたします、こちらのポッドキャスト。
今日はですね、綺麗な星団の中に太陽に似た星がめちゃめちゃたくさん見つかりましたっていうような最新の研究を紹介していきたいと思います。
最近流行っている、天文の業界とか宇宙の開発で結構流行っているのが、地球に似た星を探しましょうと。
地球に似た星を探すにはまず目印として、太陽に似ているような星っていうのに注目していくっていうような流れなんですね。
なので、惑星を探すっていうだけじゃなくて、新しく星もたくさん探していこうっていうような流れも結構主流になってきているので、今回はそちらのお話をしていくので、ぜひ最後まで聞いてください。
今日研究どんなことをやっていたかっていうと、今日は基本的には投稿論文、雑誌に載せるような論文の記事の編集作業ですね。
これがようやく終わりが見えてきて、今回の作業でほとんど終わりになるのかなと。
一個ちょっと問題を抱えているので、それだけ解決したら、また白紙論文の制作に戻りって感じですね。
今日指導教授と話して、白紙論文の締め切りというか、発表会みたいな審査会の設定等をして、もう本当にラストスパートだなというところです。
もう少しアクセルを上げていかないとまずそうだなっていうところで、ここからちょっと忙しくなりそうですが、頑張ってポッドキャストも更新していきたいと思います。
そんな感じで結構、もしかしたら声が若干ガラガラしているような感じに聞こえるかもしれませんが、これはもう単純な寝不足等ですね。
若干体調が悪くなっておりますが、そんなことも言っていられないので、ガンガンやっていこうと思います。
ということで、今日の本題に入っていきましょうか。
今日の本題は、きれいな星団の中に太陽に似た星がめちゃめちゃ見つかったぞっていうような研究ですね。
この研究、どんなきれいな星団というところから入ると、まずヒアダス星団って皆さんご存知ですかね。
これ調べてみると、ググってみてください。ヒアデス星団ですね。
ググってみると、本当にきれいな星の雲みたいなのが見えて、もう正直天の川とかそういうのより全然きれいなんじゃないかなって思うようなものなので、ぜひ一つ調べてみてみるといいかなと思います。
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この星団っていうぐらいですから、星の団なんですね。星の塊。
そこを見てあげれば、単純に星の量がたくさんあるので、いろんな星を見つけられるっていうところでターゲットに選ばれたんでしょうね。
それに使うのがGAIAと呼ばれる衛星です。
GAIA衛星、実はこれまで紹介してきた研究でも何度も使われている衛星で、
2018年に打ち上げられた宇宙望遠鏡、人工衛星に乗せられた望遠鏡で、もうこいつがすごく目がいいんですね。
本当に過去最大級に目が良くて、こいつのおかげで新しい星が見つかったり、あとは地球から星までの距離みたいなのも新しくどんどん計算し直されて、
宇宙の相関図みたいなのが若干書き換えられ始めているというような結構すごい人工衛星になるんですが、
そいつが今回このきれいなヒアダス星団っていうのを見てあげたときに、
知ってる星、知らない星含めて1066個の星を一気に見つけたというような発見がありました。
ただ一箇所の星団を見ているだけで特に狙ったとかいうのではないですね。
それでその1066個のうち、太陽とだいたい同じぐらいの温度、もしくはちょっと暑いぐらいの星ですね。
これどのぐらいかというと、大体太陽の温度っていうのが5000度から6000度ぐらい、
5700度ぐらいからそれよりもちょっと暑い6500度ぐらいまでの星っていうのが、
その1066個のうち72%も占めているというような感じの発見がありました。
で、その一方で太陽より少し温度が低い星ですね。
4000度とか3000度とかそのぐらいの星っていうのが全体の22%。
暑い星が72%で、太陽よりちょっと温い星っていうのが22%ですね。
で、これこうなるとやっぱり暑い星の方がいいのかなってなると思うんですけど、
ちょっと暑い星はやっぱり私たちの太陽でも十分暑いじゃないですか。
なので実はあんまり注目されていなくて、注目されているのはこの温度の低い星たちですね。
温度の低い方っていうのはM型星とか言われたりするんですけど、
そこの周りに地球みたいな生命が住める可能性のある惑星、
ハビタブルゾーンとか呼ばれるその惑星生命がいそうな惑星みたいなのをめちゃめちゃ調べられているというところで、
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今回の研究も次のそこの探査の指標になるようなものになるんじゃないかと思われますね。
でもこの太陽よりちょっと暑い、ちょっとぬるいみたいなのも含めても、
1066個中1002個、90何パーセント、94、5パーセントですかね、
はこの太陽に似てるっていうところで、
こんだけの割合、このぐらいの星があると。
新しく上がった宇宙望遠鏡でこれだけ見つかったというところで、
もっと見えてない星とかっていうのがどれぐらいあるのかなっていうのも、
今後の研究の広がっていく方向ではないかと思われます。
それにしてもちょっと範囲が広くても太陽に似てる星がこれだけあれば、
個人的には宇宙に生命体とかいてもいいんじゃないかななんて思いますけどね。
これは奇跡の星って言われるぐらいの地球ですから、
いろんな条件が重なってようやくできるとなってくると、
宇宙全体で見てもなかなか難しいのかもしれません。
今後は地球外生命体探したいみたいな研究もありますので、
そこらへん期待していければいいかなと思っております。
ということで今日はきれいな星団の中に、
太陽っぽい星がたくさん見つかったっていうような研究を紹介いたしました。
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皆さんよろしくお願いします。
それではまた次回お会いしましょう。さようなら。
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