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はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。こちらのチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、チェリーさんの提供でお送りしております。チェリーさんどうもありがとうございます。
こちらの冒頭で読んでいるスポンサー枠についてはですね、オンラインショップ天文屋で販売しておりますので、天文屋ベースで検索してみてください。
興味ある方はぜひよろしくお願いします。
ということで、本日は宇宙の果てで広がる少子化問題という、ちょっとキャッチーな名前でお話ししていこうかなと思ってます。
こんな感じのタイトルつけましたけど、実際にどういう話をするのかっていうと、
宇宙の遠い宇宙にある銀河がたくさん集まっている、銀河団と呼ばれる領域ですね。
その銀河団と呼ばれる領域で、星が生まれるペースが何億年もかけて結構変わってくる。
最近になってくると、それのペースがどんどん落ちてるっていう証拠が実際に出ているので、
それのお話を今回はしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただけるといいかなと思います。
ということで、毎日恒例の緊急活動報告になりますが、
ちょっと最近、仕事関連というか、わりと真面目な話を多めにしていた感じがしたので、
ちょっと最近の体調面のお話なんかしてみようかなと思いまして、
たぶんポッドキャストで話してたと思うんですけど、
白紙論文、私3月に白紙を取って、それの追い込みが1月、2月ぐらいにあったんですよね。
本当にしんどくて、気になる方はその頃のリアルな声を、
だいたい数十話とかですかね、100話とか、そこらへん聞いてくださったらわかると思うんですけど、
しんどくて、ちゃんと寝ててちゃんとご飯食べてるのに、1月で4,5キロとか痩せてたんですよ。
やばいなと思ってて、悔しいので、この白紙論文全部解放されてから、3月から4月にかけてぐらい。
週5,6とかでジム行って、無理やりご飯もお腹にねじ込みみたいな生活をしていましたところですね。
逆に1ヶ月で同じぐらいの体重に戻せたっていう感じなんですよね、今。
そもそもだから自分がストレス痩せするタイプだっていうのもわかってなかったですし、
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それが白紙論文で得た成果の一つでありますね。
あとは、やっぱり運動が一番大事なのかなと思います。
この白紙論文で追い込まれていた頃は、もうジムに行く余裕すらなかったので、
完全に休憩した状態にしていて、
本当に朝から晩まで研究して、飯食って寝てみたいな作業をしてたので、
このぐらい毎日ジムに行くぐらいの余裕がある健康的な生活のほうが確実にいいんだろうなと。
そのぐらい動くのは全然体力的には問題なくて、
ただもうちょい前とか24とかの頃、
就職過程で研究していた頃とかは、朝3時とか4時とかにサーフィンに行って、
その後昼間は大学でずっと研究して、夜バイトするみたいな生活をしてたんですよ。
それぐらい無尽蔵な体力があった、その頃をどうにか取り戻したいと。
いろいろ仕事しながら、今もありがたいことにいくつか仕事のお話いただいたりとかで、
本当にポッドキャストとか回せると何個並行して進めてるんだろうみたいな。
これは別に仕事だと思ってないんですけど、
なのでそういうところ全部もこなしたいので、
そうすると無尽蔵な体力が一番今欲しいっていうところで、
どうにかジムで無尽蔵な体力を取り戻そうと、今古今奮闘中という感じですね。
とりあえず体重とかはもう取り戻せたので、貧弱そうな体は若干抜け出せたかなと。
ここからもっと強そうな感じになっていこうかなと思ってますので、
YouTubeでその過程でも覗いてみてください。
ということで、それでは本題に入っていきましょうか。
今日の本題は、宇宙の果てで広がる星の少子化問題というお話をしていきたいと思います。
冒頭でも話した通り、今日注目するのは銀河談と呼ばれるものですね。
これどういうものかっていうと、
宇宙には銀河と呼ばれる真ん中にブラックホールがあって、
その重力に引っ張られるような形で、星が例えば渦を巻いているだとか。
これ私たちも同じような状況ですね。
天の川銀河っていうのがあって、
夏の夜空に見える天の川っていうのは、銀河の中心の星がいっぱい見える方向がちょうど夏に見えるから、夜空に帯ができているように見えるんですね。
そんな銀河に所属している私たちなんですけど、
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こういう銀河と呼ばれるものは、宇宙の中にたくさん見つかっていると。
そんな中で、さらに銀河同士が一箇所に集まって、また一つのコミュニティじゃないですけど、
一つの塊を作り出している領域っていうのがあるんですね。
それを銀河談と呼びます。
銀河談っていうところの研究っていうのはこれまでいくつかされていて、
そんな中である一つ現象が見つかっている。
銀河談っていうのが、たくさん銀河が集まっている中で、
中心にある銀河、固まっている銀河の中で中心にあればあるほど、
星っていうのがその銀河の中で作られにくくなっている。
逆に銀河談の中の端っこの方の銀河っていうのは、
割とハイペースでその中で星を作り続けてる、なんていうような感じで、
銀河談っていう一つの塊になったときに、真ん中のほうと外側のほうで、
星を作るペースっていうのが全然違うっていう結果がわかったんですね。
これがいわゆる少子化と今回題名付けてるわけなんですけど、
銀河の中で星を作ることができるときとできないときに、
どんな違いがあるのかっていうのを、天文学者たちが調べてあげたと。
今回注目した銀河談と呼ばれるものは、
地球から94億光年離れた場所にある銀河談っていうのを、
すごい性能のいい望遠鏡で観測してあげたと。
そうすると、今回使った望遠鏡で、
それぞれの銀河の中にあるガスの量っていうのを調べることができたんですよね。
最近よく音声配信でも話してる通り、
星っていうのはガスとか塵の中で、
そいつらがくっついてできるっていうのが星なわけですね。
なので、そういうガスの存在っていうのは非常に重要。
にもかかわらず、銀河談の中心の銀河の中には、
そういう星を作るようなガスが少なくて、
外側はそのガスがまだ未だ残ってると。
この差ってどうやってできてしまうのかっていうところを考えていったときに、
今回の研究である一つの結論にたどり着いた。
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それは、銀河談って実はすごい高温のガス、
めちゃめちゃ温度の高いガスで、銀河が集まってる領域全体が覆われてるんですね。
その温度っていうのもだいたい1億度とかいうようなすごい熱い、
めちゃめちゃホットなガスで覆われてる銀河談があって、
その銀河談っていうのは銀河がたくさん集まってるからめちゃめちゃ重力が強いんですよ。
なので、一つ一つ銀河が集まってきて何億年も経っている間に、
近くにある他の銀河っていうのをどんどん吸い込んでいって大きくなる。
そんな特徴を持ってるのが銀河談なんですね。
それが言ってしまえば、その銀河談の中の古参組、古くからいる銀河たちは最初からいて、
なおかつ高温のガスを発生させたりして、どんどん自分たちのガスを使い切ってしまうと。
なおかつ新しく入ってきた銀河たちっていうのは、
まずその高温のガスに自分自身の銀河の中で持っているガスが弾き飛ばされて、
それが段々期間が経つにつれて、どんどん弾き飛ばされて、弾き飛ばされて、
星を作る材料である銀河の中の材料っていうのがどんどんなくなっていってしまう。
というところが、星の少子化問題っていうところを発生させる要因になってるんじゃないかというのが、
今回の研究で明らかになりましたね。
実際に人間の世界でも、発展途上国とかの方はどんどん人口が上がっていきそうな感じがあるけど、
先進国と一般的に言われるような国では、日本をはじめどんどん少子化になってくると。
それも面白いですよね。経済の中心に入っていけばいくほど少子化になっていくみたいな感じと、
実は遠くの宇宙、90億年も先にある銀河団の中で見えてる、
星が生まれにくくなるっていう少子化現象というところ、
少し似てるような感じもして、面白いなと思った研究内容でした。
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ハッシュタグ宇宙話、宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、
じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
ではですね、久しぶりにTwitterでいただいているコメントを読み上げさせていただこうと思います。
Twitterネームあやなさんからいただきました。
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ブラックホールのガスと水性のお話、前回の2回分ですね。
動画も拝見しました。これから楽しみですね。
ブラックホールや周り、ブラックホールやは周りやガスを見て測るのですね。
水性の動画も見させていただきます。
ポッドキャストとYouTube、両方とも見ていただけているようで、すごい嬉しいなと思いますね。
これからは研究も落ち着いて、少し時間ができているので、
そういういろんな発信の仕方をしていこうと思っているので、
ぜひ皆さん、YouTubeとかもチェックしてみていただけると嬉しいです。
週に2回ぐらいは上げていくのかな。
音声とは違う画像とかを見せながら、身振り手振りもつけながらやっていっておりますので、
ぜひチェックしてみていただけると嬉しいです。
YouTubeチャンネルも佐々木亮の宇宙話となっておりますので、ぜひよろしくお願いします。
それではまた明日お会いしましょう。さよなら。