1. 佐々木亮の宇宙ばなし
  2. 177. 太陽系の端っこを探せ!..
2021-04-04 11:44

177. 太陽系の端っこを探せ!!のハナシ

太陽系の端っこってどこ!?

海王星とか冥王星なんて近い!!まだまだ遠くがあるんです。


本日の放送は『カラフル』さんの提供でお送りしております。


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00:04
はい、始まりました。佐々木亮の宇宙話。このチャンネルでは、天文学で博士号を取得した私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
この放送は、カラフルさんの提供でお送りしております。カラフルさんどうもありがとうございます。
ということですね、今日は、太陽系で最も遠い星が発見されたというお話をしていきたいと思います。
こちらですね、これまで、太陽系って、皆さん想像する中だと、惑星がただ水、金、地下、木みたいな感じで続いていると思うんですけど、
そうではなくて、実は太陽の重力に引っ張られて周りを回っている星っていうのは、もっとたくさんあるんですね。
そんな中で、この惑星とは呼びきれないような、いわゆる純惑星なんて呼ばれるものがたくさんあって、
その中で太陽系で最も遠い星、これが見つかったというお話をしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いいただければなと思います。
ということで、毎日恒例の緊急報告、活動報告から入りたいと思うんですけど、
今日はですね、昨日お話しした通り、バイリン・ガリレオっていうポッドキャストチャンネルのお二人と都内のワイナリー計画兼ワイン会みたいなのをしてまいりました。
このお二人ですね、自分がポッドキャストのコラボをさせてもらったりとか、たぶん確かポッドキャスト始めた時期とかも大体同じぐらいなんですね。
お互い今まで半年ちょっととか続けてきて、バイリン・ガリレオさんのほうが結構科学ポッドキャスト1位とか取る可能性というか回数も結構多かったりして、
そこに自分がどれだけたまに食い込んでいけるかみたいなところで自分は勝手にライバル視させてもらってるんですけど、
すごい楽しかったですね、本当に。
普段あんまりやっぱポッドキャスト、人のを聞かせてもらってるけど、直接配信者の方と会うっていうことは実はなかったんですね。
聞かせてもらったり、あとオンラインで話したり、実際にコラボもしてるんで、話すのは初めてではないんですけど、
やっぱ直接会うっていうのは雰囲気若干違うじゃないですか。
でもやっぱり声に馴染みがあるからなのか、すごく最初に面と向かって会った時の壁をあんまり感じないというか、
これすごいポッドキャストのいいところだなと思ってて、やっぱり人の声って毎日聞いてるとだんだん耳に馴染んでくるというか、
馴染みが出るっていうところが一番大きいと思うんですね。
03:00
そうすると勝手に親近感じゃないですけど、やっぱ湧くんですよね。
このポッドキャスト聞いてる方も自分に親近感なんて湧いてくれてたらすごい嬉しいなと思いつつ、
今日はそんな感じで最初からすごく壁を作らずいろいろお話できたなっていうのがすごい楽しかったです。
始めた時期一緒で、実際始めてみてどうだったとか、
このポッドキャスト面白いよねとか、こういうふうにこの先やっていきたいよねみたいな話とかもガンガンしていたんですけど、
落ち着いて音声も収録するような場所っていうのは特になかったので、コラボ配信みたいなところはまた今度一緒にやりましょうというような感じですね。
本当にただの雑談になっちゃうので、そこは逆に収録しなくてもよかったんじゃないかなと思います。
ただやっぱバイリンガリレのお二人、まおとさんときやのさんめちゃめちゃ素敵な方なので、皆さんもどんどん聞きに行っていただけたら本当に嬉しいですね。
なので、価格ポッドキャストこれからもどんどん一緒に引っ張っていきたいなと思ってるので、バイリンガリレのお二人ついていきます。
ちょっとたまに抜かします。頑張りましょう一緒に。
ということで、こんな感じでポッドキャスト界隈で触れ合う機会も増えてすごくやる気に満ち溢れておりますというところです。
では早速今日の本題入っていきましょうか。
今日の本題は太陽系の最も遠くで見つかった星っていうお話していきたいと思います。
こちらですね、今まで太陽系で聞くと、単純に大きい惑星とかそういうのばっかりイメージする方がほとんどだと思うんですね。
どういうことかっていうと、太陽が真ん中にあって、その内側から水星、金星、地球、火星、木星みたいな感じで順番に大きい惑星が並んでいて、
それがいわゆる太陽系なんていうふうに呼ばれてるじゃないですか。
これ水、金、地下、木、土、天、海、で海洋星が一番遠くにあると。
今の中学生とか高校生はもしかしたらその遠くにある海洋星の外側に冥王星なんて言われてた惑星があることはもしかしたらもう知らないのかもしれませんが、
そんな感じであったと。
で、こういうふうに登録されたり、太陽系の一部だよとか、違うよみたいに言われる中でですね、
私たちが言う惑星以外にも純惑星とか呼ばれるような、もっとちっちゃい惑星っていうのが太陽の重力につかまっていろいろ回っていたりするわけですよ。
なので、とにかく太陽に、太陽の重力につかまっている天体は大きいやつだけじゃないと。
06:03
で、じゃあ太陽系の一番外側の天体、太陽の重力につかまっていて、周りをぐるぐる回っているやつって、
一体どのぐらいまで遠くに太陽系の星ってあるのかっていうのが、結構研究者が探していきたい問題の一つであるわけなんですね。
こういうのにはいくつか理由があって、やっぱりここでも何度か話させていただいている通り、
太陽系がどうやってできたのか、太陽系ができるタイミングがどうだったのかなんていう歴史を知りたいっていうところが一番大きかったりするんですよ。
なので、そういう近くにある小さい純惑星みたいなものが遠くにあったときにどういう状況で残っていたりとか、
あとは他の惑星の影響を受けて変な動きしてるんじゃないのとかっていうのも、やっぱり研究者としては知りたいところの一つであると。
なので、太陽系の端っこにあるような惑星を見つけたいっていうところで、
日本がハワイに所持しているめちゃめちゃ性能のいいスバル望遠鏡というのを使って、そういう天体を探してあげたと。
そうすると、なんと今まで見つかったことないようなすごく遠くを回っているファーアウトって呼ばれる、通称ファーアウトですね。
正式名称は2018VG18っていうわけわかんない名前をしてるんですけど、そんな惑星っていうのが太陽系の外側を回っていることが今回明らかになったんですね。
このファーアウトちゃんと呼ばせていただきましょう、相性としてね。
ファーアウト、遠くでアウト、めちゃめちゃ遠いみたいなことでしょう。
で、それがどれぐらいの距離を回っているかっていうと、だいたい楕円形で回ってるんですね。丸が潰れたような形です。
そうすると、このファーアウトちゃんは、なんと、太陽から175天文単位。
この天文単位っていう話、みんなだんだん宇宙の話に慣れてきたと思うんで話し入れておくと、
1天文単位っていうのは、地球から太陽までの距離だと思ってください。
この1天文単位っていうのがあった中で、今回のファーアウトちゃんは、175天文単位なんですね。
これどれぐらいかっていうと、一番遠くの太陽系の惑星と言われている海洋星ですね。
海洋…違うか。冥王星か。今は亡き。若い子にはわからないかもしれない。冥王星と太陽の距離のさらに遠く、だいたい5倍とか6倍とか離れているような天体が見つかったっていうのが今回のお話ですね。
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ただ楕円型、丸が潰れたような形で回っているので、一番離れたところで大体、太陽から冥王星の距離の5倍とか6倍とかになっていて、
最も近いところで言うと、27天文単位と海洋星よりも近づいていくっていうような、まか不思議なというか、すごくギュッと潰れたような楕円の形で太陽の周りを回っている天体だったっていうのが今回わかったですね。
その回っている天体の大きさもだいたい直径が400キロぐらい。これもピンとこないと思うんですけど、400キロっていうのは月がだいたい3000キロとかなので直径が。
なので、大体10分の1とか9分の1ぐらいの大きさのやつが海洋星の内側からさらに冥王星までの距離の6倍とかのところをぐるぐる回っているっていうような感じですね。
ただ、今回こういうふうに太陽系の中で一番遠くまで回るような星っていうのが見つかったわけなんですけど、こういうような星、あくまでもこれは氷山の一角であろうと。
なので、このぐらいの星っていうのは今後、日本が持っているスバル望遠鏡っていうのの性能がどんどん上がってきたり、また今後新しい望遠鏡ができてきたときにはこの規模の太陽系の惑星っていうのはたくさん見つかってきて、
最終的に太陽系がどこまで広がっているのかっていうところに決着がつくときが、実はそんなに遠くないのかもしれないっていうようなお話でした。
ということで、今日は太陽系の中で最も遠い星が見つかったっていうお話をしていきました。
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それではまた明日お会いしましょう。さよなら。
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