00:05
始まりました、佐々木亮の宇宙話。
この番組では、普段国の研究機関で天文学の研究をしている私が、毎日最新の宇宙ニュースをお届けしております。
今日の放送は、ポッドキャスト配信グループ、そんないプロジェクトさんの提供でお送りしております。
そんないプロジェクトさん、どうもありがとうございます。
こちらのプロジェクトのURLはですね、概要欄に貼っておきますので、ぜひチェックしてみてください。
ということで、今日は宇宙の、しかも私たちがいる天の川銀河の中心のお話をしていきたいと思います。
私たちは天の川銀河という一つの銀河の中に所属しているのが地球で、
そんな天の川の中心というのは、なかなか星ができにくい、星が生まれにくい環境だということが今まで指摘されていた
そんな現象が今回新しい観測によって覆り始めているという、結構時代の転換期みたいなことになっているので、
ちょっと重要だと思ったので、そちらのお話を今日はしていきたいと思いますので、ぜひ最後までお付き合いください。よろしくお願いします。
ということで、緊急報告、活動報告になりますが、
今日からまた新しくスポンサーワークですね、新しいチャンネルに変わりました。
今回、損ないプロジェクトの方々からのご支援ということで、
特に損ない理科の時間っていう価格ポッドキャストチャンネルがあるんですけど、
そちらはですね、自分がポッドキャストを始めるときにこういうのがあるんだっていうのを勉強させてもらったチャンネルでもありますし、
あとはクラブハウスとかだったりでお話しさせていただいて、
ポッドキャストのアドバイスをいただいたりとか、何かとお世話になっているチャンネルなんですね。
なので、この企画に賛同してスポンサーワークを購入していただいて本当にありがとうございますという感じです。
なので、皆さんぜひURLから飛んでみていただけると嬉しいです。
でですね、そんな感じでありつつ、
昨日の夜中、先日やった月1、異なりのポッドキャストの配信がスタートして、
アフタートーク配信がスタートして、それの感想とかがいろいろいただけてすごい嬉しいなと。
で、そこからまた新しくコラボレーションというところも見えてきたのかなっていうところで、
自分もここから毎日配信していってね。
9月30日、31日のポッドキャストの日というのを盛り上げていけるような、
魅力ながら貢献できるようなチャンネルになればいいななんて思ってます。
そんな中で、ポッドキャストを盛り上げるっていう意味も含め、
03:02
個人的な活動として宇宙をメインにした、ちょっと英語圏向けのメディアっていうのを作り始めようというのがあって、
今日一緒に始めようとしている友人と軽い打ち合わせみたいなのをしました。
この一緒に始める友人はですね、中学からの同級生になっていて、
全く自分のできないことばかりできる素晴らしい友達でして、
自分は今まで理系の研究ばっかりやってきた中で、
彼はデザイン系とか、基本的にセンスがいいと言われる類の友達ですね。
本当にそういうデザインとかものをよく見せたりとか、
そもそもあとは絵とかも描けたりとかっていうところで、
そういうところと組み合わせて、今までにない、なおかつ言語の壁を越えれるような
宇宙配信というのを一撃一撃、結構面白く作り上げていけたらなという話をしています。
どこまで頻繁に、どれだけたくさんの動画とかメディアというのを出せるかわからないですけど、
そういうところをやりながら、日本国内だけじゃなくて、
海外の宇宙興味を持っている人たちもどんな反応をするのかというのを非常に楽しみにしています。
ここでですね、ポッドキャストだとどうしても音声だけだと伝わりきらないというか、
イメージしづらい部分があったりしたら、それが映像としてわかる。
なおかつ英語の勉強もできるみたいな、一石二鳥三鳥みたいになりそうな、
一種ランディングページみたいなものになるようなメディアというのを、いくつかリリースできればなとも思っています。
なのでポッドキャストを聞きながらそれを見るとか、
あとはポッドキャストを聞いた後にその動画を見るから余計面白い、
なんていう立ち位置まで作れたら非常にいいなと思っているので、
こちらはぜひお楽しみにしていただければなと思います。
確実に今までない宇宙関連ないしは科学関連のメディアの見せ方というところを今考えていますので、
お楽しみにしていてください。
ということで今日はちょっといろいろ話しすぎましたね。
では早速本題に入っていきましょうか。
今日の本題は天の川銀河の中心にある、
中心で星が生まれやすいのかどうかというところの歴史が覆り始めているというお話をしていきたいと思います。
今日の話は結構知っていたら2だなと思われる話でもあり、
なおかつ今後天文学の中で常識がもしかしたら変わってくるかもという非常に面白い研究になりますので皆さん要チェックですね。
06:02
最近結構また多く紹介しているのが、
星がどうやって生まれるのか、そしてその星ができる場所の特徴ってどういう感じなのかなんていう話、
結構頻繁にさせてもらっていると思うんですね。
今回は天の川銀河、この私たちって太陽系と呼ばれる太陽の周りを回っている地球にいるわけですが、
この太陽系自体も天の川銀河と呼ばれる銀河の一部に所属しているんですね。
なので太陽の周りぐるぐる回っているとかいうだけじゃなくて、
ある大きいブラックホールの周りにぐるぐる回っている星たちのほんの一部なのが私たちのこのいる環境だという状況があり、
そんな状況の中、天の川銀河っていうのの中心の方向ですね。
天の川銀河の真ん中の方向っていうのは真ん中の近い部分っていうところの環境に注目すると、
そこで星っていうのは生まれない、生まれにくいっていうような特徴があることがわかっていたんですね、過去の研究で。
これなんで天の川銀河の中心で星が生まれにくいのかっていうと、
その場所に天の川の周りの星とか中心のブラックホールとかが作るようなすごい乱れた場所、
星の塵とかの流れが強かったりとかっていうような真空だけど物の流れっていうのは実際に宇宙でもあるので、
そういった乱れた流れ、乱流っていうんですけど、そういうのが非常にあると。
そうすると結局星っていうのは周りにあるガスとかチリとかが一箇所にギュって集まって、
そいつらがお互いの重力によってくっつき合って一つの星の塊を形成するっていうのが、
一般的に知られてる星の生まれ方なわけなんですけど、
そういう乱れた流れた場所にあると、なかなかその塊っていうのができづらい。
なのでなかなか星ができないっていうような課題を抱えているのが天の川の銀河の中心部分のお話ですね。
なので今まではなかなか星ができてそうな雰囲気っていうのは全く見つけられなかったわけなんですけど、
今回この北立天文台が所有しているアルマ望遠鏡、これ何回か最近出てきてますね。
ぜひググってみてください。アルマですね。アルマ望遠鏡。
この世界で最強クラスの感動を持ったこの望遠鏡を使って見てあげたところですね。
なんとその星ができそうなガスの塊、これが天の川の中心方向で、
09:00
なんと800個発見されたという研究結果が出てましたね。
さらにその中ではガスの塊があるとそこで星が生まれる可能性があるんですけど、
実際に星の作り出し、星が作られ始めてるなっていうのが分かる兆候っていうのが、
そのうちのさらに43個から分かったと。
つまり今まではそういうガスの塊すらできそうにないよねみたいなのが天の川銀河の周りの特徴だと思われていたんですけど、
そんなことはなくて実際は800個超えるようなガスの塊が見つかっている。
なおかつそのうちの43個に関しては星がもう本当に作られ始めてる現象が見えてるよっていうお話でした。
なので天の川銀河の中心で今後若い星がボコボコボコボコいきなり現れるなんていうことも期待されてるわけですね。
ただ今回大事なのはそういう未来的に星の誕生がバカバカ出るのかっていうことではなくて、
この今まで天の川銀河で当たり前だと思われていた星がなかなか生まれにくい環境であるっていうところの常識が覆り始めてる。
っていうところを抑えておいていただければ、
宇宙が好きな方と話したときにかなり面白い話ができるんじゃないかなというところでぜひ覚えておいてください。
今日の話も面白いなと思ったらお手元のポッドキャストアプリでフォロー、サブスクライブよろしくお願いいたします。
番組の感想や宇宙に関する質問についてはツイッターで募集しております。
ハッシュタグ宇宙話。宇宙が漢字で話がひらがなになっておりますので、
じゃんじゃんつぶやいていただけると嬉しいです。
それではまた明日お会いしましょう。
今日も11分でした。明日も10分頑張ります。さよなら。